パッションリップ

登録日:2014/02/23 (日) 22:49:55
更新日:2024/03/18 Mon 16:15:57
所要時間:約 4 分で読めます




Fate/EXTRA CCCの登場人物。
CV:小倉唯

身長:156cm
体重:1t
スリーサイズ:B160/W63/H87
生まれ:月の裏側
誕生日:4月10日
特技:殴るのとか潰すのとか
好きな物:主人公、デザートタイム
嫌いな物:優しくない人たち
天敵:メルトリリス緑アーチャー

ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運
A+ A C B E



BBの分身、アルターエゴの一人。
見た目でまず目につくのは、両腕に装備された、見るからに凶悪で巨大な爪。
その次に目がいくのが、巨乳・爆乳をも越えた、超乳レベルの大きさの巨大なおっぱい
間違いなく型月作品でも最大の大きさのそれを、サスペンダーのようなベルトで乳首を隠しているのみである。
というか、あれだけの大きさなら乳輪まで隠せそうもないし、少しずれればすぐに露出してしまいそうだが…
 ワダアルコ「自分で描いといてなんなんですが乳首どうなってるんでしょうね。やっぱり陥没してるんですかね?
 奈須きのこ「ごふっ……!?」
このような格好をしているのは上半身が異常に敏感で、布が擦れることすら耐えがたいため。
鈍感ゆえに少しでも刺激を受けようと肌を露出させている妹とは正反対の理由となっている。
体重が1tもあるのは巨大なかぎ爪と胸に加えて、後述のトラッシュ&クラッシュで圧縮されブレストバレーに廃棄されたダストデータの分も含んでいるためである。

そんな外見に反して、本人の性格は非戦闘的でのほほんとしている。
巨大な爪の存在から、今まで接してきた相手には化け物扱いされ、いじめられることが多かったらしい。
そのために愛に飢えているのか、ちょっと優しくしてしまった主人公のことを、一途に想い焦がれることに。



以下ネタバレを含む










第二階層終了時にBBを警護していた時に初遭遇。その後、第三階層の衛士として立ちはだかる、のだが
非好戦的な性格と、実はものぐさで鈍くさい気質、すぐにお腹が減って帰ってしまうことから、SGの隠匿はおろか妨害などもまったく役に立たない。

BBも心配になって緑アーチャーやアリスに手伝いをさせたり、特製の攻性プログラムを用意したが、気まぐれで自分から仕掛けを破壊したり、
アリスはまったく働かずリップいじめに没頭したりとさんざん。
そうしたミスを起こして怒られているところを、主人公が少し声をかけた程度で助けてくれたと勘違い。
訂正するタイミングもないまま思い込みはエスカレートし、その愛情はもはや偏執的なレベルにまで発展する。
基本的に主人公は友好的に接しようとするが、パッションリップには認識障害があり、一番の特徴である巨大な爪を、普通の腕としか思っていない。
そのため、スキンシップのために近づいたら爪が襲いかかっていた、という事が起こる。
その様を見ておびえられても、パッションリップには何が悪いのか分からない。ついには愛している相手に拒絶され、それならいっそ……と。

ちなみに、巨大な胸はただのおっぱいではなく、ブレストバレーというダストデータを無限に収容できるゴミ箱。
ここに入ってしまえば、中から自力で脱出することは不可能である。何度か念押しされるが、選択肢次第では本当に突っ込んでバッドエンドになる。
「胸の谷間などと聞こえはいいが、昔から谷間にあるものは狼たちの無惨な死骸だけである。浪漫を求めるのもほどほどにしておこう。」



スキル

  • 気配遮断:A+
他の者に気づかれなくなるスキル。アサシンのサーヴァント並みの高ランク。
迷宮中では主人公の後をしょっちゅうついてくるが、このスキルのため気づかれにくい。しかし近距離まで来ると爪が地面をひっかく音でばれるようだ。

  • 被虐体質:A
集団戦闘において優先的に狙われるようになるスキル。彼女を見た人間は無意識のうちに嗜虐心をそそられ、さしたる理由もなくリップを迫害してしまう。
タイマン勝負ではあまり意味のないスキルだが、このスキルランクのため、若干の防御値プラスと、攻撃者が冷静さを失っていく特殊効果がある。
アリスが使命そっちのけでリップを虐めていたのはこれのせい。
あの緑アーチャーですら激昂し、ザビーズが見ている前でおしりぺんぺんしようとした。

  • トラッシュ&クラッシュ:EX
id_esと呼ばれる、アルターエゴたちが生まれながらに持つ特殊能力。
スキル「怪力」から進化したチートスキル。手に包んでしまえるものなら、その爪で潰し、5センチ四方のキューブとして圧縮できる。
圧縮後のキューブは、性質は圧縮前と変わらないままなのだが、圧縮過程で損壊するため復元はできず、相手が生物なら「生きたまま」ダストデータとなってしまう。
また質量は圧縮前の10分の1ほどしか軽量化できないらしく、圧縮前が大きな容量であったものなら、その大きさに比例しない、異様な重さのデータとなる。
なお、「手に収まるもの」という条件は、遠近法で視点上における認識でも発動でき、例えばアリーナのような巨大構造体でも、対象を一望できる場所なら距離を無視して圧縮できる。
分かり易く言えば、飛行機に乗ってるょぅι゛ょが「パパーおててにおやまのせたよ~」等と言って掌を山を重ねた後で、そのょぅι゛ょが手を握る動作をすれば山もグシャっと潰れる、という話。
ただし、規模が巨大になればなるほど圧縮までの時間も相応にかかる。


宝具

死がふたりを分断つまで(ブリュンヒルデ・ロマンシア)



あぁ、これが愛のカタチ……。
私、分かっちゃいました。
どうしても愛されず、憎まれるぐらいなら……
いっそ、グチャグチャになってください!

これで、身も心も―――私のもの



元はブリュンヒルデが夫への復讐のため振るった愛憎の槍。対象への愛情が深ければ深いほど、命中精度とダメージ数値を増していく宝具。

実際の使用法としては、両爪を分離して飛ばし、ロケットパンチのように四方八方から襲いかかった後、腕を元に戻して極限圧縮を行う。
この宝具、追加効果に即死がついており、免れるには迷宮のダストデータを回収すると販売される、ラニ特製の礼装であるオシリスの砂塵によるレジスト効果のコードキャストしかない。
またこれで即死をレジストできても、純粋なダメージもかなり高く、ガードしていないと瀕死、ないし一撃死になってしまう。



レリーフ内の戦闘では、上述の宝具を1ターン目の初手にいきなり放ってくる。
オシリスの砂塵を入手できていない、あるいは最初からぶっぱされると知らずかけ忘れていると、開幕即死になるという初見殺し。
その後は5ターン経過ごとにまた1手目で使用するが、体力が残りわずかになると使わなくなるらしい。
宝具を凌いだ後は、よくコマンドにWAIT(無行動)が散見されるため、攻撃は通りやすいのだが、パッションリップは通常攻撃もダメージが高く、火力は侮れない。
基本的にオシリスを維持しながら戦うため忘れられがちだが、
宝具以外のスキルは、BREAKに耐久低下効果を付与する「堕ちるサロメ」、直後の攻撃を強化する「微笑むサロメ」、スタン効果の「密室は釣鐘の箱」、ATTACKを封印される「ヨカナーンを籠に」と、凶悪なものが揃っている。
回復していたらオシリスが切れて直撃してしまう、といった事故もありえる。

戦闘後のPUNISH TIMEの追求は、あくまで拒絶であるため悲愴。
CCCルートでは追い詰めずに終えることができ、パッションリップは自らの過ちを自覚。
自分が犯した罪を償った上でもう一度主人公に会うことを決意するが、最後は何者かの手によって……



アルターエゴとしては、BBの「求愛欲求」「愛憎」から作られたエゴ。男性が劣情を催さずにはいられない蠱惑的で清純な少女像と、自分を守るための心が具現化した爪。

アルターエゴは英霊複合体として創造されたハイ・サーヴァントであり、パッションリップには複合神性として3体の女神が組み込まれている。
1神目はインドにおける美の女神で、夫のシヴァを盲目的に、そして献身的に愛したパールヴァティー。
2神目はパールヴァティーの側面である戦いの女神ドゥルガー。パッションリップの巨大な爪は、10本の神授の武器を具現化したもの。
3神目は北欧の戦いの女神で、愛する者に手をかけた破滅を呼んだ女王、ブリュンヒルト。

趣味は料理のようだが、あの腕なので、家事全般は苦手。材料を斬るぐらいのカレーとかならできるらしい。
では得意なことは何か、と聞かれると、「は、はい……! な、殴るのとか、潰すのとか得意です! 座右の銘は一撃必殺ですから!」
……意外にも武道家気質。


『TYPE‐MOONエースVOL.10』に同梱されているドラマCDでは『Fate』世界の遠坂凛のサーヴァントとして召喚される。
見た目が妹の間桐桜に似ているためか、最後まで妹と間違われていた。
また、ものぐさな面や割と毒舌な面も描かれ、「やっぱりこのマスター、使えません」等の暴言をしれっとつぶやいたりしている。



Fate/Grand Order



……愛憎のアルターエゴ、パッションリップ、です……。
あの……傷付けてしまったら、ごめんなさい……


CCCコラボイベント開催に伴い、ピックアップ召喚にて期間限定で排出されるサーヴァントとして登場。

クラスは四騎のクラス全てに割増ダメージを与えられる代わりに、三騎士のクラスには半減ダメージしか通らないエクストラクラス、『アルターエゴ』。
同じくピックアップ召喚にて排出される同じクラスのメルトリリスよりもレアリティが一つ低い☆4なので、あちらよりはガチャから出やすい。
原作では上記の様な凄まじい恰好だったが、流石にソシャゲではまずかったのかアンダーウェアが追加され露出度が下がった。しかしこれはこれでエロいという声も

スキルは、
『ブレスト・バレー』(自身にダメージカット状態&弱体化無効状態付与(各3回))
『被虐体質』(自身にターゲット集中状態を付与&防御力アップ)
『トラッシュ&クラッシュ』(自身の攻撃力アップ&無敵貫通付与&自身の攻撃に確率で即死効果付与&防御力アップ&自身にスタン状態を付与)
の三つ。
カード構成はBuster3枚(1hit)、Arts1枚(3Hit)、 Quick1枚(4Hit)のバーサーカー型。


宝具は死が二人を別離つとも(ブリュンヒルデ・ロマンシア)


わたしの気持ち、聞いてください!

わたし、まだわからないけど……この気持ちに、ちゃんと向き合うって決めたから!

この両手は、冷たい鉄のままだけど……心までは怪物にならないように!

行って!『死が二人を別離つとも(ブリュンヒルデ・ロマンシア)』!!


CCCの時と宝具名が若干変わっており、心境の変化を感じさせる。
効果は敵全体に強力なBuster攻撃&味方全体のHPを回復。
Hit数の多さに加えスター発生率を増やすクラススキル「気配遮断A+」を持っているので、クリティカルスター稼ぎとしても有用。
オーバーチャージで回復量が増えるが、ゲージを溜めきる前にやられては元も子も無いので基本的には宝具チェインを狙う事になる。


スキルを見てもわかる通り耐久性能に特化した完全なタンクキャラ。
防御力アップで場に居座り、ターゲット集中と弱体化で味方を守り、宝具で雑魚を蹴散らしつつ味方の生存力を底上げする。
第3スキル『トラッシュ&クラッシュ』はバフが強力な代わりスタンデメリットで使いづらい…と思いきや、
『ブレスト・バレー』に弱体化無効がついているので、『ブレスト・バレー』の後に使えば自力でデメリット回避が可能という素敵仕様。
クラス相性による防御補正が無いのでスキルレベルが低い内はあっさりやられがちだが、しっかり育て上げればボス戦・雑魚戦問わず盾役として非常に頼もしい戦力になってくれる。

余談だが、姉妹(?)であるメルトリリスがパッションリップとは正反対の攻撃偏重型のスキル構成で当人も打たれ弱いので、硬いが火力が物足りないパッションリップとは非常に相性が良い。
もしも二人ともカルデアにいるなら、イベント同様、仲良し姉妹でパーティを組んであげよう。どちらとも相性が良い意地悪な母親を入れてサクラパーティを組むのも面白い。


ストーリーではイベントクエスト「深海電脳楽土SE.RA.PH」にて、SE.RA.PHの一区画を守る衛士「センチネル」の一人として登場。
KP(カルマファージ)の影響で強大な力を得た代わりに拘束され正気を失っており、主人公一行を『トラッシュ&クラッシュ』で通路と空間ごと潰そうとする等強敵として立ちはだかった。
その後彼女が悪人では無く、何者かに利用されている事を確信した主人公達によりKPを取り除かれて拘束が解除され正気に戻る。
以降はメルトリリス同様に主人公側に付き、最後まで主人公の側で戦ってくれる。


なお、『CCC』ではメルトリリスの事は隙あらば殺そうとするほどに嫌っていたが、今作では姉妹らしい良好な関係を築いている。
BB曰くメルト同様に改心しているようで、臆病ながら周囲に気を配る優しい少女となっているとか。
キャス狐のアルターエゴであるという(メルトにとって)衝撃的な事実が発覚したタマモキャットとも仲が良く、
お互いに相手を「友達」と思っている他、バレンタインの個別イベントではキャットを師匠と仰ぎ、チョコレート作りの指導を受けていた。

一方、『CCC』でいじめられていた(といっても原因はリップ側にもあったが)緑茶には『FGO』でも苦手意識があり、
あの人ダメなんです、生理的に!」と言っている辺り、かなり嫌っていることがうかがえる。
BBのことも相変わらず嫌っており、自身の絆クエストではBBの助けが必要になった際、「心底イヤだけど助けて、BB!」と思わず本音がポロリしていた。

また、リップ本人の意識改革もあって、基本的には上述した通り周囲に気を配る優しい少女になっているが、
ものぐさなところや、(『被虐体質』が機能していることもあって)ナチュラルに相手を煽ってしまう悪癖は残っており、
「深海電脳楽土SE.RA.PH」では、選択肢次第で主人公と一緒にラスボスを(リップは悪気なく)煽って、最終局面にもかかわらず話を脱線させている。

ちなみに、『CCC』では一度リップのブレスト・バレーに墜ちてしまったら誰であれ脱出は不可能であったが、
『FGO』では、リップの心境の変化から、契約している主人公だけは無事にサルベージできるようになっている。
しかしサルベージできるとはいえ危険には違いなく、マイルーム台詞では自身の胸を見るばかりか触ってくる主人公を咎めている。気持ちはわかるが自重しろ

マスターである主人公に対しては、最初は「優しくしてほしい」とおずおずと伝えてくるくらいに緊張して接しているが、
絆レベルが上がるにつれて、「叱られたり、戦わされたりしてもその度に胸があったかくなる」というほど懐いていき、
最終的には「貴方に召喚されてよかった」と笑顔で言うほどに好意を抱く。
メルトやBBもそんなリップの主人公への気持ちを察しているようで、メルトは自身のバレンタインイベントで「(あまり長く拘束すると)リップに悪い」と気遣いを見せるが、
BBはリップの絆クエストにて、リップと主人公の結びつきを強くしようと(おそらく善意で)本人に断りなく主人公をリップの深層心理にダイブさせた結果、
結びつき自体は強くできたものの、自身の見られたくない部分を主人公に見られて羞恥心に駆られたリップに宝具を直撃させられた*1




追記・修正は圧縮されてバッドエンドにならないようにお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 16:15

*1 敵対したフリをしてリップの本気を出させるまではBBの目論見通りだったが、全力宝具を直撃コースで叩き込まれるのは予想外だったらしい。