CREW GUYS

登録日:2014/02/24 Mon 21:11:02
更新日:2024/04/09 Tue 13:10:51
所要時間:約 24 分で読めます





GUYS Sally Go!


G.I.G!!


CREW GUYS(クルー ガイズ)とは『ウルトラマンメビウス』に登場する実戦部隊の名称である。
ここでは主に『CREW GUYS JAPAN』について解説する。


『GUYS』

特捜チームGuards for UtilitY Situation』(あらゆる状況に対応する防衛隊)、通称「GUYS(ガイズ)」。

約25年前にUGMが解散した後、冥王星軌道から帰還した科学特捜隊隊員のサコミズ・シンゴから「地球は今もって数多くの侵略宇宙人に狙われており、ウルトラマンが水際で地球を守っている」という報告を受けた各国が創設した。

ニューヨーク沖のエリートやキャリアが集うGUYSインターナショナル総本部を中枢として、下部組織に『公海』の防衛を担当するGUYS オーシャン、『宇宙圏』を防衛するGUYS スペーシー、『南極圏』を防衛するGUYS アンタクティカ、各国にそれぞれ実戦部隊であるCREW GUYSを配備する*1

GUYSの隊員は命令を受けた際に、「了解」の意味で「GUYS IN GREEN」の略語である「GIG(ジーアイジー)」という符丁を用いる。
また、出撃の際には隊長が「GUYS,sally go(ガイズ、サリーゴー)」と号令をかける*2

入隊にはライセンスが必要だが、GUYSのライセンスは16歳から誰でも取得できるうえに、ライセンスを取得している民間人からは「就学や就職などに便利な資格」扱い。*3

更に25年も怪獣が現れなかった*4ので実際に入隊する者はわずか。隊員も経験も実戦も不足していた為、初陣のディノゾール戦でリュウを残してCREW GUYS JAPANは全滅した


「アーカイブドキュメント」

GUYS総本部のデータベースには過去に活躍した特捜・防衛チームと戦った怪獣や宇宙人の情報が分類・保管されていて、新たな怪獣や宇宙人(ウルトラマンを含む)が出現した際には「レジストコード」と呼ばれる地球名を総本部が付ける。
現場が決める場合もあり、歴代チームの名を冠した「アーカイブドキュメント」に登録されている怪獣・宇宙人の場合は登録されている名前はそのまま。また向こうが名乗った場合はそれを採用する。

種類
  • 「ドキュメントSSSP(スリーエスピー)」:科学特捜隊
  • 「ドキュメントUG(ユージー)」:ウルトラ警備隊
  • 「ドキュメントMAT(エムエーティー)」:MAT
  • 「ドキュメントTAC(ティーエーシー)」:TAC
  • 「ドキュメントZAT(ズィーエーティー)」:ZAT
  • 「ドキュメントMAC(エムエーシー)」:MAC
  • 「ドキュメントUGM(ユージーエム)」:UGM

ドキュメントSSSPへの分類以前」や「MAC全滅後~UGM設立までの5年間」などの防衛チームが存在しない期間に出現した怪獣・宇宙人の情報は「アウトオブドキュメント」と呼ばれるドキュメントファイルに保存されている。

小説版『アンデレスホリゾント』には宇宙調査員メイツ星人を始め、地球人側の過失によって起こった事件の記録が保存されている「ドキュメントフォビドゥン」も登場*5
しかし、「受け手によってはデリケートな反応を示す事もある」*6との事から隊長以上の権限が必要な最重要機密事項となっているので事実上の隠蔽工作と言っても過言ではない。







CREW GUYS JAPAN


1話で全滅し、総本部から派遣されたサコミズ隊長と1話ラストで入隊したミライに、民間からスカウトしたジョージ、マリナ、テッペイ、コノミも加えた7人体制で運営される「CREW GUYS」、正式名称「CREW GUYS JAPAN」。

GUYS JAPANは関東地方の都市郊外に存在する『GUYS JAPANベース』を活動拠点としている。
広大な敷地内には、フライトモードに変形可能な基地のシンボルであるキャリアベース『フェニックスネスト』が置かれている。

地下部分には動力室や、GUYSガンフェニックスとGUYSガンスピーダーの地下格納庫、アライソの整備長室、マケット怪獣実体化時に起動する粒子加速器があり、
地上部分にはTACが使用していた光線砲シルバーシャークの拡大改良型『シルバーシャークG』を2基配備している。

他にも、総監室やクルーの私室、休憩室といった居住区画や救護室、メテオール兵器研究室、食堂、室内プールや武道場など、クルー用の様々な施設が完備されている。

また『アンデレスホリゾント』ではJAPANベース所属の部署として治安部や調査部、車両部などが登場している。

因みに機密漏洩を防ぐ為、基地内では据え付けの端末以外では電話やインターネットが使えない。


【GUYSの退治・対処した怪獣(CREW GUYS以外も含む)】

マケット怪獣が倒したものも含める。

  • ディノゾールの群れ
  • インセクタス雌
  • グロマイト(GUYS スペーシーに倒されたという説明のみ。ただし中枢器官から復活)
  • レッサーボガール人間大2体(倒したのはミライで、メビュームスラッシュを使用した)
  • グローザム(本体をウルトラマン達が破壊し、CREW GUYSがトドメを刺した)
  • インペライザー2体(最終章)
  • 時空波の発信源の石柱
  • オオシマ彗星の破片
  • メフィラスの宇宙船(本人は生存)
  • サラマンドラ(『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』の個体)
  • ムカデンダー(『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』の個体)
  • ロベルガー(『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』の個体。倒されたという説明のみ)
  • ケルビム(『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』の個体。倒されたという説明のみ)
  • シャプレー星人(『アンデレスホリゾント』において)

グドン戦、バードン戦、ケルビム戦(1回目、2回目共に)、サドラ戦、ツインテール戦、
ボガールモンス戦、コダイゴンジアザー戦、インセクタス(雄)戦、グロマイト戦、サラマンドラ戦、
ベムスター戦、レッサーボガール戦、クロノーム戦、バキシム戦、ドラゴリー戦、ベロクロン戦、ノーバ戦、
(プロトマケット)ゼットン戦、ロベルガー戦、フェミゴンフレイム戦、アングロス戦、サーペント星人戦、ゴモラ(ガディバ)戦と、
CREW GUYSの援護によってメビウス、ヒカリの勝利をもたらした回が非常に多かった。

またボガールモンス戦では敵の爆発に巻き込まれそうなメビウスとヒカリを救出しているし、
インぺライザー戦ではメビウスはGUYSとの絆からバーニングブレイブを生み出している。

ファントン星人のシーピン929回収に協力した事もある他、
偶然ではあるが、リフレクト星人を倒す為の特訓をするミライにヒントを与えた事もある。

グローザム戦では氷漬けにされたメビウスを、アーマードダークネス戦では敵に体を奪われたヒカリを救出している。

後半ではミライが仲間に自分の正体を明かした為、メビウスとの協力を前提に戦うようになり、
最終決戦に至っては実質メンバー全員でウルトラマンになった。

また、小説版ではアルビノ・ギラドラス戦でメビウスを援護した。


【メカニック】


珍しく地上戦力はほとんどない。
小説版によれば、組織体制が試行錯誤の状態だった過去の防衛チームと異なり、より怪獣退治に特化させた結果なのだと説明されている。
また水中戦力はGUYSガンスピーダーが兼用できるので、GUYSオーシャンのシーウィンガーくらいしか存在しない。


フェニックスネスト
GUYS JAPAN基地のシンボル。
本体のヘッドブリッジ最上階に、CREW GUYSのメンバーが常駐する作戦司令室・ディレクションルームが置かれ、
この司令室はシルバーシャークGの射撃管制中枢機能を有すると同時に、フライトモード時には操縦モードへと移行する。

GUYSガンスピーダーをGUYSガンフェニックスへ搭載する機能を持ち、GUYSガンフェニックス出撃時にはフェニックスネスト前の2基のパネル・ブレスト・リフレクターがせり上がる。

地下の基地本体と分離する事ができ、フライトモードに変形することが可能。

 ◇フェニックスネスト・フライトモード
 全長:70m 全幅:50m 全高:60m

 サコミズ隊長、及びミサキ総監代行の指令により起動するフェニックスネストの飛行形態。
 大気圏突破・宇宙空間航行機能を持ち、最大の武器は主砲のフェニックスキャノン。

 その存在はGUYS内でも一部の人間しか知らなかった。

 メテオールを発動することにより、
 「ディメンショナル・ディゾルバー」や「フェニックス・フェノメノン」などの強力なメテオール弾の使用が可能。

 メインパイロットはサコミズ隊長が務め、他の隊員達がそのサポートを担当する。


GUYSガンクルセイダー
全長:12.5m 全幅:6m 全高:5m

前CREW GUYS JAPANの主力戦闘機。
一般機と隊長機の2種類があり、銀色を基調とした機体色だが、
セリザワとリュウが搭乗していた隊長機はファイヤーシンボルが描かれており、機首先端部分が黄色である。

武装は隊長機が5連装ロケット砲、一般機がエアインテーク部分の連装砲2門、4連装並列型ミサイルポッドとなっている。
また、隊長機は指揮管制能力向上の改良が施されている。

高い性能を持っているとされていたが、怪獣ディノゾールに歯が立たず、全機撃墜される。

そしてこれがガンフェニックスへのメテオール搭載のきっかけとなった。

プロップは「マイティジャック」に登場したコンクルーダーを複製し改造したもの。

因みに、基礎設計を担当したのは(小説版の設定だが)なんと坂田次郎。

 ◇ガンクルセイダーMX
 全長:12.5m 全幅:6m 全高:5m

 メテオール搭載の為の試験機で、MXは「METEOR EXPERIMENTAL」の略。マグネイト・テンではない。
 メインカラーは黒で、3連装スペシウム弾頭弾ランチャーと機首に一対のピトー管を装備している。
 ガンフェニックス配備後も、万一の為に整備されており、最終決戦でリュウが搭乗しエンペラ星人を攻撃したが念力で破壊された。


GUYSガンスピーダー
ガンクルセイダー、ガンブレイバー以外のGUYSマシンに搭載され、コクピットとなる2人乗りの小型メカ。
分かりやすく言えばGUYS版コアモジュール
外見はZAP SPACYが使っているドラゴンスピーダーをもう少しシンプルにした感じ。
地上や空中で使う為の高速艇としては勿論の事、潜水艇や宇宙船としても使用可能で、単独での大気圏突入すら可能な優れもの。
しかし、通常の車両とは規格が違いすぎる為、道路交通法に思い切り引っかかってしまい、地上で使うと後々面倒な手続きが必要らしい。


GUYSガンフェニックス
全長:24m 全幅:14m 全高:8m
ガンクルセイダーに代わり配備された統合攻撃戦闘機。
ミライ達にファイヤーシンボルのペイントと名前を描き込まれた「俺達の翼」(これを語る際にはミライ達も『俺』を使用する)

因みにファイヤーシンボルのペイントは戦闘の度に剥がれるので、その度に隊員達が塗り直している
正体がばれる前にはサボってたと勘違いされたミライが罰ゲームとして塗り直させられた。

合体での運用は移動専用で、前線に到着するとガンウィンガーとガンローダーに分離するのが基本。

歴代シリーズの戦闘機が頻繁に破壊されていたのに対し、この機体は終盤にてガンフェニックストライカーの状態で
エンペラ星人の奇襲を受けて撃墜されるまで一度も破壊された事がなかったというかなりの戦績を誇る(ただし墜落自体はそれ以前に何度か経験している)。
ヤメタランスとか出てたらどうなっていたのだろうか。

破壊された本機はエンペラ星人との戦いの後、隊長となったリュウの部屋に名前が書かれた部分が飾られている。
一応、機体自体は『アーマードダークネス』までの間に修復され、再配備されている。

『アンデレスホリゾント』ではGUYS USA所属機(愛称は「ストライクサンダー」)やGUYS CHINA所属機も登場。
JAPAN所属機と同様に、独自のペイントが施されている。

 ◇ガンフェニックストライカー
 全長:26m 全幅:16m 全高:10m

 ガンフェニックスとガンブースターが合体した大型戦闘機。
 ガンフェニックスに比べ攻撃力や機動力が大幅にアップしている他、宇宙空間へ行く事も可能になった。
 合体完了後は1人だけでも操縦は可能である。こちらは合体形態がそのまま戦闘形態である。

 最大の武器は全砲門からビームを発射する「バリアントスマッシャー」
 メテオールを発動する事で機体に金色の粒子を纏わせて突撃し、
 機体全体よりガンフェニックストライカーのシルエット状のエネルギー波を放つ「インビンシブルフェニックス」

 フルパワーの「インビンシブルフェニックス・パワーマキシマム」はインペライザーを一撃で完全破壊するほどの威力を持つ。


GUYSガンウィンガー
全長:14m 全幅:10m(マニューバモード時:16m) 全高:5m

CREW GUYS JAPANの主力戦闘機の1つで、攻撃戦闘機。
主な武装は機首の航空機関砲「ビークバルカン」と主翼の熱線砲「ウイングレットブラスター」

メテオール使用しマニューバモードに変形する際展開されるトランスロードキャニスターから「スペシウム弾頭弾」を発射する事も可能。

通常はガンスピーダー1がコックピットとして使用される。

 ◇シーウィンガー
 ガンウインガーのGUYS JAPANでの活躍が認められ、改良され正式採用されたGUYSオーシャンの主力戦闘機。
 外観はGUYSガンウィンガーの色違いでメインカラーは青。武装の多くもガンウィンガーと同じである。

 GUYSガンウインガー以上の機動性を持つ他、ブルーウェイルの位置を知られないようにするという目的も兼ねて、
 空中だけでなく水深100mほどまでの水中でも活動可能。

 また、離着水能力や「ワイズ・クルージング機能」という能力も持ち、海面近くの高度を飛行する事ができる。
 この能力は海上でしか使用できないが、レーダーにも映りにくく、普通に飛行するより少ない燃料で長い距離を移動する事ができる。

 スペシウム弾頭弾をマイナーチェンジしたスペシウムトライデントを装備する。


GUYSガンローダー
全長:12m 全幅:14m(マニューバモード時:24m) 全高:8m

CREW GUYS JAPANの主力戦闘機の1つで、多用途重戦闘機。
主な武装は機首の重粒子ビーム砲「バリアブルパルサー」と尾翼前方の連装旋回機関砲「ダブルガンランチャー」。
更にマニューバモードに変形すると怪獣すら吹き飛ばすパワーを持った竜巻を発生させる「ブリンガーファン」を使用できる。
また様々な追加装備を搭載する事が多い。

しかし重装備な分機動性が落ちるのか、コダイゴンジアザーの釣り竿に引っかかったり、ベムスターに食われかけたりとピンチに陥る事もしばしば。

通常ガンスピーダー2がコックピットとして使用され、その後方に予備のガンスピーダーを搭載することもできる。


GUYSガンブースター
全長:14m 全幅:8m(マニューバモード時:11m) 全高:7m

CREW GUYS JAPANの主力戦闘機の1つで、高速追跡戦闘機。
ニューヨークのGUYS総本部から直接駆けつけた。

主な武装は機首に装備された2門のビーム砲「アルタードブレイザー」と両翼に装備された6門のビーム砲。
最大の武器は6門のビーム砲を一斉発射する「ガトリングデトネイター」。
マニューバモードに変形すると、機体にエネルギーを纏わせて回転し敵の攻撃を弾く「スパイラルウォール」が使用可能となる。

後に配備された事もあり、ガンウィンガー・ガンローダーと異なりファイヤーシンボルの塗装が行われていない。
これにより、玩具だとカラーリングの違いが微妙に目立つ。

アンデレスホリゾントでは『GUYS USA』が独自の改造を施し、
エンジン推力を強化した「パワード・ガンブースター」も登場する。
これにより「通常に比べ基本性能20%向上」とされているが、怪獣ユーゼアルに追いつけなかった為、
GUYS JAPANの評価は「映像を見る限りでは日本支部の物の性能と大差無い」との事。
ジョージ曰く「USAの連中は、やたら独自で改造してパワード何とかって名前を付けたがるけど、どれも今イチなんだよなぁ」

◆GUYSアローMA1型
マットアロー1号を改装した機体。
相当数がGUYS JAPANに配備されているが、エンペラ星人の攻撃によりその多くが出撃する事なく破壊される。

GUYSガンスピンドラー
小説版に登場した地中戦力。
唯一のドリル付き戦闘機である。見た目はドリルとキャタピラをつけたガンウインガー。
アライソに「今までのモデルとは違う」と言わしめるだけあって性能は折り紙つきだが、一機しかないので劇中ではほとんど使われなかった。
ガンフェニックスと合体し、ガンフェニックススピンドラーになれる。
小説版には挿絵が無いので見た目が分からなかったが、文庫版の巻末にて設定資料が掲載された。
この設定資料で著者の朱川湊人氏は「何はなくともドリルメカ!」という、非常に素晴らしい言葉を残している。

GUYSガンブレイバー
試作型のスーパーバイクであり、ガンスピンドラー同様小説版オリジナルのメカ。
元々アライソが趣味で開発したバイクに改良を加え、サコミズが試作機のナンバーを与えたもの。かつてスズキが1985年の東京モーターショーに出品されたコンセプトモデル「ファルコ・ラスティコ」がモデル。
通常形態にあたるロードファルコンモード、30m級の連続ジャンプが可能なハイパーホッパーモード、
ホバー飛行が可能なハイパーハミングバードモード、どんな悪路も走破可能なハイパーセローモードに切り替え可能であり、
武装としてカウルにトライガーショットを内蔵。

しかし高性能な反面かなりピーキーであり、プロのレーサーであるマリナには「怖くて乗れない」「クレイジーなバイク」と呼ばれた。
ガンブレイバーと名付けられたのも、「バカみたいなクソ度胸の持ち主くらいしか乗る奴がいないだろうから」との事。
また、トライガーショットが真正面にしか撃てなかったり、走りながらメテオール弾を撃てなかったりと課題も多い。


他にもF/A-18 ホーネットなどの実在機やジェットビートルウルトラホーク1号や3号、マッキー、
さらにはマグマライザーなど旧組織の戦闘機、ライドメカも存在し、組織名を冠する機体は「GUYSホーク」と言った具合に名称が改められている。
これらはDXウルトラコクピット版の『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』でガンスピーダー搭載シーンが存在する
……あのほっそいα号に入るのか……?

また、実戦を想定されているかは不明だが、フェニックスネストの基地祭にてウルトラホーク3号などが稼働(おそらく展示飛行)しているのが確認できる。


【武器・装備】


  • GUYSスーツ
黄色と灰色を基調とした配色の隊員服で、身体能力のパワーアシスト機能と生命維持機能、優れた耐熱、耐寒、耐G、抗弾性を備える。
まぁ、相変わらず本物は夏は暑くて、冬は寒いそうだが。

男女でデザインが異なり、女性はスカート仕様だが、マリナは男性同様パンツスタイルである。
隊長の物(作中ではサコミズやラストシーンのリュウなど)のみ襟が白く、他の隊員達は赤い。

  • GUYSメモリーディスプレイ
GUYSの隊員証でもある小型モバイルパッドで、GUYSスーツの左胸部分に差し込んで携帯し、通信や映像解析に使用する。

その他にも、マケット怪獣の実体化機能やトライガーショットとの連携機能、
アーカイブ検索やガンスピーダーの起動認証機能など様々な用途で使用される。

リュウの物と30話以降のミライの物には炎のエンブレムが描かれている。

  • GUYSメット
任務時に被るヘルメットで、GUYSスーツと同様の機能・性能に加え、各種インターフェイスを内蔵している。

  • トライガーショット
用途に応じ、「トリプルチェンバー」と呼ばれる3連シリンダーを回転させて使用するレーザービームガン。
通常のハンディショット形態から、バレルを伸ばしたロングショット形態に変形させる事も可能。
ロングショット形態は射撃精度は上がるが連射性能は落ちる。

後部にコネクタを接続する事で、シルバーシャークGの射撃装置としても使用可能。

 ・レッドチェンバー:「アキュートアロー」という赤いビームを発射できる。3つの中では最も使用頻度が高い。
 ・イエローチェンバー:「バスターブレッド」という黄色い高エネルギー火球を発射できる。
 ・ブルーチェンバー:様々な種類のメテオール弾を発射できる(通常時はバリア発生弾「キャプチャーキューブ」が搭載されている)。作中でも様々な弾頭が開発・運用された。

数千年後の未来でもミライが使用している。
ロストヒーローズ2』ではメビウス専用装備として登場。

  • マケットアタッシュ
GUYSタフブック登場以前に使用されたマケット怪獣用の転送端末(アタッシュケース型)。
エレキユニット実験時にポテンシャル不足が指摘され、GUYSタフブックが開発される。

  • メテオールショット
メモリーディスプレイを後部にセットする事でロックが解除され、初めて使用可能になるメテオール弾専用の大型銃。
使用者の脳波をGUYSメットでスキャンして弾に誘導性を持たせる機能がある。
また、3発のメテオール弾を独立させて操作する「アメイジングトリプル」機能も搭載されているが、
凄まじい動体視力と空間認識能力が要求される為、使いこなせるのはジョージのみ。

  • GUYSタフブック
ノートパソコン型ツール。ベースは名前の通りパナソニック製のノートパソコン『タフブック』である。

  • 宇宙機雷ライトンR30マイン
宇宙から地球に侵入する外敵の進行を阻む宇宙機雷。
ウルトラセブン」でキングジョーの機能を停止させたあの『ライトンR30爆弾』がついに待ち望んだ量産化。

ディノゾールの群れをほぼ全滅させるなど効果は抜群である。
インペライザー殲滅作戦にも使用されたがテレポート機能を使われた為、失敗に終わる。


【GUYSメンバー】


セリザワ・カズヤ
全滅した旧GUYS隊長。
リュウが尊敬する人物であり、彼にウルトラ5つの誓いを伝授した。
リュウにGUYSの未来を託し、ディノゾールに特攻して殉職するが、ツルギ=ヒカリと融合して復活した。
現在はヒカリと人格まで融合しており(新マンと郷隊員などに近いか)、分離は出来ないようだ。
紆余曲折を経て、最終的にはウルトラマンヒカリとして宇宙警備隊に移籍。
演者は過去に「ウルトラマンガイア」でチームファルコン所属の塚森隊員を演じている他、序章が発表されるも未完の大作となった仮面ライダーに変身していた。



サコミズ・シンゴ
セリザワに代わって着任した新隊長。
好物はコーヒー。
穏やかで物腰が柔らかい紳士的な人物だが、冷静な判断力と観察眼の持ち主でもある。ミライの正体にも早い段階で気づいていた。
元科特隊所属であり、正体はGUYS JAPAN総監。

ちなみに演者はかつてDASH隊長や某相棒組と共にリュウ隊員のリアル父親の元で働く刑事役を演じており、仮面ライダーにもゲスト出演していた。
なお残念なことに演者は44歳という若さで自ら命を絶っており、GUYSの主要メンバーの演者の中で現在唯一の故人となってしまっている。


ヒビノ・ミライ
真面目で天然、世間知らずな新入隊員。
その正体は我らがウルトラマンメビウス。


アイハラ・リュウ
旧GUYS唯一の生き残り。
地球は地球人の手で守るという意識が強い為、序盤はメビウスの活躍に感謝しつつも素直に喜べない面が目立った。
暑苦しく短気な性格と耳に残るダミ声から視聴者には嫌われていたが、一方でベテラン故の貫禄を見せる事も多く、話が進むにつれて好感を持つ層も段々増えてきた。
「アーマードダークネス」では隊長として新生GUYSを引っ張っている。
実はGUYS入隊以前に怪獣保護チームに在籍していたこともあったのだとか。

イカルガ・ジョージ
休職中のプロサッカー選手。チート隊員その1。
常人離れした動体視力の持ち主で、アメイジングトリプルを使える唯一の隊員。
スペイン暮らしが長いせいで漢字が苦手で、名字を漢字で書けないのがコンプレックス。その為「イカルガ」と呼ばれると怒る。
しかしその割には日本の伝統文化に明るかったりする。
かつて海で酷い目にあったらしく、それ以来海が苦手。
新マンことジャックのファンらしく、彼の流星キックを参考にした「流星シュート」を得意とする。


カザマ・マリナ
休職中のバイクレーサー。チート隊員その2
優れた聴力の持ち主。
それ故にマシントラブルを敏感に察知してしまい思うような結果を残せなかったが、
リュウからマシンを信じる事を教えられて見事に克服した。
ジョージに思いを寄せているような描写があったがそのような設定は無いらしい。
第18話の一件からベムスターにトラウマがある。


クゼ・テッペイ
現役医大生。チート隊員その3。
GUYS入隊に当たってスケジュールは相当調整してもらったようだ。
ウルトラマンや怪獣に造詣が深い人間怪獣図鑑であり、サコミズと並ぶGUYSの頭脳にしてお父さん世代の代弁者。
ただし後の時系列である「大怪獣バトル」に登場するオキと違い、あくまでも趣味の範囲なので、
怪獣の特徴を即座に言い当てる、といった描写は彼に比べると少ない。
また宇宙語も得意であり、訛りが強すぎてパンスペース・インタープリターすら匙を投げたファントン星人の宇宙語も翻訳してみせた。
二度にわたって「ツインテールはグドンに食われた」という情報を口にしているため、映像作品にそのシーンが無いだけで実際にグドンに食べられたツインテールがいる模様。
実は空手の才能があって金太郎を元にしたクマのイマジンを産み出していたり、正体は寿司職人型ヒューマギアではないかとも言われていたりする。


アマガイ・コノミ
メガネがトレードマークの保育園教師。チートと言うほどでもないが中々優秀。
優しい性格であり、臆病なミクラスも真っ先に心を開いた。
オペレーターを担当するが、現場に出てマケット怪獣を使役し戦う事も多い。
ミライから、「勇気の出るおまじない」としてウルトラセブンの変身ポーズを教えてもらった。

ちなみにリアルでは後に高山我夢の演者とくっついた。


トリヤマ・ジュウキチ
GUYS JAPAN補佐官であり、上官とギャグ担当を兼任する異色の人物。愛称はトリピー。
世論を気にする保守的で小心者な人物(もっとも彼に話が持ち込まれるときは「しくじったらGUYSそのものの存亡にかかわる」「世論どころか一般市民のみなさまそのものが危ない」為、むやみに奇策を持ち出しにくい面もあるのだろう)だが決める時はバシッと決める。必要なら真っ当な決断をサクッと出せる為、なんだかんだで他の隊員達からの評価も高い。
剣道の有段者らしい。
彼が主役を張った「初めてのお使い」はわりと真面目肌のメビウスの数少ないカオス回。

なお某不思議コメディ世界では神に力を授かりギャグヒーローになる息子を持つ父だった。またマルとはリアルでも同じ劇団だったりする。

マル
トリヤマの秘書。
一見腰巾着のように見えるが常識人で、よくトリヤマに突っ込みを入れる。

演者の名字が「まいど」だが某ゼアスとは関係ない。後前世は弟を局長の養子にした新選組七番隊組長だったかもしれない。


ミサキ・ユキ
GUYS JAPAN総監代行。
冷静沈着な性格だがGUYSの面々をよく理解している。


タケナカ
GUYS総本部の最高総議長で、サコミズの元同僚。
かつてTDFのメンバーとしてウルトラ警備隊にも関わっていた。


アライソ
GUYSの整備長であり、歴代防衛チーム全て(MACは除く可能性がある)のメカに携わってきたベテラン。
頑固な性格だがパイロットの事は信頼している。


勇魚洋(イサナ・ヒロシ)
GUYSオーシャン隊長にしてアライソの元弟子。アライソを「とっつぁん」と慕う。
軽い性格に見えるが、高い操縦技術と鋭い洞察力の持ち主。
1回の怪獣事件だけでミライとメビウスが同一人物なのに気づくが、本人に「このままだとバレるぞ?」と警告しただけで秘密にしておいてくれた。
シーウィンガー操縦の腕前はかなりのもの。
付けると灰になる呪いのベルトの適合者ではない。
アイツは「共にいる仲間を精一杯大事にしろ」とか言わない。
でも笑顔はやっぱりあの顔。


リムエレキング
マケット怪獣のシステムの誤作動が原因で生まれたデフォルメエレキング。愛称はリム。
トリヤマの「GUYSだって官公庁なのだからマスコットキャラが必要」という意見で助命され、GUYS JAPANのマスコットになる。
撮影はフルCGとぬいぐるみを併用(あまり動かないシーンのみぬいぐるみ)。実際にぬいぐるみ商品化もされた。


ハルザキ・カナタ
小説版で主人公を務めた研修隊員。詳細はそちらの項目を参照。
アーマードダークネス編において同名の人物が登場。


日ノ出サユリ
食堂のおばちゃん。彼女の料理はGUYS職員から大評判。
サーペント星人に身体を乗っ取られたが、家族への愛を武器に乗っ取り返すという偉業を成し遂げた肝っ玉母さん。
事件終了後も星人のパワーは残っており、家事や人助けに役立てている。


また、彼ら以外にも、多くの一般隊員や職員、整備員が働いていることを忘れてはならない。




【地球外生物起源的超絶科学技術『メテオール』】


超絶科学メテオールとは「Much Extreme Technology of Extraterrestrial ORigin」地球外生物起源的超絶科学技術の略称。

「隕石(Meteor)」=「地球に落ちてきた異物」とのダブルミーニングである。

CREW GUYSの対怪獣・対宇宙人用の超絶科学技術として研究、応用される、地球外技術を起源とする兵器および戦略の総称であり、
過去に宇宙人(無論ウルトラマンを含む)が残した宇宙船や兵器、技術などをGUYS総本部の研究により手に入れたオーバーテクノロジーである。

GUYSの性質上、その大部分は当然殺傷兵器とは限らないが軍事用であり、
未解明と安全保障を理由に民間への技術公開はなされていない。

使用すれば驚異的な力を発揮するが、すべて地球人による独自研究・独自開発ゆえに、やや危ない技術や不安定な技術もある。

その為「メテオール規約」などによってその使用は厳しく制限されており、緊急時を除いて上層部の許可の下に1分間しか使用できない。

また過去の防衛チームの装備として、既に採用されていたレベルの技術は基本的にはメテオールには含まれない。
ただしイデ隊員とマグマライザーは除く。


それぞれのメテオールについては該当項目参照





『人間よ。ついに自力でここまで項目作成をしたのか。
 やがて君たちも我々と方を並べ、 ネットワークをかける時が来るだろう。
 それまでは我々が君たちの世界の盾となろう。次の追記・修正が楽しみだ。』


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  • メテオール
  • 戦闘機の初墜落が最終回前
  • 南……極……?
  • GUYSスペーシーの過小評価
  • 怪獣やっつけ隊

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最終更新:2024年04月09日 13:10

*1 GUYS オーシャンは勇魚の登場もあって、CREW GUYS並みに本編では目立つ。無人衛星しか出ないGUYS スペーシーは本編の噛ませ犬。GUYS アンタクティカ? 何それおいしいの?

*2 それぞれ『スーパーロボット マッハバロン』の「マッハ サリー・ゴー」『キャプテン・スカーレット』の「S.I.G」のオマージュ。

*3 見方を変えれば、分厚い予備役の層を確保して実戦経験の少なさという欠点を補おうとしていたと言う事になる。

*4 実際には本編の20年前にUキラーザウルスが月面まで進攻し、ウルトラの迎撃を受けているほか、5年前には火星でナメゴンの襲撃があったりと飽くまで「地球人の認知内かつ地球に現れなかった期間」が25年間という話。因みにより正確な期間は「25年と2週間」なのだが、これは『80』最終回の放送日からから『メビウス』放送開始までの期間と同じで、昭和シリーズとの繋がりを感じさせる一種のファンサービスとなっている。

*5 テレビ本編ではドキュメントMATに記録されていた

*6 メイツ星人登場回でそうだったように多数の異星人に侵略された結果、「異星人は悪者で、地球はいつも被害者」という偏見が市民に根付いており、悲劇から数十年たった『メビウス』の時代でも根本的な解決には至っていない。