オッドアイズ・ドラゴン

登録日:2014/04/20 (日) 21:15:24
更新日:2024/03/18 Mon 17:04:33
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さあ 拍手でお迎えください

本日の主役 世にも珍しい
ふた色の目を持つ龍

オッドアイズドラゴン!



オッドアイズ・ドラゴンとは遊戯王ARC-Vに登場したモンスターである。


【概要】


効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分の半分のダメージを相手に与える。

STARTER DECK(2014) スターター強化パックで登場した闇属性・ドラゴン族の最上級モンスター。
戦闘破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える効果を持つ。
レベル7で攻2500/守2000と、E・HERO ネオスと同じ歴代主人公エース伝統のステータスである。

闇属性ドラゴン族と、属性および種族面でのサポート自体は非常に豊富でレベル7なので七星の宝刀のコストにもなる。

しかし、自己特殊召喚効果を持たない最上級モンスターでありながら効果はジャンク・アタックと同等の戦闘破壊時バーンのみと、SD2014じゃなくて2004の間違いかと思うほど貧弱。
その効果を活かすための攻撃力すらフロストザウルスよりも低い2500しかなく、召喚の重さに到底見合ってないと言わざるを得ない。

攻撃力が100低く効果を持たない、一見このカードの完全劣化に見える真紅眼の黒竜にしても、通常モンスターかつ専用カード持ち。
サポートカードの種類は遥かに上で、言うまでもなくこいつより使いやすい。
攻撃力やダメージ効率を目当てに使う場合もネオスを特殊召喚してネオス・フォースやフェイバリット・ヒーローを使った方が早く、強い。

しかし仮にも主人公のエースカードである。
素のステータスが使いにくくてもネオスのように様々なサポートに対応し使いやすくなる可能性もある。


しかし……



【アニメ1話での活躍】

アニメ遊戯王ARC-Vの「遊矢vsストロング石島」戦で主人公・榊遊矢が使用。
EMディスカバー・ヒッポ》を2体分のリリースとしてアドバンス召喚された。

攻撃力0となった《バーバリアン・キング》を攻撃して1ショットキルを狙うものの、
アクションカード《奇跡》でそれを防がれてしまう。

そして次のターンに《バーバリアン・キング》に戦闘破壊され、永続罠《バーバリアン・レイジ》の効果で手札に戻った。

攻撃名は「スパイラルフレイム」
アニメでは、レベル5以上のモンスターを戦闘破壊した場合のみ発動する効果だった。




え? その後はって?

…………以下、心臓の弱い方は注意



リ・コントラクト・ユニバース!!







謎の力によって《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》に書き換えられた




         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|       あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれは罠カードで手札に戻っていたと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ            思ったらいつのまにか書き換えられていた』
         |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人      な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ       おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙/ )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    超融合だとかシャイニング・ドローだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ}
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...  イ        もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…




まさかの第一話から、しかも魔術師たちとは違い、全く違う存在に書き換えられるという事態に巻き込まれた。


そもそもオッドアイズ・ドラゴンは発表当初そのイラストのあまりの……いや、具体的にはここでは言わないが、
一目見てわかる平凡すぎるステータスと効果そのものだったのも追い打ちをかけ、イラスト面でもかなり酷評されていた。
加えて後から通常パックのザ・デュエリストアドベントにおいて明らかにこのカードと関連性がある
同ステータス、ペンデュラムモンスター、効果もはるかに強いオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン(略してオッP)が登場。

こうなってしまっては、このカードはアニメでもオッPを出す&活躍させるための踏み台になるのは目に見えているわけで…
この時点で視聴者や決闘者からの愛称は「オッ素」「素オッド(アイズ)」「空気モンスター」といった状態。


そして放送前の特集で初めてカードイラスト以外で登場。
アニメ画像だと案外かっこいいと言われて評価を一応盛り返し、気に入った視聴者からは踏み台になる前の善戦期待してるぜ!

……と思った矢先の上記の仕打ちである。
いくら敗色濃厚だったと言っても、ここまでのことになると想像した者はどれだけいただろうか。

視聴者からは「【悲報】素オッドアイズ1話で解雇【現実】」「オッドアイズドラゴンのお墓を立てるウラ」
「ありがとうございました。いいデュエルでした」「オッ素ンゴゴゴwww」「ニュース!なんとオッドアイズドラゴンは瞬殺されるモンスターよりひどい!なんと!なんと!一話で主役の座をクビにされた!哀れで過酷なドラゴンだった!」などと当然のごとくネタにされた。

なお書き換わったオッPことオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに関してだが、
遊戯王ではよくあることのノリでPカードとモンスターカードに分裂する、なんてこともなくその後も永続的に書き換わったままな様子。


……オッドアイズ・ドラゴンは犠牲になったのだ……古くから続くコンマイの気まぐれ……その犠牲にな……




ちなみにカテゴリが存在する「オッドアイズ」の名を持つが、
この時点ではオッドアイズは実質的にペンデュラムモンスターのみを指定したカテゴリのためこのカードは含まれない

どういう……ことだ……


これならブラック・マジシャンやネオス、真紅眼の黒竜のように通常モンスターだった方がまだ使える。というか普通に昔より全然使える。
下手に効果を持っている分、バニラサポートを受けられないためにかえって使いにくくなっている。

サポートの追加に期待したいところだが劇中ではもう消えちゃってるし、
「オッドアイズ」を指定するカテゴリーの場合別にこいつじゃなくても良くなるし……

そしてアニメARC-Vにて登場したオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの進化形が2種類登場。
それぞれが「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」、「ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」である。
更に前者の素材指定は「ペンデュラム・ドラゴン」モンスター+魔法使い族モンスター、
後者の素材指定は「ペンデュラム・ドラゴン」モンスター+獣族モンスターなのである。

オッ素「…ゑ?」
オッP「悔しいでしょうねぇ」

そしてオッP進化形態にもついに「オッドアイズ」が登場。
その名は、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン!!

オベリオン「よぉ! 俺はオッドアイズの名を冠するエクシーズモンスターなのさ!」
※オベリオンはペンデュラムモンスターなのでオッドアイズカテゴリ。あとあんまオッ素関係ない。

オッ素「……おい」



オッドアイズ・ドラゴンの明日はどっちだ!?




【派生】


ただいま!



オッドアイズ・セイバー・ドラゴン

効果モンスター
星7/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
(1):このカードが手札にある場合、
自分メインフェイズに自分フィールドの光属性モンスター1体をリリースして発動できる。
自分の手札・デッキ・フィールドから「オッドアイズ・ドラゴン」1体を墓地へ送り、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊する。

デュエリストエントリーデッキVSで登場したオッドアイズ・ドラゴン所縁のドラゴン。
……で良いんだよね、これ?

オッ素「どうしたものか」
スターダスト・ドラゴン/バスター「お?仲間か?」

レベル7で2800と高めの打点を持ち、戦闘破壊成功時にバーンではなく追加のモンスター破壊を行い、アドバンテージを稼げる。
そして目を引くのが自己特殊召喚の条件。
1体リリースに加え、オッ素をデッキ他から墓地へ送ることで特殊召喚する。
つまりこの効果はオマケ感覚で墓地を肥やせる代わりにデッキにオッ素を採用することが必須なのだ。

「光属性」で「リリースされると効果発動する」聖刻との相性が良く、
レベル7ドラゴンを呼んでセイバーとランク7エクシーズ、チューナーを呼んでシンクロに繋げたりも可能。

さらにオッ素が闇属性なのでカオスの召喚条件も満たせる。
カオドラ気味にすればサーチ手段orリリースコストに最適なエクリプス・ワイバーンを利用出来る様になる。

疾走の暗黒騎士ガイアをリリースに用いて開闢をサーチすれば、
ちょうど墓地に光と闇が置かれるので即座に使用できる。
疾走ガイア自体も妥協召喚ができ腐りにくく、レベルも同じなのでエクシーズ召喚も視野に入ったりと何気に相性は抜群。
龍の鏡を使って天翔ガイアを融合召喚するのも良し。

ただしセイバーの効果がオッ素の効果と相性が良くない上、何も考えずに採用すると手札事故要因となり兼ねないのが玉に瑕。

ついでにセイバーは通常召喚やレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを始めとする他のカード効果でも特殊召喚ができる。
セイバーを出したいだけなら別にオッ素はなくてもいいというのは若干彼にとってはマイナス要因。
無論決まればオッ素を墓地に送ることで墓地肥しは可能ではあるのだが……
幸い、ドクロバット・ジョーカーや天空の虹彩、矮星竜プラネターなどセイバー自体はサーチに恵まれており、
手札に確保すること自体はさほど難しくないのが救いか。

手札に来たオッ素は七星の宝刀でコストにしたり竜の交換でデッキに戻したり等の対策も必要となるので要注意。
ただし、某/バスターとは異なり一応手札からもコストにできるので、あっちよりはマシ。



……等々、救済カードのようなものは登場したもののやはり安定性が低いために「オッ素はないほうが回るかも」などとも言われたり、
結局、オッドアイズカテゴリには入っていなかったりとまだまだ不遇だった…が……


オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン

エクシーズ・効果モンスター
ランク7/水属性/ドラゴン族/攻2800/守2500
レベル7モンスター×2
「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その攻撃を無効にする。
その後、自分の手札・墓地から「オッドアイズ」モンスター1体を選んで特殊召喚できる。
(2):X召喚されたこのカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
エクストラデッキから「オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン」以外の「オッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。

オッ素「ようやくオッドアイズに (´;ω;`)」

「ストラクチャーデッキ-マスター・オブ・ペンデュラム-」で登場する水属性・ドラゴン族のエクシーズモンスター。
このグングニールあたりとエクシーズしたようなカードの登場で彼はようやく「オッドアイズ」カテゴリに属するようになった。

効果は(1)の効果がどこぞのNo.39 希望皇ホープのような攻撃無効効果で、
自分か相手の攻撃を無効にした際に「オッドアイズ」モンスターを特殊召喚することのできるというもの。

基本的には自分のモンスターの攻撃を止めることになるが、これで手札・墓地のオッドアイズを呼び出せる。
上記のオッドアイズ・セイバー・ドラゴンの召喚条件と合わせれば(1)の効果でオッ素が出せるようになる。

なお、(2)の効果で「エクストラデッキ」から「オッドアイズ」を呼べる為、セイバー程オッ素専用と言う訳ではない。
オベリオンやサーチ効果を使ってエクストラに移ったオッPを呼び出せるので、まだ壁は残っていると言える。
まぁ、オベリオンは裏側でエクストラにいる状態から呼び出すと、蘇生制限ならぬP召喚制限がかかって出せなくなるから大体オッPの方を呼ぶだろうけど。

出す意味やオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンよりも採用を優先する理由にはまだならない程度だが、
登場当初の不遇っぷりから比べると大分マシになってきたと言える。これで通常モンスターだったら……ッ

ちなみに、賤竜の魔術師等のPモンスターと融合召喚してオッドアイズ・ボルテックス・ドラゴンを出したり、
貴竜の魔術師とシンクロ召喚してオッドアイズ・メテオバースト・ドラゴンを出したり、
竜穴の魔術師等のレベル7のモンスターとエクシーズ召喚してオッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンが出せる。
そこ、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで十分とか言ってはいけない。



【アニメにおいて】

そして……。


オッセイ「第71話『白銀の剣』!!」
オッP「おい、オッ素!お前の出番、来たんじゃね?」
オッ素「や…やっぱり脚本は俺を…俺を見捨ててはいなかった!」

本編71話の予告映像にオッドアイズセイバーの姿が!
召喚条件であるオッ素の再登場が……

ボットアイズ「ごめんねぇ……」

ありませんでした。
オッドアイズモンスターを宣言して同名カード扱いされる効果を持ったEMボットアイズ・リザードが代わりに登場。
ついでに、熱血デュエル塾ですでに遊矢のデッキには無いと明言されてしまった。
もうオッ素君の出番はないだろうと思われていたが……





+ 以下、アニメの世界観に関するネタバレあり
126話で赤馬零王に語られた世界の真実。
スタンダード、融合、シンクロ、エクシーズの4つに分かれた次元は元々1つの世界でありそこには全ての召喚法が存在していた。

そんな世界に存在した1人のデュエリスト。
彼はモンスターの声を聞き、各召喚法の最上級のドラゴン「四天の龍」を全て使いこなしていたと言う。
その4体とはダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンクリアウィング・シンクロ・ドラゴンスターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
そしてこのカードオッドアイズ・ドラゴン


そのデュエリスト『ズァーク』は試合中のアクシデントをきっかけにどんどん過激化していった。
同調するように各召喚法の頂点に位置するドラゴンたちも凶暴化し、ついには完全に暴走。
リアルソリッドヴィジョンで実体化し人々を次々と襲撃するように。

抵抗する兵器を一蹴し、挑んできた決闘者を蹴散らし、それでもなお彼らは満足せず、
ついには4体のドラゴンとズァークが1つとなった新たなドラゴン「覇王龍ズァーク」が生まれた。


ここへ来てオッドアイズドラゴンはかつて、アドバンス召喚の頂点に位置するドラゴンとして扱われていたことが発覚。
ちなみに回想ではズァークのエースモンスターでもあったことがうかがえる。
そしておそらくラスボスの「覇王龍ズァーク」の融合素材でもあったことが確定した。
実は世界観的に重要なカードであったようだ。

まあズァークさんが前回封印された時の反省でペンデュラムとか作っちゃったからその設定ごとそのままオッPに持ってかれてるのだが

覇王龍ズァークの召喚条件となるアストログラフ・マジシャンの効果は、
アニメで「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」指定、OCGでは「ペンデュラム・ドラゴン」。
OCGのズァークの融合素材も「ドラゴン族の融合・S・X・Pモンスター1体ずつ合計4体」…
対応する覇王眷竜も名前こそ「覇王眷竜オッドアイズ」だが当然のようにPモンスターな上に効果もオッPに準拠。




ついでに、ズァークが誕生したシーンの回想で、
アストログラフ・マジシャンのテキストは最初から「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」指定になっていることが確認されている。

書き換えられる前の段階でこの仕打ち。
これについては、チラッと映っただけのテキストを拡大して確認したものなので、製作側に深い意図はないと思われるが*1







【その後】


ところで、上で度々「通常モンスターだったなら」と書かれていたことをご記憶だろうか。

「よろしくおねがいします」

オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン

ペンデュラム・通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2700/守2000
【Pスケール:青8/赤8】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「オッドアイズ」カードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「オッドアイズ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
【モンスター情報】
雄々しくも美しき、神秘の眼を持つ奇跡の龍。
その二色に輝く眼は、天空に描かれし軌跡を映す。

海外新規で、オッドアイズの名を持つペンデュラムモンスター兼通常モンスターが登場しちゃいました。
もちろんその後来日。アニメが終わった後もファンサービスは終わらないのである。

そして10期にはこんなヤツも。


「俺はついに正当な進化を遂げた」

オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン

効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードはレベル5以上のモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドのモンスター1体を選んで破壊し、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊した時に発動できる。
自分の手札・墓地から「オッドアイズ・アドバンス・ドラゴン」以外の
レベル5以上のモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。

ペンデュラムでもセイバーでもない、第三の進化を遂げた。
召喚法の名を冠し、レベル5以上に関する効果を持つ、と「四天の龍」共通の特徴を持ち、
「他の3体は名実ともにエースモンスターなのにオッドアイズ*2だけ雑魚すぎ命名も含めて浮いている」という劇中のツッコミどころと向き合った、
言わば本来こうあるべきだったオッ素の姿とも言えるようなカード。
その姿も、よりドラゴンらしくなったオッ素に翼を付けたようなもので、オッPよりも正当進化系っぽい。

オッドアイズなので上記のアークペンデュラムによるリクルートにも対応しているが、反面コイツ自身はオッドアイズ関連の効果は特に持っていない。
一応、オッ素をリリースして呼び出せ、効果で蘇生できるので、実用性はともかく組み合わせてやること自体は可能。
バトル中に召喚できる「ライバル・アライバル」なんかで奇襲をかけてやるのも手。
ちなみに除去&バーンのヴォルカ効果だが、対象を取らないので対象耐性をすり抜けられる。



オッドアイズ・ウィザード・ドラゴン

効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2500
(1):このカードが手札にある場合、
自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「オッドアイズ・ドラゴン」1体を選んで墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「オッドアイズ・ウィザード・ドラゴン」以外の「オッドアイズ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
その後、デッキから「螺旋のストライクバースト」1枚を手札に加える事ができる。

その後、登場したセイバーと対を成す新たなオッドアイズ。
自己特殊召喚条件はセイバーとほぼ同じであり(光と闇で対を成す)、オッ素を必要とする…と【オッ素】デッキにまた新たな選択肢ができた。
相手によって破壊され墓地に送られる…とかなり受動的な効果ではあるが、デッキ・墓地から「オッドアイズ」を特殊召喚でき、
さらにオッドアイズの有用サポートカード「螺旋のストライクバースト」をサーチできる。

ちなみに自爆特攻でも効果は発動はできる。
加えて(2)の効果でアドバンス・ドラゴンを出しあちらの(2)の効果でウィザード・ドラゴンを再び特殊召喚という流れが決まればスマート。



追記・修正はオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを手に入れてからお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 17:04

*1 アニメのカードテキストはテキストミスや一部5D'sまではOCG化、アニメのストーリー上の書き換えがないかぎりは変更しない傾向にあるため。今回の場合は(OCG版を考えると)後の展開で使用するアニメ版からそのまま流用しただけの可能性が高い

*2 これに関しては、カードとしては優秀だがモンスター戦での性能はオッ素といい勝負なオッPにも言える。