ラル・ザレック/Ral Zarek(MtG)

登録日:2014/03/20 (木) 03:51:30
更新日:2023/08/27 Sun 12:26:49
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ラル・ザレックのひらめきは本物の雷光をほとばしらせる。



マジック:ザ・ギャザリングに登場するカード。
プレインズウォーカー。ドラゴンの迷路に収録され、レアリティは神話レア。



ミゼット様率いるイゼット団のギルド魔道士。人間の男性。

「Duels of the Planeswalkers 2012」で初登場。その外見は、イゼット団らしき派手な青と赤で彩られた服を着て、電気を発する謎の装置を背負い

自分の乳首を擦りながら目が白く光っている

という凄まじさ、まさにイゼット。
通称は乳首とか乳首兄貴とか。

その後、ラヴニカへの回帰ブロックの最終エキスパンション「ドラゴンの迷路」で見事カード化された。勿論カードイラストでも乳首に指をあて眼を光らせている。

以下カードテキスト。

ラル・ザレック/Ral Zarek (2)(青)(赤)
プレインズウォーカー — ラル(Ral)
[+1]:パーマネント1つを対象とし、他のパーマネント1つを対象とする。その前者をタップし、その後者をアンタップする。
[-2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ラル・ザレックはそれに3点のダメージを与える。
[-7]:コイン投げを5回する。表が出た回数1回につき、このターンの後に追加の1ターンを行う。
4

+能力は、自分の土地を起こしたり生物を実質的に警戒持ちにしたりしつつ、相手の生物を寝かしたりできる能力。
だが、タミヨウ等と違って相手のパーマネントをタップしてもアンタップされてしまう。そのため、盤面に適切な対象がいなければ自分の土地を起こして1マナ発生させるくらいしかできず、アドバンテージに結びつきにくい難しい能力。
金粉の睡蓮などの複数マナ発生するマナファクトやマナクリーチャーとの組み合わせなどに使うのが有力か。

小-はかの高名な稲妻。厳密に言うとソーサリータイミングなので「火山の槌」。着地してからとりあえず2回打てる計算なので、相手に生物がいなければ4マナ6点火力として扱うこともできる。

奥義は「時の縫い合わせ」5連打。PW自体が追加ターンと相性は良いので、忠誠度8にしてこの奥義を打てば自己完結した美しいコンボになるが、そこはイゼット。
「コイントス」である。何もしないこともしばしばある(1/32の確率)のだ。

残念ながら、スタンダードでは+能力と相性の良いカードがなかったり、そもそも青赤を含むデッキがあまりなかったりでワンコインPWになってしまっている。
2chでは+能力が停滞と非常に相性が良いことを指摘され「乳首ステイシス」という非常にインパクトのある名前を持つデッキも考案されていたりする。
乳首を輝かせるのは君かもしれない……のだが、乳首ステイシス以降はまったく話に上らなくなってしまった。何なんだよ乳首ステイシスって。


イゼット副長、ラル/Ral, Izzet Viceroy (3)(青)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — ラル

[+1]:あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚見る。そのうち1枚をあなたの手札に加え、もう1枚をあなたの墓地に置く。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。イゼット副長、ラルはそれに、追放領域かあなたの墓地にあり、あなたがオーナーであり、インスタントかソーサリーであるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
[-8]:あなたは「あなたがインスタントかソーサリーである呪文を唱えるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。この紋章はそれに4点のダメージを与え、あなたはカードを2枚引く。」を持つ紋章を得る。
5

ギルドマスターを押しのけて神話レアで帰ってきた乳首。全体的に青赤らしい効果でありながら使いやすくなった。
プラス能力はしばし見られるライブラリートップを見て決められるドロー。とりあえず手札の質が上がるので弱いわけがない。
小マイナス能力は同セットで登場した標の稲妻と同じ能力。ある程度墓地に溜まっていなければならないが、法外なタフネスを持つ相手ではない限りだいたいのクリーチャーを除去できるだろう。
大マイナス能力はお馴染みの紋章付与。デッキにもよるがスペルを撃つたびに手札補充&ダメージを撒かれてはたまったものではない。
構築では青赤を含むデッキのサイドボード、あるいはメインから投入される事がある。
ただ、勝っている状況に蓋をするカードなのでややオーバーキルになりやすいか。

嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit (2)(青)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — ラル

あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるかコピーするたび、対戦相手1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。嵐の伝導者、ラルはそれに1点のダメージを与える。
[+2]:占術1を行う。
[-2]:このターン、あなたが次にインスタントやソーサリーである呪文を唱えたとき、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。
4

「灯争大戦」で登場した3枚目のラル。同エキスパンションのレアPW同様常在型能力、プラス力、マイナス能力の3つを持つ。

常在型能力は≪どぶ潜み/Guttersnipe≫に近い能力だが呪文のコピーにも対応。自身のマイナス能力、および後記のカードとシナジーを形成するため重要な違いとなる。
プラス能力は占術1と地味だが忠誠度上昇が1回の使用でマイナス能力の消費を補える+2である点が強み。
マイナス能力はインスタントかソーサリーのコピー。単純に赤の火力呪文や青のドロー呪文をコピーするだけでも強力であり、自身の常在型能力ともシナジーを形成する。

そして…

発展/Expansion(青/赤)(青/赤)
インスタント

点数で見たマナ・コストが4以下であるインスタントかソーサリーである呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。

「ラヴニカのギルド」で登場した≪発展+発破/Expansion+Explosion≫の発展側2枚(と任意のインスタント、ソーサリー)によって発展を発展でコピーし続けることで無限ダメージを発生させることが可能。
要求条件はそこそこ重いが赤青のインスタント、ソーサリーメインのデッキに大きく形を崩さずに組み込める即死コンボというだけで十分だろう。やっぱりイゼットはイゼットだった。
ただ……この時期からMTGは環境が荒れ始めてしまい、その時期にぴったり合ってしまったせいで大した成果を残せずにスタン落ちしてしまった。


関連カード

Blast of Genius / 天才の煽り (4)(青)(赤)
ソーサリー
クリーチャー1体かプレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。カード3枚を引き、その後カード1枚を捨てる。天才の煽りはそのパーマネントかプレイヤーに、捨てたカードのマナ総量に等しい点数のダメージを与える。

最近「有用というジョークに騙された転売ヤーが買ってしまった。ざまあ!」というネタで盛り上がった、回帰ブロック最後のエキスパンション「ドラゴンの迷路」。
アニヲタwiki的には、デュエマの射場本正巳氏が開発に関わっているというおいしいネタがあるのだが、それはさておきラルが本格的にカードに登場したのがこのドラゴンの迷路で、
その中で比較的有用なカードだったことで注目を集めたのがこのカードで、イラストには決めポーズをとるラルが描かれている。名前も面白く、何に使えばいいか分からないレベルのカードが多い迷路の中ではデッキが比較的組みやすい。
そのため《うつろう爆発》的なデッキを作ろうとするプレイヤーも多くみられた。当時はショックランドの再録などによってカジュアルMTGが流行を見せ始めた時期であり、さらに日本主体のプロチームの形成の動きが芽生え始めていたのもこの頃である。
その一環としてプロプレイヤーに煽りデッキを握らせるというパフォーマンスも見られたという、当時のMTGの思い出話が尽きないカード。
だがスタン民の中にはその《予言の稲妻》を再録してほしかったという声も多く聞かれた。6マナのソーサリーでデッキ構築を著しく縛るため、かなり使いづらいのである。


Precision Bolt / 正確な稲妻 (2)(赤)
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。正確な稲妻はそれに3点のダメージを与える

ラルのプレインズウォーカーデッキに収録されているカードであり、MTG屈指のネタカード。というのもこのカード、
《稲妻》 (1マナ3点 インスタント) の、
その完全下位互換である《稲妻の一撃》(2マナ3点 インスタント)の、
さらにその完全下位互換である《発射》(3マナ3点 インスタント)の、
そのまたさらに完全下位互換(3マナ3点 使えるタイミングが限られている)なのである。いくらなんでも弱すぎるということでネタになった。

実はこれはちょっと複雑な事情が関係している。
元々プレインズウォーカーデッキは、有用なカードが入っていた場合にそれらの確保・転売目的で買い占められること*1を防ぐため、限定カードをかなり弱く設計しなければならなかった。
しかし《紅蓮の俊英、チャンドラ》のプレインズウォーカーデッキに含まれていた限定カード《炎の鞭打ち》(4マナ4点インスタント)というカードが、当時のメタに合致していた関係で需要が出てきてしまったのである。*2
このカード自体は「1デッキに4枚含まれていた上に4枚必須のカードではなかったし、プレイヤーの好みによるところが大きかった」というところから大した値段にはならなかったのだが、こういったことを完全に防ぐべく「絶対に弱いカード」を作らなければならなくなったのである。火力のバランスとは本当に難しいのだ。

ちなみに「破滅の刻」で《発射》が収録されたとき、プレイヤーはそのあまりの弱さに慟哭し、「《稲妻の一撃》すら許してもらえないのか」と悲嘆にくれた。
その騒動が記憶に新しい頃に登場したこのカードは、あまりの弱さにむしろ愛されるようになっていったのである。


Savor the Moment / 瞬間の味わい (1)(青)(青)
ソーサリー
このターンに続いて追加の1ターンを行う。そのターンのアンタップ・ステップを飛ばす。

シャドウムーアで登場した追加ターンを得る呪文。アンタップ・ステップを飛ばす、つまり追加ターンを得てもできることが少なくなってしまうため、通常のデッキではほとんど入らない。
モダンでは一時期警戒持ちのアタッカーと組み合わせたデッキが研究されたが結局大成することなく、このカードは典型的な「面白系のカスレア」として扱われていた。
しかしこのカードと相性抜群の《創案の火》が登場してから一気に評価が爆上がり。これまで300円程度で売られていたレアが一気に高額化し、モダンにおける《創案の火》や《ヴェロマカス・ロアホールド》デッキの基本パーツに収まっている。
……さて、実はこのカード、Secret Lair Dropの「Pride Across the Multiverse」という版に新規イラストで再録されている。ラルが後述する恋人トミクとの濃厚なキスを交わしているシーン、そしてフレーバー・テキストの「I do.」。ああ、瞬間の"味わい"ってそういう……。
この「Pride Across the Multiverse」というセットは最近話題になっているLGBTQ絡みのコミュニティの発展を祝って作られたというセットであり、他にもサヒーリとファートリが抱き合う《春の鼓動》(意味深)、田亀源五郎先生の漫画に出てきそうな男たちが温泉に入っている《熊の谷》(ド直球)のような様々なカードが話題を呼んだ。ニッサの胸は性的だからってえぐったのにね。


ストーリー

性格面では自尊心と自己顕示欲が強い人。…なんか似たようなドラゴンがいたような。

生まれが貧乏だった彼は、母は11歳の時に工場の事故で死亡、父は酒浸りになり13歳の時にそんな父を見限って家を出るという波乱の人生を送っていた。
元々「雨を降らせる」というニッチな魔法の才能があった彼は、その出自もあって非常に見下されていた。雨を降らせたところで何ができるわけでもないからだ。
その後この才能をコントロールできるようになったことで「庭園の水やり」というなんとも言えない天職を得るが、それが優遇されていたわけではなかった。
そしてエリアスという恋人(男性)にもめぐまれて苦しいなりにも幸せな生活を送っていたが、ある時依頼人の息子に「帽子が濡れたので弁償しろ」といちゃもんをつけられて暴行されるという憂き目にあう。
ぼろぼろになった彼に手を差し伸べて「仕事をしたい」と依頼した初老の男性はニコル・ボーラスと名乗り、ラルを重用して様々な仕事を与えてくれた。その中で彼は「稲妻を武器にする」という彼ならではの技術を身に着け、魔道士として立派に成長していくようになる。
そしてその頃にもなるとラルは恋人エリアスとの家庭を守るために、ボーラスに与えられた汚い仕事(貧しい家庭からの借金の取り立てなど)にも手を出すようになる。こう見えて結構情に厚い男なのである。
その後、貧しい家庭からの借金の取り立ての際に「母を守ろうとする子供に傷を負わされる」「これまで殺人をしたことがなかったが、この時子供をうっかり殺しかけてしまう」と精神的にすさまじいショックを受ける。傷を負った状態で家に帰ると、そこは恋人エリアスが別の男と浮気している真っ最中。すさまじいショックにより彼はプレインズウォークを果たしてしまうのだった*3

ラルのプレインズウォーク先は電気を動力源にした次元(名称不詳)で、ショック続きの彼はその電気の世界に魅入られて技師に弟子入りしてその世界の技術を学ぶ。
そして電気増幅器*4を自力で作り上げ、以来自分の稲妻の力を強める装備として使うことになる。
そんな彼の前にまたも老紳士ボーラスが姿を現す。無一文でここまでなりあがってずいぶん強くなったということを褒め、プレインズウォーカーとしての才能を見抜いて覚醒まで導いたことを明かした彼は、自分の仲間になれと誘いをかけた。
しかし覚醒まで導いたということは、汚い仕事を散々やらせてエリアスとの痴情のもつれへ導いたのは彼だということになる*5
何よりラヴニカでの様々な失敗経験とこの次元で自分の実力で成り上がったという成功経験を持つ彼は「信頼できるのは自分の力だけだ」という哲学を持つに至り、ボーラスの誘いを断る。
そして逆らうとひどい目に遭うぞと恐喝の手段に出たボーラスに対し「逃げなんてしない、ただ一歩先へ向かうだけだ」と言ってプレインズウォークしたのだった。

伏線の「過去に借りがある」というのはプレインズウォーカーの才能を見抜いて取り立てて、覚醒まで導いて、さらに渡った先で自分の才能を磨くことができたことはすべてボーラスなしではできなかったことを意味していたのである。
どうやらイゼット団に入ったのはこの後のことのようである。

ギルドマスターにも自分がプレインズウォーカーであることは隠している*6
ミゼット様のことを「プレインズウォークも出来ないくせに…」と内心見下しつつ、自分を認めてもらいたいとも思っており、バレたらミゼットの性格的に食われてもおかしくないとも考えている。なので、ミゼット様が注目してるジェイスに嫉妬したりもする。

迷路の調査を受け持っていたのだが、いざ迷路走者を選ぶ段になると任命されたのは奇魔のメーレク。
これに憤慨し、当日にメーレクを殺害、自分が迷路走者として飛び入り参加することになる。つまりあの迷路奏者サイクルのメーレクは超出オチだったので当時話題になった*7

ジェイスがギルドパクトになってからは同じPW同士ということで交流も生まれたが、アモンケットではボーラスの手下であることが判明*8
実際に『ラヴニカのギルド』ではヴラスカと共にボーラス側のPWとして登場しており、失踪したニヴ様に変わってギルドマスターを務めている。
ただ、ラル自身はラヴニカを愛しているようで、ラルとボーラスの直接的なやり取りがまだ描写されていないこともあって、実はボーラスに騙されているのでは?とも言われている。

《イゼット副長、ラル》のイラストには白い布が握られていたのだが、これは恋人トミク(男性)との愛の証。なんだかんだで感情の赤のカラーパイを持つ情に厚い男である。
そのトミクとの仲は相思相愛かつ良好なのだが、イゼットの貧乏魔道士にすぎない自分と、貴族主義のオルゾフの新進気鋭の弁護士という身分の差から身を引くべきだとも思っていた。
しかしそのトミクの方から叱られて考えを改めるようになる。
その恋人トミクの属するラヴニカの新ギルドマスター、ケイヤとは仲が良好。ヴラスカやジェイスに関しては「改心した」「真に価値ある人間になった」と考えを改めるに至る。
そのジェイスを認めたくなかった者同士として、ラヴィニアとも仲が良いらしい。


さて、ここまで恋人(男性)というところを強調したように、彼はゲイである。MTG Salvationでは「Ral is gay.」という非常に端的な文章で説明され、一時期ミーム化したらしい。
しかし日本ではこの情報は割とすんなり受け入れられた。というのもラルが初出の時に、すでに「なんかホモっぽい」という意見が結構あったのである。これはイラストの乳首いじりネタが妙に人気だったことにも関係している*9
アメリカも現在は突然同性愛に目覚めるキャラのキスシーンなんかが政治的な事情で必須になってきているらしく*10、これは時折問題視されているのだが、MTGにおいてはかなり平穏に受け入れられている。
その後「ノンバイナリーのプレインズウォーカー」というかなり冒険したデザインのキャラ《ニコ・アリス》が登場するなど、アメリカのゲームらしい挑戦的なキャラが次第に増えてきている。
あとラヴニカの小説版は他にもゴルゴンとヒョロガリの恋愛シーンなど様々な意味で見どころが満載であり、灯争大戦のレビュー後もネタを提供し続けている。

総じてトリックスターというにはちょっと出番や押しの足りない男といった感じで、カードの方の性能も「強いといえば強いが神ジェイスとか同盟者ギデほどの派手さはない」といったところに落ち着いた微妙な存在。
しかしヴラスカとともに、ラヴニカという複雑な設定を抱えた世界を分かりやすくしてくれるとっかかりとも言える男であり、カラデシュの顔役がサヒーリならラルはラヴニカの顔役の一人ともいえる地位を築いている。
そして複雑な感情を胸中に秘めながらも根はしっかり「イイ奴」という、好かれるポイントはちゃんと押さえている男である。


俺には無数の項目が見えている。あいつらひとつの追記・修正に留まってるくせに、見つからないとでも思ってるのかね?

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最終更新:2023年08月27日 12:26

*1 ゼンディカー~ミラディンの傷跡期の消耗戦(MtG)など

*2 4マナ4点火力自体はまったく強くない上にそもそも投げ売りされているコモン《電撃破》の同型再販のだが、いわゆる「メタゲーム次第で強弱が決まる」という話である。

*3 「お前さえ幸せならと身を捧げていた恋人に裏切られて覚醒」というのはかなりえぐいのだが、一方で「痴情のもつれで覚醒」と書くと一気に俗っぽくなる。これまで「死にかけた瞬間に覚醒」というパターンがあまりにも多くてマンネリ化していたこともあって最近は「尊敬する存在に褒められて嬉しさのあまり覚醒(ナーセット、サムト)」というパターンも増えてきたのだが、そういう意味でも話題になった。

*4 《ラル・ザレック》のカードで腰に下げてるやつ

*5 ボーラスは「私の過失とは言えない」と否定している。皮肉かもしれないが、実際失恋で覚醒することまで考えていたら結構な男である。

*6 しかし実際はバレていた

*7 ドラゴンの迷路の迷路奏者サイクルの中では「EDH需要」のおかげで現在でもヴォレルとともに人気があり、当時もスタン需要のあったイクサヴァの次くらいに人気があったため登場が3行程度で終わってしまうメーレクは話題となった。迷路走者サイクル自体が不人気だったことは秘密だ。

*8 ただし上述の話やドムリの扱いなどを見るに、ドビンのように具体的に手下になったパターンやヴラスカのように雇ったわけではなく「ボーラスの思うように動いてくれる都合のいい存在」というニュアンスだったようだ

*9 当時はMTG絡みのスレで「日本ではガラクのようながっちり筋肉男がホモっぽいといわれる(cf:蘇民祭)が、アメリカではジェイス系のなよなよ男がホモっぽいといわれる(cf:米俗語の「gay」はイケてない、ダサいという意味にもなる。例の端的な文章は米国ではそういうネタにもとれる)」という話がなされていた。……なんでカードゲームのスレでそんな話するんですか?という話なのだが、この話しないと当時はほんとにすぐに値段だとか実用性だとかの話で住人がレスバトルモードになっちゃうのでこういうくだらない話題が一番平和かつ盛り上がったのである。

*10 MARVELの人気ヒーロー、ウルヴァリンの息子ダケンなどは本当に突然同性愛に目覚めたらしい