LUNA SEA

登録日:2011/04/22 Fri 23:56:50
更新日:2023/12/06 Wed 10:07:14
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「かかってこい!!!!!」



LUNA SEAとは、神奈川県出身の男性5人組ロックバンド。
1989年に結成し、1992年にメジャーデビュー。
2000年に一度終幕するも、2010年に再結成。


GLAYL'Arc~en~Cielと並び、1990年代の音楽シーンを代表するバンドとして、現在活躍するヴィジュアル系バンドにも彼らのフォロワーが非常に多い。


○略歴

  • 1989年
JとINORANが所属していたLUNACY(読みはルナシー)にSUGIZOと真矢が加入し、当時のボーカルが脱退した為、最後にRYUICHIが加入。
初めて5人が揃った1989年5月をバンドとしての正式な結成日として、同月の29日に初ライブを行う。
また、初めて5人で音を出した際にメンバー全員が「これだ!」と思ったというのは、ファンの間では有名なエピソード。
そして、実際にこれ以降2000年の終幕に至るまでバンド内でメンバーチェンジを一切行なっておらず、
2010年の復活の際もオリジナルメンバー5人は誰一人欠けていない。

  • 1990年
メジャーでの展開を視野に入れたJの提案でバンド名を「狂気」という意味のLUNACYから、読みが同じLUNA SEAに改名。

  • 1991年
X JAPAN(当時はX)のYOSHIKIが主催するExtasy Recordsから1stアルバム「LUNA SEA」を発売し、大規模なツアーを行う。
また、この年に日本青年館でのライブが台風によって延期しており、これが後々の伝説へと繋がっていく。

  • 1992年
MCAビクターより2ndアルバム「IMAGE」でメジャーデビュー。

  • 1993年
初の日本武道館ライブを2DAYSで行う……予定だったが、台風で延期された為、一昨年の件と合わせて「嵐を呼ぶバンド」の異名がつけられる。

  • 1994年
4thシングル「TRUE BLUE」で初のオリコン一位を獲得。
また、この年の横浜アリーナライブが豪雪に見舞われ開催を危ぶまれた為、「嵐を呼ぶバンド」の異名が不動の物となる。

  • 1995年
初の東京ドームライブを行い5万6000人分のチケットを即日完売させる。

  • 1996年
5thアルバム「STYLE」で初のアルバム一位を獲得。
そして、この年の締めくくりに「真冬の野外」と名付けられたライブを横浜スタジアムで行い、バンドとしての活動休止を発表。

  • 1997年
メンバー全員がソロ活動を行い、ソロ作品でもチャートを賑わす。

  • 1998年
活動再開。この年に初の紅白出場を果たす。

  • 1999年
結成十周年を記念し前代未聞の10万人を収容するライブを行う。
しかし、このライブの直前に襲来した台風がステージセットを破壊した為、以前からあった「嵐を呼ぶバンド」の異名が復活し完全に伝説となる。

  • 2000年
終幕。メンバーはそれぞれの道を歩き出す。

  • 2007年
東京ドームで一夜限りの復活。この当時は再結成に関してのメンバーの意思は不明だった。

  • 2008年
hideのメモリアルサミットにて再び限定復活。しかし、これ以降メンバー達は再び沈黙。

  • 2010年
公式サイトにて“REBOOT”という謎のメッセージが現れ、様々な憶測を呼ぶ。
そして、同年8月31日に記者会見が行われ、LUNA SEA完全復活。現在にいたる。


○メンバー

  • RYUICHI(本名:河村隆一)
担当パートはボーカル。1970年5月20日生まれ。
結成当時はRAYLAと名乗っていたが後に改名。
本名でソロ活動をしている為こちらもかなり有名。
また、ソロ活動時に発表したアルバム「Love」は男性ソロボーカリストのアルバム売り上げ歴代一位記録(350万枚)を樹立しており、
この記録は未だに破られていない。
後輩への面倒見が良く、SOPHIAの松岡充や元SIAM SHADEの栄喜から慕われている。
アウトドア方面に多趣味でありサーフィン、ボクシング、ゴルフ、カーレースなどをする姿も。
2019年には肺腺癌の手術を受け、2022年には喉に出来た静脈瘤の手術を受けている。

  • SUGIZO(本名:杉原有音)
担当パートはギター&バイオリン。1969年7月8日生まれ。愛称はスギちゃん。愛称が愛称だが、当然ながら後のワイルドなお笑い芸人とは無関係。
音楽一家に生まれ育ち、幼少から習っていたバイオリンはレコーディングだけでなく、ライブでも披露している。
ちなみにステージでは上手側に立ちリードギターを担当。
独特の弾き方から「魅せるギタリスト」と形容されるほど目立つ。とにかく目立つ。目立つったら目立つ。
最年長である為リーダーと誤解され易いが、本人は後からLUNACYに入った事を理由に否定している。
YOSHIKIとの親交も深く、彼のバンドであるX JAPANやViolet UK、S.K.I.N.、THE LAST ROCKSTARSのメンバーでもある。
RYUICHIとは別の方向、インドア方面に多趣味であり、ぶっちゃけオタク。ガンダムやエヴァをこよなく愛する姿は俺らと全く変わらない。
必殺技は「スギバウアー」。

  • INORAN(本名:井上清信)
担当パートはギター。1970年9月29日生まれ。愛称はイノ。
バンドの原型となったLUNACYのオリジナルメンバーであり、ステージでは下手側に立ちアンコール以外ではほとんど動かないリズムギター担当。
LUNA SEA以外の活動(自身のソロやRYUICHIと結成したTourbillon)ではリードギターも弾くが、彼の一番の魅力は職人とも呼ばれるアルペジオ。
実は左利きなのだが、使うギターは全て右利き用。昔から右利き用を弾いてきた為、左利き用ギターを手にしても全く弾けなかったとの事。
メンバー一の美形な中性的イケメン。
寡黙な性格や血液型が不明な部分などバンド内で最もミステリアスな人物。

  • J(本名:小野瀬潤)
担当パートはベース。1970年8月12日生まれ。
不良少年がそのまま大人になったようなロックベーシスト。
INORANと共にバンドの前身となるLUNACYを結成したオリジナルメンバー。
1997年の活動休止や2000年の終幕にもメンバーで最も反対し、自身のソロ活動でもサポートメンバーを変動させない事でバンド的な形を維持しているなど、
バンドという物に拘りがある事が窺える。
そんな彼に影響を受けた後輩ベーシストは多く、フォロワーからは「J兄」と慕われている。
また、彼本人も尊敬するhideを「hide兄」と呼んでおり、hideが亡くなった時は自身のラジオ番組でその深い悲しみを語っている。
「ROSIER」での間奏の英詞シャウトとその直後のマイクスタンド投げパフォーマンスは彼の代名詞。

  • 真矢(本名:山田真矢)
担当パートはドラム&パーカッション。1970年1月13日生まれ。妻は元モーニング娘。の石黒彩。
またの名を「ぶーちゃん」
能楽師の一家に生まれ、幼い頃から能や和太鼓などに触れて育っており、ドラム以外にも伝統楽器を使いこなす。
細身の他のメンバー四人に対し一人だけ太ましい体格をしている事をいじられ易いが、活動初期は今ほど太ましい体格ではなかったりする。
ヴィジュアル系らしい体格を維持する為に体重を落とした事でドラムの音に破壊力が無くなった事を悔やみ、
見た目に拘る事を止めて体重を増やしたというのが事の真相で、プロ意識の塊の様な人物である。
回転ドラムセットでのドラムソロは有名。
実はRYUICHIに並ぶほどの歌唱力の持ち主であり、トークもかなり上手いなど多芸な人物。


○作品

◎シングル

  • BELIEVE
  • IN MY DREAM(WITH SHIVER)
  • ROSIER
  • TRUE BLUE…ノンタイアップでバンド初のオリコン1位を獲得
  • MOTHER…初のバラードシングル。ライブでは間奏後にSUGIZOがバイオリンを披露する
  • DESIRE
  • END OF SORROW
  • IN SILENCE…初のタイアップシングル。コーラスには新居昭乃が参加
  • STORM…ソロ活動後の活動再開シングル
  • SHINE
  • I for You…ドラマ『神様、もう少しだけ』主題歌
  • gravity…映画『アナザヘヴン』、及びテレビドラマ『アナザヘヴン〜eclipse〜』主題歌
  • TONIGHT
  • LOVE SONG…終幕前のラストシングル
  • PROMISE…配信限定シングル
  • THE ONE -crash to create-…終幕から12年ぶりとなる完全新作は22分超えの壮大な組曲
  • The End of the Dream / Rouge
  • Thoughts
  • Limit…テレビアニメ『エンドライド』オープニングテーマ。LUNA SEA初のアニメタイアップ
  • HOLY KNIGHT…ライブ会場限定販売シングル。LUNA SEA初のクリスマスソング
  • 宇宙の詩〜Higher and Higher〜 / 悲壮美…アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の第1弾 / 第2弾OPテーマ
  • BEYOND THE TIME〜メビウスの宇宙を越えて〜…原曲はアニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』主題歌となったTM NETWORKによるLUNA SEA初のカバーシングル。前作同様『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の第3弾OPテーマ
  • Make a vow…配信シングル。LUNA SEAとしてRYUICHI作曲のシングルは本作が初となる
  • THE BEYOND…機動戦士ガンダム40周年プロジェクトテーマ曲。パッケージにはガンプラ40周年とLUNA SEA30周年のコラボ企画としてLUNA SEA専用ザクIIのプラモデルが同梱されている。


◎アルバム

  • LUNA SEA…ライブの定番曲を多数収録した、唯一のインディーズ作品。初のレコーディングでありながらセルフプロデュースにこだわった結果、それが裏目に出て音質が悪い作品となってしまっている
  • IMAGE…初めてのメジャー環境での製作に拘りすぎた事が語られており、後にメンバーのSUGIZOは「ここまでこだわる必要がない事がわかった」と語っている。こちらもライブの定番曲を多数収録
  • EDEN…本作はポップに寄りすぎた為か、メンバーのJは一時期スランプに陥ってしまい、結果的にそれが名曲「ROSIER」誕生に繋がる事となる
  • MOTHER……前作までの3作を3部作として完結したとみなし、それを越える本物を目指した結果生まれた作品。名盤の呼び声が非常に多いLUNA SEA中期の傑作
  • STYLE…前作MOTHERに対するプレッシャーを跳ね除ける形で生まれた作品。「MOTHER」と並びLUNA SEA2大名盤と称され、ビジュアル系の登竜門的な扱いを受けている
  • SINGLES…初のミリオン突破作品
  • SHINE…活動休止期間とメンバーのソロ活動を経て製作されたが、「曲は良いがグルーヴ不足」「ツアーが終わった後にレコーディングした方が良かったかも知れない」とメンバーのSUGIZOは評している
  • NEVER SOLD OUT…結成10周年記念ライブベストアルバム
  • LUNACY…終幕前のラストオリジナルアルバム
  • PERIOD…20世紀最後のオリコン一位獲得作品
  • another side of SINGLES II
  • SLOW…ファン投票によるバラードベスト
  • COMPLETE BEST…2007年の1夜限りの復活のライブDVD発売に合わせる形で発売された2枚組コンプリートベストアルバム
  • LUNA SEA(2011ver.)…20年前に発表したアルバムのセルフカバー作品
  • LUNA SEA 3D IN LOS ANGELES…同名の3D映画のサントラを兼ねたライブアルバム
  • COMPLETE BEST -ASIA LIMITED EDITION-…上記のCOMPLETE BESTにREBOOT後のライブで演奏されている楽曲を追加収録して発売された3枚組作品
  • A WILL…前作から13年ぶりとなるオリジナルアルバム
  • LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE-…LUNA SEAの結成25周年を記念する最新ベストアルバム
  • NEVER SOLD OUT 2…LUNA SEAの結成25周年を記念するライブベストアルバム
  • LUV…愛をテーマにした作品。また、本作では初めて収録曲をメンバー5人全員が作曲している為、バラエティ豊かな作風となっている
  • CROSS…結成30周年にしてLUNA SEA史上初の外部プロデューサーを迎えて製作された作品。
  • MOTHER(2023ver.)…LUNA SEA二大名盤のセルフカバー作品。過去のツアーの再現ライブに合わせて製作された。
  • STYLE(2023ver.)…LUNA SEA二大名盤のセルフカバー作品。



RYUICHI「追記・修正、気合い入れていくぞーーーー!!」
SUGIZO、INORAN、J、真矢「「「「ウォッーーーース!!」」」」

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最終更新:2023年12月06日 10:07