アリアンロード(英雄伝説)

登録日:2014/04/06 (日) 02:16:30
更新日:2024/03/25 Mon 16:16:46
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「さぁ、耐えてみなさい!!」



アリアンロードとは、日本ファルコムの代表作、軌跡シリーズの登場人物である。



【概要】
シリーズを通して登場する秘密結社身喰らう蛇《ウロボロス》の最高幹部、「蛇の使徒(アンギス)」の第七柱。

《鋼の聖女》、《鋼》という異名を持つ金髪美女。盟主への絶対的な忠誠を誓っていると思われる。

作中では中世の騎士が身に纏うようなゴツい鎧を着ており、外出時には時折仮面を被っている。
あらゆる武器を使いこなす達人であり、その中でも身長を遥かに超えるほどの長さを誇る馬上槍(ランス)を得意とし、これを片手で軽々と操る。

「鉄機隊」という、彼女がどこからか拾ってきて鍛えて3人の戦乙女が側近としており、3者とも「執行者」に迫る実力である。

どこぞの面白教授と違い外道ではなく、敵対する者には一切の容赦はしないものの基本的に非道な行いを嫌いクロスベルの混乱につけこんで医療品をちょろまかそうとした詐欺師の逮捕を手伝ったりしてもくれた。非道な行いをする者は決して許さない高潔な人物。

また最強の猟兵団の一つ「赤い星座」のクロスベル襲撃の一部始終を見届けており、その際に自分の流儀ではないとあまり好ましい反応をしてなかった。
その一方で「戦とは本来非情なもの」という価値観も持ち、猟兵団の存在を否定も肯定もせず「彼らは彼らの流儀で戦場に望んでいるのでしょう」と語っている。

初出は英雄伝説 空の軌跡the 3rdだが、この時は台詞のみで姿を現す事はなく本格的な登場は碧の軌跡

3rdでは見込んでいた剣士であるレーヴェの死を残念がる一方で、同僚たるワイスマン教授の死に対しては「自業自得」と冷たく切り捨てていた。
まあ高潔で外道嫌いの彼女にとって、ど外道そのもののワイスマンとは相容れなかったのだと思われる。

碧の軌跡では結社が進める「幻焔計画」の一環として、《道化師》カンパネルラと第六柱F・ノバルティス博士と共にクロスベルを訪れる。

利害関係の一致からか碧の軌跡の黒幕であるマリアベル・クロイスと熊髭先生に協力する。

結社の計画としては断章開始時点で黒幕に協力する必要はなかったのだが、盟主から零の巫女の頼みはできるだけ聞いてあげるように言われていたので引き続きクロスベルに駐留。

特務支援課の面々の前に壁として立ち塞がり、これから打倒しなければならない猛者に彼らが届く可能性がかどうか見極めるため交戦する。
結果、見事自身を退けた(最低でも仮面を割らなければならず、最大で全力の彼女の片膝を地に着かせたに留まる。前者ならギリギリ合格ラインと評するが、後者なら自分を相手にここまで奮闘するとはと驚いてくれる。どちらにしろ彼女に余力は十分に残っていた模様)支援課の面々を認め、自身は本来の計画のためクロスベルを去った。

次回作の閃の軌跡には時期的に登場しないかと思われていたがほんの少しだけ登場。ラウラの故郷で実習の際にピンチになっていたⅦ組をさらりと助けてくれた。助けてくれた理由は後述。以後はクロスベルに向かったのか一切登場しない。





さて、ここまで色々と書いてきたが彼女の特徴として最も重要なものがある。それはこの御方、めちゃくちゃ強いということだ。

軌跡シリーズには様々な猛者たちが居る。
初代チート親父こと《剣聖》カシウス・ブライトや彼を実力では上回っているとされる《剣帝》レーヴェと《風の剣聖》アリオス・マクレイン
その二人と同等の力量を持つ最強の猟兵《赤の戦鬼》シグムント・オルランドに既に故人だが彼と並ぶと称される《闘神》バルデル・オルランドと《猟兵王》ルトガー・クラウゼル。
更には帝国最高の剣士と言われる《光の剣匠》ヴィクター・S・アルゼイド子爵、どいつもこいつも作中屈指の実力者で人の域を超えているとも称される強者達。
ゲームの戦闘でも半ば敗北を前提とされる程の難易度で調整させるような扱いも多い。というか負けてもストーリーが進む場合もある奴らである。

しかし、こんな化け物達を抑えて現在作中で最強の一人として君臨しているのがアリアンロードなのだ。

ある守護騎士は「人の身で勝てないと決まっているかのようだ」と語っている。
彼曰わく、アリアンロードに対抗出来そうなのは(味方内では)守護騎士第一位《紅耀石》アイン・セルナート総長ぐらい。
しかし、設定集によると彼女でもあくまでも対抗できるだけであり、アリアンロードに勝つのは厳しいと解説されている(勝つ可能性があるだけでおかしいのだが)。
配下たるデュバリィからは武の頂点を極めし方と称されている。

現状、唯一彼女に匹敵すると言われているのは閃の軌跡Ⅱに登場した執行者NoⅠにして「最強の執行者」と呼ばれる《劫炎》のマクバーンのみ。
彼は彼女と互角の力を有しているという噂が流れているらしく、実際その噂に何ら遜色ない次元違いと言える程の戦闘力を誇り、互いに「結社最強」と呼ばれている。
しかし、マクバーンによると「《鋼》とどっちが上かは試したことがない」とのことで、厳密な力関係は不明。

またマクバーンが、本来なら格下であるヴィクターと戦闘を行い、ヴィクターが人間の意地を見せるという形で引き分けにまで持ち込んでいて、レーヴェもアリアンロードと渡り合えたと言われているので、いわゆる剣帝級の実力者ならば公式で二強とされている人外級のアリアンロード、マクバーン相手に勝つことは出来ずとも戦闘にはなる模様。


持っている馬上槍は盟主から授かった「外の理」でできた特別製である事が製作スタッフから示唆されており、突然虚空から出現したりゲームの仕様上どのキャラも何処からともかく武器を出しているというツッコミはなしで、猛スピードでぶん投げても無くなったりしないようだ。というか身の丈以上もある槍をぶん投げている時点で最早人間ではない。
槍自体にも何かあるようで、アリオスは例え一軍であろうともその槍の前では撤退せざるを得まいと称している。

支援課と初めて対峙した際にもその桁違いの実力を見せつけ、超高速の突きでリーシャを除く支援課メンバーを瞬くに瞬殺してみせた。

碧の軌跡の10年程前にリーシャの父である先代の銀とも闘った事もあるようで詳細は明かされてなかったが仮面を粉砕されたらしく、自分の面を破壊出来た者などそうはいないと賞賛していた。

同じく結社に属する執行者NoⅡ《剣帝》レーヴェ(レオンハルト)とは交流があったようで度々共に稽古をしていた関係だという。
ゲームでは槍以外使ってこないが、あらゆる武術に精通しているとされるだけに他の武器でもその腕前は凄まじく、マンガ版「レーヴェ外伝」では当時とはいえ作中屈指の猛者たるレーヴェを本来の得物ではない剣で捻じ伏せてしまった。
どんだけですか聖女様(もっともレーヴェが盟主から魔剣ケルンバイターを受取る前で、FCが始まる5年以上も前の話。実力は本編登場時より数段劣っていたと思われるが)。
彼女の力を見たレーヴェはまさしく修羅の如き強さと称していた。

達人数多の執行者の中でも剣で彼女と渡り合えたのはレーヴェだけだったらしく、彼ならばいずれは自分を超える程の腕前になるかもしれないとその素質に多大な期待を寄せていたようでよく手合わせを申し込んでいたという(後に判明するが「生前の自分を超える」と言う意味だと思われる。レーヴェ外伝の裏表紙では「稽古の時間ですよ」と剣を振りながら誘っていた)
尤も肝心のレーヴェは気が乗らなかったのか、無理を言って付き合わせてしまいましたと彼女は述べている。
尚、部下である鉄機隊もその稽古に合同していたのか、デュバリィもレーヴェと知り合いで100回以上も手合わせしている様子。
このようにレーヴェには特に目をかけていたようだが、彼は空の軌跡SCにて行われた《福音計画》にて伸び代を残したまま亡くなってしまい、彼女の望みが叶う事はなかった。
その為、彼の死が話題に挙がった際には、「……本当に惜しい事をしました」と何度も呟く程に残念がっていた。
「レーヴェ外伝」では盟主と共に彼の魂に安らぎがある事を祈りを捧げていた。


【戦闘】
さてこのアリアンロード様、前述の通り敵として支援課の前に立ち塞がるのだが、余りにも強すぎるため完全に倒しきらなくてもストーリーは進める。だが最低でも一定ダメージを与えて兜を砕かなければゲームオーバーなので注意されたし。

使用してくる技はどれも強力で、範囲がおかしい直線移動技の「シュトルムランツァー」に全体魔法攻撃 + 封技の「アングリアハンマー」、自分を中心にし吹き飛ばし + 気絶効果をもたらす「アルティウムセイバー」などがある。高難易度だとどれも一撃で体力がごっそり減るので回復はこまめに必要。これに自己強化クラフトや「分け身」などがあったら地獄を通り越してどうしようもないが、幸いそれらはしてこない。

そして一番の恐怖が彼女の代名詞ともなっているSクラフト「聖技グランドクロス」。範囲全体の超威力Sクラフトで相手は死ぬ。いや本気で。

HPを半分に削る事で兜を割れる。この時点で戦闘終了の条件を満たしてはいるのだが、引き続き続いて戦闘を行う事になり、本気の彼女との勝負になる。
「……見事です。我が面を砕くとは……ならば、私も全力で応じましょう!!」
兜を砕いた後はHPは全回復、ステータスも更に強化という鬼畜モードに突入。
内部数値的な面からいうとラスボスや最後の隠し魔獣すらストーリー上ある程度のバランスが必要なHP、SPD、使用頻度の低いATS以外全て凌駕している。
(兜有り時のステータスは難易度補正があるためナイトメアの兜無しはキチガイ染みた能力に…かと思われたが兜無し時のステータスは全難易度ノーマル固定の為未遂に止まる。あってたまるか。)
必殺のSクラフト「聖技グランドクロス」も更に強化され、兜を砕く前すら普通に即死する威力が更に倍になって襲いかかってくる。
「耐えてみなさい!!」とか言ってくるがまず耐えられないので素直に完全防御を張っておきましょう。

一応実験したところイージーで可能な限りDEFを上げたHP満タンロイドlv125で兜あり直撃だと2割ほどしか減らなかったが同条件兜割り後直撃だと耐える事はできなかった。
もう一度言うが難易度イージーでの実験である。つまりどの難易度でも兜無しSクラ直撃でほぼ負け…。

もちろんDEF、ADFも大幅強化されるため低レベルではこちらから与えるダメージが1とか0とかザラにある。
一応申し訳程度にADFの方が低いのでカウンター戦法でないときはアーツで攻めるべきだろう。

余談だがアリアンロードを倒した時に入手出来るのはゼラムカプセル1こ。
貴重なアイテムではあるのだがせっかくこれだけの強敵を打ち破ったのだから前々作の親父や剣帝を倒した時の様に専用アクセサリーとかあってもいいんじゃないですかね…。
もっとも前述の隠し魔獣が専用アクセサリー持ちではあるが戦えるのがラスダン出現後の為ちゃんと準備すればSクラがぶち当たれば問答無用で壊滅するアリアンロードより遥かに楽に倒せる。
もしかして膝を着かせた程度じゃ良いものはあげません(^^)ってことか…


事前準備をしても倒すのにはとても苦労するが(と言っても回避特化ロイドエリィの「ストライクベル」と刹那のルーンを使えばあっさり勝てたりもするが)、見事兜砕き後のアリアンロードに勝利すれば彼女を倒した実績が開放され、後の作品にも繋がるある秘密に迫ることが出来る。是非とも頑張ってみよう。


※以下彼女の正体に関するネタバレ





彼女の正体はおよそ250年前にエレボニア帝国で発生した「獅子戦役」にて活躍した《槍の聖女》リアンヌ・サンドロットではないかと推測が立っている。

人間離れした武勇に《鋼の聖女》と《槍の聖女》、彼女が連れている「鉄機隊」とリアンヌと共に戦った「鉄騎隊」。これらの関係性に気づいたエリィが彼女に尋ねた時、肯定も否定もせず「よく気づきましたね」と答えている。特務支援課の面々は、普通に考えれば物真似やコスプレだろうが、あの超人的な強さから同一人物としても不思議ではないと認識した。
リアンヌは獅子戦役を終結させた後にすぐに死亡したとされているが、病死や謀殺などその死については諸説あり、はっきりとはしていないという。

また同じ結社に属していて年を取らないカンパネルラの存在、彼女がⅦ組を助けたレグラムは「鉄騎隊」縁の地であり、ローエングリン城は彼女の拠点だったとされる場所でもある。同一人物でなかったにせよ関係は極めて深いと思われる。
尚、レグラムの地にある「鉄騎隊」の銅像の中央に立つリアンヌ・サンドロット像とアリアンロードは瓜二つである。またリアンヌは妖精に育てられたという逸話などもあるようでホントに人なのかも怪しいという事が判明していたりする。


閃の軌跡Ⅱでは彼女自身の登場は叶わなかったが部下のデュバリィを自身の代わりに派遣し、少なくとも彼女はアリアンロードとリアンヌは同一人物と肯定する発言をしている。
マクバーンによると彼女がⅦ組を助けたのも彼女なりの思惑があっての行動らしい。
リアンヌ=アリアンロードは以前から一部で噂されているようで、セリーヌの口からも同一人物という説があることも明かされ、ヴィクターも《鋼の聖女》という凄まじい達人がいる事を知っていた。
作中でリアンヌがドライケルス大帝と共に250年前にも出現した煌魔城と《紅き終焉の魔王》を攻略したことも明かされ、彼女の過去が段々と掘り下げられている。



◯閃の軌跡Ⅲ
帝国編の三部目に登場。今作でかなり彼女が掘り下げられている。
オズボーンによって略奪された幻焔計画の奪還の為に結社から差し向けられた刺客の一人。
だが、彼女には結社とは異なる別の目的があるとされ、配下の鉄機隊の三人を引き連れて帝国入りを果たし、リィン達に強大な壁として立ちはだかる。
事前情報としてマクバーンと物騒な会話をしていたり、相変わらずデュバリィに熱烈な敬愛を捧げられている様子が見受けられる。

その強さは相変わらずのようでリィンは彼女が出現した瞬間に迷わずヴァリマールを召喚したほど。
リィンは鬼の力を制御する為の装備であるエマのペンダントをユウナに預け、アリアンロードとリィンの一騎打ちが始まった。
この時のリィンも鬼の力(ただし全力ではなくある程度の解放)を含めると《黒旋風》と称される帝国トップクラスの実力者でもあるウォレスとも互角以上に戦えるほどの実力があり、一騎打ちの途中で鬼の力が暴走しそうになった折にガイウスの助太刀があった為、決着がつく事はなかった。
そしてジュノー要塞では帝国最強クラスの武人である《黄金の羅刹》オーレリア・ルグィンと対決して彼女に敗北する。
それを見ていたアンゼリカは帝国史に残る勝負だったと賞賛を送っている。
特務支援課との戦いで膝をついたことはあるがアリアンロードが明確に敗北を認めたのはシリーズ初。だがオーレリアが戦闘後と次の章の分校でリィンに人ならざる者としての力は使ってない、届かないと言うような事を発言しているのであくまでも現在(アリアンロード)の彼女ではなく生前(リアンヌ)の彼女に挑んで勝利したと言う意味である。簡単にざっくり言うと、オーレリアとの戦いではアリアンロードはまだ本気を出していない。
詳しく言うとリィンや守護騎士、マクバーンのように異能系統(実際は少し違う)を所持しているのにそれを使わず、素の力量でオーレリアと戦ったと言う事である。

そして騎神の一体である銀の騎神アルグレオンの起動者であることも判明した。
これは鉄機隊のメンバーにも秘密にしていたようで、試しが終わった直後に召喚した際は3人とも驚愕している。
終章で彼女が250年前の《槍の聖女》リアンヌ・サンドロット本人であるとローゼリアから語られた。
アルグレオンもローゼリアの導きで試練に挑み手に入れるも、大きすぎる力として使っていなかった。使用したのは煌魔城での戦いのときのみ。
ドライケルスとは戦乱の中で出会い、戦いの中で想いを通わせ恋仲となり、互いに添い遂げるという誓いを結んでいた。
しかしリアンヌは煌魔城で《紅き終焉の魔王》との決戦の際に、ドライケルスをかばって致命傷を負い終戦後に命を落とす。
この際、遺体に腐敗の気配が見られなかったためローゼリアが里に持ち帰ると、半年後に目を覚まし、不死の身体となり子を成せなくなった彼女はドライケルスに己の復活を告げることなく流浪の旅に出た。

上述のオーレリアとの戦闘での続きだがアリアンロードはオーレリアに「貴女はかつての私より強い」と賛辞を送っているが、その意味は現在は呪いの影響で不死者となり、生前を超える力を手に入れた為。オーレリアも人ならざる者の力(人外の力)を含めた戦闘力ではアリアンロードに及ばない事を認めている(書籍などでも生前のリアンヌを超えた事が書かれている)。呪いは起動者を不死にするだけではなく、リィンの鬼の力や守護騎士の聖痕のように自身を強化する作用ももたらす(本編では仄めかす位だが、書籍では明確に言われている)。
その為本当の全力の彼女と渡り合うには「理」(「修羅」)と「異能」(またはそれに類似する力)の力を併せ持った者が必要。
この条件を満たしているのは百式軍刀術を極めて彼女と同じ不死の存在であるギリアス・オズボーンや武術はそれなりだが(素養はある)異能が全て混ざったマクバーン、そのマクバーンより異能では劣る(聖痕よりは上)が半分程混ざった鬼の力と八葉一刀流を真の意味で極めたリィン・シュバルツァー、作中でアリアンロードと同等と言われたルトガー・クラウゼルなどの4名は彼女と互角に戦える人物達である。

◯閃の軌跡Ⅳ
リアンヌはかつてドライケルスが晩年の頃に再会しており、彼の口からイシュメルガの思念である呪いの存在を知り、目の当たりにしたそのおぞましさと執念、聞いた言葉から、今生では凌げても輪廻の果てに転生した彼の魂に取りつく可能性を予期していた。
七の相克の起動者の一人として選ばれた為に不死の体となっているリアンヌはそれから200年後、ドライケルスの転生者であるギリアス・オズボーンを見つけ出すことになる。
既にカーシャという女性と結婚し、リィンも生まれ幸せそうに暮らしているオズボーンの元に呪いの影がなかったことから、安堵して彼の元を離れ、かねてより誘いを受けていた盟主の元に参じた。
しかしこれはリアンヌとアルグレオンの力を危険視していたイシュメルガが、己の存在を気取られないよう息を潜めていたため(実際にオズボーンの回想でも、カーシャと結ばれリィンが生まれた頃はイシュメルガの声を聞くことがなくなっていた)。
その後盟主から一家の危機を伝えられたリアンヌは急ぎオズボーンの元へ向かうも、時すでに遅くイシュメルガの企ては全て終わっていた。
この時の後悔と、リィンがオズボーンの実子であることを知っていたことから、リィンのことを陰ながら見守っていたことが示唆されている。
ファルコムの近藤社長によるインタビューによると、ローエングリン城での異変の際にⅦ組の窮地を救ったのも企みがあってのことではなく、純粋にリィンを救うためだった。

一方でイシュメルガの力とその危険性を誰よりも理解していた彼女は、幻焔計画を進める中で七の相克を勝ち抜き、他の5騎の騎神の力を得て独力でイシュメルガを滅ぼすことを決意していた。
しかし第三相克での対決の結果、リィンの駆るヴァリマールと、その眷属であるクロウの駆るオルディーネとの全力の戦いの末に敗れる。
一時はリィン達に後を託そうとしたが、デュバリィやリィン達に諭され、自らも戦う道を選ぼうとするも…





「────いいや、"伝説"にはここでご退場願うとしよう。」





突如現れたルーファスに不意打ちを食らい、アルグレオンの力を奪われてしまう。そしてリィンに残されたわずかな力を託し、散華した。
息絶える間際リィンに対し、もしも子を成せていたのならこうなのかと夢想していた、と述懐。
オズボーンは実母カーシャ、養母ルシアとは異なるリィンのもう1人の母だと語り、リィンもその言葉に頷いている。
その力でヴァリマールが再び喋れるようになり、ミリアムも剣の外に出られるようになった。




                さあ追記・修正してみなさい!!
                                     はんむううううう!! 
                          我は荒らし!全てを断ち切る者…!   
                   此で終わりです!  
      聖 ・ 技 ・ グ ・ ラ ・ ン ・ ド ・ ク ・ ロ ・ ス!!!


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最終更新:2024年03月25日 16:16