登録日：2009/10/20 Tue 15:27:20
更新日：2024/04/13 Sat 00:01:31
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①F1、一代雑種、fisrt filial
一代雑種とは、同一種内あるいは異種間同士を交配しその優良な部分だけを発現させたもの。
種の遺伝子においては、ある形質について対になっている対立遺伝子が存在する。
全ての種においてこれは一組ずつ保持しているわけだが、その中身は優性と劣性に分かれる。
この優性・劣性とは単に上下という話ではなく発現のしやすさしにくさについて。とはいえ優性のほうが基本的には生存に適していることが多い。
優性の形質をA、劣性をaと表す場合、AA/aa(いわゆるホモ)の組み合わせならばそれぞれ優性/劣性と発現するが、Aa(いわゆるヘテロ)の場合もまた優性として出る。
つまり対立遺伝子を考慮すれば確率において優性と劣性は3/4、1/4で発現するわけである。(Aaは2通り)
これは一般的にメンデル則として知られる。
さて、ここで異なる種のホモをかけ合わせてみる。
いやらしい意味ではない、いやある意味いやらしいか
その次の世代においては当然ヘテロによる優性の形質のみが発現する。
この世代がF1である。
単に優性遺伝子が発現するというだけでなく、遺伝子の相互作用によってまた強い適性が生まれることがあり、これを雑種強勢(ヘテロシス/ハイブリッドビガー)という。
この原理については科学はいまだに明確な解説を持たない。
優性の形質とは上記のように生存能力の高さを示すことが多く、「揃いが良い、収量性が高い」等の理由で、野菜生産では重宝されている。
最初期の実験ではトウモロコシが用いられ、現在まで利用されている。
また動物のラバはウマ/ロバのF1であり、馬の体格とロバの頑丈さを持つ。
ちなみにF1同士を交配すると、F2になる。
F2以降の世代は対立遺伝子の組み合わせで劣性が出やすくなってしまう。
F1採種する上で気をつけなければならない事が、自殖弱勢と前述の雑種強勢である。
前者は最悪の場合、発芽、生育、収量、揃いが極端に低下する。
分かりやすく説明すれば、
近親相姦である。やっぱりいやらしい？
自宅でトウモロコシを採種してみるとわかりやすい。
要するに自家受粉しなければいいのである。
後者を重要視する事が多い、基本的に良い結果がでる事が多いのである。
スイートコーンの交配で盛んに利用と言うか、利用しないと良いものが取れない。理由は自殖弱勢の最後の部分。
稀に自分で交配し、素晴らしい品種を持つ人がいるが、F1でないため、品種維持が非常に難しい。
登録品種のF1同士の交配での品種作成は法で禁じられているため、品種を作りたい方はF2に分解してから行おう。
②F1層、えふわんそう、F-1 Layer
広告業界、または個人視聴率調査で使われる集計区分の一つ。
この場合のFとはFemaleのことを指し、Female-1とは年齢層で言うところの20～34歳の層。
F2は同様に35～49歳、F3は50歳以上のことを指す。
海外の消費調査会社ACニールセンでは18歳から数える。
男性の場合も、M1(漫才じゃないよ)・M2(ブローニングでもBWMでもないよ)・M3(ロボアニメじゃないよ)となる
子供は12歳までをC層、12～20歳までをT層と呼ぶ
この年代の女性は消費活動において最も購買行動に結びつきやすいターゲットである。
つまり、子供の教育費や親の介護費がまだそれほど大きくないか存在しない層(よーするに暇を持て余して自分磨きくらいしかやることがない)であり、自身のキャリアアップや子どもの早期教育、娯楽としての旅行や美容その他トレンディ(死語)なものへの関心が深い。
こうした層はTV、雑誌やネットによって情報収集を図ることが多く、必然的にそうしたメディアでF1向けの広告を出すのは効率的というわけである。
しかし、格差社会と高齢社会の進行した現在では、消費よりも貯蓄を好む傾向のほうが強い。
その場合、高齢者のほうが広告向け消費者としてふさわしくなる。
さらに、ネット世代の広範囲化・深化は初めからネットでしか情報を得ないT層への視点も重要になってくるかもしれない。
とはいえ、やはりF1世代がより一般化していっているネットでの広告を拾う可能性が高いことは変わりなく、マーケティングにおいては意識が必要であろう。
広告とはどんな商品をどの媒体でどの層で向けて広告するか、マーケティングの悩みは尽きることはないのだ(ありがちな結論)。
追記・修正お願いします。
- のうりんでも触れられていたな。だが期待したのはフォーミュラー１なんだよぉぉぉぉ -- 名無しさん (2014-04-10 19:10:27)
- 誰得の記事 -- 名無しさん (2024-04-13 00:01:31)
最終更新：2024年04月13日 00:01
