ゴドー(TYPE-MOON)

登録日:2011/12/20(火) 20:50:45
更新日:2024/01/19 Fri 17:28:55
所要時間:約 5 分で読めます




「最後は一人になりたいんだ。
   ――今まで、ずっと独りだったから」


[GODO]


奈須きのこが竹菷時代に書いた小説『Notes.』の登場人物であり、作品の主人公。
作中ではタイプ・ヴィーナスを撃墜した事で「ゴドー」「銃神」「偽神」「神もどき」という通り名で呼ばれており、本名は消去されている。

未来で荒廃した世界に残った数少ない旧時代の人間。

きのこ曰く
「最弱ではあるが、最強の毒に耐えうる狙撃手」
「最弱だが最強を貶める一手をもつ、という実に主人公チックな人物」

因みにこの芸風は月姫遠野志貴に受け継がれる事になったらしいが果たして…?



◆人物
終末の中でも生き延びようとした人間たちにより作り上げられたウエストランドの人工楽園出身。
環境適応処置を受けていたため旧人種の中で唯一生き残った、最後の人間

ゴドーにとって未来の地球は月に住んでいるようなものであり、機械と薬の助けなしには満足に呼吸もできず、食料は毒でしかない。
しかし幾度もの終末を乗り越えてしまったためか自虐的ではあるが悲観的にはならないといった達観(諦観)に至っており、日々のんびりと過ごしている。
が、生き残ったところで先は長くない。
まさにお先真っ暗である…


見た目は長い髪を後ろに束ね、顎に無精髭を生やしている。
少し老け顔。
作り笑いが苦手。
昔は年相応にヒーローに憧れていたらしい。

因みにヴィーナスを撃ち抜く際には最低一週間は同じ体制で待機している描写がある。



◆経歴、普段の生活
12、3歳の頃に家族を殺された復讐心から封印区アトラシアより『ブラックバレル』を発掘、射撃の腕を磨く。

14、5歳でタイプ・ヴィーナス降下阻止作戦に参加した後は戦いを避けて行方をくらました。

その後、18、9歳で世界樹の街に移住。
天の亡骸から墜ちてくる天使狩りを仕事にしている。

因みに物語は天使の姿をした少女が現れたところから物語が始まる。

天使の姿をした少女が現れてからは食い扶持を食わせる為に、天使狩りのノルマを一日二十体から三十体に増やしている。
作中で亜麗の同業者から「働き者」と言われたりしているが、標的が全てストレスの元凶(少女)に似ているので狩りをすることでストレス発散をしているらしい。

なお稼ぎはあまりよくないとの事。
(一体で銅貨三枚、弾代で一枚にもならない)


ヴィーナスを撃墜する際にスコープ越しで目があった時からとり憑かれたように惚れていたらしく、6章でアパートから出る時にその想いに気づき少女に恋をしていたと告白している。

五年前の『鳥堕し』を覚えていた軍部の者によってタイプ・サターン迎撃戦に登録されており、亜麗の天使を庇いタイプ・サターンの光の矢の直撃を受け、致命傷だった為か恐らくそれが原因で死去。
享年19歳、もしくは20歳
最後には「自分自身冷めたようなふりをしていたが根は善人だった」と語っている。

……がキャラマテの説明で風の噂で死亡したと噂されていると説明され、さりげなく生存フラグを建てたりしている。



◆ブラック・バレル[Longinus]
黒い銃身。神殺しの銃とも。
彼が復讐の為に封印区『アトラシア』より発掘した銃。
ゴドーはオリジナルとレプリカの二つを発掘しているが実際に本編で使用しているのは、オリジナルの方
恐らくこの武器から皮肉を込められて『銃神』と呼ばれるようになったと思われる。

第五架空要素(エーテル)を自壊させる第五真説要素によって作られた武器。
六人姉妹からは「天寿の概念武装」と呼ばれる。

全てのジン(真エーテル)に相克する鉱物で作られており、この銃から放たれる弾丸はジンで活動するなら、いかなる能力値をも無視して傷を与える。
ジンを含めば含む程威力が増すため未来の生物にとっては魔の一撃となる。
例えるなら直接肉体に撃ち込まれる癌細胞のようなもの。

またジンを体内に内包している生物は触れる事さえ不可能となっているため
未来では希少種となった「ジンを含まない」進化に対応出来なかった生命種のみが何の影響もなくこの銃に触れる事が出来る。

汎用性が高く、各種オプションを換装することで狙撃銃として使用可能。
ゴドーは狙撃銃にして飛行船からタイプ・ヴィーナスの額を撃ち抜いた。
基本は曲銃床を用いるライフル型となっている。

ヴィーナスを撃墜後は部屋の片隅に放置されていた。

因みににMELTY BLOODに登場するシオン・エルトナムはこの銃のレプリカである拳銃型の『バレル・レプリカ』を使用している。




――立ち上がって、操縦席に行った。

何をしているか自分でも分からないまま、壊れた自動操縦を治してみた。

運がまだ残っていれば、きっと違う結末になる。

目蓋を閉じて眠ると、耳元で声がした。

「あなたは、なぜ戦ったの?」
「そりゃあ、死にたくないからな」
「どうして、死にたくなかったの?」
「そりゃあ、生きていたいからな」
「……なら、なぜ生きていたかったの?」

簡単だ、それは――――

記憶の果てで、

 その答えだけが
     以前とは違うものだった…

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最終更新:2024年01月19日 17:28