バニッシュメント・ディス・ワールド(中二病でも恋がしたい!)

登録日:2014/04/02 Wed 21:36:00
更新日:2023/01/22 Sun 16:48:43
所要時間:約 4 分で読めます




爆ぜろリアル!

弾けろシナプス!

バニッシュメント・ディス・ワールド!




バニッシュメント・ディス・ワールドとは、世界を覆す禁断の呪法である。

主な使用者は邪王真眼の使い手とその関係者達であり、異なる世界が接し合う不可視境界線を隠匿する
不可視境界線管理局の魔術師達との攻防において使用される。
呪文を詠唱した術者はイデアにアクセスする事で世界の境界線を歪め、
活性化したシナプスによって自らの内面を彩る心象風景を外界へ投影する事で、
世界そのものを塗り替える事ができ、術者を中心とした一定範囲の空間を世界から切り離す事ができる。
この空間は魔術的な結界として機能しており、空間の外から内部の様子を見たり干渉したりできず、
空間内でもたらされた破壊も現実に影響を及ぼす事は一切ない。
これは魔術師が自分達の活動の痕跡を一般人に隠すためであり、
もしも正体露見に繋がるような事があれば自分達が活動しにくくなるだけでなく、不可視境界線とは無関係な一般人が
その存在の一端に触れる事で、不可視境界線管理局の聖調理人(プリーステス)から狙われるのを防ぐためでもある。
ちなみに発動の際に魔力を持たない一般人が近くにいても、結界の力で記憶と感覚が改ざんされ、
目の前にいるはずの術者の姿を見る事ができず、まるで見えない壁がそこにあるかのように避けていく。

また空間に映し出された心象風景は現実世界の風景や常識とかけ離れたものも多く、
実際には狭くて戦闘に適さない場所(学校の教室など)を
どこまでも続く夜の帳で覆われた古城といった広大な戦場に作り変える事も出来る。
そのため、単純に結界を生み出すための呪文としてだけではなく、魔術師同士の決闘の開始を意味する言葉としても浸透している。

このように魔術師にとっては非常に有用かつ必須な呪文であるが、使いこなすためには相応の資質が必要である。
基本的には第二次性徴期に差しかかった年代が最も習得が容易かつ強固な結界を生み出す事ができ、
成人するまでの間に能力のピークを迎える。その後は成長するに従って魔力の衰えと共に劣化していき、
やがては発動どころか呪文そのものの詠唱すらできなくなってしまう。
一説によれば、術者自身が力の暴走を抑えるために無意識の内に自らの魂に呪いを刻み、
呪文そのものを認識できなくしているのではないかと言われている。
無理にでも力を行使しようとすると自身の内側から猛烈な熱さ又は冷たさと共に恐怖不安
焦燥後悔といった負の感情が湧きあがり、精神に多大な負荷がかかってしまう。
そのため、この呪文の使い手は自然と十代の少年少女達が大多数を占めており、
彼らは日夜、不可視境界線を巡って管理局の魔術師達との戦いを繰り広げている。








追記・修正お願いします














































 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *






本当はテレビアニメ「中二病でも恋がしたい!」の劇中において小鳥遊六花達が唱える呪文(のようなもの)。
見得を切りながら冒頭の台詞を力強く叫ぶ事で空間に自分の心象風景を投影し(たと思い込み)、
戦闘を行うための結界を展開する(という設定だと思われる)。

この呪文を唱える事で今までの日常系ラブコメディな雰囲気とは真逆に位置する非現実的なファンタジー空間が展開され、
痛すぎる中二病患者達によるド派手なバトルが開始する。
その本気すぎるスタッフ達によるクオリティの高いバトルシーンは一見の価値があり、
この部分だけを抜き取って何も知らない人に見せれば
女の子がでかい武器を振り回して戦うバトルアニメと誤認してしまう恐れがあるほど。
しかし、当人達が思い込んでいるだけで実際には何も起きておらず、独創的な武器や派手な必殺技が飛び交う戦闘も
一般人から見ればただ単に傘で突いているだけ、くるくる回っているだけ、チアのポンポンを振り回しているだけという
非常にしょっぱくて地味なやり取りが繰り広げられているだけである。
当然ながら、魔法や超能力も全てイメージである。

言うならば青い春特有の溢れ出るイマジネーションの賜物、誰もが通る空想遊びを突き詰めた緻密かつ高尚な成りきりごっこ。
単なる妄想や自己満足とか言ってはいけない。
当人達はいたってまじめであり、平凡な現実と刺激に満ち溢れた妄想に見えない境界などないのである。

実際、彼女達ほどではないにしろ、子どもの頃に想像力だけでただの段ボール箱を秘密基地にしたり、
新聞紙や傘を日本刀に見立てたり、カーテンを巻いたドレスで脳内舞踏会を開いたりといった遊びを経験した者も多いのではないだろうか。
誰もが一度は通る道、生温かく見守るのが一番である。

またどういう仕組かはわからないが、劇中では複数の人間が同じ妄想を共有できており、
ほぼ面識がない者同士でも相手が繰り出した技や能力の効果を正確に認識できている。
或いは初見でも相手の設定を瞬時に理解できる豊かな想像力があるからこそ、
世界を塗り替えるほどの妄想ができるのかもしれない。








ちなみに、原作にはこのような呪文は登場しない。







追記・修正は妄想バトルでプリーステスに勝利してからお願いします。

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最終更新:2023年01月22日 16:48