ダイダロス(ニンジャスレイヤー)

登録日:2014/04/20 (日) 20:50:00
更新日:2024/03/01 Fri 12:46:04
所要時間:約 4 分で読めます




「我が電子のヨメよ、今度こそ貴女を捕えてLAN直結……」

ニンジャスレイヤー』第1部『ネオサイタマ炎上』に登場する敵ニンジャ。
声:宮下栄治=サン(『アニメイシヨン』)
マッポー都市・ネオサイタマを支配する暗黒ニンジャ組織『ソウカイヤ(ソウカイ・シンジケート)』の中でも特に強力なニンジャ集団「ソウカイ・シックスゲイツ」の一員にして、物語開始時点でのネット・セキュリティ担当でもある。
これまでに数々のヤバイ級ハッカーを廃人に追いやった凄腕であり、同時に一部のヘッズからの支持篤い変態

ソウカイヤの悪事を追う美人ジャーナリスト、ナンシー・リーの持つ「コトダマ空間認識能力」に強い興味を抱いており、彼女を「電子のヨメ」と称して執着、冒頭の台詞に加え

「降伏しなさい。そして、私と一緒に電脳IRC空間でネンゴロしましょう」

「LAN直結したい」

「ではファックします(多重ログインして数の暴力でナンシーのアバターを押さえつけ、服を破きながら)」

などのド直球すぎる言動を繰り返しながら追いかけ回す。その勇姿は、多くの変態ヘッズのハートをキャッチした。
見た目変態で中身も実際かなり危険な変態だが、実は作中最大の謎の一つである「コトダマ空間」と「黄金立方体」の真実に最も迫っていたニンジャである。

◆容姿・装備◆

黒いサイバーニンジャ装束を着込み、目元を360°監視可能な円環型サイバーサングラス、右手をガントレットじみたサイバー入力デバイスで覆う。
ニンジャ頭巾からは生体インプラントされたLANケーブルがゴーゴンの蛇のように伸び、背中の通信デバイスに接続されている。

……と、ここまでならサイバーパンク的にあり得なくもないのだが、物理書籍版刊行にあたってわらいなく=サンにより

股間のファールカップめいたなんかにソウカイヤのクロスカタナ・エンブレムが燦然と輝く

という限りなくアウトでしかないデザインで登場。早速購入したヘッズの腹筋を爆発四散させた。

また、グッドルッキングガイズ重点のコミカライズ「グラマラス・キラーズ」ではそのコンセプトに恥じぬ紅顔の美少年となったが、案の定

股間のデザインはわらいなく=サン版準拠

であったため、凄まじいギャップもあってかヘッズの腹筋は再び爆発四散した。アイエエエ……


『アニメイシヨン』では、黒い装束に単眼(型の装飾?)と言うわらいなく=センセイのデザインをベースにしながらも、青白く光るラインが入っていたり、首が長かったり(コワイ!)とサイバー感、異形感がアップした姿となっている。多様性!

よりアクション性を重視したコミカライズである「殺(キルズ)」では、スタイリッシュな風貌ながらもアニメイシヨンの単眼デザインを継承。

ついでに股間のデザインはわらいなく=サン版を継承。
しかもなんと今回は光る。

三度現れたファールカップ+クロスカタナ・エンブレムにヘッズは再び腹筋を爆発四散させた。
しかも何が悪質かというと、今回のダイダロスはファールカップ内にどうみてもTNTNにしか見えない発光部品が入っており、それが光り輝いているのだ。

さらにナンシーの目の前に現れるシーンはダイダロスがギリシャ神話由来の名前という事にちなみ、貝殻の中より『ヴィーナスの誕生』のポーズで名乗りながら現れるという超絶変態チックなものになっている。


◆ワザ・ジツ◆

作中でも数少ないハッキング専門の電脳ニンジャだが、そのワザマエは作中最高峰。
タイプ速度はヤバイ級ハッカーのナンシーよりもさらに数段上で、電脳IRC空間において一度ならず手玉に取っている。でもヨメとのLAN直結には毎回失敗な

一方カラテ(作中における戦闘技能とかその他諸々の総称)はからっきしで、一応ニンジャだけあって基礎体力はモータル(一般人)よりは上だが、正面戦闘に動員していい人材でないことは確か。

◆作中での活躍◆

基本的に後方要員なので名前だけ登場するエピソードはそれなりにあるが、ほとんど表に出てくることはない。
とはいえ、裏で仕事をしていることも多く、登場せずとも優れたハッキング技術の片鱗を見せる。

『ユーレイ・ダンシング・オン・コンクリート・ハカバ』で顔見せ程度に登場し、サイバーゴス系ジンジャ・クラブ「ヤバイ・オオキイ」に潜入していたナンシーを拘束するが、ニンジャスレイヤーのエントリーを機に撤退。ナンシーの貞操は守られた。

その後『ワン・ミニット・ビフォア・ザ・タヌキ』にて再登場。
ナンシーをしつこく追い回してあと少しのところまで追い詰めるが、ナンシーのハンドヘルドUNIXでまさかのIRC空間エントリーを果たしたニンジャスレイヤーにペースを乱され一転攻勢、物理ファイアウォールを破壊され廃人と化した。


◆各メディアミックスでの活躍◆

コミカライズ版では『ワン・ミニット・ビフォア・タヌキ』に登場。原作と同様の変態……もとい活躍ぶりをみせるが、「ではFUCKします」のシーンが色々な意味でダイナミックなことになっている。

『グラマラス・キラーズ』では『サツバツナイト・バイ・ナイト』の過去の時系列を扱ったシーンで登場。
クールでマイペースな美少年、といったビジュアルに違わぬ独自の性格付けをされている。誰だお前!?
さらに、廃人化寸前には、エピソードの主役格である”あるキャラクター”の誕生(再生?)に深くかかわっていたと言う独自描写が加わった。
”その人物”の人生を縛ってしまうかもしれないと思いながらも、打倒ニンジャスレイヤーを”彼”に託して散った。だから誰だお前!?

とはいえ、本作ではナンシーを巡る暴走……もとい活躍は描写されていない。
原作の彼も、他のシックスゲイツの前では案外こんな感じ……である可能性も無いかもしれ無くも無い。

『アニメイシヨン』版ではコミカライズ同様『ワン・ミニット・ビフォア・タヌキ』に登場。
宮本=サンのねっとりといやらしい演技がダイダロスの変態ぶりに見事にはまっていた。
その上、演出の変更によるものか、「ではFUCKします」のシーンが原作よりも微妙に婉曲的に見えてむしろ直接的になっている。

流石に地上波放映版のスペシャル・エディシヨン版では『では****(ピー音)します。』と規制音が入っている。
絵面自体はそのままなのでむしろ逆効果な気がしなくもないが・・・

『殺(キルズ)』ではハッカーとしての実力の高さがより顕著に描かれており、サヴァイバー・ドージョーの面々が出てこない分、彼自身の戦闘シーンも増えている。
ナンシーに相も変わらず変態的に迫りながらも、現実世界では施設に侵入したフジキドを迎え撃つため、複数機のモーターヤブとモータードクロを遠隔制御でけしかけている。
また、彼も根底は邪悪なニンジャそのものであり、倒される直前にナンシーに対して「モータル風情が囀るなァーーッッ!」とその本性を見せている。

追記・修正は電子のヨメとLAN直結してから01


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……実はダイダロスは廃人となったのではなく、精神のみが電子生命体「グリーンゴースト」としてコトダマ空間に移動していた。
そして彼は、第2部『キョート殺伐都市』にも登場。自我が希薄化した状態でハッカーニンジャ・エンキドゥに捕獲され、そのサポーターとしてコトダマ空間に囚われたナンシーを再び襲う。

コトダマ空間を舞台に繰り広げられるナンシーとダイダロスのめくるめく再戦の行方は、物理書籍版『ピストルカラテ決死拳』収録のエピソード『シージ・トゥ・ザ・スリーピング・ビューティー』で確かめよう。


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最終更新:2024年03月01日 12:46