デスパペット(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/03/03 Mon 00:38:33
更新日:2024/02/03 Sat 16:19:07
所要時間:約 7 分で読めます







彼らを動かしているのは魂じゃない。ブラック・モナークへの忠誠心だ。




デスパペットとは、TCGデュエル・マスターズ」に登場する種族


概要

闇文明の種族で、名前の通り「呪い人形」をモチーフにしたクリーチャー。人形なのでそれほど重くない。命名ルールは「~人形…」となる。複合種族では「傀儡」。進化クリーチャーも3体いるがそれぞれが別の由来を持つために名前の統一性は皆無。
ちなみに闇文明におけるネタ系デザイン担当種族でもある。なにしろ「人形」と言い張れば美少女だろうがぬいぐるみだろうがロボットだろうがお笑い芸人だろうが光の国の超人だろうが余裕でカバー範囲なので……。

ゴーストパラサイトワームキマイラに比べてウィニーがクセがなく、全体的にテーマは「ハンデス」と「破壞」。

エピソードシリーズではエピソード2でフィーチャーされた。他のE3組はオラクルによってサポートされたわけだが、デスパペットはオラクルにもサポートされるだけでなく、なんとアウトレイジにもサポートされている。自分達はコモンからレア程度のカード群が、まさかビクトリーカードの《不死帝 ブルース》にサポートされるとは夢にも思わなかっただろう。まあ、デスパペットがアウトレイジと相性良かったので、公式も認知した可能性もある。大人はともかく子供が背景ストーリーで敵同士の種族を同じデッキに入れるなんて…え、紅蓮ゾルゲ?知らない子ですね

とまあ、エピソードシリーズでは既存種族の中でも追いやられずに最後までフィーチャーされた。


プレイヤー「なんだ、タカラトミーっていいやつじゃん!」




ドラゴン・サーガ

タカラトミー「希望を与えられ、それを奪われる。その瞬間こそ人間は一番美しい顔をする。それを与えてやるのが俺のファンサービスさ!」

なんとドラゴン・サーガで立ち位置のかぶるファンキー・ナイトメアが登場する。しかもあちらはデュエマの花形ともいえるドラゴンとのつながりが深い種族としての登場となった。デスパペットの明日はどっちだ。


カード紹介

解体人形ジェニー 闇文明 (4)
クリーチャー:デスパペット 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手の手札を見てその中から1枚選び、捨てさせる。

アイドルカードとして認知されてきたが初期のジェニーちゃんはホラーテイストで人を選ぶ見た目だった。相手の手札をピーピングしながらのハンデスなのでマッドネスも怖くなく、相手の次の動きも予測でき、次の手を遅らせることができる。《策略の手》内蔵クリーチャーでありながらそれよりコスト1低い。そのため、《パクリオ》同様に殿堂入りの噂が度々流れるがなったことはない。
関連カードに《特攻人形ジェニー》がいる。こちらはcipで自壊しつつ相手の手札をランダムにハンデスする。
こいつ以外のハンデスデスパペットは
  • 《西部人形ザビ・バレル》
  • 《落書き人形トロール》
  • 《恐劇人形ワラニン》
  • 《忘却人形ラビオール》
  • 《注射人形エミリー》
がいる。エミリーちゃんはヤンデレ心中かわいい。

なおワラニンについて。

ワラニンのネタは常に笑えない。何故ならネタがどんなに面白くても、奴の存在は恐怖そのものだからだ。

恐劇人形ワラニン 闇文明 (4)
クリーチャー:デスパペット 1000
このクリーチャーが破壊された時、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。

一言で言うならコストと効果が上がった《注射人形エミリー》。
デュエルにおいて手札2枚のロストが大きなマイナスになるのは想像に難くなく、ハンデスの枚数が増えた事はキーカードに当たる確率も増えた事になる。
もっとも、マッドネスという地雷を踏む確率も増えた事にもなるが。

《解体人形ジェニー》が質なら、こっちは量といった所だろうか。
効果もコストも同じ《スケルトン・バイス》という呪文があり、速効性を考えればこちらが上か。

だがこのクリーチャーで目がいくのは、効果よりむしろそのイラストだろう。
顔を隠す覆面といい、両手に持った人形といい、どう見てもモデルはブラックメルヘンなあの人だ。
もっとも肖像権に触れるのか、両手の人形はうしくんとかえるくん…もとい、グロイねずみワニ?にデフォルメされている。
しかもフレーバーテキストがあの人のネタに対する皮肉に聞こえる気がする。

死劇人形ピエール 闇文明 (2)
クリーチャー:デスパペット 1000
ブロッカー
このクリーチャーは攻撃することができない。
相手のクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーは可能であればブロックする。
スレイヤー

低コストスレイヤーブロッカー。デメリットはあるが序盤でどうせ死ぬので大したことはない。追撃ウィニーをもみ消せると考えれば十分な仕事である。《予言者クルト》《希望の親衛隊ラプソディ》とでも戦わない限り死ぬが、ブラッディブロッカーよりは運用しやすい。

盗掘人形モールス 闇文明 (5)
クリーチャー:デスパペット 2000
G・ゼロ-自分の墓地にクリーチャーが6体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、クリーチャーを1体、自分の墓地から自分の手札に戻してもよい。

墓地ソースで積まれた墓地回収クリーチャー。G・ゼロの条件が「墓地に6体以上いる」と《百万超邪 クロスファイア》と同じであることや、「とにかくヒラメキドルル・フィンホネンビーや《プライマル・スクリーム》、メーテルちゃんなどで豪快に落としておきたいんや」といった場合に、必須カードを墓地に「おいておける」と捉えられるのが優秀だった。
そのため墓地肥やしはリスキーでなくなり、《暴走龍 5000GT》のようなアホみたいなビクトリーが飛んでくる自体に。
またかつては《超新星プルート・デスブリンガー》デッキのパーツとして活躍し、デッキタイプ名が「モールスプルート」として知られていた。
汎用性がありすぎるために2014年3月15日付けで殿堂入り(殿堂入り告知は同年の2月14日)。

奇術王エンドレス・パペット 闇文明 (3)
進化クリーチャー:デスパペット 5000
進化-自分のデスパペット1体の上に置く。
相手が自分自身の手札を捨てた時、その捨てられたカードと同じ枚数のカードを引いてもよい。

3コスト進化としては破格のパワーだが、何より味方のハンデスを利用できる結構うざいクリーチャー。
かつては《スケルトン・バイス》が存在したこともあって、このカードから綺麗に繋がる点が注目されていたりもした。

死神術士デスマーチ 闇文明 (1)
進化クリーチャー:デスパペット 1000
ブロッカー
墓地進化-闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
このクリーチャーがバトルする時、そのバトルの終わりまで、バトルしている相手クリーチャーのパワーは-4000される。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

実質P5000の1マナ進化クリーチャー。墓地に進化元がいなければならないが《死劇人形ピエール》《変身人形イルルカ》《特攻人形ジェニー》など死にやすい低コストデスパペットは多いのであまり問題なく、そもそもデスパペットを進化元にとっているわけではなく闇で死んでればなんでもいいので、黒緑速攻では《ダンディ・ナスオ》《ジオ・ナスオ》で低コスト闇クリーチャーを墓地に落としつつマナを回復して2ターン目に参上、《闇戦士ザビ・クロー》や《ねじれる者ボーン・スライム》と共に2枚ブレイクという流れも存在している。
もちろんデスパペットデッキでも進化元はごろごろあるので問題ない。

傀儡(くぐつ)のイザナイ メイプルシロップ 闇文明 (5)
進化クリーチャー:オラクル/デスパペット 6000
進化-自分のデスパペット1体の上に置く。
W・ブレイカー
墓地光臨—自分のターンの終わりに、このクリーチャーがタップされていれば、コスト5以下のデスパペットを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。

デスパペットデッキでは中堅アタッカーとして役立つ。パワーは非力だがデスパペットであればなんでも出せるので自分自身やエンドレス・パペット、デスマーチを出すことでうざい並びも出来上がるし、ジェニー連打でもいい。そのジェニーが進化した姿にも見える。



「ねえカットちゃん、次は何を書きなおそうかしら?」「ウケ、ウケケケケケー」――解体人形ジェニー

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最終更新:2024年02月03日 16:19