平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊

登録日:2014/03/31 Mon 19:43:46
更新日:2024/04/08 Mon 11:56:21
所要時間:約 30 分で読めます


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【注意】この項目は重大なネタバレを含みます






仮面ライダー道、ここに極まる


平成VS昭和掟破りのライダー対決、決着。



『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』とは、2014年3月29日より東映系で公開された
特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダーシリーズ』と『スーパー戦隊シリーズ』の劇場用映画作品。

映画公開中に放送中の『仮面ライダー鎧武』がメインとなっており、複数登場するライダーのうち、葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武、駆紋戒斗 / 仮面ライダーバロン、呉島光実 / 仮面ライダー龍玄、呉島貴虎 / 仮面ライダー斬月・真の4ライダーが登場する。


●目次


≪概要≫

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』に続く、
仮面ライダーとスーパー戦隊が共闘するクロスオーバー映画『スーパーヒーロー大戦シリーズ』の実質的な第3弾にして、平成仮面ライダーシリーズ15作記念作品となっている。

監督は『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』以降のオールライダー映画を手掛けてきた金田治に代わり、
仮面ライダークウガ』から始まった平成仮面ライダーシリーズに初期から関わってきた柴﨑貴行が担当。

これまでファンの間で通俗的に使用されて来た「平成ライダー」と「昭和ライダー」という分類が初めて作品名に使用され、
平成主役ライダーと昭和主役ライダー(実際は昭和ライダーとネオライダー勢の混合チーム)両ライダー達15人同士の対立を中心に描く。

また、スーパー戦隊シリーズからは放送当時の現行作品である『烈車戦隊トッキュウジャー』の5人と前年度の『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウレッド/桐生ダイゴの計6人のみがゲストとして出演したが、
同じく「feat」が付き『W』編のメインだった『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE』のスカルとは違い、出番は終盤のみである。


≪コンセプト≫

これまでの「VSシリーズ」では「対」や「VS」と付きながら戦った事は無かったが、
本作では明確に平成ライダー・昭和ライダーの勝敗の結末が描かれるという点がコンセプトとして取り上げられた。

エンディングは平成ライダー勝利・昭和ライダー勝利の2パターンが用意され、
公式サイト及び劇場に設置された投書箱のファン投票によって公開初日にどちらが上映されるかが決定する。
「仮面ライダー」シリーズで投票によりエンディングが決まるのは『仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS』以来(もっとも、あちらはゴールデン枠放送でだったが)。

連動企画としてTV編では同年3月30日にトッキュウジャー・鎧武のクロスオーバー番組『烈車戦隊トッキュウジャーVS仮面ライダー鎧武 春休み合体スペシャル』を放送。

また、門矢士役の井上正大、乾巧役の半田健人、左翔太郎役の桐山漣、操真晴人役の白石隼也を始め、
本郷猛役の藤岡弘、神敬介役の速水亮村雨良役の菅田俊など過去作のオリジナルキャストが多く出演している。

また、過去のライダー作品の放送当時のテイストが再現されているのも特徴。
昭和ライダーの変身時のエフェクトはもちろん、チョイ役のカブトキャストオフスーパー1のエレキハンド、RXリボルケインアギトのトリニティフォームなどの各種技・武器の演出も非常にこだわり抜かれたものとなっており、
適当に敵を殴る蹴る・武器でどつき倒すだけで済んでいた過去のオールライダー映画と比べて大きく改善されている。
というか、ほぼ全てのライダーに必殺技発動時のエフェクトがしっかりと描かれている。
それ以外にも非公式ではあるが、バダン総統の骸骨やフィフティーンの能力など、漫画版『仮面ライダーSPIRITS』のネタも組み込まれている。

仮面ライダーウィザード』特別編「仮面ライダーの指輪/終わらない物語」でも「劇場版でやれ」と言われるぐらいそれぞれのライダーの個性が描かれていたが、それがいざ劇場のスクリーンで実現するとなると感動ものである。



≪ストーリー≫

突如として現れた亀裂の調査をしていた葛葉紘汰(仮面ライダー鎧武)。
そんな中、シュウという少年を保護したが本郷猛(仮面ライダー1号)と地下帝国バダンの怪人に襲われてしまう。

悪の仮面ライダー・仮面ライダーフィフティーンに手傷を負わされた紘汰の前に現れた門矢士(仮面ライダーディケイド)は、
かつての天敵の助言により平成ライダー15人の力を結集しようと奔走することになる。

はたして、地下帝国バダンの目的とは?謎の少年・シュウの正体とは?
そして、「バダンが侵攻を開始した原因は平成ライダーにある」と平成ライダーを敵視する昭和ライダー達。
その真意はいったい……



≪登場人物≫

平成ライダー組

門矢士仮面ライダーディケイド
事実上本作の主役。スタッフロールやパンフレットでも最初に名前が挙がっている。
謎の少年・シュウの正体を探る事と、平成ライダーを集結させるために奔走する。
幾重にも謎を重ねたカモフラージュをカメラが追う
「今回はベテランのライダーとしての雰囲気が出ていて頼もしい」という声も。
また、これまで『ディケイド』をメインに据えた作品では、大体「ディケイドが最初は敵として登場→対立は敵を欺くための芝居→他の戦士と共闘」という流れが多かったが、
本作では安易にそのような行為に走らず、最初からちゃんとヒーローらしく振舞っている。
同じ「10号」ライダーである事からか、ZXとの絡みがある。
登場フォーム:通常形態、ディケイド響鬼、ディケイドクウガ


乾巧仮面ライダーファイズ
人の夢のために闘い続けた仮面ライダー。2人目の主役。
仮面ライダー555』本編とは別の歴史を歩んだ模様。
具体的には草加の最期に間に合い、彼の死を看取っている点と、オートバジンが健在といった点が本編との差異。
半田健人氏の熱演もあり、「10年前の戦いを戦い抜いた乾巧」といった印象。
もちろん、あの名セリフも登場。
かつてオルフェノクとの戦いで草加が命を落とした際、彼に投げ付けられた無念と怨嗟の言葉が深い心の傷となっている。
確固とした目的も持てずに生き続けている自分に悩み、正に護ることと戦うこと ジレンマは終わらないといったところ。
戦闘面では不意打ちとはいえ、ほぼ一方的に現行主役ライダーを追い詰めたタイガーロイドを雑魚諸共アクセルフォームで一撃必殺。
フォトンブレイカー使用と言えども、通常形態でウィザード インフィニティースタイルとXの攻撃をまとめてはじき返すなど、味方としても敵としても破格の大活躍である。
登場フォーム:通常形態、アクセル、ブラスター
なお、奇しくも『555』本編では木村沙耶に「10年後も生きていてくださいね乾さん。乾さんならきっと多くの人を救えると思うから……」と言われていた*1


葛葉紘汰仮面ライダー鎧武
当時の現行主役ライダー。3人目の主人公として活躍する。
シュウと友情を育みつつも、戦闘面で大活躍をする。
手に負えない出来事に落とされても不屈の闘志と守るべきもののために奮起する。
『ウィザード』特別編でディケイドと対面したことが反映されているようで、本作では士のことを知っているような素振りを見せた。
小説 仮面ライダー鎧武』巻末に収録された「鎧武シリーズ時系列」に本作の出来事は記述されていないが、小説の終盤では本作のネタも意外な形で拾われているので必読。
登場フォーム:オレンジ、イチゴ、スイカ、ジンバーレモン、カチドキ、1号


左翔太郎仮面ライダージョーカー仮面ライダーW
風都を守る仮面ライダー。4人目の主人公として活躍。おやっさんこと鳴海荘吉の教えを今も大事にしているハーフボイルド。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』と『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』での出来事が反映されているらしく、士について認知済みだった。
記憶を失った少年シュウの謎を追うか、平成ライダーを集めるかの分かれ道翔太郎の登場。
今回は先に依頼されていた迷子猫・迷子犬・迷子亀探しをきっかけに戒斗と主に絡む。なお、猫の方はエピローグで探していた。
シュウの素性、もう一つは待ち続けるとある母親の悲しい物語を士たちにもたらした後、
先を急ぐのみな士の前に立ちはだかる昭和ライダーの相手を引き受けるべく、この戦いに参戦。
自身のジョーカーと通じるものを感じながら、BLACK、BLACK RXと対峙する…!
ちなみに相棒ごちそうさんの世界に行ってしまったので登場無し。*2
服装は桐山漣氏の提案でおやっさんを意識した大人びた白のスーツを着ているが、性格はいつも通りハーフボイルドのまま。


駆紋戒斗/仮面ライダーバロン
今作は頼れるライバル……かと思えばやっぱりネタ枠。しかも翔太郎から「亀子」呼ばわりされる始末。
バナナにマンゴーときて今度はカメ……スタッフめ、狙っているのか?
しかし、大切断、スーパーライダー閃光キックから身を挺してジョーカーを庇う等男気溢れる姿を見せたり、
龍玄斬月・真と共に活躍したりと見せ場もある。
また、トランプ手裏剣が凄い。水落ちもあるよ!
小林さんは本作の影響で亀を飼いたくなったらしい。
登場フォーム:バナナ、マンゴー


操真晴人仮面ライダーウィザード
「最後の希望」である指輪の魔法使い。本作ではほぼゲスト扱いで出番は少なめ。
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』の予告編やCMでは「ウィザード 最後の雄姿」「ウィザードついに完結」と謳われていたが、やはり詐欺になった。
絶望しかけているファイズにコヨミに対する自分の思いとその未練が生み出してしまった出来事を吐露し、
彼の太陽がまた奪われてしまうその前に希望になる事を誓った。
登場フォーム:フレイム、インフィニティー


呉島光実/仮面ライダー龍玄 & 呉島貴虎/仮面ライダー斬月・真
殆どチョイ役。しかし終盤でしっかりと活躍する。
『鎧武』本編よりも遥かに兄弟仲が良く、まるで最初から仲間だったかのように鎧武やバロンと共闘する。
しかもミッチに至ってはTV本編ではまだ自分が貴虎の弟であると紘汰に正体を明かしていないにも拘わらず、目の前で「ニーサン!!」と叫んでしまっている。
…まぁ鳴滝があんなに綺麗になってる映画だし多少はね?あれだけゴチャゴチャしてりゃ気付かないだろうし…。
登場フォーム:(龍玄)ブドウ、キウイ (斬月・真)メロンエナジー



昭和ライダー組

神敬介/仮面ライダーX
昭和側の主役と言っても過言ではない役柄。
海の近くで診療所を開いており、私服姿も往年の啓介を彷彿とさせるラフなファッション。
どこか父親を彷彿とさせる役柄であり、親の帰りを待ち続ける少女・マリを育てたり、街の住人からの信頼も厚い。
嵐のような時間を駆け抜けたような頼もしさは、最早「おやっさん」とでも呼んだ方がいいのかもしれない。
迷い続けていた巧との関わりも多い。
今回は大変身ではなく、セタップでの変身。これは演者からも好評だったということがパンフレットで語られている。


村雨良/仮面ライダーZX
各地で行われていた平成対昭和の戦いには参加せずに姿をくらましていたが、バダンとの最終決戦で姿を現す。
同じ「10号」ライダーである事からか、ディケイドとの絡みがある。
実は虚像投影装置の応用で暗闇大使に化け、バダンに潜入していた…が、バダン総統にはその猿芝居は当初から見破られていた。
歳を重ねてすっかりヤクザっぽいとか言われるけど、ご本人客演だから失礼は言わないように!


本郷猛/仮面ライダー1号
平成ライダーの前に立ち塞がる最大の壁にして、昭和ライダー勢のリーダー的存在。
正義というタイトロープを歩き続ける男。
本郷猛としての出番は非常に少ないものの、変身前、変身後共に他のどのライダーよりも目立っている。
二度目の変身ポーズにはアレンジが加わっているが、これは「アイテムで簡単に変身する平成ライダー」に対する昭和側の答えとのこと。
パンフレットでは変身ポーズではなく、「儀式」のようであるとのこと。そのアレンジ具合は往年の昭和ファンも納得の出来。
当然、ベルトからのエフェクトも当時のモノをばっちり意識している。パンフレットの演者のコメントは昭和ファンの涙腺崩壊要素の塊。
そして、二度目の変身のエフェクトはある意味「仮面ライダー1号」そのものを表していると言っても過言ではないだろう。


葵一家

葵連/仮面ライダーフィフティーン(演:板尾創路
地下帝国バダンに所属する平成ライダー15人の力を使いこなす事が可能な仮面ライダーフィフティーンに変身する男。
劇中に登場したフォーム以外にも設定上はクウガ~キバ、W、オーズアームズにも変身可能。
戦極ドライバーとフィフティーンロックシードで変身、平成ライダーロックシードを持つ。
フィフティーンは実質的な「ディケイド2号機」と言ったところで、シュウの身柄を確保するためには手段を選ばず、
他のライダーを寄せ付けない圧倒的な強さを見せつける。
登場フォーム:通常形態、ディケイド、フォーゼ、ウィザード、鎧武


◆葵柊(演:青木柚)
通称シュウ。「終」ではない。連の息子。
記憶喪失で、表と裏をひっくり返す不思議な力を有しており、その力を欲するバダンに付け狙われる。
実は…。


◆葵咲(演:雛形あきこ)
仮面ライダーギャ連の妻。
多忙故、息子のシュウにほとんど構ってやれない悩みがあった。
その結果…。
どうでもいい余談だが、演者の旦那は撮影現場に(*0M0)<来年は『』10周年ですよ!と出ないのに売り込みに行ったらしい。
その甲斐あってか次の春映画には参戦を果たした。でも侑斗に話題を取られたのは内緒。


≪その他のヒーローたち≫

草加雅人仮面ライダーカイザ
過去にカイザとして戦い、アークオルフェノクとホースオルフェノクの猛攻で死亡した男。
カイザは回想シーンのみの登場となっている。
TV版とは異なる死の間際に巧に怨嗟の言葉を投げ掛け、彼に10年にも渡るトラウマを植え付けていた。
終盤、予期せぬ形で巧の前に姿を現し……


それ以外は平成・昭和の主役ライダー全員、トッキュウジャーの5人、キョウリュウレッドが出演。
出番は少ないものの、それぞれ活躍をしている。ただし、仮面ライダーサイドとスーパー戦隊サイドの絡みはごく僅かで、1号繋がりでトッキュウ1号と仮面ライダー1号が少し絡んだ程度。

ちなみにキョウリュウレッドとトッキュウジャーの絡みもトッキュウオーガブティラデンライナー合体があるにもかかわらず、ほぼ無し。
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦 さらば永遠の友よ』でも接点がなかっただけに、絡みに期待したファンも多かっただろうが……。
本格的な共闘は『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』までお預けとなったが、同映画で初対面のような台詞があり、本作の出来事が反映されていないかのように描かれている(そもそも本作を見る限り直接対面したようなシーンはないが)。



≪地下帝国バダンの構成員≫

【首領】

バダン総統

【大幹部】

暗闇大使
仮面ライダーフィフティーン

【幹部怪人】


【怪人】


シャドーライン

シュバルツ将軍
クライナー


リブラ・ゾディアーツ「軽い…。私の扱いが非常に軽い…(泣)」
なお、本作の怪人達は黄泉の国から蘇った魂のような存在なのだが、怪魔ロボットのシュバリアンが何故いるのかは不明。付喪神か?



≪総評≫

スーパー戦隊の出番をなるべく抑えた結果、飽和状態だった過去2作と比べてもストーリーが上手くまとまっている。

また、今作に登場した仮面ライダーX、ZX、1号、Wは設定上、本編のその後という設定(言及されてはいないがディケイド、ウィザードも本編というかMOVIE大戦のその後という設定)。

特にシュウの出身地が風都で、最終決戦の地も風都周辺と『仮面ライダーW』ファンには嬉しい要素が入っている。
これは昭和ライダーが風に所縁のある戦士が多い点を意識してのチョイスらしい。

また、平成と昭和の対立理由が「死んだ者への捉え方」という大きなテーマになっており、
  • 父親や父親代わりの者、姉といった“大切な者”を殺されてもそれを大いなる使命に昇華させて戦い続けた昭和ライダー
  • 命を懸けて守ってくれた師匠や大切な者…亡くなった者の遺志を重んじて戦う平成ライダー
の対比がしっかりとされている点も好評。

特に『仮面ライダークウガ』以降の主役ライダーは「優しさ」が強調されている面が多くあり、戦いを渋ることも多くあった。
『鎧武』に至っては「元は人間だから怪人とは戦えない」(意訳)といった発言をしているのに対して、昭和ライダーはもとは人間の怪人と戦ってきた。
これらの昭和の出発点「復讐者」と平成の出発点「守護者」の違いをうまく強調している。

また、今回注目の的とも言える昭和15ライダーと平成15ライダーの激突。
その決着の落としどころも両ファンに納得のいく無難なものとなっている。
まぁ、不完全燃焼とも言えるが、相手方を全滅させるエンドだと鬱になってしまうだろうし…。

ただ、この激突が不評な点でもある。
最初のライダー大戦はこのシリーズでは「いつもの事」なのだが、話が全部すっきり片がついたにもかかわらず、
昭和ライダーが平成ライダーの「優しさ」を否定しての戦いを起こしてしまうため、どうしても理不尽で蛇足な戦いである事は否めない。

身も蓋も無い事を言ってしまえば、内容自体は仮面ライダーへのリスペクトに溢れており悪くなかったのだが、
「最後のライダーバトルだけが丸ごと余計だった」という意見も多い。

『HYPER HOBBY』4月号にある藤岡氏のインタビューによると後半のライダー大戦を起こした理由と紘汰を「ひよっこ」と断じた理由、
または平成ライダーへの過剰な拒絶(これはバダンの野望を挫くためだったと本編中盤で説明された)は「あくまで振り」であり、
本来の目的は「先人として後を継ぐ者への喝を入れ、意志と覚悟を見る。」という「厳しい愛情」から来るものだったと記された。
そして本当の思いは「お前ら、頑張ってくれよ」という思いからも来たものだと語っている。
その集約が映画最後の場面である「先輩である昭和ライダーから後輩にあたる平成ライダーへの激励」に当たるそうだ。
また上記に近い内容はパンフレットにも記されていたりする。

とは言え、本編ではそこら辺が突っ込んで描かれる事は無く、戦いを終えてようやく昭和ライダーが平成ライダーを認めるという形にしか見えない。
しかし本郷は劇中で優しさそのものを否定しておらず、彼が言いたかったのは優しさの向け方を間違えてはならないという事だったのだろう。
だからこそ、彼はラストで体を張って或るものを守り抜いた鎧武、ひいては平成ライダー達の優しさを認め、称賛と激励の言葉を贈ったのだ。
願わくば、この真意を深く描写して貰いたかったものである。



≪見どころ&突っ込みどころ≫

●冒頭にていきなり遥か上空から炎に包まれながら飛来するカブト
しかし、マスクドフォームだったからかほぼ無傷。ビルぶっ壊すとかスーパーマンとゾッド将軍かよ。

CAST OFF…CHANGE BEETLE!
直後に原典のシステム音声や演出を完全再現したキャストオフを披露。
ストロンガーに対してクロックアップを使ったが、エレクトロファイヤーに破られる。

●対クロックアップ戦法=360°エレクトロファイヤー
ストロンガーの代名詞ともいえる必殺技。
因みに電気の速度は光速

スカイフライングソーサー!
先輩ライダーたちの地獄の特訓で編み出した99の必殺技の一つ。

進撃の仮面ライダーJ
安定と信頼の「巨大ヒーローJ」。
とはいえ、過去のゲスト出演と比べればこれでもかなり善戦した方ではある。

●やたらとかっこいいライダー達の変身シーン
前述の通り、原典の演出を再現した変身シーンは必見。
特に昭和ライダーは現代の美麗な映像技術と演者の熱演が合わさり、TV放送当時より遥かにパワーアップした変身シーンを拝む事が出来る。
昭和ライダー変身時にたなびくマフラーや本編で見せろよと言いたくなる位バリエーションのある鎧武など。

●清々しいほどのチンピラなヤマアラシロイド
スズケンはっちゃけすぎです。ちなみにフォーゼの声も担当。
シャープなデザインにリメイクされたはいいものの、相方のタイガーロイドは変わらず愛くるしい外見。

●プロペラのようにアーマーを展開して変身する鎧武
ヤマアラシロイドの針雨攻撃を弾きながら変身する。
しかし、変身時に後ろに弾いて壊れたはずのビルのガラスが変身後には直っている。

●ジェネラルシャドウ「ゆけっ」
言われて素直にはいそうですかと従うマシーン大元帥に萌え。
しかし、傍を固める怪人がドラス、ユム・キミルはいいとしてギリザメス*3て……(別作品で例えるならブロリーセルフリーザに交じってスポポビッチが入っているようなもの)

●フィフティーンは戦極ドライバーで変身するが、その入手経路が不明
量産型とは違い、プレートにフィフティーンの顔が描かれている。

●ディケイドパフェを食べる士
上から見ると、ディケイドの顔を模している(パンフレット参照)。恐らく材料はイチゴとチョコレート、ライム。
士は一人でそれを食べていたが、どう見ても数人用、もしくはトドロキ用かネコヤミー用にしか見えないデカさである。

●士「俺と違って、生意気な奴が多いからな……
平成ライダーを説得して集めようとする際「だがそう簡単にはいかない」と彼らをこう評した。
この後に阪東さんが「お前が一番生意気っぽいけどな」と我々ファンが思っているであろうことを代弁してくれた。

●草加を殺害したのがホースオルフェノク
小説版ファイズでもホースオルフェノクに殺害されていたが……
ちなみに草加役の村上幸平氏としては「木場に殺されるのが一番屈辱」らしい。ある意味井上敏樹氏と村上氏の想いを汲んだシーンといえる……のか?

●説教・変身BGMも完備なディケイド
『スーパーヒーロー大戦』や『ウィザード』最終話では流れなかったディケイドのBGMも完備。

「俺の強さを思い知らせてやる…!」
↑怪人相手ではありません。亀に対するセリフです。

●攻撃は防ぐが、戦闘には参加しないオートバジン
相変わらずのかわいさ。

●翔太郎「俺がこの街を離れれば、風都を守るライダーがいなくなる」
照井「」
「要するに風都を離れたくないだけだろ」

●画面端に映るふうとくんの異常なまでの存在感
尻彦さんもさぞ草葉の陰で喜んでいる事だろう。

●Xが大変身ではなく、セタップで変身
一応、漫画『仮面ライダーSPIRITS』では戦いが長引くことでマーキュリー回路が作動しないという展開が描かれた。
パンフレットの速水氏のコメントでは「セタップが好きだという人が多かった」とのこと。
加えて速水氏本人もセタップに対する思い入れを語っている。

●昭和・平成問わず、作中の名言がオンパレード
「及ばずながら、人間の自由のために戦っている」
「俺、参上!」
「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ」
「おのれ、ディケイド!」
「さぁ、お前の罪を……数えろ」
「セイヤーッ!」
「仮面ライダーフォーゼ、タイマンはらせてもらうぜ!」
「さあ、ショータイムだ!」
「ここからは俺のステージだ!」
といった定番セリフは当然ながら、「海を見ろ」など細かいセリフ一つ一つが深い。

●鎧武がローズアタッカーを持っている
調達経路が不明。

●オールライダー映画ではもはやお馴染みBLACK&RXの共闘
リボルケインも光るし、キングストーンも光る。
ただし、てつをの本人出演は次回作までお預け。ちなみにそれぞれ本作でのBLACKの声は神谷浩史氏、RXは鈴村健一氏の『仮面ラジレンジャー』コンビが担当。
RXのライダーキックはBLACKの3倍。つまり、4倍ライダーキック炸裂。『ディケイド』のアポロガイストよくこれに耐えたな……。

●トランプ手裏剣
BLACK&RXにダメージを与えたのがトランプ。
ちなみにRXは原典同様左手でリボルケインを精製している(近年の客演時は右手で精製していた)。
また、近年の客演時にはリボルケインは光らないことが多いが、本作ではちゃんと光る。

●仮面ライダージョーカーVS仮面ライダーBLACK&BLACK RX
自分が一番好きなライダーをモチーフに自分専用の仮面ライダーが創造され、
ついに今回の公式映画で両者の対戦が実現する。正に男の子の夢。
君は見たか 真っ紅に燃えるのを
パンフレットによると翔太郎役の桐山氏は台詞もアドリブで変えさせてもらったとか。

●ディケイド響鬼
何故かディケイドライバーの音声が「フォームライドヒビキ!」になっている。
ディケイドクウガへの変身はちゃんとカメンライドになっている。
それ以外でも、音声周りで微妙な突っ込みどころはあったりする。

●バダン総統(CV:関智一
本作におけるバダン総統の担当キャストは、東映特撮ではお馴染み関智一氏。
演技を凄まじいまでにオリジナルキャストの故・納谷悟朗氏に寄せており、昭和ライダーファンからも「ほぼ完コピ」と評判は高い。
ちなみに関氏が納谷氏の後任を務めたのは、厳密には昨年の『劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land』公開に併せて製作されたネットムービー『ネット版 仮面ライダーウィザード イン マジか!?ランド』からであり、
翌2015年の『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』以降の作品においてもショッカー首領の声を務める事になる。

電王の出落ち
レッツゴー仮面ライダー』に続いてまたもデンライナー木っ端微塵。
「嘘だろ!?俺のクライマックスはまだこれからだぜ!おいコラーッ!!」(実はクライナーも以後は登場しない)

●スーパー1VSアギト
エレキハンド、トリニティフォームがまさかの登場。

●激突!平成7大ライダー対昭和7大ライダー
平成勢:鎧武、ディケイド、ファイズ、ウィザード、オーズ、ジョーカー、キバ
昭和勢:1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、BLACK

●何故バダンへの道が通じてしまったのかを知らされた平成ライダーのリアクション
一人だけうつむくオーズ、茫然とするキバ、死者への未練を聞かされて言葉に詰まる鎧武、
確かに俺は世界を旅し、多くの仲間と出会った。その中には既に死んだ者もいた」と語るディケイド。
変身前のストーリーが細かく拾われたリアクションに注目。

「行くぞみんな!」
「Standing by…Complete」
「オレンジアームズ!花道・オンステージ!!」
「カメンライド…ディケイド!」
半田さんと井上さんに挟まれると佐野君小さいとか言ってはいけない

「だーいせつだ…ビッグ!プリーズ!』」「キキ―!」
↑トラウマ要素その1。

タトバキック不発
「セイヤー……」『ロープアーム!』」ぁ!」
↑トラウマ要素その2。
ロープアームには勝てなかったよ……かと思ったら、後の乱戦では大活躍!
さすが!もう不遇だなんて言わせない!
ちなみにロープアームに捕まる→爆殺までの一連の流れを下から見ていたウィザードの戸惑う様子も要チェック。

●ZOキック
ブランコキックではなくノーマルなライダーキック。
カメバズーカは爆発しても然程問題ナッシング。

●響鬼VSドラス
隙をついて音撃鼓を腹にめり込ませ、背後の戦闘員諸共爆砕!!
まさかのジャイアントキリングであったが、よくよく考えたら響鬼自体文字通りのジャイアントキラーだったりする。

●V3キック!
背後の戦闘員ごとマシーン大元帥を木端微塵。かつて自分を苦しめた強敵を一蹴。ライダーも日々努力を重ねているのだ!
「ぶい、すりゃあ!」

●自由すぎるアマゾン
一人取り残され、「えっ?あのぉ…?」と言いたそうな十面鬼さん。

●首引っこ抜きができないため、手刀で戦うシン
しかし、よく見てみると敵の喉元ばかり狙っている。
怖すぎですシンさん……
ちなみに声は久保田悠来氏が担当。
佐野氏(鎧武)がアフレコ中、たくさんのライダーが戦う中、インベスのような声が聞こえてきた。
久保田氏(斬月)が斬月・真の出番の後も残って声を当てていたのだ。
そのことに気づかず、びっくりしたとのこと。
ついでに言うと、ライダーマン の声優は半田健人って奴なんだ。 
なお、半田氏は『仮面ライダー占い』(主婦と生活社)という本で、ライダーマンと診断されたらしい。

●飛べ飛べ低く空を飛べ
終盤の大混戦のさなか、セイリングジャンプのウルトラマン飛行で次々戦闘員どもを薙ぎ倒すスカイ先輩。
後の空中戦におけるフォーゼやタジャドルといい、オールライダー映画の大混戦シーンで飛行ライダーが長所を生かすのは今まで無かった試み。

●超銀河王襲来
ファイズ、思いっきりぶん殴るも手を痛めてプラプラ。
何してくれとんじゃと放った二発目で横転させた(以降、超銀河王フェードアウト)。

●骸骨恐竜覚醒
案の定、ライダー目がけて放たれた光弾の雨に巻き込まれて犬死する戦闘員&怪人諸君…。

●唐突に現れるスーパー戦隊
「恐竜ならキョウリュウジャーに任せてくれ!」
「1号ライダー!同じ1号が力を貸すよ!」
やっぱりブレイブとイマジネーションって凄い。そう思った。

●三大アーマードライダー対ヤマアラシロイド
「貴様は俺が倒す!」
「行くぞ光実!」
「兄さんと一緒なら、負けはしない!」
原作のドロドロした関係はひとまず脇に置いて呉越同舟。綺麗なミッチ節炸裂。
これには参ったヤマアラシロイド、「バダン万ザァ~イ!!」と叫び大爆死。

●安定の草加イズム
≪過去回想≫
「何故だ…?守るべきもののない空っぽの貴様が生き残り……何故俺が死ななきゃいけない!?」
「嫌だ…俺は生きる、生きて…!」
(灰になった草加が崩れる音)
≪ファイズの前に現れる草加≫
「君が生きているのはこの俺のおかげ…。だったら君が死んで俺が生きるのは、当然のことだよなぁ?」
「生きてやるよ、君の為にねぇ」
≪迷う巧に対して≫
「何をしている!?」
「空っぽの君には生きる価値など無い!早く死んでくれないかな?」
そして10年越しの草加スマイル。
ちなみに「早く死んでくれないかな?」という台詞は台本だと「早く死んでくれ」というニュアンスだったらしい。

●かくして裏切るファイズ
通常フォームにもかかわらずファイズブラスター・フォトンブレイカーモードでXのライドルとウィザード(インフィニティー)のドラゴンシャイニングを押し返す。
手加減しすぎだぞウィザード。
弱い心に惑わされた巧を叱責する大先輩と諭す後輩。今、3人の心が一つに。

●X、555(ブラスター)、ウィザード(インフィニティー)の同時変身
「セタップ!」
「Standing by…Awakening!」
「インフィニティー!プリーズ!ヒースイフード!ボーザバビュードゴーン!」
怒りのジャンプは空高く……

●空中戦可能なライダーによる飛翔戦
スカイライダー、フォーゼ、タジャドルの面目躍如。
ディケイドはアギトをファイナルフォームライドさせてエアサーフィン。
飛べないライダーも跳んでからのキックで突撃。
劇場版恒例 ライダーキック祭り

●メガ・リバースマシン=バダン基地を破壊せよ!
ボンボカ技をぶっ放すウィザードとファイズに混ざり、X斬り(X字の斬撃を飛ばすバージョン)を次々飛ばすX。
ライダーは常に進化し続けているのだ!

これが俺達の…仮面ライダーとスーパー戦隊の力だ!
ただし、電王は脚。
「っておいっ!何で俺が脚なんだよ!?」

●フミキリケンブレイブ参上スラッシュ!
が、デンライナーはファンネル扱い。
更に細かい事を言ってしまうと技名は「フミキリケン」だが、実際に使ったのは「五連獣電剣」である。

1号アームズ!技の1号・レッツゴー!
↑しかし、噛み付き攻撃
ディケイド「噛み付きは反則だろ!?

●昭和15ライダーによるライダーシンドローム
その時、不思議なことが起こった!

●本郷が旧1号に変身
最後のライダーバトルにて新1号へ変身する際に旧1号を経由する形で一瞬だけ登場。かなりの胸熱演出。

●フルチャージ!&烈火剣!
パスは投げ捨てるもの。
炎の剣の演出も再現。

「ファイナルベント!」
「キック・サンダー・マッハ ライトニングソニック!」
『スーパーヒーロー大戦』では演出無しだったライトニングソニックだが、本作ではラウズカードの演出あり。
もちろん、ラウズしたカードを吸収する演出も再現。
龍騎はちゃんとドラグレッダーも出現&あの特徴的な構えも再現。
しかし、ドラゴンライダーキック時に龍騎の後をドラグレッダーが何故かついて行った。
おそらく、突進で追撃しようとしたのだろう。すぐに上空に消えていく姿がかわいい。
スーパー1は生きていたので原典『龍騎』のような「必ず殺す」キックではなかった模様。
また、ライトニングソニックは『剣』第32話及び劇場版の助走無しパターンで放った。

●マシンガンアーム対ガトリングモジュール
原作では未登場だったマシンガンアームが登場。
『仮面ライダーSPIRITS』でも拾われた設定だが、映像化は恐らく初。
次回作『スーパーヒーロー大戦GP』にも登場。

●クウガ&アギトの必殺キック対ZO&Jの必殺キック
必殺キック前の特徴的な構えのJ&クウガ
クロスホーン展開がやけに格好いいアギト

●キレイ過ぎる鳴滝
「おのれディケイド!ライダーってのは、何て素晴らしいんだ!!」
そういうときもあります。

●ドラゴン・ロード2014
過去のリメイク。「電撃!稲妻!熱風!(電撃!稲妻!熱風!)ドラゴンロードを飛ばせ!(ドラゴンロードを飛ばせ!)」
神曲。

エンドクレジットでは柴崎監督作品らしく、画面下で各ライダーがスナックアミーゴや喫茶キャビトラ、喫茶ポレポレ、ラビットハッチ等、
各ライダーにとってゆかりの地をバイクに乗って走るアニメが流れている。
……シンは徒歩だけど。












おのれディケイド!追記・修正ってのは、何て素晴らしいんだ!!

鳴滝……俺もそう思う


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最終更新:2024年04月08日 11:56

*1 『555』第28話「暗黒の四葉」より。

*2 『THE仮面ライダーEX VOL.1: オフィシャル仮面ライダーマガジン』によると、今回の事件時、相棒は不在だったという設定だとか。もしかすると、フィリップなりの「ガイアインパクト」のために動いているのだろうか……

*3 ただし、ギリザメスは没設定では死神博士の正体になる予定だった。従ってイカデビルの代役だったという可能性もある。