大天使ミカファール(Battle Spirits)

登録日：2014/03/22 (土) 15:54:38
更新日：2023/08/05 Sat 14:04:55
所要時間：約 3 分で読めます

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Xレア ※第2弾ですぶっ壊れスピリットソリティアバトスピバトルスピリッツループ大天使ミカファール禁止カード

2008年11月26日！
世界はソリティアの炎に包まれた！

大天使ミカファールとは、バトルスピリッツ第二弾:激翔で登場したスピリットカードである。
レアリティはＸレア。

7(3)/黄/天霊<1>Lv1 4000　<2>Lv2 7000
Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』
自分のデッキを上から、自分のフィールドにある黄のスピリットとネクサスの
合計枚数と同じ枚数オープンしていく。
マジックカードがあれば、すべてを手札に加える。
残ったカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。

Lv2
自分のマジックカードすべてを、コストを支払わずに使用できる。
シンボル：黄

お分かりいただけると思うが
マジックを発掘する効果に加え、自分のすべてのマジックのコストを踏み倒す効果がある。

……そう、すべてのマジックがタダで撃てるのである。

セブンスクリムゾンやバインディングウッズなどの、高コストマジックなども連発できるようになるのである。

さらに同じ弾で……

トリックスター
スピリット
6(3)/黄/道化<1>Lv1 3000　<3>Lv2 5000
Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』
自分のトラッシュにあるマジックカード1枚を選んで手札に戻す。
シンボル:黄

タイムリープ
5(2)/黄
メイン:
自分のスピリットの『このスピリットの召喚時』効果1つを選ぶ。
その効果をもう一度発揮させる。
フラッシュ:
このターンの間、スピリット1体をBP+2000する。

ミカファールのお供に使え、と言わんばかりのループにつながるカードが登場したのである。

こういったカードを使いループ状態を発生させ、コアブーストしまくって相手の場を更地にしマジックを封じて殴り切る、
通称【ミカファールターボ】が完成したのである。

嘘みたいだろ……まだ第二弾環境なんだぜ……

こんな状況が許されるわけも無く、2009年５月１日の制限改定により１枚制限になった。

めでたしめでたし。

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「確かに、ミカファールが１枚制限になれば当面のソリティアを回避できるでしょうけど、それって根本的な解決にはなりませんよね？」

そう、引ければ問題無いのである。
トラッシュに行こうものならコールオブロストなどで回収したりもできる。

さらに……

大天使ヴァリエル
8(4)/黄/天霊<1>Lv1 6000　<3>Lv2 7000　<4>Lv3 8000
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
緑/黄の中から1色を指定する。
自分のトラッシュから指定した色のマジックカードすべてを手札に戻す。

LV2・Lv3【光芒】『このスピリットのアタック時』
バトル終了時、自分がこのバトルで使用したマジックカードすべては手札に戻る。
シンボル：黄

シャイニングマジック
8(3)/黄
メイン:
自分のトラッシュにあるマジックカード1枚を選んで手札に戻す。
フラッシュ:
このターンの間、スピリット1体をBP+4000する。

マジックハンマー
4(2)/青
メイン:
相手のデッキを上から5枚破棄する。
フラッシュ:
このターンの間、スピリット1体をBP+3000する。

第三弾:覇闘で登場したこれらのカードを使い、殴りきって相手のライフを０にするタイプから、
無限ループを使い相手のデッキを削り切るタイプにシフトしていったのである。

ちなみに、2009年に行われた全国大会のスタンダードクラスの優勝デッキがこれである。

こういったデッキに勝つにはウィニーデッキぐらいしか無く、それすらサイレントウォールで止められれば相手のコアが増えてしまい、
さらに加速してしまうという悪循環に陥っていた。

１枚になろうが引ければ問題ない、という状況により2010年1月1日に禁止カードに指定され、それに伴い【ミカファールターボ】も終焉を迎えたのである。
二度とこのデッキを見ることもないだろう――。

時は流れて2012年。
バトスピの祭典バトスピMAX2012。
正義のカードバトラージャスティス立花と半年前に彼に敗れ、
リベンジに燃える無敗のカードバトラーギャラクシー渡辺のエキシビジョンマッチが行われた。

ジャスティスを倒すべく、ギャラクシーが用意した最強のデッキ、それは…！

渡辺「大天使ミカファールを召喚！」
立花「馬鹿野郎！」

ミカファール、ストームドロー(禁止)、ルナティックシール(禁止)、ハンドタイフーン(禁止)の力を持って見事ジャスティスを下し、
無敵のカードバトラーの座を取り戻したギャラクシーだったが、文字通り手段を選ばなかった彼に観客全員がドン引いていた。

そして更に時は流れて2022年。~~つまりギャラクシーの暴虐から10年。~~
配信番組にて公開された禁止・制限カードの発表とともに、まさかの制限カードへの復帰（2022年5月1日付け）が告知される。
また同年5月発売の契約編第1弾にはプロモーションカードとしての再録*1、
及び国内版にシリアルナンバーカードとの引換券がランダム封入されることが発表された。
（当初は全77枚のシリアルナンバーを予定していたが、海外版が現地の法規制によって封入出来ず、
実際の封入はそれよりも少ない枚数となったとのこと）

復帰後の状況はというと、大天使ヴァリエルや前述のタイムリープと共に、往年のミカヴァリエルループを決めれば無限に召喚時効果の発揮が可能。
中でも召喚時効果で、相手のデッキのカードを除外*2する神海賊皇子トリトーンの召喚時効果を無限に発揮することで勝負を決められる。

とはいえ、ブレイヴや《煌臨》などの導入で、ゲームスピードが格段に上昇した現代バトスピで、
これらのループパーツを揃える前に勝負を決められてしまうことも多く、またループ自体に介入して妨害できるカード*3も格段に増えた。
無限ループデッキ自体もミカファールよりも速度で勝る申の十二神皇ハヌマーリンなどが存在しており、
かつてのように圧倒的な存在とは言えないのが現状。

とはいえ決まれば一方的にデッキをぶん回して勝負を決められるハイパーパワーは依然として健在。
またループ目的でなく、マジック効果で相手を除去したり、
こちらの打点を上げて攻め込むタイプの【天霊】デッキとの相性も良い為、そちらに投入するのも手。

ヤバイって、大天使ってなんでも知ってるらしいんだから。
追記・修正以外にも、訳わからない難題おしつけられるわよ。

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