ラウラ・S・アルゼイド

登録日:2014/04/05 (土) 23:56:13
更新日:2024/01/30 Tue 19:30:44
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「そなた――どうして本気を出さない?」

ラウラ・S・アルゼイド(Laura S Arseid)とは英雄伝説 閃の軌跡英雄伝説 閃の軌跡II英雄伝説 閃の軌跡IIIのメインキャラクターの一人。



CV.伊瀬茉莉也 橋本ちなみ(ファルコム学園での代役)




概要

トールズ士官学院特科クラス《Ⅶ組》の一員。
年齢は17歳。

《湖畔の町》レグラムの領主であるヴィクター・S・アルゼイド子爵の息女。

アルゼイド家は帝国においてかのヴァンダール家と双璧を成す武の名門であり、帝国の騎士剣術の総本山《アルゼイド流》が伝わる家系。
そして、《槍の聖女》リアンヌ・サンドロットが率いた《鉄騎隊》の副長を務めた人物の家系でもある。
ミドルネームのSはサンドロットから戴いたもの。

ラウラ自身も師範である父からアルゼイド流の教えを受けており、その実力は新入生の中でも最強とされる。
実際Ⅶ組内でも実力的に拮抗する者はいても上回る者はいない。ただし、力を解放したリィンは除く。

武人らしい凛々しさと誇り高さを持ち、少し古風な口調で話す。
ただ貴族かつこれまで剣一筋だったことからか、世間知らずな一面もうかがえる。
自らの無知を恥じず積極的に学んでいこうとする姿勢をもつが、少々不器用で頑固なところもある。

武術一筋で男前の彼女だが、同級生のモニカに教わり弁当作りを練習したりするなど年頃の女の子らしい所も多々見受けられる。
また意外にもみっしぃのファンである。
更にⅡでは機械オンチであることが発覚。慌てる姿がギャップかわいい。
古風な口調なのに返事や相槌が「うん」なのもかわいい。

部活は水泳部。何で武術系の部活ではないかと言うと、「時には剣から離れた方が見えるものもある」という父の教えに従ってのこと。
故郷が水際の街だけに泳ぎも上手く、部活でも活躍している。

Ⅶ組女子メンバーの中では特に身長が高く、武術や水泳で鍛えていることもあってスタイルはかなり良い。
アリサやエマがグラマー体系なのに対し、ラウラはスレンダー体系と言えるだろう。

剣一筋であり専属の料理人もいるという子爵家の娘だが、意外にも料理はそこそここなせる。
絆イベントではリィンに弁当を自作するなど今なお練習中のようである。
「魚介ピラフ」「シーフードサラダ」と言った海産系の物が得意。
反面「スイートクッキー」などお菓子系や「ホットミルクティー」はあまり得意ではない様子。
3時のティータイムよりも剣が好きということなのだろうか。
そして、何より特筆すべきが彼女の作る「スパイシーカレー」。
なんと独自料理になると「真心ハヤシライス」を作り出すのである。
ハヤシライスはビーフシチューに近い料理であり、なぜカレーの材料からシチューが出来上がるのか巨イナル謎である。

「ふむ、これは珍妙な…」


人間関係

リィンに対しては同じ剣士として興味を持っており、その剣筋から彼の流派を見抜いた。
その前から勝利台詞で「見たか、八葉が一刀!(キリッ」って言ってるのは内緒だ。
当初は剣の道の態度をめぐって少々いざこざがあったが、ではないが、絆イベントでは彼女もリィンに好意を持っている様子が見受けられる。
とりあえず弁当をリィンに食べてもらって喜ぶ彼女は可愛いと思う。
ちなみにそれを察知したのか、ヴィクターはリィンに「私の目の黒いうちは行き過ぎた真似は御法度」と釘を刺している。リィン頑張って。超頑張って。

フィーとは彼女の素性を知ったことで、お互いのこれまでの価値観の違いに気づきギクシャクしてしまう。
しかし後述するように帝都での特別実習を経て和解。
以降は息のあったコンビネーションを見せ、戦闘ではⅦ組が誇る最強コンビとして活躍する。
いっしょに行動していることも多く、すっかり大の仲良しとなった。

同じ水泳部のモニカとは、二人の実力差が開いたことや、ラウラがフィーとの関係に悩みナーバスになっていたことで関係が悪化してしまう。
しかしモニカがラウラの心中を察し、自らの努力を示したことで無事和解した。
以降はラウラの普通の女の子の友人として、良い関係を築いてる。

貴族でありながら平民への偏見などはなく誰とでも分け隔てなく接するため、序盤のトゲトゲマキアスからもそれほど敵視されなかった。

その男勝りなイケメンな性格のために女子からの人気が高く、地元のレグラムには彼女をお姉様と慕う三人娘がいる。
この三人、ラウラに近付く男には物凄く態度が悪く、特別実習でラウラがレグラムに帰郷した際には、同行していた男子達を敵視しまくっていた。


戦闘

武器は両手剣(バスターソード)。属性は斬A、剛A。
フィールドアクションでは正面からでも相手を気絶させられるが、あんまリーチがないのでタイミングに注意。

その豪快な武器の通り、STRは11人中トップ。HPやDEFも高いため前衛として十分な能力を持つ。
そしてその手のキャラのご多分に漏れずATSは貧弱。また命中に関わるDEFが低いため、アクセサリやクォーツで命中率を補おう。
アーツは回復系か補助系に留めて素直にクオーツを能力強化に回そう。

序盤からSクラフトが使えるのも強み。旧校舎探索では重宝する。
地味に駆動解除を持つクラフトがないので、クオーツで補強しておくと安心。


クラフト


閃の軌跡Ⅰ・Ⅱ

  • 鉄砕刃→真・鉄砕刃
最初から使える単体攻撃クラフトだが、威力A+の高威力に加え、DEFを下げたり崩し確率も高い便利なクラフト。
ⅠではSTR+50%の状態で叩き込むと、ノスフェラトゥやロア・エレボニウスの取り込みを高確率で解除出来るため、最初から最後まで重宝する。
Ⅱでは再登場時から既にパワーアップ済み。封技の確率が60%に上昇して更に使いやすくなった。

  • 地裂斬→真・地裂斬
地点指定の直線クラフト。ちなみにこの技、《鉄機隊》の剛毅のアイネスも使用する。もしかすると《鋼の聖女》直伝の技だったりするのかもしれない。
真になると威力が微増、MOVに加えSPDダウン効果も付与される。

  • 洸円牙→洸閃牙
地点指定、広範囲、高威力、吸引効果ありの強力クラフト。
洸閃牙になると威力がさらに上がり、50%で気絶させる強力な技に。

  • 洸翼陣
STR・DEF+50%に加え心眼を付加する自己補助クラフト。ただしATS・ADF-50%という脳筋仕様。
実は能力値減少はアクセサリーで回避できる。
続編では効果が変わり、STR+50%、ADF-50%という効果になり、DEFやATSは変化しなくなった。
CP消費は軽いためSブレイク用に使っておくのもあり。

  • 熾洸剣
『閃の軌跡Ⅱ』からの追加クラフト。
封魔90%というアーツを使ってくる敵には効果覿面なクラフト。
ただしいかんせん魔法攻撃。ラウラのATSでは他の技ほど高い威力は望めない。

閃の軌跡Ⅲ

  • 蒼裂斬
おそらく地裂斬の発展系の地点指定の直線クラフト。
蒼と名称にあるが大地を隆起させて攻撃し、SPDとMOVを下げる効果がある。

  • 洸閃牙
Ⅱで習得したものと同じクラフト。30%の確立で気絶させる。

  • 獅子連爪
Ⅲで新たに習得した飛び上がって剣を叩きつけるクラフト。小範囲を攻撃する。
Sラウラのクラフトでは最も威力が高くSTRとDEFを下げる効果もある。

  • 洸翼陣
おなじみのラウラの自己強化クラフト。
STRを大きく上昇させて剣閃状態になる。


Sクラフト


閃の軌跡Ⅰ・Ⅱ

  • 奥義・洸刃乱舞→真・洸刃乱舞
アルゼイド流の奥義。威力SSの高威力。
覇道のクオーツ(初回攻撃威力2倍)を組み合わせれば物凄いダメージをたたき出せる。
加えて「真・洸刃乱舞」に強化されると威力と範囲がさらに上がる。

  • 奥義・獅子洸翔斬
Ⅱから。洸刃乱舞より威力も範囲も強化。
ラウラだけに限った話ではないが、タウロス+覇道+瀑布+STR強化+クリティカルが合わさるととんでもない数字を叩き出す。

閃の軌跡Ⅲ

  • 奥義・洸凰剣
父親も使っていたアルゼイド流奥義。皆伝に至った為ラウラのSクラフトとなった。
全体攻撃で100%気絶させることができるので非常に強力。
洸翼陣や自身のオーダーと組み合わせるとすごい威力になる。


オーダー


  • ヴァリアントハーツ
与えるダメージを60%アップさせる。一気に攻め立てるときなどに有効的なオーダー。


閃の軌跡



以下ネタバレ注意


最初の特別実習でリィンが本気を出していないことも見抜き、それを指摘して問いただす。
その時リィンが自分を軽んじる発言をしたことで怒ってしまうが直後にリィンが謝罪し自分の思いを説明したことで和解し、共にいい稽古相手として切磋琢磨する間柄となった。

フィーの素性を知った際には、自分の常識からかけ離れすぎたその境遇を受け入れることができずギクシャクしてしまう。
なんとか受け入れようとしても、彼女がこれまで持っていた価値観では受け入れることができなかった。
しかし、4章の特別実習にてエリオットが士官学院に入った理由、そしてその決意を語ったことで自分の心と向き合い、自分がフィーの事を既に仲間として受けれていたことに気付く。
最終的にケジメをつけるために決闘を行い、自分の先入観によるものではないフィーの過去を彼女自身の口から聞かせてもらったことで完全に和解。
今まで上手くいかなかった戦術リンクを立会人であるリィン(と巻き込まれたマキアス)をフルボッコにして完成させ、それ以降すっかり仲良くなった。

前述のモニカの件にもあるように、この頃のラウラは自分自身が芯の通った価値観や目標、実力を持っていることから、周囲の人間の心情を理解できないこともあった。
しかし学院生活を通して、様々な価値観や人の在り方を知ったことで大きく成長していったようだ。

5章の特別実習では故郷レグラムに帰還。
父親に抱きしめられた際は恥ずかしがっていた。
また、彼女のあこがれである槍の聖女の伝説についても説明された。


閃の軌跡Ⅱ

当初はエマと共にレグラムに潜伏。
貴族出身ゆえに他のⅦ組メンバーと違い、貴族連合軍に追われているということはない。
リィンたちとの合流後、父ヴィクターを訪ねてきた姉弟子にあたるオーレリア将軍とまみえた際には、会談中はこらえたもののその迫力に気圧されへたり込んでしまった。まぁ相手が悪かった。

たびたび敵として立ちふさがる結社の神速のデュバリィに、(一方的に)ライバル視されて何かと絡まれる。
しかし全く意に介さず、デュバリィの挑発を終始大人の対応でスルー。
泰然自若っぷりと器の大きさの違いを見せつけた。

エンディング後は父と共にアルゼイド流の奥義伝承のために長期間の修行に入る。次はもっと強くなって登場すると考えると恐ろしい…。


閃の軌跡Ⅲ

前作ED後、父から皆伝を受けアルゼイド流の師範代となった。
各地の練武場を回りながら、武者修行の旅を行っている。

作中での本格的な登場は1章から。
他の旧Ⅶ組メンバー同様、第Ⅱ分校の特別演習先をオリビエ経由で把握し、パルム市のヴァンダール流の道場で臨時師範をしながらリィン達の到着を待っていた。
その後、リィン率いる旧Ⅶ組の危機に颯爽と登場。大胆にもリィンの教え子たちの前で、彼と再会の抱擁を交わした。
結社による第Ⅱ分校実習地襲撃の際は、1年半ぶりにデュバリィと交戦する。
リィンに対して帝国政府から要請が出されたのちは、他の旧Ⅶ組メンバーと共に彼に協力。
合流したアガットと共にハーメルの跡地を訪問し、そこで起こった悲劇を悼んだ。

4章ではフィーやサラと共に第Ⅱ分校を訪問。
父ヴィクターとオーレリア分校長の一騎打ちを見届けた後は、リィンを含んだ4人で父とオーレリアという最強コンビを相手に決闘を行った。

その後他の旧Ⅶ組メンバー同様帝都に集結。
地精と結社による巨イナル黄昏を阻止すべく、新旧Ⅶ組とともに黒キ星杯に乗り込む。
黒キ星杯内部ではガイウス、エマと共にリィン達を最深部へ向かわせるため敵の足止めを引き受ける。
彼女たちが対峙したのは、自らの憧れであった槍の聖女その人であるアリアンロードと、父ヴィクターに剣士としての実力を存分にふるえなくなるほどの傷害を負わせたマクバーン
マクバーンからその実力を称賛されると同時に父のことに関して煽りを受けるが、それを一刀両断した。

戦いの最終盤、父ヴィクターがカレイジャスに乗って応援に駆け付ける。
しかし、黒のアルベリヒらがカレイジャスに仕込んでいた爆弾により、父を乗せたカレイジャスはラウラたちの目の前で爆散。
父の死を悟ったラウラは膝から崩れ落ちるのだった。

目の前で父を失ったラウラ。次回作以降での彼女の精神状態が心配だが、直後に暴走したリィンに対し己を取り戻せと声をかけていたので案外大丈夫かもしれない。


閃の軌跡Ⅳ

他のⅦ組と共にエリンの里へと避難をする。やはり父を失ったショックが大きく、免許皆伝できたことなど意味がなかったと落ち込んでいたが、他のメンバーたちと共に気を立ち直る。

実際に父が左腕を失って生存し、相剋を始める前の前座として黄昏の呪いに操られていると分かり、少し安堵していた。そしてオルキスタワーにての戦いでついに勝利を収め、呪いを解く。

真のラスボス戦では初めて同じチームで戦うこともできるようになっている。

また、みっしぃ好きに関しては第1章でミシュラムに彼女を連れて行く時と最終決戦前の際には特に反応がなかったが、最終決戦当日に中の人を知りアルティナ同様ショックを受けていた。


衣装

  • 特科クラス制服
Ⅰで着ていたⅦ組専用の赤制服。
スカートの中は淡いピンクのシンプルなショーツ。ピンクなところが、実は可愛いもの好きのラウラらしい

  • Ⅶ組の旅服
Ⅱでの通常衣装。
白と青を基調とした、優雅ながら動きやすい衣装。
袖を巻くっていたり、スカートが短めだったりと、随所にラウラっぽさが散りばめられている。
スカートの中は青のシンプルなショーツ。↑から心境の変化でもあったのだろうか?

  • ラウラの私服
DLCで購入出来るⅠの私服。
白のブラウスに黒のベアトップを重ね着した上品な私服。
士官学院に入学する以前は、この服を着てレグラムで過ごしていたのかも。

  • ラウラの私服Ⅱ
DLCで購入出来るⅡの私服。
真っ白なキャミソールタイプのワンピース。白い帽子でもあれば避暑地に来たお嬢様っぽい感じ。
ラウラの衣装の中では珍しく薄地で露出度の高い服。ユミルで着たら絶対に寒い。
清楚さを押し出した服だが薄地なのでややエロい。しかもノーブラの可能性大。
スカートの中は純白の透けありレースショーツ。剣豪少女のラウラとは思えない程、セクシーな下着。
薄地の白ワンピの下がこれ1枚と言う事実をどう受け止めるかはプレイヤー次第


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最終更新:2024年01月30日 19:30