FIRE BOMBER

登録日:2011/06/09 (木) 21:00:49
更新日:2023/11/02 Thu 00:18:41
所要時間:約 5 分で読めます




ファイヤー!


ボンバー!



FIRE BOMBERとはマクロス7における架空のバンドである。

新統合軍を退役したレイ・ラブロックが幼き日の熱気バサラの歌と出会ったことで結成され、バサラの歌に感動したビヒーダ・フィーズやミレーヌ・フレア・ジーナスが加わって現在のメンバーが出来上がった。
マクロス7内のアクショを拠点に活動し、初めは新人発掘イベント「スーパーノヴァ」に参加しても観客は疎らなどこにでもいる普通のバンド。
後に、銀河を救う伝説のスーパーバンドになるとは誰も予想しなかった。

メインボーカルのバサラが気紛れな風来坊であるため、ライブでは打ち合わせと違う曲を演奏したり、開始が遅れるのは日常茶飯事。
その度にミレーヌとバサラはケンカ、ビヒーダは無言ドラム、レイはその対処に頭を痛めた。

バサラの歌エネルギーがプロトデビルンに有効であることが解ると、船団を守るための民間遊撃隊「サウンドフォース」として戦場で歌うことになる。「演奏を聴かせて敵を引きつけ主力部隊が敵を撃つ」という対プロトデビルン戦術に利用されていくが、バサラはあくまで

「俺の歌を聴かせるため」

戦場に立っていたため、軍の方針を嫌っていた。

その戦果は次第に軍のそれを凌駕し、シティ7では船団を守ってくれるヒーローであり、なによりハートを熱くさせてくれるアーティストとして人気は急上昇。その名声は銀河中に轟くこととなる。

最新作であるマクロスFでも多くの人物に影響を与えており、オズマ・リーはFIRE BOMBERの大ファン、銀河の妖精シェリル・ノームも彼らのサウンドに生きる希望をもらった一人である。

歌の力によってプロトデビルンをスピリチア自己生成種族へと覚醒させ、戦争を治めた後は銀河に並ぶ者のないスーパーバンドとして名を馳せるが、バサラがその有り余る名声に嫌気がさし放浪の旅に出るようになると活動は停滞。ミレーヌはソロ歌手、ビヒーダはセッションドラマー、レイは音楽プロデューサーとしてそれぞれの道を歩むこととなる。

事実上の解散状態にあったがA.D.2060年、15年ぶりに再結成し新作アルバムを発売。バサラだけはギャラクシーネットワークを通じての参加だが、ファンにはたまらないご褒美だろう。



◆メンバー

  • Vo&G:熱気バサラ
「俺の歌を聞け!」
銀河一の大馬鹿野郎にしてアニマスピリチア。
15年経った今でも歌エネルギーは増大し続けているらしい。
いつまで経っても変わらない青空のような男。

  • Bass&Vo:ミレーヌ・F・ジーナス
マクロス7当時はバサラに及ばない自分に苛立つこともあったが、自分の道を見つけソロ歌手として活動中。
15年経った今でもトライアングラーに決着はついていない。

  • Dr:ビヒーダ・フィーズ
無口なゼントランのドラマー。その属性故かゲームではCVがあてられないことも多い。
元格闘家でバサラの歌に感動して参加。腕っ節は最強。

  • Key:レイ・ラブロック
バンドのリーダーだが個性の強すぎるメンバーをまとめるのには苦労している。
バサラのバルキリーなどもレイが調達したもので、レイがいなければFIRE BOMBERは始まらなかった。

  • プロデューサー:北条秋子
メンバーではないが、FIRE BOMBERをメジャーへ押し上げた敏腕プロデューサー。レイとは昔トライアングラーな関係だったらしい。



◆楽曲
17年前の曲なので古臭く感じる人も多いかもしれないが、歌バサラこと福山芳樹さんのクリアな歌声は今聞いてもハートを熱くさせてくれる。

カラオケなどで歌う際はJOY SOUND系の機種だとアニメが再生されることが多いのでオススメ、キーが高い曲が多いので無理に歌うと次の日喉が枯れるかも。

現在25〜30代の人は知ってる人が多いが、10〜20代は知らないマクロスファンもいるので知っている人は知らない連中に熱いハートを叩きつけてやろう



以下、比較的メジャーな曲を紹介。

  • PLANET DANCE
バンドのオープニング的曲。
メジャーデビューもこれ。

  • SEVENTH MOON
アニメOP
しかし、劇中では歌われていない。

  • 突撃ラブハート
FIRE BOMBERの代名詞的曲
お前にラブハアァァァト!!

  • HOLY LONELY LIGHT
戦闘で一番流れた曲。
出だしのシャウトが難しい。

  • MY SOUL FOR YOU
誰か死んだ時によく流れた曲。
死亡フラグ。

  • SUBMARINE STREET
バサラがシビルを起こすために歌った曲。
この時のギギルとのやり取りはとても感動的で涙無しでは語れない名シーン。

  • MY FRIEMDS
アニメ前期ED。
ミレーヌのあられもない姿が拝める。

  • …だけど ベイビー!!
アニメ後期ED。
この曲のみクレジットはミレーヌの歌を担当しているチエ・カジウラとなっている。

  • POWER TO THE DREAM
物語後半に流れた曲。
制作側が意図したものではなく福山芳樹さんが持ち込んだもので、原型は福山さんのバンド「ハミングバード」の曲「まだまにまうさ」

  • TRY AGAIN
最終回にてゲペルニッチ閣下すらイカせた曲。
これも福山芳樹さんの持ち込んだもので、原型は福山さんのバンド「ハミングバード」の曲「Fly away」
後にDDTプロレスリング所属のプロレスラー・納谷幸男*1が入場曲として使用。

  • DYNAMITE EXPLOSION
マクロス ダイナマイト7のOP。
文字通りダイナマイトな曲。酸欠注意。

  • ANGEL VOICE
福山さんの澄み渡るような歌声を堪能できる曲。
銀河クジラと一緒に歌おう!

  • Burning Fire
PSPゲームマクロスアルティメットフロンティアのOP曲。
帰ってきたFIRE BOMBER!まさにそんな感じの熱い曲。カモン!



◆余談
  • コピーバンドにマクロス11の「Fire Bomber American」が存在する。プロデュースしているのは伝説の歌姫リン・ミンメイの従兄でマジキチのリン・カイフン。あろうことか「FIRE BOMBERの方がコピーである」などと戯れ事を抜かしている。




追記・修正はバサラが探してた答えと俺達が探してた答えが出会うその日まで。

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最終更新:2023年11月02日 00:18

*1 名横綱・大鵬の孫にして元関脇・貴闘力の長男。四人兄弟のうち唯一力士にならなかった。