シャロン・クルーガー(英雄伝説)

登録日:2014/04/12 (土) 17:38:20
更新日:2023/10/28 Sat 19:05:51
所要時間:約 3 分で読めます





「このシャロン、一日千秋の想いでお待ちしておりますわ。」



シャロン・クルーガーとは、英雄伝説 閃の軌跡の登場人物である。




帝国最大の重工業メーカー「ラインフォルトグループ」の設立家、ラインフォルト家に仕える使用人。23歳。

アリサが幼少の頃から仕えており、父親を亡くし、母親は仕事に没頭し、
友達もとある理由から居なかったアリサにとってお姉さん的存在。
アリサに弓術を教えたのも彼女。

Ⅶ組が学生寮としている「第三学生寮」の管理人として、第三章からトリスタに派遣されてくる。
イリーナ会長の指示の下やって来たそうだが、真意は不明。

使用人としては極めて有能。というか作中トップクラスのチート。
料理の腕前は素晴らしいらしく、ユーシス曰く「公爵家のお抱え料理人と比べても遜色ないレベル」だそうだ。
掃除洗濯も当たり前のようにこなし、それ + 学生寮の管理人としての仕事やイリーナ会長のスケジュール管理もこなしているらしい。

その他にも、実習に向かうⅦ組の面々を見送った後に目的地まで先回りしていたり、
人の気配を感じ取ることができるリィンに気づかれることなく後ろに控えていたりと、メイドさんの域を越えた芸当をいとも容易く行っている。
まぁアリサに弓術を教えていたという時点である程度武術の心得があることは分かっているのだが、それにしても凄すぎである。

このようにまさしくスーパーメイドな彼女だが一方でかなりお茶目な一面も持ちあわせており、
基本的にアリサとリィンがからかいの対象となっている。
特にアリサに関しては幼少の頃から一緒だったということもあり、性格も好みも何もかも把握されているので全く頭が上がらない。

初対面なはずのサラ教官とは以前に会ったことがあるらしく、サラ教官からはあまり好意的とは言えない感情を向けられている。
シャロンの方は何を言われてもとぼけるばかりだが、浅からぬ因縁があるようだ。

他にも詳細は省くがただのメイドとは思えない行動を作中でとっており、彼女が単なるラインフォルト家の使用人ではないことが示唆されている。

因みにすっごく余談だが、シリーズ恒例のリベールからの旅行者であるアントンに惚れられている。


※以下ネタバレ注意(閃の軌跡、閃の軌跡Ⅱのネタバレ注意)








「縛られ、封じられ、雁字搦めにされる悦び……その甲冑越しに味あわせて差し上げましょうか?」




その正体は身喰らう蛇《ウロボロス》の執行者、No.Ⅸ《死線》のクルーガー。武器は鋼糸と大型のナイフ。
長年の軌跡ファンなら大体想像がついていたのではないだろうか?

サラ教官との因縁は、本編より二年前に起きた「帝国ギルド連続襲撃事件」にて交戦した経緯があるらしい。
終章でのサラ教官曰く「二年前より技のキレが冴えている」とのこと。

どういった経緯でラインフォルト家及び結社に入ることになったのかは不明。ラインフォルト家への忠誠心は本物のようだが…果たして。

本人曰く現在執行者としての仕事は休業中らしいが、結社が帝国で計画を進めていることは知っていたようだ。

あくまで今はラインフォルト家に仕える使用人らしく、貴族派の反乱の裏に結社が控えていることも承知のうえで、
アリサ達Ⅶ組を守るため機甲兵に向かっていった。


【閃の軌跡Ⅱ】

前作後は独自に動いていたが、イリーナから娘のアリサのことを頼まれていたので、アリサの窮地に駆けつけ以後少しの間だがともに行動する。

執行者としての彼女の立ち位置も明確になり、今回は愛するラインフォルト家 + Ⅶ組関係者への愛の為に結社と対立するが、
あくまでそれは執行者に与えられている行動の自由に沿うものである。
レンやヨシュアのように結社を抜けるわけではないようだ。
曰く「彼らと違い後戻りができない身」であるとのこと。

ラインフォルト家に仕えるようになった理由も明かされ、
執行者の仕事でラインフォルトグループに潜入した時にイリーナに勧誘されたそうだ。
執行者として生きる道しか知らなかったシャロンに、他の生き方を示したイリーナは彼女にとって恩人であり、
ラインフォルト家への忠誠を誓うことになった。


【閃の軌跡Ⅲ】

ここで彼女の過去が判明。
かつては暗黒時代から続いていた闇の暗殺組織《月光木馬團》に所属していた。
後の第四柱《千の破戒者》、No.Ⅲ《黄金蝶》も所属していた。
彼女に与えられたのは《死線》という忌名とクルーガーという号だけ。
感情を持たぬ人形として任務を遂行する日々だった。
しかし組織の危機が訪れ、当時まだ新興勢力だった結社と全面衝突。
レーヴェマクバーンアリアンロードといった強者たちの前に総崩れとなり、組織が消滅した。
執行者になってもその日々は変わることはなかった。
ある日、第六柱・ノバルティス博士から依頼を受けてルーレ市に潜伏。
目的はフランツ・ラインフォルトとの接触と開発成果の引き取り。しかし任務は失敗、フランツを殺めてしまい、彼女自身も重傷を負った。
イリーナはクルーガーを助け、シャロンという名前を与え、「代償にラインフォルト家で働きなさい」「期限はあの人が戻ってくるまででいいわ」と言い、ラインフォルト家のメイドとしての立場を与えた。

終章でフランツが黒のアルベリヒとしての生存を確認すると、シャロンの名を捨て、《告死線域》クルーガーという名で、結社に復帰する。


【閃の軌跡Ⅳ】

暗殺者らしいボディースーツを身にまとって登場。
死線のクルーガーとしてオズボーンや地精達に協力している。
レーヴェに借りがあるらしく、ヨシュアに刃を向けるのは心苦しいと思っていた。
あとブルブランの変装も見破っていた模様。
ガルガンチュアで自分を取り戻すことを諦めないアリサの姿に心打たれ、イリーナがアルベリヒをフランツだとは認めなかったことで契約の続行の意思を問われ、アリサの元に帰還する。
その後、完全に結社とは決別することになった。


【黎の軌跡】
残念ながら本人は登場しないが、前述の同僚である執行者No.Ⅲ《黄金蝶》ルクレツィア・イスレと蛇の使徒第四柱を務める《破戒》エルロイ・ハーウッドが登場。
ヴァルターによれば、ルクレツィアがシャロンにあれこれと構いすぎた結果、ウザくなって結社を抜けたという認識でいるらしい。(それについてはルクレツィア本人も否定していない辺りが余計に面倒なのだろう。)



【戦闘での性能】

武器は鋼糸で、攻撃属性は斬A突射剛C。オーブメントは時2幻1。

やや火力不足気味だが、フィーと同じく回避率がデフォルトで30%で、またクラフトが範囲2回攻撃という特徴的なキャラ。

クラフト

カラミティクロス
封技、遅延付きの2回攻撃。また吸引効果があるので、次の攻撃に繋げやすい。ただし遅延は2回目のみ。

シャドウステッチ
SPD-50%、MOV-100%の強力なデバフ効果のあるクラフト。範囲や攻撃回数はカラミティクロスと同じ。

ゴールデンドロップ
自分以外のHPとCPを回復する。
ちなみにこの「ゴールデンドロップ」、戦闘の真っ最中に優雅にお茶するという、エリオットのSクラフトと並ぶ今作随一のネタクラフトでもある。


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最終更新:2023年10月28日 19:05