超常現象捜査チーム TEAM EYES

登録日:2014/03/26(水) 12:22:10
更新日:2024/02/23 Fri 20:49:56
所要時間:約 7 分で読めます





TEAM EYESとは、円谷プロ製作の特撮TV番組『ウルトラマンコスモス』及びその関連作品に登場する防衛チームである。
本項目では主にTV版に登場するものについて解説する。
劇場版『THE FINAL BATTLE』に登場した第2期EYESについてはこちらを参照。


【概要】

『EYES』とは『Elite Young Expert Squadron』の略。
科学調査サークルSRC(Scientific Research Circle)の本部基地トレジャーベースにのみ配属されている特捜チーム。
SRCの精鋭達で構成された、救助活動から怪獣の捕獲、保護、超常現象の調査に至るまで幅広いフィールドで活躍するエキスパートチームである。

SRCは北アメリカ、アラスカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、北アジア、南アジア、オーストラリア、南太平洋に各支部を置き、
本部基地トレジャーベースは日本領海内の太平洋上に存在する。


これまでのウルトラシリーズの防衛隊とは異なり、
基本はあくまで怪獣の保護や異星人との友好的なコンタクトを目的とするが、やむを得ない場合は武器の使用も認められている。


出撃態勢は色で示されており、それぞれ

コンディションレベル・イエロー」(怪獣保護などの態勢)
コンディションレベル・オレンジ」(保護と攻撃の両面を考えた中間態勢)
コンディションレベル・レッド」(攻撃態勢)

の3つに分けられる。


EYESに保護された怪獣は、鏑矢諸島にある怪獣保護管理センターへ送られる。
怪獣保護を謳っていながら失敗続きで隊員の士気も下がっていたがムサシの参加で変化が起こる。

しかし、カオスヘッダーとの戦いが長引く中、次第に戦力を増強させていくようになった他、
数々のウルトラマンコスモスが起こす奇跡を見過ぎて、だんだんと組織全体の方向性がずれていく(ムサシ以外)

隊員服のジャケットの下にアンダーシャツとして着ている隊員Tシャツの色はメンバー1人1人で異なっている。袖は結構短めで二の腕が出る。

また、隊員全員に恋愛話があるのも特徴である。
TVシリーズ終了後、『THE FINAL BATTLE』ではメンバーを一新した第2期EYESが発足した。

メンバーにCREW GUYSアイハラ・リュウ隊員がいるとか言われるが、定かではない。

そして初代チームEYESのメンバーは『THE EYES』と呼ばれるようになる。


【隊員】

ヒウラ ハルミツキャップ
演:嶋大輔

33歳。元SRCの研究員。
基本的に穏和で紳士的な性格だが、
冷静な判断力と豪快な姿勢で部下を引っ張って職務に当たり、自らテックサンダーに搭乗して現場に出ることも多い。
怪獣や地球外生命体の対応を巡って、自ら統合防衛軍と真っ向から対立する事も多い。
SRC創立時からSRCに所属しているサワグチ・ヤスエは元恋人で、現在も友達以上・恋人未満な間柄。
TVシリーズ終了後はSRC技官と大学教授を兼任している。
ちなみに演者は元超獣戦隊ライブマンレッドファルコン
隊員Tシャツはレッド。

春野ムサシ隊員
演:杉浦太陽

19歳。主人公。
宇宙開発や怪獣保護を夢見て頑張る勇敢さを持ち、社交的で明朗快活な性格だが、理想論に走ったり、空気の読めない発言をする事も多い。
隊員Tシャツはブルー。
詳細は項目を参照。


ミズキ シノブリーダー
演:坂上香織

28歳。元防衛軍教官の女性副隊長。
冷静沈着な戦闘のプロで、前線に出て、指揮をとる場合が多い。
SRC医師のカワヤ・ノボルからは数回に渡って求愛され、その度に一蹴してきたが、少しずつ関係が変わっていく。
TVシリーズ終了後は防衛軍教官をしている。
隊員Tシャツはオレンジ。
お好み焼きは関西風が好き。

フブキ ケイスケ隊員
演:市瀬秀和

23歳。防衛軍出身で空手の達人。
クールだが攻撃的な一面があり、特にムサシとは対立する事が多かったが、
「正反対だからこそ、お互いに良い影響を与えられる」というヒウラキャップの狙いで
ムサシと『春風コンビ』を組むことになり、やがて良きライバル・良き友となっていく。
お化けなどのオカルトは苦手。
お好み焼きは嫌い。
オカルト好きの女子大生・三条寺カスミとは一緒にカラオケに行く仲。
ムサシの正体に最初に気付いた。
TVシリーズ終了後は第2期EYESの隊長を務めている。
隊員Tシャツはブラック。
なお、演じた市瀬氏は後に声優としても活動しており、『家庭教師ヒットマンREBORN!』の獄寺隼人や『DD北斗の拳』の雲のジュウザ役などで知られる。

ドイガキ コウジ隊員
演:須藤公一

25歳。メカニック担当の科学者。
マイペースな性格で、チームのムードメーカー的存在。天才科学者を自称する巨漢の青年。
実家は土佐のかつお漁師。家業を継がなかったため、父親とは関係はあまり良くない。
大学時代の友人・吉井ユカリとは、複数の事件を通してその関係を深め合っていき、ついに婚約までした。
TVシリーズ終了後はSRC科学セクション主任となった。
隊員Tシャツはイエロー。

モリモト アヤノ隊員
演:鈴木繭菓

19歳。女性オペレーターで司令室の超高性能コンピューター「エイジャーMAX」を使いこなす。
明るい性格で、ムサシより10か月先輩なのを良い事に先輩風を吹かせる。子供扱いされる事を嫌う。
呼ばれ方は「アヤノちゃん」(ムサシ、ドイガキ)「アヤピー」(ドイガキ)「アヤノ」(ヒウラ、フブキ、たまにムサシ)
「アヤピョン」(ヒウラ)「アヤノ隊員」(シノブ、ムサシ)と様々。
ムサシとは恋仲になっていく。
TVシリーズ終了後は怪獣保護地区の管理員になり、『ウルトラマンサーガ』ではムサシと結婚して遊星ジュランに移住し息子のソラを儲けている。
お好み焼きは広島風が好きでとんかつソースと青のりをかけて食べる。
隊員Tシャツはピンク。

【SRCメンバー】

イケヤマ管理官
演:市川兵衛

怪獣保護管理センターの職員。経験に基づく怪獣の知識が豊富。ムサシの良き理解者。

カワヤ ノボル医師
演:影丸茂樹

SRC特殊医療基地の医師。トレジャーベース全女性職員にふられるという記録を持つ伝説の男。
前職は臨床医だったが、重病患者である親友の手術から逃げてしまった過去を持ち、そのことを後悔してSRCでの研究医療に転職した。
助手として右田医師がいる。
ムサシ=コスモスということを知っていたかは定かではないが、「ウルトラマンモス健康体」とフェイントをかましたことがある。

サワグチ ヤスエ女史
演:原久美子

SRC創成期から所属している科学者。彼女の開発したメカの多くが現在のSRC装備の基本となっている。
ムサシからは影で「カミナリおばさん」と呼ばれている。

ハズミ化学主任
演:筒井巧

防衛軍から移籍した科学者。ヒウラとは旧知の仲で、科学を人類のために有効利用しようと誓い合う程の誠実な人物。
演じた筒井氏は『世界忍者戦ジライヤ』の主人公・山地闘破役で知られ、ヒウラ役の嶋とは1988年の東映特撮の主役ヒーローという共通点がある。


【統合防衛軍メンバー】

日本国内を外敵から守る防衛組織。略称はJADF。
人類に害をなすものは全て排除しようとするため、TEAM EYESとはシリーズ史の中でも特に対立が目立った。
地球防衛のために戦う組織ではあるが、怪獣が出現すると町の被害は無視して過剰な攻撃を行ったり、
宇宙人を侵略者と決めつけて攻撃を行うタカ派組織でもある。

またその立場もあり、怪獣保護には否定的で廃止するべきだと考える者も多数いる。
その考え方から沈静化しかけたリドリアスを攻撃して凶暴化させたり、軍の工場から汚染物質を垂れ流した為に怪獣を凶暴化させたり、
カオスヘッダーに有益な怪獣であるマザルガスを細菌兵器で攻撃したり、侵略兵器であったヘルズキングを対カオスヘッダーや対怪獣用の兵器として用いてそれが暴走など事態を悪化させることも珍しくない。

劇場版第1作ではウルトラマンコスモスを根拠もなく一方的に侵略者と見做し、ミサイル攻撃を実行しかけた挙句、居合わせた小学生と警察官に阻止されている。

EYESのシノブ、フブキなど元防衛軍所属のメンバーは防衛軍の行動には強い口調で非難することが多かった。
それでも、理念が根本的に違う訳ではないため、互いに協力する時も少なくなく、また佐原司令官や宍倉副司令やナガレ・ジュンヤ等良識的な人物も多数いる。

佐原司令官
演:須藤正裕

12話から登場した防衛軍の最高司令官。
自らEYESと連絡を取り、怪獣対策を巡って対立することが非常に多いが、冷酷非情な人物ではなく、実はEYESの隊員達の実力を高く評価していて統合を考えた事もある。
消極的な人物でもあるが、作中の人物の中でも特に物事を正しく理解し、よく考えている。
第61話でのムサシとのお互いの思いと意見をぶつけ合った話はかなりかっこいい。


ムサシ「本当に……本当にこれで良いんですか? こうするしかないんですか?」
佐原「君の懸念も分かる。ヘルズキングを使うと言う事は悪魔の力を振るう事にもなる」
ムサシ「だったら……!」
佐原「我々には責任がある。我々の肩には何十億の地球人の未来がかかっているんだ。
   たとえ、この手を汚しても背負い続けなければならんのだ。それが我々防衛軍の責務であり、覚悟だ」
ムサシ「……」
佐原「これまで我々人類はコスモスに頼りすぎてきた。彼の負担を少しでも軽くする事が出来るのなら私は……喜んで悪魔と手を組もう……。
   想いは君達EYESと同じではないかね?」
ムサシ「……汚した手で……汚した手で、自分の首を絞める事にはなりませんか?」
佐原「春野ムサシ隊員……だったな?」
ムサシ「……はい」
佐原「……覚えておこう」


宍倉副司令
演:大城英司

防衛軍の副司令官。防衛軍の中でも数少ない穏やかな物腰の好人物。

西条武官
演:奈良坂篤

32話から登場した佐原の副官。非常に高圧的かつ攻撃的な性格で、当然怪獣保護にもかなり否定的である。そのためEYESを見下した暴言を吐く事が目立つ。更に自身が開発した兵器を尤もらしい理由をつけて使いたがる傾向があり、怪獣殲滅を企む事が多いが、最終的に事態の悪化や、作戦失敗について責められてしまうことも多い。*1
ヒウラと何らかの因縁があるらしい。実にステレオタイプな憎まれ役で、佐原司令官や宍倉副司令やナガレは和解が描かれフォローできる点があったのに対し最後の最後までEYESとの和解や評価すべき面が描かれなかった。
昔の作品その後の作品に登場した某無能司令官某豪州軍事組織長官某ジャーナリストに次いで、ウルトラシリーズに登場した地球人の中でも最低の部類に入る

ナガレ ジュンヤ
演:正木蒼二

怪獣殲滅兵器開発チーム・ガルスのチーフで西条の右腕。
かつて怪獣によって妹を亡くしている経験から、被害者をこれ以上出さないために怪獣と戦おうとする。
EYESの存在にも否定的だったが、やがて考えを改める。ロケットランチャー・G-YG8を愛用する。
佐原同様根は良い人物なため彼がレギュラーもしくは準レギュラー化しなかった事を残念がるファンは多い。

「怪獣の殲滅を最優先すると言う考えは変わらない。だが、TEAM EYESの存在も否定はしない。
 人命と街を守りたいと言う願いは同じだって事が俺にも分かったからな」


【TEAM EYESの退治・対処した怪獣】

  • エリガル(過去に倒された個体)
  • エクステル・レイダー
  • バネス

2話ではEYESが「過去にゴルメデの保護に失敗した」という事実が語られているが、これが「退治した」という意味なのかどうかは不明。
ヘルズキング改はコスモスのコズミューム光線とテックスピナーの同時攻撃で倒している。

しかし、これまでのシリーズの防衛隊とは違い、EYESの本来の任務は「怪獣の保護」なので、退治する事は実績とは言い難いところがある。
実際に本編ではエリガルの件でマスコミから批判を受けている。

インキュラス戦、ムードン戦、カオスジェルガ戦、ギギ戦(1戦目)、カオスパラスタン戦、グラガス戦、レイキュラ戦、
ラグストーン戦、ガモランⅡ戦、カオスウルトラマンカラミティ戦(1・3人目)、カオスダークネス戦と、
TEAM EYESの援護によってコスモスの勝利や怪獣保護の成功をもたらした事も多かった。
戀鬼戦やグインジェ戦では説得によって事件の解決をもたらしているし、テールダス戦ではコスモスが戦っている間に爆弾の解除に成功した。
ガモランのコントロールマシンの位置や、ザランガが妊娠している事を伝えた事もある。

またメビュート戦では力尽きたコスモスを回復させ、『コスモスVSジャスティス』では仲間達と共にムサシを異次元から救出した。


【TEAM EYESの保護した怪獣】

注意書きの無いものは基本的にコスモスが鎮めたものを保護している。

  • リドリアス(初登場時には既に保護されている)
  • スピットル(コスモスの協力を得て、麻酔弾を撃ち込んで保護)
  • モグルドン
  • ミーニン2体
  • イフェメラの卵
  • ガルバス(コスモスが鎮めたが、これとは別に、以前にEYESが保護した個体が存在するらしい)
  • ジェルガ(初登場時には既に保護されている)
  • ボルギルス
  • ゴルメデβ(後に正常に戻り、ゴルメデⅡとなる)
  • ネルドラント
  • テールダス
  • ネルドラントⅡ(カオス抗体ミサイルでカオスヘッダーを除去して保護)
  • バデータ
  • タブリス(初登場時には既に保護されている。怪獣保護を行う切っ掛けの怪獣)
  • ドルバ
  • エリガルⅡ


【メカ】

SRCの本部基地トレジャーベースは、日本領海内の太平洋上に浮かぶ人工島である。

本来は水無月工業技術研究所MITIの実験・研究施設だったが、
組織改革によりSRCの科学力を結集してリニューアルされ、約300人の隊員・職員が勤務するSRCの本部となった。

島の景観は一見、大自然の緑豊かな島のように見えるが、
中央部に位置する灯台状のコントロールタワーにはTEAM EYESの司令室やレーダー、電波望遠鏡が設置されている。

他にも、レストランにカフェ、娯楽施設、医療施設、武道場などの設備や、
科学分析、情報処理、輸送支援、基地整備、医務管理、メカ開発などの様々なセクションがベース内に点在する。

また、島の地下には隊員達の私室などの居住区やコアモジュール格納庫、
ライドメカの整備工場、各メカの発進口に繋がるカタパルトも完備されていて、
このカタパルトは各メカの出撃時に、コアモジュールに前・後部パーツを装着させる作業も兼ねている。

島の正面にテックサンダー用の4つの発進口が、
海底にシーダイバー用の発進口と日本の首都圏と繋がる海底トンネル『シークレット・ロード』がそれぞれ設けられ、

シリーズ中盤以降にはテックブースター用の発進カタパルトが島の中央部に、
テックスピナー用の滑走路がテックサンダー用の発進口の両脇にそれぞれ増設された。

EYESの主力万能航空機はテックサンダーと呼ばれ、
コアモジュールを中心として前部パーツ・後部パーツを組み合わせて完成するコアテックシステムから成る。

前部パーツ・後部パーツはそれぞれ2種類ずつ存在するので、組み合わせは4タイプある。
共通装備として、探査カメラ、音波探知機、レーザーネット、特殊ミサイルランチャー等を持つ。
また怪獣保護が任務という事で、誘導弾、抑制弾、麻酔弾等の非殺傷兵器を使用する事が多い。


◆コアモジュール

全長10m
乗員3名
最高速度M3
EYESメカの核となる小型飛行機。緊急脱出用ポッドとしても機能するが、劇中では脱出に成功した描写が一度もない。
単体運用も多く、SRC本部では10機配備されている。
またSRCでは、これとは別に、1人乗りでコアテックシステムが搭載されていない「コアモジュールSS」も使用されている。

◆テックサンダー1号

全長28m
乗員3名
最高速度M7
コアモジュールに前部A1パーツと後部A2パーツを装着して完成する、テックサンダー4種の中で最高速を誇る「超高速機動型」。
高速飛行能力とバランス性・更にステルス性まで兼ね備え、偵察任務を得意とする。
ブライトレーザー砲と多機能砲を装備。
主にヒウラ・フブキが搭乗。
『コスモスVSジャスティス』では発展型のテックライガー1号と、その宇宙仕様テックライガーKS-1が登場した。

◆テックサンダー2号

全長20m
乗員3名
最高速度M3
前部B1パーツと後部B2パーツをコアモジュールにセットして完成する「救助・保護機型」。
スピード・パワーは他のタイプに劣るが、レーザー砲や多目的ビーム砲等、怪獣保護・災害対策に必要なハイテクメカを多数装備している。
主にシノブが搭乗。
『コスモスVSジャスティス』では発展型のテックライガー2号が登場したが、
その宇宙仕様テックライガーKS-2は未登場(飛行バランスに問題が生じ、実用化に至らず)。

◆テックサンダー3号

全長28m
乗員3名
最高速度M4
前部A1パーツと後部B2パーツ、コアモジュールの組み合わせで完成する、1号の安定性と2号の救援機能を兼ね備えた「大型支援機型」。
全タイプの中で随一のパワーを誇る。
多機能砲や小型発信機・マーカーショットとケーブル弾を装備。
ドイガキは本機の操縦を不得意としていたが、見事克服した。
『コスモスVSジャスティス』では発展型宇宙仕様テックライガーKS-3が登場した(テックライガー3号は設定だけで未登場)。

◆テックサンダー4号

全長20m
乗員3名
最高速度M5
コアモジュールに、前部B1パーツと後部A2パーツを組み合わせて完成する「小型高速機型」。
高速飛行能力と脅威の運動性能を発揮し、救援装備も充実した万能機。
ブライトレーザー砲や多目的ビーム砲を装備。
本人が乗りやすかったという理由で主にムサシが搭乗し、専用機としていた。
『コスモスVSジャスティス』では発展型宇宙仕様テックライガーKS-4が登場した(テックライガー4号は設定だけで未登場)。


◆テックスピナー1号

全長33m
乗員3名
最高速度M9
テックサンダーのA1パーツとドイガキが新開発した特殊後部パーツ「SP」の表面
「SP-S」をコアモジュールに装着して完成する「超高速機動強化型」。

機動性と安定した超高速飛行に優れ、新たに「保護・捕獲・支援」機能が追加されている。
ブライトレーザーD等を発射する多機能ビーム砲、3連装ミサイルランチャー、光の檻レーザーラックを装備。
主にフブキが搭乗する。
ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』では宇宙用のテックスピナーKS-1が登場。

◆テックスピナー2号

全長25m
乗員3名
最高速度M6
テックサンダーのB1パーツと「SP」の裏面「SP-R」を装着して完成する
サンダー2号以上の「救助・保護」機能と飛行速度を発揮する「救助・保護機強化型」。

ソアッグビーム砲、強大な破壊力を持つ「ヴィクトランジャー」、カオス抗体ミサイル、光の檻レーザーラックを装備。
主にシノブが搭乗する。


テックサンダーのA1パーツと、SP-Rを装着して完成する「最強形態型」のテックスピナー3号、
テックサンダーのB1パーツと、SP-Sを装着して完成する小回りのきく「データ収集型」のテックスピナー4号も設定上、テックスピナー2号の宇宙用・テックスピナーKS-2やテックスピナー1・2号の量産機であるテックスピナーMK-1及び2も玩具では存在するが、本編には未登場。


◆テック00

ドイガキがテックスピナー以前に開発した試作機。ダブルオーではなくゼロゼロと読む。
外見はテックサンダーと同じで、劇中では1号のみ登場。
速度は優れていたものの飛行バランスは最悪だったためボツになった。


◆テックブースター

全長30m
乗員9名
最高速度時速1000万km
SRC 宇宙開発センターの木本研作博士がコアモジュールを基盤にして開発した大型宇宙艇。
センターコア、ライトコア、レフトコアの三機から構成され、それぞれにコアモジュールが配されている。

「テクノプラズマキネティックシステム」を搭載したテクノプラズマエンジンにより、
太陽系内の目的地なら地球から短時間で到達する超高速宇宙航行が可能となる。

ディレクトルビーム砲、各種特殊弾を発射する多目的砲、センターコア下部のミラージュシールド照射機、対地ミサイル発射機、
レフト・ライト両コア下部の大型マニピュレーター・グラップアーム等、豊富な武装・特殊装備を持ち、怪獣への保護と攻撃それぞれに対応する。
また、レフト・ライト両コアは本体から分離して単独・無人航行も可能で、モジュールファイターと呼ばれる。


テックダイバー


◆ランドダイバー

全長22m
乗員2名
最高速度時速243km(地上)、 479km(地中)
パワードリルを装備した前部パーツ・C2ユニットと、Dユニットをコアモジュールに装着して完成する「地底ドリルタンク」。
ドリルで地中を掘り進み、地上でも高性能機動車として活躍する。
武装・特殊装備は、ドリル先端から発射する削岩用の超熱線・ダイバーレーザーとプラズマシールド発生機、
コクピット下部左右にある3連装の砲門から発射するブロウビーム・ローレクションW・アンダーグランダー、高性能カメラや音波探知機。

◆シーダイバー

全長22m
乗員2名
最高速度時速610km(水上)、 285ノット(水中)
コアモジュールにマニピュレーターアームを装備した前部パーツ・C1ユニットとDユニットを装着して完成する「特殊潜航艇」。
舷側底部に酸素タンクを積載し、水深2万mまで潜水可能。

プラズマシールド発生機の他、視覚探信光弾・ビジュアルピンガーや、水中探査カメラ、電波探知機、コクピットには緊急時の酸素ボンベ等を装備し、
武装は左右2門の魚雷発射口から放つ魚雷とエネルギー光弾・ゲットクーパー。
『コスモス2 THE BLUE PLANET』では改良型のマリンダイバーが登場した。


◆シェパード

全長5.1m
乗員4名
最高速度時速520km
地上パトロール・追跡用の超高速特殊自動車。
複数台存在し、トレジャーベースから首都圏に繋がる海底トンネル・シークレットロードを通って出動する。
武装はないが、プラズマシールド発生機や、偵察・探査メカを装備。各種アタッチメントもつけられる。


【武装】

◆EYESセービングスーツ
薄い青が基本色の特殊繊維製の隊員服で、耐熱・耐寒性に優れ、防水・防風効果も高い伸縮自在の万能服である。
新生TEAM EYESの物は濃い青に灰色の配色となり、デザインも大きく変わっている。

◆SRCアーマードベスト
作戦時にスーツの上から着る、防弾機能と特殊秘具を備える特殊ベスト。

◆EYESセービングメット
隊員達が作戦時にベストと共に装備するヘルメットで、CCDカメラと可動式ヘッドマウント・ディスプレイを装備している。
新生EYESの物は、より実戦向きなデザインと機能を備えている。

◆EYESセービングキャップ
危険度が低い任務の際や、シーダイバーに乗る際に隊員が被るキャップ。

◆ラウンダーショット
EYES隊員が携行する小型スーパーハンディショットで、SRC創成期に使っていたラウンダーグリップの発展型。
グリップは折りたたみ式。
小型コンピューターを内蔵しており、通信機能や探索機能、万能銃としての機能を備えている。
銃として使う際にガンユニットを装着することで射程距離・破壊力がアップする。
TEAM SEAも少々一回り小さくなった同タイプを使っていた。
新生EYESの物はグリップ部分と銃身部分が着脱可能なタイプとなっており、性能・機能も上がっている。

◆EYESペーサー
EYES隊員が携行する腕時計型通信機。探知機・ナビ機能も持ち、コアモジュールのイメージがあしらわれている。

◆EYESアタッシュ
サワグチが開発した、個人レベルで怪獣を探査できる装備一式と、それらを収めたケース。
専用アタッシュケースの中に、地球外生命体を見分けるデジタルサーチ、怪獣の好きな音を出すコスモホイッスル、
TEAM EYESバッジに加え、ヒウラのリクエストで旧式ラウンダーグリップが入っている。
デジタルサーチ以外は本編では1度ずつしか使用されていない。
新生EYESのデジタルサーチは腕時計型。

玩具だとコスモプラックが入っている。


追加・修正は怪獣保護を成功させた人がお願いします。


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最終更新:2024年02月23日 20:49

*1 実際、上記のマザルガスやゴルメデの件もほぼ彼が原因である。