■生態
≫特異なアラガミ
(画像跡)
尾にオラクルの炎を灯し疾走するキュウビ
いつ、どこから現れたのか、知る者が存在しない謎のアラガミ。
3本の大きな尾と、腰部から灯すオラクルの炎が合わさったときの姿から「九尾」と名付けられた。
混じりっ気のない純粋なオラクル細胞である「レトロオラクル細胞」で構成されており、「純血のアラガミ」の異名を持つ。
しなやかな体躯に違わず、獣の素早さと軽やかな動きで戦場を駆け、神機使い達を翻弄する。一方で、細く美しい見た目とは裏腹に、タックルや突進といった体術も得意とする。
他方、オラクルを操る能力に長け、様々な性質のオラクル攻撃を繰り出すこともできる。球体やレーザーといった、他の神属でも見られる攻撃方法のほかに、尾に灯される闇色のオラクルの炎や、影から闇が湧き出るようにも見える地を這う無数の衝撃波、淡い緑色の爆発を起こす漆黒球など、独特のオラクル攻撃を持つ。
非戦闘時には、上の画像のように、雪の上を犬のように転がる無邪気な姿を見せることもある。
だが、この場面の直後、周囲に集まった
禁忌種含む
コンゴウ神属の群れを瞬く間に殲滅するという、恐怖の一面も見せた。
他にも、水面に映った自分の姿に威嚇する光景が目撃されており、
キュウビの動きや行動傾向は、他の
アラガミよりも動物のそれに近い傾向にある。
元々は外界から隔絶した地域に棲息しており、目撃されることも極めて稀なアラガミだったが、何らかの理由で外界に進出し始め、目撃情報が増加している。
≫特異種『マガツキュウビ』
キュウビの中には、何らかの理由により、体が禍々しい黒色に染まった個体もいる。
そのような個体は特異種として扱われ、『マガツキュウビ』と呼ばれる。
オラクルによる新たな攻撃方法を習得したほか、特異種固有の能力として、周囲から生命力を奪う「殺生石」を生成することができる。
この球体は基本的に特異種の頭上で発生するが、周囲に別種のアラガミがいるとそれらの頭上にも発生する。
≫驚異の生命力
上で挙げた特徴の他にも、キュウビ・マガツキュウビ共に、細い体格に見合わず非常に高い生命力を誇ることが挙げられる。
攻略本
『ゴッドイーター2 ファイナルコンプリートガイド』によると、難易度8の通常ミッションに登場する
キュウビの基本HPは99200。
これは難易度8の通常ミッションに出現する
師匠の約3倍、
わんわんおの約1.8倍、
ウロヴォロスの1.6倍、
アバドンの約22倍に相当する。難易度10の高難易度ミッション(出現アラガミのHPが1.6倍になる)に出現する他の
アラガミ並の高さである。
一方、マガツキュウビの基本HPは全アラガミ中トップの141440。第3位のアマテラス・スサノオの95030を軽々超える。
そして、第2位はやはりキュウビの99200。
以上のことから、キュウビ・マガツキュウビがアラガミの中でも突出した生命力の高さを誇ることが分かる。
メタい話になっているのは気にしない方向で。
■レトロオラクル細胞について
≫純粋なオラクル細胞
通常、オラクル細胞はアラガミの相互捕喰の末に性質が「混ざった」状態で構成されているのに対し、「レトロオラクル細胞」は混じりっ気のない純粋なオラクル細胞である。
これには、キュウビが外界から隔絶した地域に棲息していたことが関係している。
この細胞は
「周辺環境の変化に高速で対処する」という
「オラクル細胞」の単一の特徴に特化している。
これを利用することで、過酷な環境でも瞬時に適応でき自動で更新され成長する
自律型アラガミ装甲壁や、一般人が扱える即時展開・高い強度を兼ね備えた
携帯用シェルターなど、人類の存続に貢献する様々な可能性を見出だすことができる。
現在、
ソーマ・シックザール博士を中心に、その研究が進められている最中である。
一方で強力な感応現象を引き起こすことも確認されており、マガツキュウビ誕生の経緯など、不明な点も残されている。
■キュウビとその特異種の攻撃方法
◇ショルダータックル
体を傾けて体当たりし、直後にバックジャンプする。破砕属性。
発生が速く反応することは難しい。向かって右の範囲がやや広いため、右側面に逃げても当たることがある。
正面に立たないことはともかく、なるべく左側面に回り込んだ方がいいだろう。
◇ジャンププレス
上空から対象を狙って押しつぶす。着地と同時に淡い緑色の衝撃波が小範囲に広がる。どちらも破砕属性。
衝撃波の判定は見た目以上に長いため、着地直後に接近するのは危険だ。
◇サマーソルトウェーブ
サマーソルトと同時に前方へ黒い衝撃波を飛ばす。前者は切断、後者は破砕属性。
◇ライジングストーム
尾で周囲を薙ぎ払うと同時に、前方に黒い光柱を発生させる。前者は切断、後者は破砕属性。
◇チャージウェーブ
前方へ黒い衝撃波を飛ばし、直後に対象に向かって突進する。どちらも破砕属性。
突進は追尾性が高く、中距離以降は当たってしまう恐れがある。
◇スピントルネード
僅かに身をすくませ、飛び上がると同時に周囲に竜巻を発生させる。破砕属性。
対象が中距離以内にいると使用頻度が上がり、その場合は背後を取っても使用されることが多い。
予備動作が小さく、範囲も広く判定も長い厄介な攻撃であるが、攻撃後の隙が大きくコンボ捕喰のチャンスとなる。
◇マルチロックレーザー
尾から追尾性の高いレーザーを無数に飛ばす。貫通属性。
密着していれば当たらず隙も大きいため、コンボ捕喰のチャンスとなる。
中距離での回避は難しいため、その場合はガードするといいだろう。
◇螺旋漆黒球
上体を起こし、前方へ漆黒球を螺旋状に回転させながら飛ばす。貫通属性。
側面に逃げればまず当たらない上、隙が大きくコンボ捕喰のチャンスとなる。
◇九尾疾走
腰部からオラクルの炎を灯し、前方へ高速突進しつつ大量の漆黒球をばら蒔く。破砕属性。
突進に追尾性はないが、漆黒球は左右に散らばって落下し炸裂するため、見た目以上の範囲がある。
◇拡散漆黒球
前方に着弾すると炸裂する漆黒球を飛ばす。破砕属性+スタン付与。
側面か背後にいればまず当たらない攻撃ではあるが、追尾性が高い上に範囲が広いため、密着していたり前方にいると炸裂に巻き込まれてしまう恐れがある。
◇リフレクトレーザー
マガツキュウビのみ使用。
レーザーを頭上で反射させながら対象に向かって飛ばす。貫通属性。
追尾性はあるものの、ある程度距離をとっていれば走り続けるだけで回避できる。後足付近には届かず隙も大きいため、コンボ捕喰のチャンスとなる。
◇玉藻ノ波動
マガツキュウビのみ使用。
自身の周囲にドーム状のバリアを張り、全方位にレーザーを照射、バリア解除と同時に尾からレーザーを飛ばす大技。バリアは破砕、レーザーはどちらも貫通属性。
ドームぎりぎりの位置にいればレーザーは全て回避することができ、攻撃後の隙が大きく溜め捕喰が狙える貴重なチャンスとなる。
◇殺生石
マガツキュウビのみ使用。
活性化と同時にフィールド上にいる全てのアラガミの頭上に、神機使いの最大HPを減少させる「殺生石」を生成する。
マガツキュウビのものは広範囲に効果が及び、他のアラガミの場合は狭い範囲に効果が及ぶ。
効果範囲内にいると最大HPが徐々に減少してしまい、中心に近いほど速く減少してしまう。設置数に上限はなく、マガツキュウビが活性化する度に生成される。
長く範囲内に留まり続けると最悪最大HPが1にまで減らされる上、体力増強剤や神薬などを使うか一度戦闘不能になるまで最大HPは戻らない。
スキルなどで予防することはできず、殺生石を出さない手段は活性化の瞬間、咆哮を上げる直前にスタングレネードや攻撃によって怯み、ダウンを取る他は無い。
消滅させるにはマガツキュウビを倒すか、生成されてから約4分経過するのを待たなければならない。