人間椅子(バンド)

登録日:2012/04/03(火) 12:55:43
更新日:2024/01/31 Wed 07:34:54
所要時間:約 3 分で読めます





人間椅子とは青森県弘前市出身のHR/HMバンド。


『三宅裕司のいかすバンド天国(通称:イカ天)』からデビューしたバンドの一つであり、
おどろおどろしい曲調や古い言い回し等、大衆的な音楽では無いながらも一定の人気を保ち続け、現在でも活動を続けている。








▲メンバー▲

(画像跡)
和嶋慎治(Vo/Gt)

文豪

いいえギタリストです。


ベースの鈴木研一とともに人間椅子の中心人物であり、殆どの曲の作詞・作曲を2人で分担したりしなかったりしながら作っている。

人間椅子の音楽性の根幹を担っており、彼の好きな明治〜大正期の日本文学に影響を受けた歌詞は彼らの大きな特徴となっており、
読書好きな人なら見覚えのあるタイトルが曲名になっているのでは無いだろうか。

例:人間失格黒猫

また、駒澤大学仏教学部の卒業生であり、仏教絡みの歌詞も多い。

ギタリストとしてはトニー・アイオミ(Black Sabbath)やロバート・フリップ(King Crimson)などからの影響が大きく、
デビュー当時のギターヒーローが得意とした技法、タッピング(エディー・ヴァン・ヘイレン)やスウィープ(豚貴族)等の技巧は用いず、
弾き方はオーソドックスでありながら非常に個性的なギタリストである。





(画像跡)
鈴木研一(Vo/Ba)

妖怪

いいえ、ベーシストです


人間椅子がイロモノバンドと思われる原因となった男にして、
ブルースのレコードを物色中の和嶋に『和嶋ァ、わぁ(私)就職辞めで、バンドやる事にしたじゃあ』と言い人間椅子結成のキッカケを作った男。
(ちなみに↑本人はジェネシス時代のピーター・ガブリエルを意識したつもり)

和嶋と違い軽妙な歌詞を書くが、逆に妖怪やグロテスクなモチーフを用いるのもまた彼である。

独特の節回しや見た目からやはりイロモノ臭がするが、ベーシストとしては非常に優秀であり、
3ピースである彼らの楽曲が薄くならないのは彼のフレーズによるところが大きい。

ちなみに1日1度はパチンコに行かないと落ち着かない彼だが、上智大学でロシア語を学んでたり、
和嶋をバンドに誘った時、日立建機に就職が決まっていたり(和嶋は決まってなかった)するあたり、結構まとも人なのかも知れない。

ちなみに現在


うん、変わってない





(Dr)
上館徳芳→後藤マスヒロ→土屋巌→ナカジマノブ

ドラムはデビューから数えて現在4人目。それぞれが高い技術を持っており、特に後藤氏のドラミングにファンが多い。

3代目の土屋氏から本格的にドラムも歌うようになり、現ドラマー、ナカジマ氏の滑舌のいい歌唱も一つ特徴となっている。






▲音楽性▲

人間椅子の音楽性は大きく『ハードロック』『プログレッシブ・ロック』『津軽』が軸となっている。

ハードロック…特にBLACK SABBATHの影響が強く、他にもLed ZeppelinやBadgieなどから影響を受けている。

プログレ…和嶋が熱心なファンであるKing Crimsonからは多大な影響を受けており、彼らのカバーは評価が高い。

津軽…そもそも歌が訛ってる。ギターのフレーズも訛ってる。









△余談△

第2期(和嶋・鈴木・後藤)の頃、青森のローカル番組でコーナーを任されており、その中で様々なバンドのカバーや講座をやっていた。
現在では動画サイト等で試聴可能であるため是非見て頂きたい。

※以下一部紹介※
化粧が低クオリティ『Detroit Rock City』

津軽風『Smoke On The Water』

若さの足りない『リンダリンダ』

超ハイクォリティ『太陽と戦慄Part2』

ヨレ方までペイジ風『天国への階段講座』


等々…






追記・修正は此岸を礼讃しながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 音楽
  • ヘヴィメタル
  • ハードロック
  • プログレ
  • HR/HM
  • ドゥームメタル
  • 青森県
  • 弘前市
  • 津軽
  • 妖怪
  • 文芸
  • 江戸川乱歩
  • ロックバンド
  • ハードロックバンド
  • メタルバンド
  • 人間椅子

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月31日 07:34