マジカル頭脳パワー!!

登録日:2014/04/12 Sat 23:27:34
更新日:2024/02/11 Sun 22:04:38
所要時間:約 30 分で読めます






『マジカル頭脳パワー!!』とは、日本テレビ系列で1990年10月27日から1999年9月16日にかけて放送されていたクイズ・ゲームバラエティ番組。
タイトルの「!」の部分を忘れがちだが、2つ付くのが正式である。


概要


90年代を代表するクイズ番組で、レギュラー放送で視聴率30%を超えたこともある*1
後に多数生まれるクイズ・ゲーム番組の一種の標準を作った。

出題されるクイズやゲームは、全体的に知識ではなくひらめきや頭の柔らかさが重要となるものが多いのが特徴。
問題の形式も定期的に新しい形式のものと入れ替えられていき、最終的に252種類ものゲームが放送された。

回答者はクイズ・ゲームの成績に応じて「頭脳指数」と呼ばれる数値を得点(よく間違われるが「頭脳指数」は得点の名称ではない)として得られる。
その回で最も高い得点を得るとトップ頭脳賞(ギフトカード10万円分)*2が与えられる他、
1000点以上獲得で世界の七不思議を巡るマジカルミステリーツアーへ招待される(その場合トップ頭脳賞はなし)。

番組開始時~1994年3月までは土曜夜8時、1994年4月~番組終了までは木曜夜8時に放送されており、実は番組終了後後枠でスタートしたのが『週刊ストーリーランド』だった(現在は2009年から『ぐるぐるナインティナイン』を放送中)。

出演者


◆司会者◆

初めから最後まで出演した唯一の人物。
全国ネット番組の司会者ということもあってか、関西弁は使わず標準語で進行していた。
数々のツッコミで番組を盛り上げた。
忘れがちだが元野球選手である。

この番組により「レギュラー放送で視聴率30%以上取ったMC」となり、「マジカルバナナで借金を返した」らしい。
この功績は自分でもかなり誇りにしているようで、一時期天狗になっていた頃は結構多くの人に自慢していた模様。

◆マジカルオペレーター◆

初代:木村優子
2代目:永井美奈子
復活SP:魚住りえ
全員日本テレビのアナウンサーが務めた。
基本的にはクイズの解答発表と解説などを行うアシスタントの役割であったが、
問題VTRなどにおいて独身ネタなどでイジられることもしばしばあった。
木村は報道局記者への異動に伴い番組から離れ、その後放送期間中は『ニュースプラス1』のキャスターに、永井は2001年秋に出産し産休中だったため復活SPへの出演を見送った。

◆レギュラー回答者◆

  • 所ジョージ
一枠担当。いわずと知れた「マジカル最強のパネラー」であり、トップ頭脳賞・ミステリーツアーとも最多記録。
初回には登場せず、放送2回目から1枠に座るようになった。その解答者の紹介の際に「私が全部答えましょう!」と豪語し、見事宣言通り全問正解して*3トップ頭脳賞を獲得している。
回答の優秀さや頭のキレが半端ではなく、司会の板東、他のパネラー、視聴者やスタッフも満場一致で認める最強の回答者である。
そのせいでスペシャルではハンデ代わりとしてチーム戦なのに一人だったり、番組内で成績が悪い人(後述の松村やジミー大西など)と組まされたりした(もっとも、彼らの奮闘でやっぱり上位にいたことも多い)。
特に「恐怖の居残り早押しクイズ」ではその回転力がとんでもないことになっており、93年には問題を見ずに正解したことが二度もあった(後述)。
そのため、他のパネラーが〆となる「エラーを探せ!」で回答を連発し、ミステリーツアー獲得を妨害されたこともある。
そんな所に、何とかブレーキをかけようとスタッフが考案したのが「新・立体文字クイズ」や「イラツキ早押しマジカルスキャナ」である。
居残り早押しクイズ時代には点数がマイナスになることがあったため、視聴者の投稿問題で所がマイナス点になってしまった場合、投稿してくれた視聴者に所のサインが贈呈されることがあった*4
このため黎明期から黄金期前半までは「所ジョージVS視聴者」という形式が半ば成立しており、黄金期から降板まででもシャウトにその名残があった。
板東と相並ぶマジカルの顔であったが、96年の黄金期には、居残り早押しクイズ時代のパネラー同士の交流を重視していたために、
テンポ良く進めたいスタッフとの衝突が目立ち始め、96年10月の大マジカルを最後にレギュラーを降板した*5。その後、後期に一回だけゲスト出演し、復活スペシャルでは松村と共に本命チームで参戦、最後に優勝を掻っ攫って行った。
しかし、どのクイズもゲームも全力で楽しんでおり、数々の名回答・珍回答を生み出している*6

  • 今田耕司
所降板後の一枠担当。94年から東野幸治とともに「Wコウジ」としてゲスト出演していた。
レギュラー初登場時には板東に「この席は頑張らなあかんよ」と念を押されていた。
さすがに所ほどの実力は発揮できなかったものの、賑やかし役として番組の雰囲気を盛り上げていた。

  • 田中律子
番組史上初のトップ頭脳賞獲得者。90年12月は出演せず、蓮舫や森尾由美が代役で出演していた。91年3月に一度降板したが、96年11月から97年9月までゲストとして出演した。

  • 千堂あきほ
二枠担当。「学園祭の女王」とも呼ばれた歌手出身のタレントで、当時は女優に転向しつつあった。
所から数えても一回り以上年が離れている若手タレントだったが、サバサバしてノリの良いキャラと若さを活かした柔らかい頭で所や俵とも対等に渡り合った。
91年3月の田中のレギュラー最後の出演の回で初登場。93年以降は正式にレギュラーとして二枠に固定*7され、所の対抗馬その二として期待されていた。
1994年7/14の111回目の放送では、何と1110点を獲得し、女性パネラー初のマジカルミステリーツアーを獲得した。

  • 加藤紀子
千堂のレギュラー時からゲスト出演しており、降板後に昇格。田中、千堂とは異なり珍回答とマル禁ワードのオンパレードであり、「ミスまる禁」を自称したことも*8
加藤を有名にしたのは黄金期の「マジカルインスピレーション」であり、ここで口にした回答が原因で不名誉すぎるあだ名が小学生からつけられてしまった(後述)。
「しりとりバトル」等では答えに詰まると「牛若丸」と答えることが何度かあった。また、なぜかバナナ・チェンジでは最初の回答でマル禁を引いてしまうケースが圧倒的に多かった。
最後尾以外の全ての枠に座ったことがあり、成績別編成の大マジカルでは5種類のチームに在籍していた。

  • 俵孝太郎
三枠担当。フジ産経系列の記者・キャスター出身の政治評論家。
マジカルのご意見番というべき御仁で、所の対抗馬その一。トップ頭脳賞獲得数は全パネラー中で二番目に多く、92年には所に続いて二人目のミステリーツアー獲得を成し遂げた。
書き問題では持ち前の知識を生かしてボーナス点をもらうことが多く、ボーナスが廃止された後も癖でやたら詳細に回答していることが多かったが、逆にわからないと回答自体を諦めることもあった。
頭の回転も非常に良かったが、あまり芸能には詳しくないため、シャッフルクイズなどで若いタレントの名前が答えだったりすると難儀していた。
リズム系のクイズが登場する直前(所の1年半ほど前)に番組を降板。
実は、セットが檻だった時代にミステリーツアーを獲得した唯一のパネラーである。
「くっつきバトルロイヤル上級編」では、間が最後に残った際、空気を読んだのか解答せず頷きながら座って一位を譲ったことがある。

  • 間寛平
最後尾担当*9。初期から復活スペシャルまで幅広く出演したマジカルの鉄人。
1000点達成を悲願としていたが、正答率の低さが祟り、檻セット時代にはトップ頭脳賞すら獲得したことがない。
印象とは裏腹に珍解答は意外と少なく、頭の回転が追いつかず回答できないことの方が多かった。また、筆記問題では一度も模範解答で正解したことが無かった。なお、末期に差し掛かる頃の97/6/9の放送では放送禁止用語を二度も言った(この時ゲスト出演していた長瀬のリアクション目当てだったらしい)。
1991年5月25日放送分では、最終問題終了の時点でトップだったラサール石井が4問目*10でウソの回答*11をしたのが発覚し*12、4問目で獲得した点数の倍が減点されたため、この時点で2位だった寛平が逆転し棚ぼたで初のトップ頭脳賞を獲得した。
1991年7月20日放送の4問目*13では板東をバカにした回答*14をし、あまつさえボーナス点を要求したため20点減点となったが、この時点で0点な上に当時のスコアボードはマイナス点が表示できなかったため*15、スコアボードに「-」と書かれた紙を貼り「20」と表示させることで対応した。最後のマジカルミステリー劇場でも不正解だったため初の最終成績がマイナス点になったパネラーになった。
末期の99年9/9の放送で、ついに念願の1000点達成、マジカルミステリーツアーを獲得した。
大マジカルやスペシャルでは基本的に大穴チームもしくは最後尾であるが、第10回大マジカルでは一発逆転チーム、200回記念スペシャルでは千堂と組んで二枠にいた。
「マジカルアート」が苦手で、鳥の足をしたシロクマはもはや伝説。(後述)

  • その他ゲスト回答者
バラつきはあるが、風見しんご、山咲千里、和田アキ子、定岡正二、西田ひかる、麻木久仁子、清水圭などある程度固定されていた。その中でも特徴的なのは松村である。

  • 松村邦洋
主に賑やかし担当。リズム系ゲームには割りと強かったものの、早押しやシャウトはかなり苦手としており、
アクション伝言バトルに至っては後続に全く伝わらない有様であった(所が「お前キリンやってみ?」と振った際には長い首を表現するのに、首を掴んで伸ばそうとするアクションで表現し、「こんなんじゃ伝わるワケないんだよ!」と言われていた)。
芸能に詳しく、くっつきバトルロイヤルなどで人名に関する解答をすることが多かった(特にプロ野球関係者を出すことが多く、板東が元プロ野球選手ということもあり、比較的知名度の低い選手であっても認められやすかった)。
その成績の低さから、大マジカルでは第14回以降、圧倒的な強さを誇る所の足枷として本命チームに配置された(が、逆にそれまで仲間のいなかった所のフォローとして機能した面もある)。トップ頭脳賞の経験も無く二位すらなったことが無かった。
板東やビートたけしのモノマネをやっていることも多かった。

  • 早坂好恵
松村と並んでの賑やかし担当。前期から黄金期(所が降板する時期)にかけて出演。正答率はまあまあ平均で、勝ち残りゲームではかなり強かったが、ボキャブラリーが尽きるのかバナナ・チェンジはかなり苦手だった。また絵が苦手であり、アート伝言バトルでは前の人から大きくかけ離れた絵を描いてしまうことが多かった。
また「おぼえてしりとりバトル」ではしょっちゅう「ししとう」と答える癖がある。
「マジカルポーズ・なにが落ちた?」では圧倒的な強さを誇り「マジカルポーズの女王」とも呼ばれた。
実はマジカルの終了以降クイズ番組に出たことがなく、2016年1月の「Qさま!」に出演した際にその事を述べていた。

  • 風見しんご
四枠・五枠担当。黄金期から末期にかけて準レギュラーとして出演していた。
正答率はそこそこ高かったが、連想系のゲーム・クイズではレパートリーを使い切ってアウト、というパターンが多かった。
マジカルチェンジが非常に苦手で、最初の周回で脱落することも多数あった。
また加藤紀子と劣らぬ程のマル禁ワードを答えて脱落も多く、ある回のマジカルチェンジでマル禁ワードを答え失格となった時、「あの金ちゃんは嫌い!」と嘆いたこともあった。(マジカルチェンジのマル禁ワードのボードは金太郎の絵が描かれていて、かつて欽ちゃんファミリーの一員だったことで、それに掛けて言ったセリフ)

  • 北野大
俵降板後の三枠担当。俵出演中は四枠・五枠にいることが多く、知識量を生かした正答率の高さが特徴。ご存知の通り、ビートたけしの兄で『スーパークイズスペシャル』では兄弟揃って出演していた。
特に大マジカルで名門チームに配置されている時や90分SPで山咲や麻木と組んだ時がもっとも輝いたが、反面レギュラー放送では加藤に次いで珍回答や失敗が多く、特にリズム系ゲームが苦手。*16
特に「音楽リップ/マジカルリップ伝言バトル」は壊滅状態で、北野から先に全く伝わらないという事態が度々発生していた。
また、アクション伝言バトルでは答えが「人工呼吸」の時、「正解を一回言いましょうか?」と自信満々で回答したのが「溺死体ですね!」だったという話がある(板東からは「そんなもんがどうして出るんですか!」、所からは「いつから北野武になったんだ!」とツッコミを喰らった)。

  • 山咲千里
四枠担当。前期から黄金期にかけて出演した強豪パネラー。
居残り系クイズでは頭の回転が優秀であり、三強(所・俵・千堂)に匹敵する強さを誇っていた。
リズム系も得意であり、マジカルバナナでは所とデッドヒートを繰り広げたこともあった。

  • 定岡正二
中期から後期にかけて出演した元プロ野球選手。実力は標準レベル。
アクション伝言バトルが苦手で周囲からブーイングを受けることが多かった。
大マジカル(成績別編成)では加藤と並ぶ5種類のチームに属していた。
何かとヘタレな面が目立つが、黄金期にはマジカルミステリーツアーを獲得したことがある。

  • 清水圭
黄金期から後期にかけて出演した準レギュラー。正答率は結構高め。
居残り早押しクイズ時代では問題VTRに出ていた。
96年のある回では、トップにならなかったので大道具をやる約束をしたところ、翌週に風見しんごの席のボックスが中途半端に止まるハプニングが発生し、大道具の恰好で登場して修理をしたことがある。
マジカルラッパ伝言バトルの演奏が上手い。
所降板後の大マジカルでは、今田のフォローとして加藤と共に本命チームに在籍していた。

  • 麻木久仁子
黄金期から後期にかけて出演したクイズ番組ではお馴染みの人。
本番組でも例外ではなく常に好成績をマークしていたが、マジカルミステリーツアーを獲得したことは無い。
大マジカルの名門チームは麻木・北野・山咲の組み合わせが定番だった。

  • 中山エミリ
97年秋の大マジカルから末期にかけて出演した準レギュラー。
加藤が98年秋以降に準レギュラーへ降格してからは二枠の代役として出演していた。

ジャニーズ枠その1。V6やSMAP共々、檻セットが廃止された頃から最後尾枠で出演し始めていた。組み合わせは松岡+国分、長瀬+城島の場合が大半。松岡昌宏と山口達也がマジカルミステリーツアーをそれぞれ獲得している。
また、大マジカルで優勝した際の獲得した賞金を自身の出演する番組の企画に使われたことがあった。

ジャニーズ枠その2。正確にはカミセンまたはトニセンとして三人で出演することが多かった。
末期に入るとレギュラーとしてメンバーが週代わりで出演するようになった。
トップ頭脳賞を割と多く獲得していた。
岡田准一がマジカルミステリーツアーを獲得している。

  • SMAP
ジャニーズ枠その3。メンバーそれぞれが単独でゲスト出演していることが多く、チームとしては大マジカルの一番人気チームで出て来るのみ。
ちなみに放送当時は森がいて6人だったため、200回記念のバナナで加藤が「SMAPと言ったら5人組」と回答した際木村がキレていた。
ちなみに木村は初出演の際、マジカルシャウトのルールを「叫んで解答権を得る」と勘違いし、マイクに向かって「ヴァー!!」と叫んでお手つきになっていた(ちなみに問題は似たもの三択で、「ひじ、ひざ、かかと、逆立ちした時一番上になるのは?」)。
トップ頭脳賞は香取慎吾が1回獲っただけだが、大マジカルでは2回優勝していた。

  • 江川卓川合俊一高田純次久本雅美森口博子
主に大マジカルのみ出演していた人たち。江川は成績別編成以降で皆勤賞。
末期ではレギュラー放送にも出演した。高田純次と久本雅美は本番組のライバル的存在「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」から流用。
ちなみに、放送第1回目の1枠は所ジョージではなく、高田純次が座っている。


◆ゲーム一覧


書き問題

  • スーパークイズコンピューター「マジカル君」の問題
1990年~1992年まで第一問の座に君臨していたクイズ。難易度が「頭脳指数」として表示され、正解するとその分の点数をもらえる。問題の内容は正統派なクイズで、出題を上回る秀逸な回答が出た場合はボーナス点がもらえるが、逆にウソの説明・下ネタ・司会者を馬鹿にした回答は正解しても得点がもらえないか、減点される場合もあった*17
中でも俵さんが優秀で、「一週間の中で月曜・火曜・木曜・土曜・日曜はいいが、水曜と金曜はダメ。なぜ?」という問題(ちなみに正解は「二つ重ねても別の漢字にならないから」)に対し、本来の回答とは別に「地球よりも内側を回っている星だからダメ」「元素記号で表せるからダメ」「相撲の決まり手に関係ないからダメ(「つき」倒し、「ひ」「き」落とし、まげに「土」がついて負けた、「にちよう」投げ)と回答し、見事にボーナスをもらっていた*18
シンキングタイムのBGMは当時のエンディングテーマのアレンジ曲が使われており、エンディングテーマが代わるごとに2回変更された。

  • マッチ君クイズ
映像に「マッチ君」が登場し、彼らの出す問題を答える。俵・所はこれも得意としていた。
「マッチ棒が二本。さらににほん足して百本にしてください」という問題(正解は「日本」を足す)に対し、
俵は「柄杓を作る」「アルファベットのC=ローマ数字の100にする」という回答を披露(俵以外誰もわからなかったためスタジオが沈黙し、正解発表中に調査することになっていた。
また、所は同じ問題で「マッチ棒四本で掛け算の記号をつくり、デュポンのライターで火をつければデュポン×ジュ~ッで百本」とこじ付けた他、帽子を作って「シャッポ=百本」という回答。この回では所がトップだったが、賞品がデュポンの万年筆であった。

  • マジカルミステリー劇場
92年4月までラストクイズとして出題されていた。仲谷昇演じる「中谷探偵」を主人公としたミニドラマが上演され、そこで起きる事件のトリックや真相を推理して当てるクイズである。
正解すると、頭脳指数の倍の点数をもらえる*19
短いながらもドラマの質は悪くなく、トリックもかなり練られていてミステリマニアからの評価は高かった。
原案スタッフとして6名のプロのミステリー作家・ミステリー評論家が参加しており(田奈純一、新保博久、松岡智恵、鈴木隆久、折原一)、中には「かまいたちの夜」を書く前の我孫子武丸の名前もあったり。
所はこのクイズに、板東がレギュラー出演している「世界・ふしぎ発見!」を真似て自作の人形「スーパー板ちゃん」を持ち込んだ他、「発見!」から実際に借りてきた本物のスーパーひとし君を持って来たこともある。

ただ、問題の難易度が高く単純明快なクイズを好む視聴者からの受けが悪かったこと、「恐怖の居残り早押しクイズ」が好評でそちらに時間を割くことになり「ミステリー劇場」のVTRを短くせざるを得なかったこと、
そして何より、毎回トリックを捻りだすのが非常に難産であった*20点から、特に最終エピソードのないまま、コーナー終了となってしまった。
実は1996年の「大マジカル頭脳パワー!!スペシャルⅣ」特番にて、杉本彩が出演したミステリー劇場の問題が用意されており復活する予定があったのだが、「早押し回転ワードクイズ」にとって代わられ、お蔵入りになってしまったとのこと…惜しまれる。

恐怖の居残り早押しクイズ

早押し形式のクイズ群の総称。
それまでの早押しクイズというのは「誰かが正解を出したら終わり」であったが*21
このクイズは全解答者がヘッドホンで耳を塞いでいるため、他の解答者の答えを聞くことができないようになっている。*22
これにより、「全員が正解を出すまで問題が終わらない」というシステムになったことで、
  • 解答者全員の解答速度がそれぞれ得点に反映される
  • 視聴者は自分の解答速度を番組解答者と比較できる(「○○より早く答えられたぜ!」とか「やべえ、△△に負けた…」とか)
  • すぐ誰か1人解答が出てしまっても問題VTRが無駄にならない
などのメリットが生まれ、他のクイズ番組との差別化要素にもなって大きく人気が出た。

解答者は、正解を出すまでの間 解答者席が檻になって囲まれる という演出も特徴(「恐怖の」という名称はこのあたりが由来)。

各解答者は前述の通り大音量の音楽で何も聞こえなくなっているが、進行上の理由で司会者二人の声だけは聞けるようになっている。
なので司会者はうっかりヒントや答えを言わないように配慮しなくてはならないのだが、板東は一人目の正解を復唱して答えをバラしてしまったことがあった。
ある回では、和田アキ子が正解した際に檻に触れて棒が外れてしまい板東が興奮気味で突っ込んでいると、まだ正解していない俵が「あなた興奮してデカい声出すとね、ヘッドホンやっている人間が非常に迷惑なんだよ」と苦言を呈し板東が平謝りした。

頭脳指数は200点(後に100点)から10点単位で減っていき、最後は-50点となる。
VTRの最後まで答えられなかった場合も-50点となる。不正解自体にお手つきはない。

マジカル黎明期の終わり頃から黄金期中盤までを支えた、代表と言えるクイズである。

  • あるなしクイズ(初級編/上級編)
マジカルによって一気に有名になったクイズ。
あるパターンに沿って「ある」と「ない」に言葉が分類されているので、そのパターンを答える。
当初は書き問題で出題されて、3つの例題を見て、回答するというものであった。

番組では「初級編」と「上級編」があり、初級編は解答が「『ある』には『○○』の文字をくっつけて言葉になるが、『ない』はくっつかない」で固定。
また、初級編は解答が「自分で例題を作ってそれを解答にする」というもので、
答えが「てん」の場合、回答は「『松』にはくっつくけど、『梅』にはくっつかない」といった具合になる。
後にラッキー例題が登場し、「ある」方の言葉を的中させるとボーナス点がもらえる。
初級編は「ある」方のみの「くっつきクイズ」にリニューアルしたが、回答形式は同じ。

  • マジカルスキャナ/マジカルアナライザー
お題の物をCTスキャナやサーモグラフィなど様々な機械で映し、それが何なのか当てるクイズ。
初期の書き問題の時は詳細な回答をするとボーナス点がもらえた。
所の回答率の高さの対策として、押すと回答者がルーレット式でランダムに選ばれる「イラツキ早押しマジカルスキャナ」が採用されたこともあるが、「回答場面のカット」が出来ないため、テンポを改善するため打ち切られた。
所は答えがカリフラワーの時に、名前が思い出せずに「ブロッコリーの白いの」と答え、板東から「頭に『か』がつきます」とヒントをもらうが「缶詰になったブロッコリーの白いの」と答えていた。
スーパークイズスペシャルでは答えが「砂時計」の時に、スーパージョッキーチームのビートたけしが「ケーシー高峰」「ドモホルンリンクル*23」とボケまくり*24、同じチームのガダルカナル・タカが音声が聞こえないのをいいことに「ボケんじゃねーぞ北野コノヤロー!ナメてんのかバカコノヤロー!」と野次っていた*25

  • 逆から早撃ちクイズ
ゴジラのような怪獣が建物を壊しながら、問題文が逆から出て来るクイズ。問題の内容そのものは単純。解答権は1人1回だけ。
クイズ名の由来は解答ボタンを押した時にピストルの発砲のような効果音が出ることから。
BGMはハチャトゥリアンの「剣の舞」。

  • タレント早押しクイズ
有名人の出題するなぞなぞのようなクイズを回答する。一度「ビッグスター」と称して板東自身が出題したこともあるが、開始早々に所が「抗議のボタン」を押し、「あれはビックリスターじゃないか!」と文句を言っていた(ちなみに所も以前に出題したことがある)。

  • シャッフルクイズ
出題される文章をアナグラムして、元の文章を当てる。ほとんどの場合答えは人名であるが、答えが二つある「ダブルシャッフルクイズ」は例外。
第一回のみ、出題時に「シャッフルダンス」なるものを永井が踊ったことがあるが、真っ先に正解した千堂が真似したために二回目以降はなくなった。
所のエピソードはここにもあり、150回スペシャルで「バラ味噌!ヒリ!」が出た際、映像で海原雄山が「バラ味噌」を出した時点で正解を出した(正解は「ミソラヒバリ⇒美空ひばり」)。
黄金期には最後に「おまけのシャッフルクイズ」として出題され、2001年の復活SPでは「シャッフルシャウト」としてマジカルシャウトに組み込まれていた。
番組のパネラーがお題になる場合(もちろん本人には知らされていない)もしばしばあり、千堂に「 歌はそんなに上手くない 」とか北野大に「頭はいいけどクイズ番組は弱い」などとVTR内のヒントでネタにされたりする。
俵はこのクイズが苦手であり、最後まで答えられなかった時は不機嫌そうに愚痴を言うのがお決まりだった。2問連続で答えられなかったこともあった。

  • 回転ワードクイズ/マジカルズーム穴うめワード
回転する青いプレートの裏に書かれたひらがなを番号順に読んで文章を当てるクイズ。意味がわからなくても、文章の文字が全て合っていれば正解となる。
文字の判別できるプレートはミスリードを誘うひっかけであるが、一度だけ事前ヒントそのまんまの答えが出たことがある。
所はこのクイズで、事前ヒントが「あれ松虫が泣いている」と板東が叫び、クイズのタイトル画面が出た瞬間に正解を出した(正解は「頭つむじが巻いている」)。
また、93年には直前のシャッフルクイズを2問連続で答えられなかった俵が*26、ヒントは「板東さんは大阪だ」(答えは「板東さんはおおらかだ」。所は問題が出て早々真っ先に回答し正解した)の問題にて「板東さんは大バカだ」「板東さんは大ボラだ」と回答して怒られていた*27(ちなみに松村も「板東さんは大バカだ」と答えてしまい、「四十周年のこのマスコット(なんだろう)、投げたろかホンマ!」と本気で怒らせてしまった。さらに二度目が「千堂さんは大バカだ」だった。その後10点の時点で正解した)。
なお、文章はひらがなオンリーだが、大マジカルで出題された際はフェイントとして漢字が混じる。
マジカルズーム穴うめワードでは文字が回転しなくなり、映像をヒントにして答える形式になった。

  • マジカルコインいち文字クイズ/マジカルペイントいち文字クイズ
画面に現れたコインの位置と大きさと書かれている文字から、それが何を表しているかを当てるクイズ。後のマジカルペイントいち文字クイズではコインの代わりに図形で表現されるようになった。タイトルは「位置文字」と「一文字」のダブルミーニング。
所伝説の名回答は、5月に出題された答えが「こいのぼり」のクイズで、問題が出る前に「わかるんだから私は!」と自信満々に正解を出し、スタジオを驚愕に叩き込んだ。
(一応なんの根拠もなく言ったわけではなく、マジカルでは季節にちなんだ問題がしばしば出るため、それを読んでの解答)
その後、山咲に「なんで?」と聞かれた際には「予知能力、予知能力! 数多い日本語の中から、ひとつを選べばいいんだから!」と返答。始まった直後に正解した俵もこれにならい、「数ある日本語からひとつ選んだだけです」と述べていた。

  • 立体文字クイズ
CGで厚みを持たせたゴシック体の立体文字が断片的に映されるので、何の文字か当てるクイズ。
アングルは最初は真横からの視点で文字の周囲をグルグル回っているが、徐々に高度が上がっていき難易度が下がっていく。
大抵は漢字であるが、ひらがなやカタカナのこともあった。

所はこれを非常に得意としており、ブレーキをかけるべく回転速度の上がった「新・立体文字クイズ」にパワーアップしたが、それでも一瞬で正解され(答えは「夜」)、スタッフが素で「え゛えっ!?」と悲鳴を上げていた。
その結果、出題直後は洗濯機の如く超高速回転するようになり、100点を取ったパネラーがいなくなった。

  • マジカルフレーズ 2つの意味
2つの場面に共通する×で隠された台詞の中に入る同音異義語(ぎなた読み)の言葉を当てるクイズ。
答えが「いいからだして」(「いい体して」と「いいから出して」)の回では、和田アキ子が「まっちくれ」(「待っちくれ」と「マッチくれ」)と解答した後、一回限りの不正解のテロップが表示された。
居残り早押し時代末期には、2つの場面をフォト漫画風に3コマで表現した「マジカル3コマフレーズ」として出題された。

  • ピラミッドヒントクイズ
言葉がピラミッドのように3段に分かれており、上段に1つ、そこから3つに分岐して中段に3つ、さらにそれぞれが3つずつに分岐して下段に3×3=9個の言葉がある。

初めは下段の9つの言葉のみが公開されているので、うち3つの言葉をヒントにその分岐元となる中段の1つの言葉を考える。
同様にして中段の言葉計3つを連想で考えた後、その3つから連想される頂上の答えの部分の言葉を当てるクイズ。

  • なかまでシリトリ
4つの言葉がテーマに共通するシリトリになっていて、文字数をヒントに2番目と3番目の言葉を当てるクイズ。
ちなみにクイズ名の由来は「仲間で」と「(問題の途)中まで」のダブルネーミング。

リズム系・勝ち残りゲーム

番組中期から出てきたクイズ。
特に、「マジカルバナナ」は大きな人気を博し、番組の人気を盛り上げる役割を果たした。
その一方で純粋な意味での「クイズ」ではないために番組の傾向はこれ以降やや様変わりするようになり、
良くも悪くもこの辺りが番組の大きな転換点となったという認識が大勢である。

  • くっつきバトルロイヤル
「あるなしクイズ初級編」の発展である「くっつきクイズ」から派生したゲーム。二文字の「くっつきワード」が指定され、それがくっついている言葉を順番に言っていく。指定される「まる禁ワード」を言うとアウトになるが、リズム系ゲームと異なり減点はない。
当初は「上級編」と銘打って、「真ん中に一文字くっついている言葉」を答え、五文字以上を答えるとボーナスで10点がもらえていた*28が、後にノーマルに統合され上級編とボーナスはなくなった。スペシャルでは一番最後、または最初と最後にくっつきワードが指定されることもあった。
なお、当初は同音異義語も意味を説明すればOKであったが、後に禁止された。

  • 仲間でバトル
上記の「くっつきバトルロイヤル」の派生ゲームで、こちらはチーム制だった大マジカルとスーパークイズスペシャルに限定で出題された。「くっつきワード」ではなく、提示されたお題に当てはまるものを次々と答えていく。

  • おぼえてしりとりバトル
しりとりした単語を全て覚えてつなげていくゲーム。94年のクリスマススペシャルで初登場し、95年秋の大マジカルまで続いた。なお、前の週で最後に出た単語からスタートするという不文律があり、そのため重複を無視すれば最初から最後まで長いしりとりになるようになっている。
このゲームからマル禁ワード(当てるとアウトになった上に-50点)が初登場した。*29
言葉が思い出せない、最後が「ん」の単語を答える、順番を間違えるなどでアウトとなる。ルールの関係上「前に出た!アウト!」となることはほぼありえないのだが、飯島愛と中山秀征がそれでアウトになったことが一度ずつある。
また、このゲームでは直前の言葉を忘れて失格するケースが非常に多く、大抵の場合そのパターンで真っ先に脱落する所に準えて「所ジョージ現象」と言われていたこともある。
このゲームのマル禁ワードは完全に所に照準が合わせられており、彼の言いそうな言葉を中心にチョイスされていた(スイカ割り、九十九里浜など長い単語が多い)。そのためか、所はなんと5週連続でマル禁ワードを引いてアウトになったことがある。板東英二や加藤紀子*30といった出演者がマル禁ワードになったケースも。

番組内における人気クイズ第一位。現在はレクリエーションなどでおなじみと考える人も多いだろう。
リズムに乗って
「バナナと言ったら滑る」「滑ると言ったら氷」「氷と言ったら冷蔵庫」
といった具合に前の単語から連想される別の単語をつなげていく。
リズムに乗れない、連想になっていない(コタツと言ったら真夏など)だけでなく主観的、ダジャレ(感謝といったら機関車*31)、既に出た言葉やそれに似た言葉、前と同じ単語を使った時、2人以上の回答者の回答から連想した場合など失格になる要素が多い。また、「演歌の歌詞と言ったら日本の歌」のように、文章で回答するのは初期ではOKだったが、その後禁止になった。ただし「カーネーションと言ったら母の日」のように名詞扱いされている単語であればOKである。一方で同音異義の単語から連想させるのはOK(「氷といったら透明」⇒「東名と言ったら高速道路」はOK((同音異義語で連想した場合、先述のルールが緩くなる傾向があり、今田耕司が「恋と言ったらあい(愛)」から「あい(I)と言ったら『おれ』(日本語にしただけ)、所ジョージが「きゅうりと言ったらみどり(緑)」から「みどり(宮土理)といったら『うつみ』」
(主観的に近い)、スーパークイズスペシャルで堂本剛が「春と言ったら四季」から「式と言ったら『入学式』(前と同じ「式」という単語を使っている)など、本来アウトになる回答がセーフとなっている)))。
単語の中にはマル禁ワードに設定されているものがあり、これを挙げてしまうとアウトとなる上に減点のペナルティまで喰らってしまう。なお、主に「いと」「あたま」「しろい」「かたい」などが多く、パネラー間でもこれが周知されている*32。スペシャルで出題された全員参加型は「スペシャルバナナ」となる。
また、「わからない」と回答した場合、「未来といったらわからない」など連想として成立していてもアウトになるが、この回答を行った千堂あきほ自身は「未来」から連想する単語が思いつかなかった意味合いでの「わからない」であったため、実際に連想単語として「わからない」と回答した場合はセーフなのかは不明。

後に派生版として、次の回答者を指名するマジカル指名バナナや、逆のゲームであるマジカル裏バナナも登場。
こちらは前の単語から連想されない単語で回答する。「バナナを忘れて電話」「電話を忘れて封筒」といった感じでリズムに乗って繋いでいく。
ただしそれでは簡単なので、しりとりを防ぐため、連想されない単語を挙げても前の単語に含まれる字が1字でも入っていたらアウトになるマル禁文字が採用されていた。もちろん連想される単語を挙げてもアウト。
アウトの例は↓
「バナナ(ばな)を忘れて南京錠(んきんじょう)」「時計(とけ)を忘れて財布(さふ)」

また、裏バナナは「連想」の括りが元祖より緩く、例えば元祖なら「猫といったら豚」は間違いなく「連想になってない! アウト!」となるが、裏バナナの場合「猫を忘れて豚」では「同じ動物なのでアウト!」にされる。
97年10月を最後に、オープニングクイズの座をマジカルミルクに明け渡した。

裏バナナは上記のような性質上名詞のみで回答することが基本となっている。

また、裏バナナのバリエーションとして関係ないものを二つ並べる「ダブル裏バナナ」があった。こちらは混乱を避けるため、まる禁文字はない。

なお、「マジカルバナナ」は日本テレビの登録商標であるため、ネット上では「ウェブバナナ」「モンキーバナナ」となっている。なお、実はこのクイズでは放送禁止用語が二度も出た(いずれもスーパークイズスペシャル。飯島愛が「吸うと言ったら」*33)、松本明子が「まわすと言ったら」でそれぞれ発言して袋叩きにあっていた)。

  • マジカルチェンジ
リズムに乗って「チェーンジチェンジ、マジカルチェンジ、○○○(三文字の音の単語)と言う字を一文字変えて……」と順番に前の単語を一文字変えた別の単語を答えていく。
マジカルバナナ同様、既に使われた単語を答えてはいけない。
単語によってはゲーム進行が不可能になることも。
亜種として二文字変える「スペシャルチェンジ」、一文字チェンジ・二文字チェンジを交互に行う「ワン・ツーチェンジ」が存在。ただ、後者ではスペシャルにて「クジラという字を二文字変えて」で「ラジオ」となったのだが、次は一文字となり、「ラジオ」からだとどこを変えても成立しない、という事態が発生した。また、レギュラー放送でも黄金期に加藤が「のぞき」から「のぞみ」に変えた後、残っていたメンバーが誰も変えられずアウトになったことがある。
マジカルの中ではメジャーなゲームたが、実は人気ランキングは19位と低い。ちなみにこっちでも放送禁止用語が飛び出しており、スーパークイズスペシャルでビートたけしが「まいごという字を一文字変えて」で発言してアウトになっていた。

  • マジカルパンダ
1997年秋の大マジカルと2001年の復活スペシャルでのみ使用されたオープニングゲーム。「丸と点々が入ってる」の合言葉にあわせて、リズムに乗りながら濁音と半濁音の入っている言葉を答えていく。

  • マジカルクラップ
リズムに乗りながら、誰かを指名するゲーム。当初はお菓子、次は鳥であり、その後は県名や魚などもあったが、最終的にはパネラーの名前で統一された。
次の人を指名できない、既にいないまたは存在しない人を指名する、リズムに乗り遅れる、呼ばれても答えないなどでアウトになる。また、逆戻りしてもアウトになるが、登場したスペシャルのみOKであった。さらに、人数が減ってきて二人になると逆戻りによるアウトはなくなり、両方とも残ると両方に点数が与えられる。
所はこのゲームで「指名する方と逆のパネラーを指差して指名する」という小技を使用しており、これで二人同時にアウトにしたことが3回ある。ちなみにTOKIOの松岡はこれに二度も引っかけられている。また、95年のクリスマスSPでは長瀬(ドーナツ)を指名する時に、隣にいる早坂(クッキー)の耳元に向かってドーナツと答え、順番が回ってきた早坂が間違えるということがあった。
パネラーが名前の配置を覚えると席替えが行われたり名前の位置が変わったりするのだが、松村は一回だけ配置を覚えておらず、一人だけ席が替わらなかったことがある(もうすぐ楽しい春休み 最新クイズスペシャル)。

  • マジカルポーズ・何が落ちた?
「落ーちた落ちた、何が落ちた?」というフレーズの後、出題されるお題に沿ったポーズを取る。基本のポーズが四つあり、「りんご(両手を重ねて受け取る)」「カミナリ(へそを押さえる)」「げんこつ(頭を押さえる)」「それ以外(床を右手で指差す)」。
この他、スペシャルポーズがあり、週ごとに変わる(途中から二つに増えたが、片方が最後まで出なかったことが2回ある)。
所ジョージはこのゲームを非常に苦手としており、一度も最後まで残れなかった。逆に早坂好恵は「マジカルポーズの女王」と呼ばれるほど得意としていたが、凡ミスで最後の最後で脱落することも多かった。
「頭に落ちてくる」イメージがあるせいか「カミナリ」で頭を押さえてミスになるケースが多かった。また、96年1月の放送では収録中に天井のマイクが落下して中断されるハプニングが発生した。
ちなみに、そのすぐ後に出たお題が「マイク」である。
人気ランキングでは7位に入っているが、半年で終了と割と短命なゲームであった。
なお、「スーパークイズスペシャル」では北野大とビートたけしの北野兄弟が共演しており、この時は弟のたけしが最初にわざとコマネチポーズをして脱落し、兄の大は最後まで残って優勝している。

  • しりとり2文字バトル
通常のしりとりの要領で最後の2文字を使ってしりとりをしていく。後ろから2文字目が「ん」「小文字」「ー(のばし棒)」の単語を答えた場合はしりとりが続けられないのでアウトとなる。*34
また、最後の2文字が難しい言葉を言って他のパネラーが全員しりとりを続行できなかった場合、答えた本人もできないとその人のみがアウトとなりそれが原因でアウトになった他のパネラー全員が復活する(二人の場合は言った自分も答えることが出来ないと相手の勝ちになる)。
最初の言葉は出演者の名前からスタートすることが多かった。

  • 逆しりとりバトル
通常のしりとりとは逆で、前の人が言った言葉を頭の文字をお尻に繋げて、しりとりする。例として「ごはん」からスタートの場合、頭が「ご」なので「たまご」を答えて、次は頭が「た」なので「肩」…という要領でしりとりする。
また、「逆しりとり」ということで通常のしりとりでは「ん」がお尻についたらアウトというものだが、このゲームでは逆に「あ」が頭につく言葉を言ったらアウトというルールがあった。
また、マル禁ワード(初回は無し)があり、これを言ってしまったら失格の上、減点となった。
最初のお題は決まってお尻に「ん」がつく言葉と決まっていた。
後にリズムに合わせて答えていく「逆さましりとりバトル」となった。(これになってからはマル禁ワードは無くなった)

  • ドレミファ金土
「ドレミファソラシ」と「土日月火水木金」を繋げ、三つずつ答えていく。
継ぎ目になる「シ土日」と「金ドレ」の部分で混同することが多く、ここがポイントとなる。これも後に回答者を指名する指名ドレミファ金土になった。

  • マジカルカウント
リズムに乗りながら、「ゼロ」「いち」「ツー」…と0から10までの数字を日本語と英語で交互に数えていく。所はこれを比較的得意としていた。

  • あとだしジャンケン
画面に「グー」か「チョキ」か「パー」の手が出た後、「勝って」「負けて」「勝たないで」「負けないで」のいずれかの指示通りにジャンケンをする。なおあいこは問答無用でアウト。

  • マジカルミルク
前の人が出したお題を逆さに読んだ後、次の人に別のお題を出していく。初期は三文字だったが後に四文字になった。
裏バナナ同様、前のお題の文字を使うとマル禁文字で、-50点となる。
マジカルチェンジのリズムに似ている為か、トニセンが「逆さに読んで」の部分を「一文字変えて」と間違えてアウトになったことがあった。

  • マジカルニコニコ
「ニコニコ」「キラキラ」のような擬音表現をお題として出し、そこから連想されるものを答える。単語自体の意味を答えるのはアウト。これにもマル禁ワードがあった。

  • マジカルぞうさん
お題について知っていることをリズムに乗りながら「○○だぞ~」という形式で1人1つずつ答えていく。

  • 逆さまジャンケン
2人でジャンケンをして勝ち負けの結果と逆のポーズをするゲーム。
勝ったら「負けた」と言っておじぎをし、負けたら「勝った」と言ってバンザイをする。あいこの場合は「あいこ」と言って腰に手を当てる。
ポーズや言葉を間違えるとアウトとなり、間違えていなかった方に得点が加算される。

  • ダブルしりとり
リズムにのりながら、1人2つずつしりとりをしていく。「ん」の他に「ー(のばし棒)」もアウト。
亜種の「スーパーしりとり」ではパネラーが少なくなると1人3つずつしりとりをしなければならない。
北野は直前の加藤がリズムにのれずにアウトになった際に、使った言葉をパクることがあった。

  • もしもし桃太郎
童謡「うさぎとかめ」と「桃太郎」の1番の歌詞を交互に1フレーズずつ歌っていく。
ランプがついたパネラーが歌う形式であり、「うさぎとかめ」は青いランプ、「桃太郎」は赤いランプが点灯する。また、人数が少なくなると同じ人に連続でランプが点灯する場合がある。
歌詞が合っていてもメロディが違うとアウトとなる。
今田はこのゲームが苦手で、連続でランプが点灯する段階でよくアウトになっていた。

マジカル伝言バトル

お題を絵やアクションで伝えていく。回答者全員に同じだけの点数が入るため、順位の変動が絶対に発生しない(大マジカルは除く)のが特徴。
マジカルミステリーツアーへ向けてのボーナスという側面が強いが、松村邦洋や北野大、早坂好恵がこれを非常に苦手としており、彼らに順番が回るとほぼ必ずそこから先へ伝わらなかった(他に観月ありさも全ての伝言バトルでつまづいたことがあった)。明らかにお題と違うものを表現した場合、観客が一斉に「え~!!」と叫ぶのがお約束で、そのパネラーが終了時に集中攻撃を喰らうことが多かった。
代表格は以下の二つ。この他「マジカルねんど伝言バトル」「マジカルラッパ伝言バトル」「マジカルお話し伝言バトル」などがある。黄金期には番組の半分がこれで構成されていた。

  • マジカルアクション伝言バトル
お題をアクションで伝えていく。伝言中にはアニメ「ムカムカパラダイス」のOP「とっておきのキモチ」のイントロが流れる。

特に松村は彼独自の理解に基づくとんちんかんなアクションをすることが多く、足枷となっていた。反面所ジョージは閃きが神がかっており、パーフェクトに貢献することも多かった。
また、パネラーの思いがけない動作がそのまま伝わることもあった。風見しんごの場合、次の回答者が加藤だったことに驚いてしまい、その動作が最後まで伝わっていた。また、俵が参加した回では、彼の「腕を組んでゆっくりと振り向く」という動作を所がネタ混じりに模倣した結果、その先の回答が全部「俵孝太郎さんの~」になってしまっていた。

  • マジカルアート伝言バトル
後述の「マジカルアート」の発展系。お題を絵で伝えていく。早坂がこれを非常に苦手としており、いきなり原型を留めない絵に変えてしまうことがあった(おもに丸くする傾向が強い。「折鶴」のときは直前の加藤までは原型があったにも関わらずいきなりウサギに変え、「東京タワー」の時は直前の間寛平まで上手く伝わっていたのにいきなりドームにしてしまった*35)。
また、加藤はお題が「おねしょ」の時に前のパネラーが恥ずかしがって描けなかったことを考慮して、和式トイレ(しかもアレのおまけつき)の絵を描いてしまい後のパネラーに伝わってしまった。
例によってスーパークイズスペシャルで「ミノムシ」がお題の時にはビートたけしがテレビでは放送できない物を描いた*36。「リボン」と回答したが当然不正解だった。
なお、使用されている曲はアニメ「ママは小学四年生」のサブタイトルジングル。
初期は背中が白い部分のベストを着て、パネラーがそのベストにお題の絵を描いて、次に伝える側のパネラーはその背中の感触だけで絵を次のパネラーに伝えるというものだった。

  • 音楽リップ伝言バトル/マジカルリップ伝言バトル
口の動きだけで何といっているのかを当てる「マジカルリップ」の伝言バトルバージョン。当初は音楽のみが出題されたが、「マジカルリップ伝言バトル」にタイトルか変わってからは、フレーズのお題も出題されるようになった。
北野大はこれに参加した際の正答率がゼロに近いレベルで低く、彼に回るとほぼ必ず原型を留めない全く別の音楽やフレーズに変えられていた(特に音楽で顕著。北野の知る音楽は世代が古いものや唱歌が多いため)。特に答えが「かくれんぼ」の時、直前の所ジョージまでは正解だったが、北野は出だしが似ている「お正月」と勘違いしていた。一方で「かもめの水兵さん」の時は、「チューリップ」を歌ってしまうが、解答時には見事に正解した。

その他のクイズ


  • マジカルシャウト/新マジカルシャウト
問題を聞いて、それに即した回答をマイクに向かって「 叫ぶ 」。正答・誤答問わず、一番先にマイクが反応した解答者の答えのみが採用される。
ボタンを押すなどの回答権を得る行為が全く必要ないのが特徴で、コンセプトは「 早押しより早い 」。
一定数以上先取で勝ち。お手つきした場合は次に誰かがお手つきするまで答えられない。
映像内の物の名前を答える「映像シャウト」 並べられた単語のうち問題に当てはまる選択肢を答える「似たもの三択」 問題から連想した単語を答える「超インスピシャウト」などのバリエーションが存在する。

映像シャウトは無理やりでカオスな引っ掛け問題が定番化した。
超インスピシャウトは「頭に(ひらがな一文字)がつく……(お題)」と問題文に溜めが入るため、回答者の山が外れてトンチンカンな答えになることがあり、特に所ジョージが披露した様々な珍回答が知られている

たまに、視聴者向けの問題文テロップを消して回答者と一緒に考えさせることもある。
言い直しは認められず、お手つき扱いとなる。
マイクが少しでも声を拾うと自動的にそれが解答になる特性上、答える前に余計な発言をしてお手つきになるパターンも。
スーパークイズスペシャルでは島田紳助が回答者を「はよ行け! はよ!」と急かしたところそれが拾われてお手つきになったほか、同じ回ではジャイアント馬場が解答を間違えたが、背が高すぎてマイクが声を拾わず、それを聞いた隣の回答者が自信満々に同じ回答をして間違える、というハプニングがあった。

解答席は左から順に上位のパネラーである。
登場からしばらくはトーナメント方式だったが、所の降板前後から単純に4人一組×2で進めるようになった。

このコーナーの途中で板東と永井がオリジナルクイズ募集のお知らせをする。
板東「今のはいい問題でしたねぇ。」
永井「このようないい問題を思いついた方は、こちらの宛先までお寄せ下さい。マジカルグッズを差し上げます。」
この時今田は二人の後ろに割り込むことが多く「あて先マン」と呼ばれていた。ちなみに初期は番組エンディングでお知らせしていた。

問題は以下。

普通の問題
ごく普通のクイズ。ただし、他の問題に引っ掛けが多いため「まじめに考えてください」と前置きされることもあった。

似たもの三択
シャウトで出題された問題の代表格。
「ある物に関連している」「言葉の響きが似ている」などの共通点がある三つの選択肢が提示された後に問題が読まれるので、それに合致する答えを選ぶ。
例として「陸、湖、空。地図に出てないのは?(正解は「空」)」。
原型は「タイムショック」で用いられた同形式の問題。

映像シャウト
所ジョージ最大の鬼門。初期は同じ写真を上下に二枚提示し、上にあって下にないものを答える問題だったが、後に「ないもの探し」として独立し、こちらはまず「これは○○」と写真を出し、「ではこれは?」と映像を出して、映しているものを答える形式になった。
所はこれにしょっちゅう引っかかっており、ヤマを張ったり傾向を読もうとしたりなどあの手この手でスタッフの裏をかこうとしていた。
94年7月28日から映像部分が2段階の引っ掛けになり、じっくり見ないと引っ掛けられるようになった。
最後までちゃんと見ればわかるため、放送された映像をよく聞くと、スタッフや板東が小声で急かしているのが聞こえる。
また、最初の引っ掛け部分が、当初はちゃんとしたものだったが、途中から引っ掛けがバスタオル⇒空手家が玩具のバスを圧し折って「バス「タァ」折る」、引っ掛けが時計の針⇒ヒーローがアルファベットのKをぶっ飛ばしたのを外国人の青年がびっくりして「とう! K! ノ~! ハリー」、引っ掛けが長靴⇒お婆さんが出てきて「名が『グツ』」など、無茶苦茶なものに変わっていた。
「だって『坂好き』の映像が面白すぎちゃって!」by所
たまに引っかけに見せかけた答えである場合があった。

加藤は板東を「ギャフン」と言わせようと企み、出題中にスタジオにいるスタッフの表情を見て引っ掛けかどうかを判断しようとしたが、結局失敗に終わり加藤自身が「ギャフーン」と言うハメになった。そして、この作戦を見破った所ジョージに「全日本ギャフン大作戦」と称された。

音楽シャウト
音楽の1フレーズが流れ、その曲名/歌っているグループ/使用されている作品を答える。
お題が「愛なんだ」(正解はV6)の回では、加藤がSMAPと解答した直後にカミセンに怒られた。

超インスピシャウト
マジカルインスピレーションのシャウト版。マジカルの珍回答製造機。
「頭に(おしりに)○のつく……○○」と出題され、それを一瞬で答える。
所の珍回答の大半はここで生まれたもので、さしみ回転もその一つ。
なお、松村は食べ物関連の珍回答が非常に多く、中でも「頭に『ま』のつく番組」で「まんじゅう!」と答えてしまい、所から「バカかお前は!」と怒鳴られ(前述の珍回答を棚に上げてお前が言うか)、板東には「これを何の番組と思ってるんですか!?」と怒られた(当時の正解例は「マジカル頭脳パワー」)。
同じ回の「頭に『か』のつく果物」ではせっかく食べ物の問題なのに「カブトガニ!」と答えて視聴者を爆笑させてる(主な正解例は「柿」)。

他にも「頭に『な』のつく滝」(正解例は「ナイアガラの滝」)で所が「なすの滝」と誤答した後、「似たもの三択」で出された「お砂糖、お塩、お味噌、「お」を取ると調味料にならないのは?」(正解は「お塩」)という問題で、寛平が選択肢にない「なす!」と答えたことがあった。(所からも「遅すぎる!」と突っ込まれた。)

95年秋の90分スペシャルで初登場し、この時はマジカルシャウト内の出題でなく、単独での出題であった。
このクイズが初登場して当初は特番に限り単独で出題されていた。
全チーム参加で代表者1人のみ答え、一定数出題された後、次のメンバーに交代していた。
正解すれば得点となるが、お手付きは減点となるか減点無しか回によってまちまちであった。

超瞬間一文字シャウト
超インスピシャウトの亜種。問題に当てはまる答えをひらがな一文字で答える。
95年12月28日の年末スペシャルで「おならは?」と出題された際は(正解は「へ」)、回答者全員が「ぷぅ」と回答した。

逆読みシャウト
読み上げた言葉を逆さまから読むと何という言葉になるかを答える。
所は問題が「クニキヤ」(正解は焼肉)の時に、「やーきにく」と回答したが反則とみなされてお手つきとなった。

穴うめシャウト
穴埋めワードクイズの派生。ヒントをもとに、伏せられている文字を推理して正解を答える。
所ジョージ考案のクイズ*37で、初出題の際にマジカルの本をプレゼントされていた。

とび石シャウト
表示された文章を一文字置きに読んで答える。今田耕司はこれをゆっくり読むという裏技で正解したが、間寛平から抗議を受けたため、翌々週からゆっくり読むと文字が消えるようになり加藤がアウトになった。*38

  • 早押しエラーを探せ!/新エラーを探せ!/マジカルチェック 5つのちがい
CGやアニメーションを使った早押し形式の間違い探し。エラーを探せ!シリーズはマジカルミステリー劇場に代わるラストクイズである。
間違いのレベルは様々で、無論分かりにくい間違いほど高得点。最高300点
なお、初期のころは点数が1点などの1ケタや2ケタでも中途半端な点数などもあった。
解答者1人につき1回しか答えられないので、あからさますぎる間違い(=低得点)は基本的に後半までほったらかされる。俵はクイズが長引くことを嫌う為か、簡単な間違いを答えることが多かった。
最初は普通に映像が流れるが、回数を重ねるごとにスローモーション、間違いにが付くなどのヒントが出る。新エラーを探せ!では、映像の開始前に注目のヒントが表示されたり、2回目の映像でエラーがどの辺りに何個あるかのヒントが出るようになった。
アニメ風のものでは、北野大をモチーフにした眼鏡のおじさんが時々登場する。
また、スーパーマリオブラザーズジブリ映画等、他作品とコラボしたものもあった。
黄金期には一度だけ、両方の映像が全く違うアニメ(片方は「天空の城ラピュタ」、片方は「ルパン三世」)という意味不明な問題が出たこともある。
マジカルチェックではライトペンで印をつける必要がある為、動きのある違いの場合巻き戻しを要求することができた。その為、このマジカルチェックでは専用の解答者席が置かれていた。

  • マジカルアート
複数人でチームを組みリレー方式で一人がお題の絵を描き残りメンバーがそのお題を当て、時間内により多く正解することでポイントを稼ぐ。
人数が足りない場合は板東が助っ人として参加する。
どうしても分からなければパスも出来るが減点対象となってしまう。後期では他の人にチェンジすることができた。
お題はあるテーマに則って指示されるためそれが推理できるかが肝。後に伝言バトルに進化した。
寛平はこれが苦手で、描くものの殆どが鳥の足になってしまう。第11回大マジカルで足を引っ張ったので改善しようと一度フランス留学までしたが、復帰後にお題として出された「シロクマ」も足を鳥のように描いてしまい、板東含めたメンバー全員から総スカンを喰らった。*39(最後に板東が所にシロクマを描くよう頼んだが、所も鳥の足をしたシロクマを描いたため板東に突っ込まれた。)さらに、後述のインスピアートで鳥足のお題が出た際は、一人だけ犬だった。

  • マジカルプッシュ 知らなきゃ押しつけろ!
1対1の早押しクイズ。正解で1ポイント獲得、不正解だと相手に1ポイント加算。三ポイント先取で勝ち、一時四ポイント、後に二ポイントに減った。
通常の早押しクイズと違う点は、相手の早押しボタンを押せると言う点。
自分が分からない問題だった場合は相手に解答権を押し付けることができる。
ボタンを押せるのは問題文が途中で止まった後のゴングが鳴った時から。ボタンが押されてから問題文の続きが読まれる。
その特性上、解答する問題が難しかったり相手に押し付けた問題が簡単だったり…と、駆け引きの要素もある。

出題パターンは前半がひっかけで後半はまったく関係ない問題、という構造で一貫していたが、ひっかけの部分が最初は「では、とうだ……いを略さずに言うと?」という形だったのが、末期には「では、とうだい……ではなく」のパターンに変わっている。

  • 超瞬間お手上げクイズ
問題を聞き、それが事実に即していると判断すれば直後の「お手上げ!」の掛け声に合わせ素早く挙手する。一度挙げた手を下げても、腕につけられた「お手上げ判定マシーン」が作動しているため誤魔化すことはできない。
ありとあらゆる事態を想定した(しかし問題文中で触れられない)引っ掛け問題が多いのが特徴。体絡みは高確率で複数の人間もしくは動物のケースも一瞬で考えなくてはならない。
当時と現在では問題の正解が違うものが出題されていたこともあった。例として1997年頃に出題された「日本の振替休日は必ず月曜日だと思う人?」という問題では当時では手を挙げたら正解だったが、現在はハッピーマンデー制度が導入されており、手を挙げたら不正解という形になっている。*40
末期では「超瞬間○×クイズ」や「ひっかけ○× 迷って真っぷたつ!!」へリニューアルした。

  • マジカルインスピレーション
ある問題の答えを、推理力を働かせて他のパネラーと合うようにするクイズ。4人1組で行う。

最初は「思い浮かべてください 頭に(一文字)のつく…(お題)」という形式だけだったが、1996年から「新マジカルインスピレーション」となり、図形を利用して絵を描く「インスピアート」*41、VTR内で流れた音を表現する「サウンドインスピレーション」、カタカナで書かれた言葉を無理やり漢字で表現する「ムリ漢インスピレーション」、2つの物の名前を合体させて新しい言葉を作る「合体インスピレーション」、シチュエーションの吹き出しに入るセリフを入れる「ふきだしインスピレーション」、あるものを別の何かに例える「たとえてインスピレーション」、2つの言葉から連想するものを答える「連想インスピレーション」が登場。

答えが合った人数×10点(答えが2つに割れた場合はそれぞれに20点)が加算され、誰も答えが合っていないと0点となる。パーフェクトだと100点または50点が加算。

この問題で加藤紀子はほとんど3人と違う答えを出していた(例:「頭に『う』のつく長いもの」→「うんこ(他の3人はうどん)」。このことが原因で、近所の小学生から「うんこ加藤」と呼ばれていた)。*42後にネタとしていじられる事があった。
ちなみに後の回で「頭に『う』のつく人に見られちゃまずいもの」という出題があり、三人が「うんこ」(一人は「うそ」)で揃い「お食事中の方、大変申し訳ございません」とテロップが出ていた。
また、「頭に『ね』のつくもらって嬉しいもの」では、永井がうっかり「ねこの『ね』」と言ってしまった*43にもかかわらず、加藤だけは自分がもらって嬉しいという理由で「ねまき」と回答してパーフェクトを逃し、所に怒られていた。

松村邦洋も変な答えを出すことが多かったが、「頭に『ぬ』のつく子供が好きなもの」では加藤と「ヌンチャク」で揃い両者共に握手をして、所ジョージに「あわねーよ、普通」と突っ込まれた。

また、200回スペシャルでは定岡正二が「頭に『し』のつくびっくりすると止まるもの」で、他の三人が「心臓」だったのに対し一人だけ「しゃっくり」と答えてブーイングを喰らっていた((「心臓が止まりそうになる」というのは慣用句だが、あくまでも合わせるゲームなので当然の成り行きである。))。そこで、スネた定岡が次の組(千堂、所、木村、小松)の時に「もし100点取ったら土下座しましょう!」と豪語したのだが、次の問題「頭に『ふ』のつく電気で動くもの」に対して、答えは揃って「ふとん乾燥機」。見事に100点を取られてしまい、板東に「定岡はどこだ~!」とぐるぐる振り回されていた。

  • 早取りロングワードクイズ
平仮名を選んで出来るだけ長い言葉を作る。解答権は1人1回のみで、一度使った文字は使うことができない。一番長い言葉を作ったパネラーにはボーナスが加算される。
最高記録は俵の「皆さん東に行け」と所の「割烹の刺身です」の10文字。

  • マジカルイマジネーション
スペシャル限定で出題されていた。
目を閉じて、指示されたイメージを身体の動きで表す。全員が揃ったことは一度もなかった。

  • マジカルアンサー はい、いいえ
あるものになりきった板東に質問をし、「はい」「いいえ」「?(答えが曖昧な場合)」と答える板東の答えをヒントになりきっているものを答える。質問できる回数には制限がある。
加藤は直接答えを当てるような質問を勝手に言って足を引っ張ることが多かった。

  • マジカルカード
まず20枚のカードの裏に書かれている平仮名を覚えて、元に戻った後に出題される問題の答えをカードの番号で順番に選んでいき、最後の文字のカードの番号を当てることができたら勝ち。
途中で間違えたり時間切れの場合は相手に解答権が移り、続きから答えていく。

  • マジカルジャンケン
「(頭に)〇のつく~なもの」という風に出題され、問題の条件に一番当てはまるものを答えた人が勝ち。マジカルインスピレーションの競争版といったような感じ。
条件に相応しくないものであっても1人しか言えなかった場合は正解となる(お題が「ぷ」のつく固いものの時に、定岡が「プリン」と答えて一人勝ちしたことがあった)。

  • マジカルものまね動物園
スペシャルのみのクイズ。赤チームと青チームに分かれて、それぞれの代表者がお題の鳴き声をものまねして相手チームの誰がやったのか当てる。後に「ものまねワンダーランド」となり、動物以外のお題が出るようになった。
明らかに分かりやすいものまねをした場合、他のメンバーから袋叩きにされることが多く、特に寛平や久本雅美がやるものまねは分かりやすいことが多かった。また、つぶやきシローが羊のものまねをする時に地声で鳴いた為、相手チームの今田は「鳴き声というよりつぶやいたような?」とコメントしていた。
なお、1996年のスペシャルで荻野目洋子がものまねをした際、相手チームは全員見破っていたが、いざ回答というところで川島なお美が「加藤紀子ちゃん!」と一人で答えてしまい外れ、というハプニングが起きた。

  • マジカルだるまさんがころんだ
「だるまさんがころんだ」と言っている間に、平仮名一文字のブロックを積み上げて答えを作り上げる。言い終わった時に台の左右のボタンに両手を置いていないと積み上げたブロックを崩される。一番早く完成させた人が勝ち(ただし、ブロックの向きが違っていたり文字が正面を向いていなかった等、上から順にきちんと読めるようにしていないと全部積み上げても無効となる)。
初回は台の下から棒が出てきてブロックを崩していたが、後に炭酸ガスの噴射が追加された。
当初は3つの言葉から連想するものを当てる形式だったが、後にヒントが1つだけとなった。
1997年9月のSPで清水圭がブロックを支えて崩壊を阻止しようとしたが、板東と永井に崩されてやり直しとなった。ある回では加藤のブロックが奇跡的に崩れなかったが今田に抗議されて結局崩された。

  • マジカル笑って何ホーン/マジカル笑い声で何点
ある場面を見て台詞の入っていない吹き出しの部分に入る面白い台詞を考える。ふきだしインスピレーションの競争版のような感じ。
審査はスタジオの観客の笑い声で行い一番高かった人が勝ち。
寛平は自分の持ちギャグを答えて今田や板東に詰め寄られることが多かった。

  • マジカルブランコ
ブランコを漕いで、前方にあるマイクに向かって答えを叫ぶクイズ。解答は「チャンス」ランプが点灯している間のみ有効で、消灯している時に正解を叫んでも無効。
北野大が苦手としているクイズで、ブランコを必死に漕いでも全く勢いがつかず、今田や板東が後ろから押して勢いをつける場面が何度かあった。

  • 有名人を探せ!!
エラーを探せ!シリーズに代わるラストクイズ。「ウォーリーをさがせ」のように一般視聴者に紛れて画面の中に隠れている有名人(の顔写真が合成されたキャラクター)を探し当てる。解答権は1人1回のみ。
マジカルのレギュラーや準レギュラーが隠れていることもあり、高得点の傾向があった。

  • マジカルグランプリ
指示する人(指令側)と運転する人(操作側)に分かれ、画面の中の車が左・中・右の3車線の道路を進むので、指令側の声を頼りにボタンを押して障害物を避けながらゴールを目指す。車が障害物にぶつかりゲームオーバーとなるか、無事ゴールにたどり着きクリアとなった時点で終了。最も進んだチームに得点が入る。
当初は指示する人が「危な~い!」しか言えないルールだったので、避けた先に障害物があってぶつかるというパターンが多く運要素が強かった。後の「新マジカルグランプリ」では1から3までの番号を指示することができるようになったが、代わりに障害物の数が増加し、操作側は目隠し用のヘルメットを着用するようになった。
このゲームの開発にはナムコが関わっていて、「協力 株式会社ナムコ」のテロップが出ていた。

  • マジカル可能?不可能?
出されるテーマが自分には「できる」か「できない」に分かれ、「できない」チームは「できる」チームの中から1人を指名してその人がテーマに挑戦する。
危険なテーマの場合は「よい子のみんなはマネしないでね」のテロップが出る。
今田は成功率が高く、他のパネラーが失敗した後に試しにチャレンジすることが多かった。ある回では頭で瓦を割るパフォーマンスを披露した。
北野大は「できる」側に行くと目立たないように隠れることが多く、それを怪しんだ「できない」側のパネラーが北野を指名するパターンがお約束だった。
一回限りの初登場のゲストが「できる」側に行った場合は、ほぼ必ず指名されるのが恒例である。
この時期からは純粋な意味での「クイズ」はマジカルシャウトのみとなり、完全にパーティゲーム番組となっていた。時代の流れを感じさせる話である。

  • マジカルしまった アクションヒント
お題のヒントを出すパネラーがボックスに入り、シャッターが閉まる前に言葉とアクションを伝えて答える人にお題を当てさせる。マジカルアートのアクション版。途中でヒントを出す人と答える人を交代する。
パスは自由でありペナルティはない。
お題に含まれる言葉を使った場合は無効となり、強制的に次のお題に変わる。

  • マジカルシルエット ○○さんは誰だ!?
答えとなる本物とその人になりきる偽物3人の計4人のシルエットの中から本物は何番なのかを当てるクイズ。
解答者側はシルエット側に対して質問をし、1人ずつ順番に答えていく。問題の答えである人は嘘をついてはいけない。
4番の人はオチ担当として明らかに問題と違う人が演じることが多く、今田や板東に度々突っ込まれていた。藤井隆が入っている回では、今田が4番に向かって「藤井や!」と断言すると「今田!うっさい!!」と返された。また大山のぶ代が4番を担当した回では、丸い頭部のシルエット、馴染みのある声、好きな物はドラヤキとまんま某タヌキになりきっていた。
シルエット側の4人はその日のパネラー(主にゲスト)から選ばれ、板東や永井もシルエット側で参加したことがある。
原型は1970年代に日本テレビ系で放送されていたロート製薬一社提供の「ほんものは誰だ!?」。

  • いじわる実験室
99年(末期)に登場した、早口言葉の後に出題される意地悪な問題に答えるクイズ。ナレーターである森の話術にはまって間違えるパネラーが続出するほど難易度は非常に高く、正解したパネラーは毎回1人か2人だった。
森が言う言葉から「ちゃ」を抜かす「え、とうちゃんですよ」(正解は「え、とうんですよ」)の回では、今田が苦戦していて「だからさっきから言ってるでしょ。とうちゃんですよ」の後に「だから、何やねん!もう、わからんのじゃー!!答え言えー!」とブチ切れていた。
最終回では所も挑戦した。

  • マジカルメリーゴーラウンド
回転するメリーゴーラウンドに乗って正面のマイクの前に来た時に答えるクイズ。
出題される問題はアンケート調査したランキングの順位を当てるものが多い。
正解が出ると、周りのパネラーが正解者の周りに集まって褒め称えるのが恒例だった。

  • さかさま指令
4人で対戦が行われ、逆から読み上げられる文章の指令通りにアクションをする。
また、テーブルに道具が置かれていて、それを使ってアクションをする場合もある。
1番早く正解した人には加算されるが、1番遅かったor制限時間内にできなかった人は減点される。

  • ボーナスチャンス マジカルぴったり/マジカル超ぴったり
指示する人の声だけをたよりに、制限時間内に砂や石をはかりの上の容器に10000g入れることができれば500点が加算されるが、1gでも誤差があると失敗となる。マジカルぴったりで成功者が出た次の回からは、100000gにパワーアップした「マジカル超ぴったり」になった。
「マジカル超ぴったり」でゲーム中に流れていたBGMは「COWBOY BEBOP」の主題歌である「Tank!」であった。
寛平は最終回直前で成功して1000点を突破し、マジカルミステリーツアーを獲得した。




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最終更新:2024年02月11日 22:04

*1 歴代クイズ番組で9位、日本テレビではトップ

*2 当初は万年筆などの文房具だったが、所ジョージがコレクションにしていたため、後にギフトカードに変更された。

*3 最終問題のミステリー劇場も一応正解しているが、倍のボーナスはなし

*4 板東は所のサインを持参して「ズームイン!!朝!」に出演したことがあった。

*5 マジカルバナナが最初のゲームになった時は、「早速所さんからです」と振られた際「早いなー!」「早い…!」「あ、もう行きますか!」といきなりの開始に戸惑っていることが多くなった。

*6 そのうちの一つが本wikiにも項目が存在するさしみ回転である。

*7 前期で和田アキ子が出演した回では、和田アキ子が二枠で千堂が四枠だった。

*8 加藤はマル禁ワードを引いた回数が全パネラー中で最も多く、マル禁ワードが存在する全てのゲームで最低でも一回は引いていた。

*9 ゲストにダチョウ倶楽部やV6などのグループがいる場合は最後尾から二番目。

*10 月・砂浜・カラスにあって太陽・海面・カモメにない物。正解は「足跡(月には宇宙飛行士の足跡がある、砂浜には足跡がつく、目尻のしわを「カラスの足跡」と言う)」

*11 千歳烏山があってもカモメ山はないという理由で「山」と回答。仮のボーナスで100点獲得した

*12 岩手県に「カモメ森山」村があったため。実際は村ではなく山である

*13 「3+4=6+3」の式をカードを2回だけ動かして正しい式にする問題。マジカル君の答えは「3✕4=9+3」にする。俵がマジカル君と同じ答え。所・千堂・ゲストパネラーの林家こぶ平も板東を唸らせる回答をしてボーナス点を獲得した

*14 「3+4+6=3」。理由は野球のボール球を3つ投げ、更にボール球を4つ、6つと投げれば3人塁に出る。1球残った球は板東の球。板東が真ん中に緩いストライクを投げたら打たれてしまい板東はプロ野球をやめてしまった・・・というものである。所は「なるほど!」と相槌を打ったが、板東は苦笑しつつ「意味合いはわかりましたが何の発想でもありません」と一蹴していた。所も回答の一つとして「3+4+6=3」と答えたが、寛平と違い、「おいちょかぶ」なら3になるという意味であった

*15 その後1991年10月からマイナス点の表示が可能になった

*16 マジカルバナナでは、「美空ひばりといったら愛~さんさんと~」と歌詞の一部を歌ってしまい、予想外な回答にスタジオ全体が大爆笑となり、板東や永井がずっこけるほどだった。

*17 男性解答者全員(所・俵・寛平)が板東をバカにした回答を出した回では相当怒ってしまったためか、減点にしただけでなく最後まで男性解答者全員を呼び捨てにしていた

*18 特にこの問題が出された回では好調であり、自身初のマジカルミステリーツアーを獲得している

*19 ただし、正解扱いでも指摘が足りなかった場合は倍にならない場合もあった

*20 折角思いついても、スポンサー絡みの件で使えなかったり、番組の都合上単純化されてしまうトリックも多かったらしい。例えば「自動車に細工をして事故を起こし殺害する」というトリックは、『スポンサーに自動車企業があったために全面NG』だったとのこと。

*21 マジカルでも導入当初はその形式だった。点数も200点から0点までだった。お手つきは1回休み

*22 その際口TVには回答者の口元が放送禁止用語でも発している様な「ナイショ」の文字で隠される。余談だが一度本当に放送禁止用語を発した回答者がおり、黒いバツ印で隠された。

*23 再春館製薬所が販売している基礎化粧品

*24 最終的には正解したが檻から出てくる際にズボンを下ろすなどボケまくっていた

*25 一応言った直後に謝った素振りを見せている

*26 問題は「これもんで、グー!!(デーモン小暮)」と「毛虫から、父ちゃん(加藤茶・志村けん)」

*27 その後俵はマイナス10点の時点で正解。一部マスキングされたが、解答が解答だけにどこかぎこちない回答だった

*28 所はこれを狙うあまり○禁を言って自滅したことがある。

*29 94年のクリスマススペシャルでは、ボーナス点がもらえるラッキーワードもあったが誰も当てられず、この一回きりで廃止された。

*30 引き当てたのは加藤紀子本人であった。

*31 北野がこの回答を行った。他にも山咲千里が「ぬくといったら『ぬか漬け』、西田ひかるが「四角と言ったら『失格』とそれぞれ回答し失格となった

*32 スペシャルバナナで風見しんごが「あたま」を引いてアウトになった際、所が「あれだけ『あたま』には気をつけろって言ったろ」と注意していた。

*33 この時「(銃撃音)ナーと言ったらダメだよね」と言っており、「シンナー」と答えたと思われる。さすがに放送上コンプライアンス的にまずかったためかアウトではなく「退場」とテロップが出された(実際は通常のアウトと同じ扱いだった

*34 ただし当初は「ー(のばし棒)」の場合でもセーフであり、その場合次の言葉ののばし棒の部分はその音に近い言葉から言う。(例・「ブローチ」の場合は「オチ」から始まる言葉を言う)また、初回のみ後ろから2文字目が小文字でもセーフであり、その場合次の言葉を答える時は小さい文字の部分は大きくして使う

*35 ただし、この回は最後に控えていた森且行がファインプレーでパーフェクトを出した

*36 とは言え、上の部分こそ丸禁マークで隠されていたが、下の2個の玉状の部分や棒状の部分は隠されていなかったので大体何かはわかる

*37 オフでスタッフに「こんなクイズがあったら面白い」と語ったのをスタッフが実際に採用した。

*38 翌週の出題で風見しんごが同じ要領で答えようとしたが、途中で混乱してしまったためアウトになった

*39 普段は標準語で話す千堂も「わからへんがなぁ!どこがクマや!!」と関西弁でツッコミを入れた。

*40 理由は5月の祝日で3日の憲法記念日が日曜日の場合、月曜日の4日はみどりの日、火曜日の5日はこどもの日の為、6日の水曜日が振替休日となり、必ず月曜日が振替休日とは限らない為

*41 当初は単独での出題であった

*42 150回SPのマジカルシャウトでは、「うどん、うんこ、トイレットペーパー 1番長いのは?」(正解はトイレットペーパー)の問いに対し、加藤は自信満々に「うどん」と答えて不正解になり、「私の問題だと思っていたんです」とコメントした。

*43 他にも永井は「頭に『け』のつく使うと減るもの」の時に、うっかり消しゴムの動作をしてしまい、それを見ていた3人が「消しゴム」で揃うアクシデントがあった。