CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティ

登録日:2014/3/30 Sun 13:44:00
更新日:2023/08/24 Thu 19:16:11
所要時間:約 5 分で読めます





「現れなさい、CNo.103!時をも凍らす無限の力が今、よみがえる。神葬零嬢ラグナ・インフィニティ!」


CNo.103 神葬零嬢(しんそうれいじょう)ラグナ・インフィニティとはPRIMAL ORIGINにて登場したエクシーズモンスターである。


【効果・ステータス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/水属性/天使族/攻2800/守2400
レベル5モンスター×3
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力とその元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、そのモンスターを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):X素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果は自分の墓地に「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」が存在する場合に発動と処理ができる。


【概要】
バリアン七皇の一人、メラグの使用するカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズの一枚。
ランクアップ前は頭部にあった自身のナンバー「103」が腰の右側に移っている。

氷の飾りはなくなったかわりに黒い羽根が背中にあり、ドレスも白主体から紫色に変化し、天使というよりは魔女のような外見になった。
手持ちの武器も片方の刃が非常に大きい、両端に赤い刃のついた鎌を携えており、益々天使っぽさが見られn

???「ギロッ」

……大変失礼しました。


【評価】
ランクアップ前の効果がさらに強化されており、
  • 選択したモンスターのステータス変動分のバーン
  • 対象モンスターを破壊ではない除外するため、ベエルゼなどのラグナ・ゼロでは対応できない破壊耐性持ちに使用できる
  • あのDark Knightと同じ自己再生効果持ち

と致せり尽くせりである。

しかし、
  • No.33 先史遺産-超兵器マシュ=マックと同様に攻撃力が変化してないモンスターは選べない。
  • ランクアップ前やマシュマックは効果解決時に攻撃力が元に戻った場合でも除去出来るが、こちらは出来ない。
  • 素材補充効果を持たないので基本的に自己再生は一度きり。

といった欠点があり、ラグナ・ゼロの方がドロー出来る分アドが稼げるため、基本的にはインフィニティより優先される。

とはいえ、ランク5のCNo.ということもあってリミテッド・バリアンズ・フォースから気軽に出せる。
特に攻撃力を0に出来るランク4のパラディオスとは相性抜群である。
グロ-リアス・ヘイロ-「非力な私を許してくれ……」

アニメを意識して零鳥獣シルフィーネと組み合わせても面白い。

エクストラを圧迫するが七皇の剣から出したノーブル・デーモンとアニメさながらのコンボができる。

一応、No.53 偽骸神 Heart-eartHと同じ素材指定なので、ランクアップせずとも出そうと思えば出せる。
この方法で出しても除去効果を使用する分には特に問題はない。


エクシーズ・効果モンスター (アニメ版)
ランク5/水属性/天使族/攻 2800/守 2400
レベル5モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
相手モンスター1体の攻撃力が変化した時、
このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
その変化した数値分のダメージを相手ライフに与える。
このカードが「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」をランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
●このカードがカードの効果によって破壊された時、自分の墓地から「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

OCG版と比べるとNo.の共通効果以外は
  • ステータス変動したモンスターを除外できず
  • 蘇生効果がラグナ・ゼロを素材にした時限定で
  • 尚且つラグナ・ゼロの方を蘇生させる

と散々な性能である。
どこぞのアニメ版無能ブルよりかはマシだがな

効果名は「ガイダンス・トゥ・パーガトリィ」
「パーガトリィ」とは「煉獄」を意味し、
CNo.101 S・H・Dark Knightの蘇生効果「リターン・フロム・リンボ」のリンボ=辺獄に合わせているのだろう。
効果名はさしずめ「煉獄への道案内」といったところか。この娘と仲良くやってけそうな感じである。
煉獄の本来の効果からするとライフダメージは救済のためのものということであろうか?



【アニメの活躍】
初出は「鉄男vsメラグ」戦だが、経過が省略されていたので詳細は不明だった。

その後、「メラグ・ドルべvsベクター」にてRUM-七皇の剣によって特殊召喚され、
魔水晶(ディストーション・クリスタル)と氷結の刃(ゼロ・ブレード)とのコンボによる二重の策でベクターを追い詰めたが、
ドンさんの助言のせいでどちらもかわされる。

最終的にCNo.43 魂魄傀儡鬼神カオス・マリオネッターに戦闘破壊され、デュエル後はベクターが吸収した。

「ナッシュvsベクター」戦では、ベクターの通常魔法「カオス狂宴」の効果により、
効果が無効になった状態でエクストラデッキから特殊召喚され、ナッシュを精神的にも決闘的にも追い詰めた。
更にエクシーズ・ディスチャージの効果でナッシュにコントロールが移った後、ベクターのトリック・バスターで破壊された。

最終的にRUM-千死蛮巧(アドマイヤー・デス・サウザンド)の効果によって蘇生されてレベル6扱いとなり、
CNo.5 亡朧龍 カオス・キマイラ・ドラゴンのエクシーズ素材となった。

その後はドン・サウザンドを介してナッシュの手に渡り、
「遊馬vsナッシュ」戦でナッシュが七皇の双璧で特殊召喚し、CX 冀望皇バリアンのエクシーズ素材となった。

ノーブル・デーモンの効果と連携して遊馬を追い詰めたり、
メラグの魂が宿ってると知りながら遊馬に素材となったこのカードを取り除かれそうになったり、除外されたり、再び素材になったりと忙しかった。
102も居たって?知ら管

この決闘でナッシュが使用した七皇の双璧、オーバーハンドレッド・カオス・ユニバースのイラストにも描かれている。



【余談】
除外効果は「相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。」と
「攻撃力の変動の無いモンスターも除外出来る」とも読み取れなく無いテキストであったため発売前はどう裁定が出るのか一部で関心が持たれていた。

そして発売当日。公式よりも頼りになると一部で言われる遊戯王wikiにはこう裁定が記されていた。
Q:攻撃力の変化していないモンスターを選択できますか?
選択可能な場合、相手に効果ダメージを与えられなくてもそのモンスターを除外する事はできますか?
A:はい、できます。この場合除外のみを行います。(14/02/15)

フリーチェーン除外が可能と言う、セイクリッド・プレアデスをも上回るチートカードがそこにあった。

……しかし、幾ら”調整中”で有名なKONMAIとは言え、果たしてこんな無茶苦茶な効果を作るだろうか?

それ以前に遊戯王wikiはwikiである。誰でも更新が出来る場所であり、誰かがデタラメな裁定を書いた可能性だってあったのである
(実際にこのwikiの裁定を荒らす人物は過去にも存在した。)

そして「俺が聞いた時には出来ませんって言われた」などと言う声もちらほら出て来たり、
本当なのか嘘なのか、本当ならば裁定はこのままで固まってくれるのか、決闘者達の間で動揺が走った。

そして翌朝。裁定欄にはこうあった。
Q:攻撃力の変化していないモンスターを選択できますか?
選択可能な場合、相手に効果ダメージを与えられなくてもそのモンスターを除外する事はできますか?
A:いいえ、選択して発動することができません。(14/02/16)
僅か半日。短い天下であった。



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最終更新:2023年08月24日 19:16