リチャード・クルーガー

登録日:2014/04/28 (月) 00:47:16
更新日:2021/02/08 Mon 21:20:32
所要時間:約 5 分で読めます





どうせまた会うんだ。地獄の底でな……




スーパーロボット大戦UX』の登場人物。
デザインはChiyoko


■リチャード・クルーガー


年齢:30代後半
階級:少佐
CV:小杉十郎太
搭乗機:
オルフェス
戦闘曲:
闇を斬る影

非合法傭兵組織アンノウン・エクストライカーズ(通称UX)の隊長。一人娘のサヤ・クルーガーを連れて各地を転戦している。
普段は飄々としていて掴み所のない性格だが、傭兵としての腕は確かで、前線指揮官も兼任する程の洞察力に優れている。
自身を「カネで人の命を売り買いするろくでなし」と呼んでいるが、長きに渡る戦歴から培った信念と、傭兵である故に誰よりも「命」の重みを理解しているからこそ言えるであろう。
その生き様と意志はアニエス・ベルジュ(以下アーニー)にも受け継がれ、彼の進むべき道を見出すきっかけとなった。

しかしその一方で、演技力が壊滅的に下手という意外な一面を持つ。
傭兵であることを隠すために一芝居打つことも多いが、ワザとらしく思われがち。
アーニーに対して自身を「落語家で牧師の極楽亭リチャード」と名乗ったことがあるが、
彼は疑う所かその設定を本当に信じ込んでしまったため、流石に当惑するハメになった。そのせいか中断メッセージでも落語ネタが多い。

また、ファッションセンスも無茶苦茶と言っていい程酷く、サヤにスケバンの恰好をさせたりスクール水着を用意するなど、
もはや完全に自分の趣味丸出しである。ただしこれは、サヤのことを思っての行動とも言えるが…









以下、ネタバレにつき注意


























その正体は、200年前に存在した粒子加速炉搭載機のテストパイロット。少佐の階級は旧地球軍に所属していた時のものである。
奇械島でノーヴル・ディランと共に粒子加速搭載機と鉱石オデュサイトに関する研究を行っていたが、
加速し続ける「意志」の暴走に巻き込まれ、人類が滅亡した未来世界に飛ばされた。

その光景を見たリチャードは、ノーヴルの造り出した人工生命体・サヤと共に現代へ転移する。
だが実際は「宇宙の死と新生を乗り越えた次の世界」における、例の事故から数えて200年後の時代だった。
つまり、リチャード達は絶望の未来を辿った世界=前の宇宙から来た人間である。


そして、未来を変えるために払った代償は余りにも大きすぎた。


オルフェスの空間跳躍の過多と時間転移の反動により肉体は蝕まれ、「ヘル・ストリンガー」を使うだけでも身体に負担を掛けるようになってしまう。
奇械島の重力炉停止作戦を機にパイロットを退かざるを得なくなり、オルフェスをアーニーに託した後は指揮官としてUXを支えた。

しかし、第二次重力炉停止作戦で身体は遂に限界を迎え、余命半年を宣告される。
自らの死期を悟ったリチャードは、ライオットBに乗り込みアイアンカイザーと相打ちに持ち込もうとする。
そしてサヤに自分を撃つよう言うが、彼女はそれを拒絶。そこに「例え任務でも、子が親を討つなどあってはならない」とアーニーが彼女の代わりに介錯を申し出た。


フ、フフ…ありがとうよ、少尉…


その申し出を受け、感謝の言葉を呟いたリチャードはオルフェスの手刀をその身に受ける。
ライオットBの陽子ジェネレータの暴走に巻き込まれた重力炉とアイアンカイザーは消滅した。

死の間際、リチャードはアーニーに自分が守ろうとしていたものを託す。
そして、たった一人の最愛の娘に別れを告げたのだった……。


娘と、未来を頼んだぜ…

さよならだ、サヤ…




リチャードの死はサヤに深い悲しみを与え、彼女は後悔と自責の念に苛まれる。
だがアーニーの励ましを受けて共に戦う覚悟を決め、「命」の意味を知ることになった。

そして師をその手にかけてまで己の信念を貫く事になったアーニーもまた、
この出来事を機に「もう、後戻りはできない…!」という言葉の通り、リチャードと同じ仕事人へと変貌していく事になる…。




その後、死して「時空を超える意志」となったリチャードはアーニー達を導き、ユガの終焉を乗り越える。
ようやく彼は、サヤと本当の意味で「親子」になることができたのだった。


幸せにな、サヤ…

少佐…!

泣くな。お前はもう創られた命なんかじゃない。これからは一人の人間として、立派に生きていくんだ

はい、お父さん…



■関連人物

後継者。連邦時代でのスクラッグ襲撃時から関わるようになり、最終的には彼に世界の命運を託す。
なお、戦術指揮の内容もアーニーに引き継がれる(ちなみに最後の3つ目「獲得経験値10%上昇」はリチャードの時には解禁されない)
天然な性格故に、リチャードの打った芝居を本気で信じ込んでいた。

義理の娘。感情表現が苦手な上、常に任務を優先させていたため「少佐」と呼ばれている。
彼女を「命」に目覚めさせるべく行動をしてきたが、全て空回りに終わったため内心では心を痛めていた。

絶望の未来を覆すべく行動を共にした同志。
彼女から待ち受けるであろう死を告げられても、その運命を受け入れると返した。

  • ジョセフ・カーター・ジョーンズ(ジョーイ)
彼のフルネームを知った際「愛称は『ジョジョ』でしょネー!」と勝手に決めつける。
更に再会した時には「ジョースター君」「ジョナサン」と呼んでいた。
ちなみにリチャードの担当声優である小杉十郎太は、3代目ジョジョを演じたことがある。


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最終更新:2021年02月08日 21:20