ゼツメイツ

登録日:2014/03/06 Thu 20:36:56
更新日:2023/09/05 Tue 22:42:43
所要時間:約 12 分で読めます






※BGM:太陽戦隊サンバルカン(歌:串田アキラ)を流しながらお読みください




デーボスジャンプ!




デーボ・ナガレボーシ!


デーボ・ウイルスン!


デーボ・ヒョーガッキ!



我ら、恐竜を絶滅させた仲良し三人組




ゼ ツ メ イ ツ !





スーパー戦隊シリーズ37作目「獣電戦隊キョウリュウジャー」に登場した最強のデーボモンスター。

【概要】

かつて恐竜を絶滅させたデーボ・ナガレボーシデーボ・ウイルスンデーボ・ヒョーガッキ仲良しトリオである。
氷河期病気隕石という恐竜絶滅の原因として有力な三つの説がモデルになっている。
一応デーボ・モンスターに属するが、デーボス軍の中では古株で恐竜を絶滅させた戦績もあることから戦騎達に並ぶ幹部クラス。

三人共登場した回はバラバラだが、ブレイブ21にてカオスと幹部達の力で悪の戦隊ゼツメイツとして復活。
四話に渡ってキョウリュウジャーと激闘を繰り広げた。
自分達は名乗っておきながらどこぞのアバレキラーの如くキョウリュウジャーが名乗っている最中に攻撃するというスーパー戦隊シリーズ屈指のド外道でもある。ダイゴから「何て身勝手な奴らだ!!」と言われた。

夕陽をバックに三人が交差してジャンプする「デーボスジャンプ」の掛け声と共に現れる。
必殺技はボールをパスし合い「冷気」「病気」「熱気」のパワーを順に込めて放つ「デーボス滅ボール」。
パワーアップという名の騙し討ち版である「デーボス滅ボール・ニューパワー作戦」も披露した。

声優も三人ともに過去のスーパー戦隊シリーズでレギュラーを演じた経験がある。


◇メンバー

デーボ・ナガレボーシ


この時代にはキョウリュウジャーが五人もいるのか…
だが、美しい私は怯まない!


身長/209cm(巨大化復元時身長/52.3m)
体重/170kg(巨大化復元時体重/425.0t)
成分/隕石、衝撃波、星雲、など
配合/隕石ボール、流レボシールド、星ヒューマシン、デーボス滅ボール、デーボス滅ボール・ニューパワー作戦
特記事項/「嫌いな星は、黒星。」(復活前)「すこぶる固いイシで戦う、ゼツメイツの頼れるリーダーである。」(復活後)

「熱気」を司る、ゼツメイツのリーダー。バルイーグルではない。『やってやるぜ!』
美意識の高い流れ星モンスターで自身の美しさを誇っており、肉体を傷付けらると怒りを見せる。
約1500年前にも出現し、最初に変身したキョウリュウジャーであるキョウリュウグレーこと鉄砕とブンパッキーを苦しめた。

ブレイブ17と、他の二人より遅めに現代に復活。
氷結城へ向かう前に現代のキョウリュウジャーと交戦、一切の攻撃を受け付けない頑強なボディと無数の隕石が降り注ぐ「隕石ボール」で圧倒するが、仲間を守りたい気持ちで底力を発揮したゴールドの雷電衝撃波を受け、自慢のボディを傷付けられたショックで撤退。
氷結城で戦騎たちから、盟友であるヒョーガッキとウイルスンが既に死んでいたことを知り復讐を決意する。
ちなみにゼツメイツという言葉はこの時初めて登場。キャンデリラには大ウケした。

ドゴルドと共に再び街に現れ、友の仇であるキョウリュウジャーを呼び出し交戦。
鉄砕の訓練を終えたキョウリュウジャーの思いを乗せた攻撃に押されるが、唯一強くなれなかったレッドのガブティラファングやケントロスパイカーさえも受け止め返り討ちにした。
…と思ったら、加勢に入ったゴールドに盾を破壊されたことで再びショックを受け撤退したボディは堅いがメンタルは紙だった

続くブレイブ18でデーボスの力が高まったことで傷が癒え、さらに新たな武器「星ヒューマシン*1」を授かりパワーアップ。いいのかその名前。
街で破壊活動を行う中、単身現れたゴールド「大銀河ボール」で圧倒、捕らえて磔にしてしまう。
だが鉄砕の試練を乗り越えたレッドが合流したキョウリュウジャーには、星ヒューマシンから放つ超銀河ボールも通用せず、渾身のケントロスパイカーで貫かれ敗北、直後に巨大化して暴れるも、キョウリュウジンカンフーかませになり猛攻の前に手も足も出ず、キョウリュウジンカンフーブレイブフィニッシュを受け爆死した。

倒されてまだ間もないブレイブ21にてデーボス軍幹部達の力でゼツメイツとして復活。
宇宙から帰還するプレズオンキョウリュウバイオレットを隕石で撃墜した。
ゼツメイツ三人でキョウリュウジャーを追い詰めるが、デーボス滅ボールをのっさんボールで跳ね返され自爆する。

だがそれでも撃破には至らず、リベンジのため街に現れ破壊活動を行い、駆けつけたキョウリュウジャーと交戦。
デーボス滅ボール・ニューパワー作戦でガブリボルバーを開かなくさせ獣電池の力を封じる。
ドクターウルシェードが変身したバイオレットの登場に気圧されるが、腰を痛めて動けなくなっていたことにずっこけた。
なんやかんやでキョウリュウジャーに押し負け、デーボス滅ボールで反撃を試みるがボールを奪われ失敗。
パスを回されていくボールを必死に奪い返そうとするが、レッドの鉄砕拳・激烈突破で撃ち出されたボールを受け止め切れず敗北、直後に巨大化するが、プレズオーに宇宙まで運ばれプレズオーブレイブフィニッシュを受け星になった

初登場時はキョウリュウジャーを圧倒、鉄砕の助力が無ければ倒すことが困難だったであろう強敵。
だがゼツメイツとして再登場してからはその面影はほとんど無く、キョウリュウジャーの戦力にプレズオンが加わっていたこともありリーダーでありながら真っ先に倒されている。




デーボ・ウイルスン


胸がドキドキする…
まさか、この俺が病気にかかったのか!?


身長/202cm(巨大化復元時身長/50.5m)
体重/164kg(巨大化復元時体重/410.0t)
集める感情/喜び
成分/ウイルス、ガスマスク、など
配合/ネムネム病、ウイルスピア、グッド培養能力、アナザーヘ分身
特記事項/「外出後の手洗いうがいは欠かさない。」(復活前)「コンピュータにも詳シック頭脳派の、ゼツメイツのメカニックである。」(復活後)

「病気」を司るゼツメイツのメカニック。培養能力を持つウイルスモンスター。バルシャークではない
あらゆる病を操る能力を持ち、恐竜絶滅の一因を作った強敵。

中世の時代にも一度復活したが、キョウリュウシアンことラミレスとアンキドンに敗れ粉砕される。
だがその破片がアンキドンの体内にとりついており、長い時間をかけて増殖。
現代において密かに復活を果たし、アンキドン及びラミレスを始末するため、キャンデリラと結託しアンキドンを苦しめた。
だがトペランダで獣電池の隙間から入り込んできたアミィにスティメロの力で恋の虜にされ、あっさりと獣電池の中から脱出。
ピンクを傷つけたゾーリ魔を蹴散らしたり、めげずにピンクに求愛したりと散々暴走した末、ドリケランス獣電ブレイブフィニッシュでハートごと腹を貫かれ敗北、直後に巨大化しガブティラにとりつこうとしたが、力を取り戻したシアンとアンキドンに阻まれ失敗、キョウリュウジンマッチョブレイブフィニッシュを受け空の彼方へ吹っ飛ばされた。

ブレイブ22ではナガレボーシの仇をとるため、分身体であるデーボ・コンピューターウイルスンをイアンの靴に付着させプレズオンのラボへ潜入させる。
一方で本体はスクスクジョイロと一緒にドゴルドに連れ出され、新たに得た「グッド培養能力」(ウイルス蔓延能力がより強力になったもの)で復元水を無限に培養、ダムを復元水のプールに変えてしまう。
キョウリュウジャーの邪魔が入るもドゴルドに守られ無事完遂、復元水で満たしたダムに氷結城を漬けることでデーボスを強制復活させることに成功した。
その後キョウリュウジャーと戦うもディノスグランダーと獣電ブレイブスラッシュの連続攻撃を受け敗北、ドゴルドの指示で復元水で満たされたダムに飛び込み巨大化。
キョウリュウジンウエスタンと戦う中、復活したデーボスに助けを乞うが腹を貫かれ吸収されるという悲劇的な最期を迎えた。

よほど腹に運が無いと見える。ウイルスだもんね



デーボ・コンピューターウイルスン


ノォーッ!マイマスターイズデェーッド!


CV:竹本英史

ブレイブ22にて登場した二代目ウイルスン…ではなく、ウイルスンが生み出した分身体。
何故かスーツ姿でサングラスをかけており、英語で喋る。
プレズオンのラボを破壊するためウイルスンがイアンの靴に張り付かせた。
ラボに弥生しかいなくなったのを見計らって姿を現し、彼女を気絶させ緑色のビームを乱射。
しばらく勝利の余韻に浸っていたが、ウイルスンがデーボスに吸収されたことで消滅した。
プレズオンのラボは全壊してしまったので、結果的に任務を完遂している。


デーボ・ヒョーガッキ


することはひとつ、復讐だけだ!


CV:乃村健次

身長/199cm
体重/162kg
成分/氷山、つらら、スケート靴、など
配合/ツラランチャー、フリーズクライ戦法、ヒョーガッキ・アイスボム
特記事項/「自分自身が冷たい態度をとられることは苦手である。」(復活前)「アイスる仲間の復讐に燃える、ゼツメイツのサブリーダーである。」(復活後)

「冷気」を司る、ゼツメイツのサブリーダー。冷気を操る氷河期野郎。バルパンサーではない
キョウリュウジャーの記念すべき初回放送に登場したデーボモンスター。
氷河期を呼び起こす程の強大な力を持っており、「デーボス様の最高傑作」を自称する自信家だが、登場したのが第一話なので特筆すべき事もなくあっさり倒された。

ブレイブ24でデーボスが倒されたことでキョウリュウジャーへの復讐を誓い、新たに手に入れた「フリーズクライ戦法」(人間が落とした涙が凍りつく能力)で地球に二度目の氷河期を起こそうと計画。
引退を決意した祖父からキョウリュウジャーを受け継ぐことへの葛藤で涙を見せた弥生を人柱にするため拉致する。
だが助けに来たアミィとダイゴの言葉に励まされブレイブを手に入れた弥生が変身した二代目キョウリュウバイオレットに敗北、直後に巨大化し無理矢理にでも氷河期にしようとするが、バクレツキョウリュウジンの獣電砲爆裂ブレイブフィニッシュを受け志半ばで爆死した。

ブレイブ21でゼツメイツとして再登場してからは、同士が続けて倒されていく中、地味に長生きした。





視聴者に強烈なインパクトを残したゼツメイツであったが、ブレイブ36にて懲りずに復活。
マッドトリンによって大地の闇から幽霊デーボス軍として他のモンスター共々呼び出される。
今回もデーボスジャンプの演出付き(使い回し)だが所詮は再生怪人であるためか特に台詞や活躍があるわけでもなくあっさり倒された。
地味にブレイブ46でも大地の闇で孤軍奮闘するトリンにナガレボーシが瞬殺されている。

ここまで優遇されていたのは、一般怪人でありながら「かつて恐竜を滅ぼした強力なモンスター」だからであろうか…
大地の闇が潰えたことでデーボス軍の復活はなくなったが、それでもゼツメイツ懲りずにきっと帰ってくるぞ!



追記・修正は恐竜を絶滅させてからお願いします。


画像出典:獣電戦隊キョウリュウジャー、太陽戦隊サンバルカン
© 2013 テレビ朝日・東映AG・東映
© 1981 東映

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最終更新:2023年09月05日 22:42

*1 手投げしていた「隕石ボール」をピッチングマシーンのように高速で撃ち出す射出装置