星のカービィ 20周年スペシャルコレクション

登録日:2014/03/08 Sat 23:33:31
更新日:2023/09/26 Tue 01:34:00
所要時間:約 5 分で読めます










星のカービィ 20周年スペシャルコレクションとは、2012年にWiiで発売されたコレクションソフトである。
販売は任天堂、開発はハル研究所




☆概要☆

2012年に生誕20周年を迎えた、星のカービィシリーズの記念として発売されたソフト。

コレクションの名前どおり、過去に名作と謳われたカービィ作品を収録している。
それだけではなく、『星のカービィWii』から発展させた新モード「もっとチャレンジステージ」や、
テレビアニメ版の厳選収録、更にはコミックス版も収録と盛り沢山。
まさに20周年の節目に相応しい作品である。


なお、初期出荷分には特典として
歴代シリーズの開発資料も少し入ったブックレット、サウンドトラックもついていた。
(プププ大全でも開発資料は入っているが、ここだけでしか読めない資料もある)
特に前者は当然ながら非売品の貴重な一冊につき、もし手に入れたら決して無くさないように。
編者は部屋の中で紛失した



☆星のカービィコレクション☆

歴代の中からチョイスされた6作品が遊べる。



…バーチャルコンソールでDL可能なものばかりなことに突っこんではいけない。
ネット環境が無い人だっているし、バーチャルコンソールで買い揃えると高くなる。
(フォローしておくがこれら6本+αを考慮すると、ソフト自体の価格3800円はボリュームに反して十分安いレベル)


内容はフラッシュの演出を除いて変化はしていない。
つまり『2』の特定ステージの❤️ブロック配置❤️や、
洞窟大作戦」のふはつだん、リーのヌンチャク等はそのままである。
中断する時はHOMEボタン→リセットから、星のカービィコレクションの画面に戻れる。
3のぼすぶっちにおけるゼロ戦の背景はVC版。

全作品ともWiiリモコン単体、クラシックコントローラー、GCコントローラーでプレイ可能。
お好みでどうぞ。


ちなみに実際のプレイではあまり気にならないが、『スーパーデラックス』だけ画面が(点滅表現の配慮からか)妙に暗い。



☆もっとチャレンジステージ☆

☆概要☆

新規モード。
長いので略して「もっチャレ」。
前作『Wii』にもあったチャレンジステージをより発展させたもので、
一つの固定されたコピー能力でステージを攻略し、タイムやスコアを競う。
本作では全3レベルのステージクリア形式になり、『Wii』に無かった新コピー能力・種目が追加された。
スコアはステージ毎と全体とで別に集計されており、それぞれランクが存在する。

基本的にはコピー能力の挙動、敵キャラクターともに『Wii』からの流用である。
『Wii』でも登場したソード、ウィップ、ウィングはまた違う新規のステージになっている。



☆登場コピー能力



☆追加要素☆

  • スマブラ
星のカービィ 鏡の大迷宮』で猛威を振るった最強コピー能力が復活。
ハンマー、カッター、バルカンジャブと何でもござれ、相変わらずの優秀性能である。
今回はストーン能力が登場しないため、実質スマブラがストーンの代役を兼任した。
故に例の石像バリエーションも健在。『Wii』とは別のレアパターンまで用意されている。
ダッシュ空中攻撃はDX仕様の大車輪。これはロボプラでも変わらず。


  • ○○デスマッチ
該当能力・・・ファイター、スマブラ
大量のザコ敵を倒しながら進んでいくステージ。
所々で画面スクロールがロックされ、全ての敵を全滅させないと先に進めない。
中には中ボスが現れることもある。


  • VSマホロア
該当能力・・・レベルによって異なる、Lv.3のみ全種類使える
『Wii』の色んな意味で人気キャラクター、マホロアと競争するボスステージ。
そのレベルで使用できるコピー能力から一つを選び、コインを回収しながらマホロアより先にゴールを目指す。
勿論マホロアは何もしないはずが無く、敵やトラップを召喚するなどして妨害を仕掛けてくる。
最終レベルに至っては魔力球で積極的に攻撃する始末。
負けるとプークスクスwwwwと言わんばかりに笑われるので絶対に勝ちたい。



☆ステージ一覧☆

各エントランスには懐かしのBGMが使われている。


レベル1 ハピネス ホール
  • ソードチャレンジ
  • パラソルチャレンジ
  • スパークチャレンジ
  • VSマホロア(1)

レベル2 アプリコット アパート
  • ウィップチャレンジ
  • ファイターデスマッチ
  • ウィングチャレンジ
  • VSマホロア(2)


レベル3ラスト ランド
  • スマブラデスマッチ
  • ノーマルチャレンジ
  • VSマホロア(3)
スマブラデスマッチ EX
VSマホロア EX


エンディングは初代のアレンジで、シリーズ屈指の名アレンジと高い評価を受けている。
最後まで是非クリアして欲しい。
ちなみに各レベルの頭文字をアルファベットにして繋げると
HAL‼︎ 


☆星のカービィヒストリー☆

星のカービィシリーズの20年間の歴史を振り返るモード。
博物館らしき建物の廊下でカービィと一緒にめぐり歩いていく。

ゲームを選ぶとパッケージの3Dモデルを鑑賞したり、短時間の紹介ムービーを視聴したりできる。
漫画は小学館のひかわ・さくま・谷口版カービィの第1話が丸々収録されており、読むことが可能。
アニメに至っては1話・60話・72話が視聴できてしまう。
ここまで凝縮している辺り、本作の容量はかなりパンパンなのではなかろうか。

  • アニメ収録回リスト

マニアックな事に「メダルランドと魔法の塔」の筐体(3Dモデル)まで展示されている。



ちなみにデフォルトのBGMは初代「キャッスルロロロ」のアレンジだが、しばらく放置していると・・・



☆余談☆

  • もっとチャレンジステージ
この施設、どうやらマホロアがポップスター上に勝手に作ったテーマパークらしい。
無許可で何作ってんだよ・・・
更に海外版ではどうも「前作のお詫び」らしき台詞が登場しており、
時系列上において『Wii』の延長線である可能性が浮上した。
ただ、結局のところ真相は不明のままである。
デデデ大王のデデデでデンZもマホロアが作ったテーマパークだった辺り、コイツにはそういう才能があるのかもしれない。

その後「WiiDX」にて、「もともとマホロアはテーマパークを作ることが夢だった」こと、「長い旅の末その夢を叶えた」ことが語られた。
本施設については触れられていないが、恐らくこれもその一環として作られたものなのだろう。


今回も恒例のHAL部屋がもっチャレの「ノーマルチャレンジ」のどこかに隠れている。
他作品のHAL部屋と比べて発見自体は難しくない。
むしろハイスコア狙いなら必ず訪れることになるだろう。


  • グッズ展開
本作の発売前後には数多くのカービィ関連グッズが発売されるようになった。
数年前まではさほど積極的でも無かったのだが、やはり20周年という節目だけあって
任天堂とハル研もキャンペーンとして本腰を入れていたのだろう。


  • 新規BGMについて
本作で新規に作られたBGMは後に『星のカービィ トリプルデラックス』でも収録された。
特にVSマホロアの曲の一部「異空ヲカケル旅人」は多くのプレイヤー達を震え上がらせたという。
いろんな意味で。




追記・修正はもっチャレで全プラチナ達成した猛者にお願いします。

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最終更新:2023年09月26日 01:34
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