極黒のブリュンヒルデ

登録日:2014/04/22 (火) 00:31:02
更新日:2021/11/30 Tue 20:04:27
所要時間:約 7 分で読めます




『極黒のブリュンヒルデ』は週刊ヤングジャンプで連載されていた漫画。
作者は『エルフェンリート』の岡本倫。


相変わらずグロ要素満載。
体がグチョグチョに溶けたり、人間が爆発したりする。しかもほとんどが女子。

ジャンルは純愛ダークファンタジーという事になっているが、どちらかというとSFが近い。


2014年4月からテレビアニメが放送された(全13話)。



【あらすじ】

子供の頃に事故で死なせてしまった幼なじみの女の子のことが忘れられない高校生・村上良太は、彼女との約束「宇宙人が存在することの証明」を果たすべく、天文部に在籍し毎日夜空を見上げ探し続けていた。

ある日、良太の前にその幼なじみと瓜二つの転校生・黒羽寧子が現れる。
しかし、彼女は自分を「魔法使い」だと語った…。

「魔法使い」は研究所で手術や薬により肉体を改造され、様々な特殊能力を持つが、鎮死剤を毎日1錠飲まなければ死んでしまうという。
「研究所」から逃げ出してきたという彼女を回収するため、次々と追跡者が差し向けられる。

迫り来る高位の魔法使いと鎮死剤の枯渇、あらゆる死の恐怖が迫る中で彼女と良太が選んだことは・・・。



【登場人物】

◎天文部

  • 村上良太(むらかみ りょうた)
CV.逢坂良太/佐藤利奈(幼少期)

主人公。幼馴染への思いからNASAの研究員を目指す高校生。天文部部長。
幼馴染のクロネコに一途な想いを抱き続け、彼女と瓜二つな寧子を守るために研究所との戦いに身を投じることになる。
瞬間記憶能力の持ち主。一度見たものを完全に記憶できる上に記憶操作の魔法でも消すことが出来ない。しかしその分幼少期にクロネコが命を落としたときのことも鮮明に記憶してしまっており、二度とこんな悲劇は起こさせないという強迫観念に近い思いと、持ち前の分析力によってどんな窮地に陥ろうとも諦めることがない。心が折れたと見せかけての「この程度では諦めない」の流れはもはや定番。
そしておっぱい星人。貧乳に金を払う価値はない。

  • 黒羽寧子(くろは ねこ)

ヒロイン。研究所から脱走してきた魔法使いの一人。Bランク。金を払う価値のあるおっぱい。
良太の幼馴染のクロネコと瓜二つの容姿を持つ。
使用する魔法は「破擊」。目の届く範囲のものを破壊するという魔法だが、破壊出来るのは無機物のみで生物を直接破壊する事はできない。
代償として使用するたびに何かしらの記憶を失う。大抵の場合はどうでもいいこと(昨日食べた夕食のメニューとか)を失うだけだが、運が悪いと重要な記憶を失ってしまう事がある。まともな教育を受けていなかった上にこの代償があったせいで当初は九九も出来ず、「今」を「ヘラ」と読む様な酷過ぎる学力だったが、頭が悪いわけではない。というかむしろすごくいい。

良太に対しては命を救ってもらった事をきっかけに好意を抱くようになり、他の女子といい雰囲気になっているのを見ると魔法が暴走して周囲のものを破壊してしまう。
クロネコと同一人物なのかは不明。クロネコの脇の下にあった三角形のほくろと同じものが胸にあり、失った記憶の中には良太らしき少年の姿も確認できるが、それでも彼女とクロネコを同一人物と断言していいのかは分からない。何故なら魔女の正体は…
現在はBランクだが、元々は「ヴァルキュリア」と呼ばれるSクラスの魔女だったらしい。

  • 橘佳奈(たちばな かな)

研究所を脱走した魔法使いの一人。Bランク。口は悪いが根はいい子。
使用する魔法は「予知」。数秒後から2日後までに起きる人の死を予知できる。的中率は100%だが、行動によって未来を変化させることが可能。
代償として神経に多大な負担が掛かり、全身不随の状態で自分では全く動けない。ただ、左手の指は動かすことが出来るためキーボードを介して人工音声で意思疎通ができる。しかしそんな状態なのに普段着はゴスロリ。なんでも本人の趣味らしい。

実は動こうと思えば動けるらしいが、その場合寧子が死ぬらしい。
咀嚼ができないが飲むことは出来るので、食べ物はミキサーにかけて食べさせて貰っている。

  • カズミ=シュリーレンツァウアー

研究所を脱走した魔法使いの一人。Bランク。金を払う価値のないおっぱい。
関西人とオーストリア人のハーフという設定でドイツ語に堪能。普段は関西弁だが父親から覚えたもののため一人称は「うち」ではなく「私」。
がめついようでいて仲間思いのいい子。
口を開けば下ネタばかりだが、実際は処女。が、良太への好意を自覚してからは童貞を貰おうと画策している。まあ彼女が生き急いでいる理由を考えると笑ってもいられないのだが…
使用する魔法は「操網」。素因数分解を可能にし、あらゆるコンピューターのセキュリティを無効化できる。
名字の元ネタはスキージャンプ選手のグレゴア・シュリーレンツァウアー(前作ノノノノがスキージャンプ漫画だったため)

  • 鷹鳥小鳥(たかとり ことり)

研究所から脱走した魔法使いの一人。
作中屈指の巨乳。太っているわけではないが若干たるみ気味。
偶然にも良太達の学校に入学してきて偶然にも天文部に入部してきた。嘘つけと言いたくなるが、本当に偶然だからしょうがない。
使用する魔法は「転移」。自分と生物の位置を入れ替えることができる。ただし使用できるのは一日一回のみで、使うと必ずハングアップしてしまう。

  • 若林初菜(わかばやし はつな)
CV.内山夕実

研究所から脱走した魔法使いの一人。
脱走時に大量の鎮死剤を入手できたことで当初は一人で生活していたが、ヴァルキュリアに襲われて鎮死剤を奪われてしまったため天文部を頼ってきた。
良太に対し、信用できるかどうかを試した際の行動から好意を抱き、その場で告白してキスをした。その結果黒羽の魔法で鉄塔が吹っ飛んだ。
使用する魔法は「再生」。体を両断されても復活できる程の再生能力を発揮できる。自分以外の傷も治療できるが、その場合体が溶ける。その状態からでも復活できるが、限界が来るとハングアップしてしまうため治せる傷には限界がある。
アニメでは設定が変更され、ヴァルキュリアの監視に充てられたAランクの魔法使いの一人となっている。
ヴァルキュリアに監視役の魔女達が殺された際に一人生き延び、彼女たちの遺した鎮死剤を回収し、天文台を訪れた。

  • 柱谷小五郎(はしらたに こごろう)
CV.伊藤健太郎

良太の叔父。研究者。普段は糸目だが、研究意欲を刺激されると目が開く。
自分を天才と自称してはばからず、実際それに相応しい頭脳の持ち主だが、極度の偏屈。
極度の乗り物酔いで、歩ける範囲から外に出たくないという理由で各研究機関からの招聘をすべて拒否して地方大学の教授に収まっている。
良太からは苦手に思われているが、一応信頼はされている。残り少なくなった鎮死剤の複製を良太から依頼されたことで魔法使いと関わっていくことになる。


◎研究所

  • 九千怜(いちじく ちさと)

研究所の所長。
「全ての生命にとって真に尊いのは自分の命のみ。それ以外を尊重するなど全て口先だけの欺瞞」と豪語する。
研究所の上位機関である高千穂の意を受けて研究を行っているが、実際は自分の目的のために行動している。
なんかどっかでそんな感じのオヤジを見たことがある気がするが、多分気のせい。

  • 黒服
CV.鈴木達央

研究所の監視役。菜波の監視をしていたが、記憶を操作されて彼女を逃がしてしまう。
脇フェチ。

  • 斗光菜波(とこう ななみ)
CV.沼倉愛美

相手の目を見て記憶を覗いて削除する「視憶」と記憶を書き込む「操憶」の力を持つ魔法使い。サングラスは透過出来ない
自由時間を得るべく研究所の監視役の記憶を操作して街に出た。絵が得意らしいがどう見ても得意ではないし、力を使う目的で相手の目を引きつけるのに街中でスカートを捲り上げるなど、アホの子である


Sランクの魔法使い「ヴァルキュリア」の一人。見た目はまんま白い寧子。
使用する魔法は全部で10種類。通常魔法は二つ持っていればハイブリッドとされる。
今のところ判明しているのは、「魔法使いの探知」、「瞬間移動」、「反物質(アンチマター)精製」。他にも色々と使っているが、とりあえず区別できるのはこんなところ。
その力はその気になれば人類を容易く滅ぼせるレベル。しかも人を殺すことに全く躊躇がなく、特別扱いしている寧子と好意を抱いている九以外の人間は当たり前のように殺す。


◎その他

  • クロネコ
CV.種田梨沙

良太の幼馴染。10年前、ダムから転落して死亡した。
宇宙人に会った事があると話し、地球は既に宇宙人に侵略されていると語っていた。



【用語】

  • 魔法使い
人体改造手術を受け、「魔法」を手にした少女達の総称。少女ばかりかは分からないが、今のところ登場した魔法使いは全員女。
ランクはS、AAA(トリプルエー)、AA(ダブルエー)、A、B、Cの六つに分けられる。ランク分けの条件は魔法の数と能力、それに研究所への敵愾心の有無を加味して決められる。Bランク以下と認定された魔女は処分場に送られることになる。
鎮死剤と呼ばれる薬品を定期的に飲まなければ肉体が崩壊して命を落とす。適量は24時間に一錠。それを越えると30時間で皮膚が裂けて血が噴出し、35時間で内蔵が溶けて死に至る。

  • ハーネスト
魔法使いの首の後ろに埋まっている機械。
これには魔法を一時的に使用できなくする「ハングアップボタン」と、肉体を崩壊させる「イジェクトボタン」、そして用途不明の謎のボタンの三つがある。
最後のボタンは「押すと死ぬより酷いことになる」と魔女たちには伝えられている。
内部には「ドラシル」と呼ばれる謎の肉塊が存在しており、これを見た良太はハーネストは「Her nest(彼女の巣)」を意味していると推理している。

  • 研究所
正式名称を『高次生命機構研究所』、通称を『魔女の宮殿(ヴィンガルフ)』という魔法使いを研究、管理している施設。
その最終目的は「神を殺す」ことだとされている。

  • ソーサリアン
100年前に発見された宇宙人の遺跡から採取された遺伝子から組成された生命体。
地球上には存在しない分子がその体には含まれており、研究所の目的の一つには「完全なる生命体(ソーサリアン)の組成」がある。

  • ネコサンダー
困った人を助けに行くみんなの人気者。
アニメ版2話に登場した寧子の即興曲が元ネタ。



まさかのJOYSOUND配信が決定。



追記・修正はおっぱい代持参でお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 漫画
  • 岡本倫
  • ヤングジャンプ
  • 14年春アニメ
  • SF
  • 純愛
  • ダークファンタジー
  • 宇宙
  • グロ
  • おっぱい代
  • 颯爽登場ネコさんだー
  • ネコサンダー
  • 気にしない歌
  • 極黒のブリュンヒルデ
  • アームス
  • アニメ
  • ヤングジャンプ
  • 週刊ヤングジャンプ
  • 集英社

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2021年11月30日 20:04