剣士/ソードマスター(FE)

登録日:2012/01/26(木) 01:45:49
更新日:2024/02/19 Mon 12:03:43
所要時間:約 23 分で読めます




剣士、及びソードマスターとは、『ファイアーエムブレム』シリーズに登場するクラス(兵種)のひとつ。


【概要】

【剣士】
華麗な身のこなしで剣を自在に操る、「傭兵」と人気を二分する本作の花形ユニット。
そもそも『紋章の謎』までは剣歩兵ユニット全てが「傭兵」だったのを、『聖戦の系譜』以降は軽装な「剣士」と重装な「傭兵」に分けたといういきさつがある。
作品によっては傭兵やソードファイター、侍として扱われる事もある。

力は低いが、それを補って余りある素早さと技で敵を斬り伏せていく。

また「キルソード持ちのイケメン剣士」は、赤と緑の騎士に並ぶファイアーエムブレムの名物である。
って言うか剣士は例外なく美形じゃないですか畜生!

トルード
「呼んだ?」

因みに長髪で必殺率の高い剣を持っている敵はナバールのオマージュなのか説得で寝返って味方になることが多い。
肝心のナバールはFC版だと「傭兵」で髪も長髪というには微妙な長さだったりしたが。(「長髪」「剣士」第1号は『外伝』のディーン)

【ソードマスター】
戦いの中で達人の域に達した剣士が「英雄の証」等でクラスチェンジした姿。

大抵の作品で速さの基本値と上限値が最高のため追撃が基本であり、回避率も高い。
クラス補正によるCT率の上昇や強力な奥義によって爆発的な火力を誇ることも多い。
「聖戦」以降からクリティカル時のアニメーションがカッコよすぎて濡れる。



【主な運用方法】


【長所】
  • 乱戦での切り込み役
素早さを生かして、大胆に敵陣の真っ只中に放り込んでみよう。
敵の攻撃をヒラリとかわし、確実にダメージを与えてくれる。砦や森の中に配置したり、武器補正や支援効果で回避を更に上げてやればより効果的。
武器の三すくみが登場してからは斧使いが相手ならさらに高い回避率を発揮できるようになった。
代表的な斧使いである戦士や山賊はHPや攻撃力が高い代わりに技や守備が低いため、避けて当てるのが得意な剣士にとってはまさに絶好のカモ。
ただし、基本的に序盤から騎馬兵など相性の悪い槍使いや命中率の高い剣を使う敵が多く登場するため過信は禁物。
ただ『聖戦』『トラキア』『封印』だと普通にスキルや必殺による高火力で倒せてしまうことも多いのでソードマスターなら無理押しでも何とかなる。

HPや守備力や魔法防御が低い為、必然的に敵の目が集めやすくなる。
よく避けるので「サンダーストーム」等の厄介な遠距離系の魔導書を使い切らせるのにも適任。

  • 時には削り役に
力が低いので敵を倒しきらずに残す事が出来る。速さが高いので、追撃されるのが怖い相手にも効果的。
必殺がでてSATU★GAIしちゃうのはご愛嬌。クラスチェンジで必殺補正が付く場合は削りとしてはかえって確実性に欠ける格好となる。

【短所】
  • 事故率が高い
剣士の主な死因。
敵陣に突っ込ませるとは書いたが、あんまり調子にのってヒャッハーしてると乱数に嫌われて一瞬でおだぶつ……というのはよくある話。
確率は所詮確率なのであまり過信しないように。俗に言う「やっつけ負け」も似たようなもの。
意図しない必殺で倒してしまったせいで相手をする敵が増え、そのために死ぬというケースは高い攻撃性能の裏返しであるために切っても切れない。

  • 力が低い
削りに関しては長所だが撃破役としては短所でもある。
急な増援の対処など迅速な敵の処理が求められる状況では上述の通りアーマー系等の固い敵相手だとキルソードや銀の剣を使っても辛いことが多い。下手したら必殺が出ても倒せない。
「アーマーキラー」等があればなんとかなるが特効ボーナスが弱い作品では辛い。

なおシリーズで時々登場する「大剣」系統は威力は高いが重くて命中率が低いという、斧と類似、あるいはそれを極端にしたような性能であることが多い。
剣士が使うと力の低さを武器の威力で補い、武器の命中の低さは技でカバーできるが、重さの軽減に力や体格の高さが求められるシステムだと長所の速さが台無しになりがちなので注意。

  • 守備も低い
事故率と被るが、正直脆い。相性の悪い槍で2回くらい刺されればまず昇天する。
『烈火』『聖魔』では「ソードキラー」なる斧の特効武器も出現。3すくみ逆転と補正アップ、斧としては破格の命中90のおかげで、自慢の回避も生かせずにかち割られることが多い。
あまり調子に乗らないようにしよう。なおソードキラーという名義で傭兵と勇者と対象とした特攻武器は紋章の謎でも剣として存在する。

  • 攻撃の幅が狭い
使用武器が剣のみなので、3すくみのある作品では数や種類の多い槍使いに対抗する手段が限られる。
スタッフが警戒しているのか、手槍や手斧のような手軽に間接攻撃ができる剣も存在しない作品が多い。
そういった間接剣は使用者を選ぶ魔法剣や伝説の武器として設定されやすい傾向にある。



【総括】
長所と同じく短所もそれなりにあるが、強力なユニットには違いないので1人いれておけば間違いはない…はず。
回避率が高く守備力が低い、撃破は必殺・奥義頼みと言う偏った性能なので、ゲームバランスの影響を強く受けやすい。
特効補正が弱い上に守備の高い槍使いの多い蒼炎や、そもそも命中/回避の計算式の都合でたとえ相手が斧使いであっても回避に期待できない新暗黒/新紋章など、
敵が硬くて必殺、奥義が出ても大したダメージにならない作品や回避よりも確実に敵の攻撃を受け止められる耐久力が求められる受けゲー寄りの作品では途端に弱くなってしまう。
作品ごとに強弱の変動がもっとも激しい部類なので、先入観ばかりで見るのは難しいようだ。



【主なキャラクター】

剣の神器が度々登場することもあってか、高貴な血統のキャラが多め。
また傭兵や軍属でも求道者・武人的な立ち振る舞いがよく見られる。


暗黒竜と光の剣/紋章の謎(リメイク版含む)

当初はまだ傭兵と同一扱い。なので詳しい概要は傭兵を参照。
全体的に使いやすいユニットではあるが、FC版『暗黒竜』だとメリクルがマルス専用だったので武器が呪いありのデビルソードでも17、次が銀の剣の12と威力が低く、
力上限が全員共通で20のため、育て切っても終盤のマムクート達など固い連中相手だと少々きついところがあった。
『紋章の謎』ではメリクルソードが使えるようになり、ドラゴンキラーもあるのでかなりマシに。

DS版リメイクでは前述のナバールとラディが剣士系に変更となった。
リメイク版の「新暗黒竜」では命中に、「新紋章」では回避に+10の補正がつく他、クラス固有の速さが補正値・成長率共に非常に高い。
受けゲー寄りだが再攻撃が発生しやすい為、ファミコン版の頃から速さの重要性が高いゲームなので当然頼りになる。
リメイク版の最高難易度でも速さカンストした上級ザコがひしめく環境なので、追撃されず戦える点は特に重要。
最終的には同じ速さ上限30の剣使いかつ弓騎兵でもあるホースメンの方が強力かもしれないが、あちらよりステータス補正がかなり高いので素のステータスが微妙でも誤魔化しがきく。
また高難易度では一発毎のダメージが痛い上に速さがカンストしても攻撃を回避しづらい戦闘が多いため、ホースメンにはない回避補正に救われる場面もあるかもしれない。

元祖キルソード持ちのイケメン。かつテラ子安。攻撃性能に非常に優れ、『暗黒竜』最強候補の一角。
SFC版までは「傭兵」だが、リメイク版で剣士に。『紋章』では素早さ初期値が恐ろしいことになっている。

  • サムトー
ナバールのパチモン。旧作では傭兵。
能力は似ても似つかないが、実は育てればそれなりに使える…ただ、剣士系の短所はバッチリ出るようだが。
ナバールが死んだままEDを迎えた時の後日談はサムトーファン必見。
このサムトーはかっこいい。オグマでの説得会話も中々乙である。

  • アテナ
『新・暗黒竜』から追加されたユニット。
東方出身で独特な喋り方をするアジアン女性剣士。
成長率はナバールやラディほど高くはないが、育てれば十分戦力となる。
『新・紋章』でも登場するが、ルート次第では一度も登場せず終わる事も。

  • マリス
幻の作品『アカネイア戦記』で登場した俺っ娘な女剣士。女性扱いされると容赦なく剣を突きつけてくる。
新・紋章の謎」で戦記が全てリメイク収録され日の目を見る事となった。
それどころか、彼女の父親含めたアカネイア戦記だけで登場していたキャラクター共々、
アリティア軍として新・紋章本編でも登場している為、新・紋章本編の総使用可能ユニット数はシリーズ屈指の数に上った。
けしからん鎧を着たナイスバディな姉御で、素の守備の成長率が0という驚きの紙装甲を誇る。
マイユニットとの拠点会話ではマイユニの性別によって会話の内容が大きく変わる珍しいキャラ。


外伝Echoes

本作では3段階クラスチェンジ制であり、「傭兵」→「剣士」→「魔戦士」となっている。
ユニットの詳細は傭兵の項目を参照。


聖戦の系譜

従来の勇者系である「フォーレスト」と分化する形で「ソードマスター」が登場した、剣士系のデビュー作。
移動力の問題で交戦機会は限られがちな分ステータスは非常に高く、技・速さばかりか力も高いキャラが多い。
兵種スキルも「追撃」「連続」と強力なスキルが2つも付き、味方でも敵でも存在感がある。
自軍のキャラはさらに特殊剣や伝説の武器といった優秀な特性もあり、一度戦闘が始まると恐ろしいほどの強さを発揮する。

剣の性能自体も際立って高く、他の作品では使いづらさが目立つ大剣も本作では普通に強力。
威力は槍と同等で命中率は斧以下だが、重さが槍の半分程度なので回避率や攻速があまり落ちない。技の高い剣士系なら十分活用することが可能。

親世代に登場するご存じ「流星剣」の使い手。美人。女だがたぶんキルソ剣士の系譜の持ち主。
運と守備面が頼りないが、攻めに回ればこれほど頼れるキャラはいない。緑に輝くと相手は死ぬ。
彼女の子供も非常に強力なので旦那選びは慎重にといって先延ばしにしすぎて、独身のまま親世代を終わるとソードマスターがシャナンのみになるので注意。
ぶっちゃけアイラの子供は流星剣とボーナスつき武器が本体みたいなところがあるので、誰が親でも割と強い。
かつては作中最強格のユニット2人のステータスに影響するということでそれはもうとんでもないカップリング論争ががあったものだが、
最近では親を選ばないと運用が難しくなるキャラ(セティ、レスター、アーサーなど)からカップリングを決めていくのが主流のようである。

前半はショタ、後半はイケメン。おそらく歴代トップクラスのキルソ剣士の系譜の持ち主。
アレスと並び平民プレイの救世主。
能力とスキルは優秀だが、最初から上級職なので爆発的な伸びは期待できない。
ぶっちゃけバルムンク抜きだと厳しい。しかもバグで従弟妹達にとられることも。
実はバルムンクよりスリープの剣使いとか言っちゃいけない。

子世代に登場するアイラの娘。死神兄妹の妹。
従兄を差し置いて子世代最強の女剣士。その強さはもはや言わずもがな。
おっぱいもしっかり遺伝している。というか顔が短髪のアイラにしか見えない。
それだけに、敵国のおバカ兄弟の両方から言い寄られるのも頷ける。
うまく工夫すると圧巻の50回攻撃なんてこともできる。大体その前に相手が死んでしまうので、10章のユリウス(ロプトウスでこちらの火力を下げてくれる)を相手に試される。

  • レイミア
シレジア内乱の首謀者ダッカーに雇われた傭兵部隊の長で、本作で最初に登場する敵ソードマスター。武器はぎんの大剣。
「地獄のレイミア」と呼ばれているらしいが、本作の仕様上「追撃」は攻速差1で発動し「連続」は確率発動型スキルだが「見切り」で防げないので個人スキルを所持していないにも関わらずその二つ名に恥じない実力を持つ。
ちなみ彼女が率いる傭兵部隊は全員女性。高級で高性能な武器を持つため、先制を許さず攻めたい。

  • ボイス
終章の序盤で戦うことになるエッダ軍の指揮官で、どっかの泥棒の仲間のような台詞を言う。
重要キャラでも魔将でもないのにステータスがノインに迫るほど高い上、個人スキルとして「必殺」「太陽剣」も持つ強敵。

  • ノイン
ユリウスを守護する十二魔将の一人。
同じ魔将のツヴァイを全体的に上回る能力を持ち、個人スキルも「必殺」に「ライブ」と厄介。
間接攻撃で確実に仕留めたい。

  • ゼノン
闘技場において8章の最終戦と終章の3戦目で相手となるソードマスター。
闘技場の敵の中でも屈指のステータスに加えて威力の高い銀の大剣を使う物理系屈指の強敵。
速さの低いキャラや斧しか使えないヨハンで戦うと地獄を見る。


トラキア776

特殊剣スキルが聖戦よりも発動しやすくなり、一戦ごとの戦果が上がりやすくなった。つわもの揃いである。
今作では前作で不遇だった斧のテコ入れが行われていたが、同時に前作で強かった剣も強化されているので結局剣ゲーからは脱却できなかった。

序盤限定で絶対死なないという超特性を持ったユニット。
無双に捕獲にと八面六臂の大活躍を見せる。
ただし物語中盤で離脱し、終盤で復帰すると超特性は消え、能力も微妙と可哀想な立ち位置。
以前は弓使いだったという話もあるが…?

黒髪セミロング。可愛い。
そもそも剣が使えるというのがこの作品において非常に強く、専用武器やスキル習得イベント、必殺係数等、とにかく優遇されている。
中盤に低レベルで加入するためやや育成に苦労するものの、ある程度レベルが上がればそこからはどんどん強くなっていく。さらに15章のイベントで流星剣を覚えられる。
数少ない欠点として体格は低いので、盗賊団(捕獲要員)のメンバーとしては微妙。
専用武器「マリータの剣」は2回攻撃+見切りというトンデモ性能だが、これを育成用と割り切るか終盤用に温存するかでそのプレイヤーのプレイスタイルが分かるんだそうな。

  • シャナム
名前から分かる通り、シャナンのパチモン。値切りのスキルを持つ、リーフ盗賊団の生命線。
マリータに流星剣を目覚めさせたという実績もあるが、能力は、まぁ……うん。
紋章の謎では偽物枠のサムトーがシステム的に強かったことも相まって、今作では徹底的に弱く設定されている。
実は育成自体はかなり楽で、エリートの剣を持たせて次章のアーチや次次章のてやりをよけ続ければ簡単にレベルアップできる。そしてなぜ俺はこんな無駄な時間を……と頭を抱える*1
特に上級職加入のくせに体格が小さい上に伸びないのが致命的。前線で戦わせるよりも、素直に買い出し要員として使うのが賢明であろう。歩くシルバーカード。
セリフやイベントに愛嬌はあるが、13章開始時のグレイドの台詞などを見るとやってることは割とクズ。ちなみに聖戦の系譜にもイベントで登場する。

トラキアのキルソード剣士、サバンのシヴァ。サバンが一体何なのかは不明。
なかなかやる程度の相手に殺される、強いのか強くないのかわからないユニット。
成長率が高く「太陽剣」のスキルも優秀なのだが、マリータの影に隠れがち。
これでも三十路で、(イラストレーター曰く)イケメンではないらしい。
ラルフと顔グラを入れ替えてみると分かるが、セリフ自体はラルフの顔グラでもあまり違和感はなかったりする

  • トルード
義賊集団ダンディライオンの剣士。厳ついかつすっきりした渋面と聖戦の蜻蛉取りそっくりなおかっぱロングヘアをしている。立ち絵がナイスガイ。
「見切り」のスキルを持ち、守備面も堅い性能のため、盗…実力は高い。
その素敵すぎる外見やトラキア776という作品の遊び方が幅広いことから、強さ議論でトルードの話題を出すと大体大荒れする
そのせいで攻略動画などでもトルードを積極的に起用する動画は非常に少ない。裏を返せばプレイヤーのプレイスタイルでいくらでも評価が変わるキャラでもある。


封印の剣烈火の剣

スキルは廃止されたが『封印』ではソードマスター自体に歴代最強クラスの必殺補正+30%が付与。
さらに武器の命中率が全体的に低く3すくみによる命中補正も±10%でしかなく、不利な槍も低命中なので相性関係なしに回避無双がしやすく、支援効果を活用すれば驚異の必殺100超えも可能
属するキャラが難易度問わず強いのも追い風で、特にルトガーとフィルはハードブースト対象。
デュランダルの使い手として有力な候補であり、ドラゴンキラーでもマムクート狩りには十分貢献できるので複数起用しても良い。極めつけに三角支援も可能。
通信闘技場では移動力や間接攻撃の貧弱さ、支援効果を発生させる手間がなくなるので最強ぶりに磨きがかかる。
ソードバスター持ちバーサーカーがまるで相手にならず、ミュルグレ持ちのスナイパーや遊牧騎兵、勇者の槍持ちジェネラルがなんとか渡り合える程度。
またGBAにおける剣士系はキルソードより威力が1劣るが必殺率が5(封印では10)高い『倭刀(聖魔では「シャムシール」)』を使用できるという特権がある(烈火ではリン、聖魔ではエイリークやアサシンにCCしたコーマも使用可能だが)

性能とはそれほど関係ないが、ソードマスターの必殺時のアニメーションは非常に人気が高い。
5人に分身して連続攻撃を放つモーションは聖戦・トラキアにおける流星剣を彷彿とさせる。(もちろん、必殺時に流星剣の効果が付与されたりはしないが)
必殺率補正も相まって目にする機会が非常に多いのも人気に拍車をかけているだろう。あと女ソドマスのスリットがセクシー……エロい!

『封印の剣』に登場。今作におけるキルソード剣士担当。
その筋のお姉様方、及び斜に構えた厨二の少年達に大人気のイケメン剣士。
歴代でもナバールに対するオマージュが特に強い。
初期値や成長率は良くも悪くも剣士だが、とにかくソードマスターになれる&支援相手に恵まれてるというだけで強キャラの筆頭格の座を掴んでいる。
特に同じ章で加入するクラリーネと支援を組むと鬼に金棒。しかも若干とはいえハードブーストまでかかる。
フィル共々あまりにもぶっ壊れすぎたため、以降の作品の剣士が弱体化することになった戦犯。歴代最強のソドマス、あるいはFEユニットという話になると大体封印の剣からは彼の名前が出される。
一応弱点としては「相手が大体死ぬ上に終盤の敵は槍使いが多いのでやっつけ負けしやすい」「間接攻撃だと強さが生きない」なんてのもあるが、ほぼ誤差の範囲である。
だが21章を正攻法でクリアしようとすると、割とこの弱点が響いてくる。

『封印の剣』に登場。後述するカレルの姪、つまりカアラの娘。
ポニテ剣士であり、戦闘ムービーではその動きが実に可愛らしい。
父親に似なくて良かったね。
HPと力でルトガーより劣るが、幸運の差で彼女の方が強くなることも多い。
ただし支援相手に恵まれておらず、結局ルトガーを優先するか併用するかになりやすい。
封印の剣には「パビスの守り」のような必殺避けのアイテムはなかったため、一時期ルトガーとカレルと支援を組んだ編成が通信闘技場の最適解としても扱われた。

  • ケル

兵士「…あんな男が エトルリア宰相ですか
あんな男の為に われらは戦うのですか」

ケル「言うな
われらは武人として
その責任をまっとうすることを考えればよい」

サカルートに進んだ場合に戦う敵将。ベルン三竜将の一人ブルーニャの配下。サカとベルンの国境に位置する都市ブルガルを担当。
糞みたいなエトルリア宰相の爺の護衛という任務も嫌な顔一つせず粛々とこなす武人。
実力も高く、特に速さが脅威。ノーマル時でさえ23を誇り、ハードになると およそ27
こちらのエースすら霞んで見える神速ぶり。同作の敵ではブッチギリで最高値。城門の地形効果もあって90近い回避を誇る。
しかし、武器がひかりの剣なのでさほど脅威ではない
相性で有利になれる理魔法で攻めればそこそこ当たるので、それを基点に間接攻撃メインで攻めていきたいところ。

二作続けて登場。
かつては「剣魔」と呼ばれる人斬りだったが、老成してからは「剣聖」となった伝説の剣豪。
『封印』では最初から高レベルの上級職キャラで、1回しかLvアップできない代わりに成長率が異常に高い。
これは伝説の域に至った人間を表現するための手法なのだが、よくその成長率だけを切り取ってネタにされる。

烈火の剣

振り子調整により『烈火』では必殺補正が15%と半減し、斧を使える勇者に比べるとセールスポイントとしては微妙に。
さらに剣士系の成長率や上限を持ち倭刀も使えるロードのリン、『瞬殺』の技を持つアサシンと剣歩兵のライバルが増加。
該当ユニットの強さでも上記の兵種に差をつけられている感があり、愛以外でソドマスを使う機会が激減した。
武器の命中率の上昇と3すくみ補正が±15%になったので、「封印」のような回避無双は簡単には出来なくなり、已然数の多い槍使いに苦戦を強いられる場面が増えた。

また本作から追加された剣歩兵殺しの斧『ソードキラー』の特効対象なのでコレを持った奴はたとえ遥か格下の戦士であっても絶対に相手にしないようにしたい。ソドマスLV20でも当たって大ダメージを喰らう。
ソードキラーに有利なランスバスターを持たせてもなお脅威。烈火にはヘクトルをはじめ強力な斧使いが多いため、通信闘技場で使うことはあきらめた方がいいだろう。

実はキアラン侯爵の孫娘だった草原の剣士。
上級職は剣と弓を使い分ける速攻系剣士のブレイドロード。兵種説明で「草原の剣士」と説明されている通り、剣士専用装備の倭刀も使用可能。
CC後は剣歩兵属性となるのでソードキラーの特攻を受けるようになる。耐久面はさっぱり伸びないのも相まって、ソードキラーで一撃死→ロードなのでゲームオーバー画面直行は多くの軍師が経験したはず。
典型的な剣士系成長率だが剣士系ユニットにしては力の伸びが優秀。しかし初期値は控えめなので、期待値上はそこまで高くならない。

サカ一の剣士を目指して剣の腕を磨き続ける少年で、恒例のキルソード持ち剣士。
しかし明るい性格のほか、よく背後をとられるなど未熟者としての側面が強く、成熟した実力者揃いな歴代の剣士とはイメージが異なる。
典型的な剣士系成長なのでクラスチェンジしても力が悲惨になりがちで、初期値のカレルに劣ることも多々ある。ついでに少年だからか体格が低く、CCしてもキルソで攻速落ちする。
同じ剣歩兵にも攻撃の鬼レイヴァン、全体的な成長率で勝り専用武器を持つリンがいるため、影が薄い。
また根気強く育てても終章では最強武器リガルブレイドの使い所が殆どなかったりする。
一応回避の要となる幸運はそこそこ育つので、上手く伸ばせば回避要員としては割と優秀。しかしそれでも前作のソドマスと比べると悲しくなるほど弱い。
本気で活躍させたいなら支援での補強も積極的に意識したい。

  • カレル
二作続けて登場。「剣魔」の異名を持ち恐れられている剣士。強者を見ると切られずにはいられなくなる困った性癖を抱えており、各地で強者と名高い人物を切り続けている。
昔は人斬りだったという話は『封印』でノアとカレルの支援A会話で僅かながら語られるため『烈火』で唐突に生えてきたというわけではない。
なお、無茶苦茶強くなったのやバアトルと仲良くなったのは妹の結婚後であり、『烈火』では常識的な強さでバアトルと絡むこともなかった。
ハーケンとは二者択一。今作ではソドマスというクラス自体がかなり抑えられているため、戦力として優秀なうえ勇者の剣を持っているハーケンの方が選ばれやすい。
その一方で剣士系同士で比べると、育てたギィより強いことも多々あるのが何とも言えない。

カレルの妹、後にフィルの母となる人物。兄を探し各地の闘技場を荒らしていた。
若干ブラコン気味。黒髪ストレート+巨乳と隠れ人気キャラ。バアトルマジ勝ち組。
出現・加入条件がかなり厳しく、存在自体知らない人もいたりとか。
しかも終盤低レベルで参入、かつ能力も微妙……っていうかはっきり言って弱いので、支援会話目当て以外で使われることはほぼない。
フィルを産んだ後に病死し、『封印の剣』では夫・娘・兄の支援会話にてその存在が語られる。

シリーズ恒例の仲間になりそうでならない枠。
リーダス兄弟の兄の方で「四牙」と呼ばれる実力者の一角。今作屈指の強敵。
分岐や出現時期で能力が変化するが、いずれの章でも鬼のような強さを誇る。
また、通常攻撃で必殺時のような戦闘アニメが用意されている。*2
本人の必殺率も相俟って攻撃モーションを見た瞬間「やべぇ必殺喰らった!」と焦ったプレイヤーは多い。


聖魔の光石

概ね『烈火』に準じている。
高速剣士枠という繋がりからなのか、アサシンに分岐CCすることも可能となった*3
アサシンにしない限り、相変わらずソードキラーが脅威となる。特にラグドゥ遺跡をやりこむなら末永い付き合いとなる。

聖魔におけるキルソード持ちの剣士。諸国を旅する傭兵で賭け事が大好きな男。
イケメンだが、力や守備の成長率が微妙…と前作のギィ以上に典型的な剣士な為強い時と弱い時の差がかなり激しい。
実は王子様であり、キャラ的には聖戦のレヴィンに似ている。

同じく聖魔の紫ピンク髪クーデレ超絶美少女。
初期登場の武器はシャムシール。説得はジスト。ルックスにこだわりがない場合はアサシンにした方が強力。
外見と性格がかわいらしすぎるせいで忘れられがちだが、どのユニットもよく育つといわれる今作においてかなり微妙な存在。
ヨシュアと異なり幸運もよく伸びるので使えないほどではないが力が更に低く、エイリークともども(というか彼女以上に)非力すぎる。

  • カーライル
エイリーク編14章のボス。ジャハナ王国の軍団長。
夫亡き王女イシュメアと王国を長年影から支え続け、彼女から『ジャハナの礎』と称される程の重臣だったが、彼女に惚れるあまりある人物に唆されて国を売ってしまった。でも結局女王とは結ばれなかった。
しかもその女王は直後に……。…犯した罪は計り知れないがちょっとかわいそう。ヨシュアの剣の師匠でもある。
ボスとしては速さがそこそこ高く玉座に居る為回避が高いが、ステータスは得意の速さも含めて「むずかしい」でもノーマル時のケルや初戦ロイドにさえ遥かに劣る。
装備が飛行系に特効を持つ魔法剣「かぜの剣」のため、無暗に飛行系ユニットを送らない限りは苦戦はしないだろう。

  • イシュメア
ジャハナの女王。美しく聡明で、命にかえても聖石を守ろうとする気高さを持つ。
カーライルに粘着されたり、ケセルダに殺されたりと散々な人生。

本編では非戦闘員だが、クリア後のフリーマップでソードマスターとして加入。
追加キャラでは珍しくレベル(ソードマスターLV9)に見合う初期値を誇り、明らかにケセルダやカーライルより強い。
ただ、守備と幸運が伸びにくいことにだけ注意。


蒼炎の軌跡暁の女神

『蒼炎』ではシリーズでもかなり不遇な立ち位置。
必殺補正が消滅、槍使いや守備の高い敵兵が増えた(雑魚敵から昇格したソルジャー含む)、
特効武器の効き目が2倍止まりで火力も出しづらくなった、と基本的に愛以外での採用は厳しい。
敵の幸運がそれなりの値に設定されているのも逆風で、必殺補正がない所に相手の幸運がある都合必殺頼りの戦術が全く取れなくなった。
奥義『流星』も『月光』等より発動率が低い上にダメージ半分での5回攻撃なので武器の消耗が早まる割に火力が低め(普通の必殺の方が強い*4)、と不遇。
支援会話の補正もGBA時代から大きく弱体化したことで余計に火力が出ないように。
また主人公であるアイクがほぼ全ての面でソドマスの上位互換となってしまっている。
力の高さ、発動しやすい上に強力な奥義、間接攻撃も可能かつ守備を強化し耐久も無限の剣、とソドマスにない全てを備える。
ここに来てファイアーエムブレムの「剣ゲー」は終わりをつげ、以降剣士キャラは実用面に暗い影が差すようになる。

『暁』では騎馬兵の弱体化や専門職の必殺補正の復活により歩兵の地位が向上。
手槍や手斧に相当する射程1-2の「風切りの剣」も登場し、間接攻撃のハンデも解消された。
さらに終盤では旋風の剣やヴァーグ・カティ、エタルドと強力な剣が多数手に入る。
これらのテコ入れにより終盤まで主力として活躍することが可能となった。
ただしアーマーキラーがないのでアーマー系の相手はハンマー持ちに任せた方が楽。
なお『流星』は元祖『流星剣』と同じくダメージ据え置きで5回攻撃となったが必殺が発動しない。
必殺が発動した方が武器の消耗を防ぎつつ相手を倒せることもあり、微妙に不遇感が残ることに。

おっぱいの成長率Sクラス。可愛い。スキルは『待ち伏せ』
『蒼炎』では力の上限が低い上に敵に槍使いが多く、必殺補正も無しと不遇の極み。
加えて、本作では女性のソドマスは男性よりも力の上限が2低いというオマケ付き。
ラルゴとの支援会話で言われたことが実際にハンデになってしまっている。
一方、『暁』では能力の向上に加えて必殺補正+20も付くため強力。
ただし『待ち伏せ』は「攻撃された時に速さの確率で発動」と弱体化している。

イケメンで良い人と文句の付け所がない。ケモナーだったりする。CMで見殺しにされた人。
『蒼炎』『暁』どちらでもキルソードを携えて参戦するテリウス大陸におけるキルソード剣士枠。
『蒼炎』では力とスキルの差でワユより使いやすいが、どっちにしろ剣歩兵はアイク一人で十分だったり。
一方『暁』ではワユ同様大幅に強化されており、ミカヤ軍、特に第一部において序盤から頼りになる存在。
スキル『連続』は普通に強力で「速さの確率で発動」というのも本人の能力と好相性。
地属性支援で回避力をさらに伸ばすこともできる。

砂の中から拾って登場する唯一のユニット。
初期上級職ながら全体的に能力は高いが、幸運が低すぎるため必殺が怖い。
『蒼炎』で同じソドマスの敵将ホマサを侮った直後に必殺で死ぬと失笑モノ。
続編である『暁』でも相変わらず砂漠に埋まっている。
ヴァーグ・カティを持っているので本人を使わないならひっぺがそう。
名前がやたら憶えづらく、しかも海外版ではごく普通の名前「Stefan(ステファン)」であるという落差もあってネタキャラとして長く愛されている。

エリンシアに仕える水色の髪が美しいおっぱい剣士。スキルは「能力勝負」
暁では一時的に主役→捕らわれヒロインと活躍。捕らわれた時に髪切られちゃった。
『蒼炎』では剣士不遇に加え、登場も遅く能力半端なため、完全に趣味キャラ。
『暁』では第2部で主力として活躍するが、成長率は技・速さ・魔防に特化している。
そのままでは使いづらいものの、極端な育ち方をするという点で拠点成長とは相性が良い。
また女剣聖の速さ・幸運の上限値と地属性支援のおかげでベオク最高の回避力を得られる。

この中で唯一『暁の女神』から登場する剣士。暁の団の一員。
初期値は外見通り頼りないが、成長率は優秀なので、根気良く育てれば主力として使える。
ただし『暁』というゲームの構成自体に逆風を受けているので、本当に根気良く育てる必要がある。
こいつを育て過ぎてガリア軍が壊滅するのはよくあること。
個人スキルは『怒り』だが、仕様変更のせいで『蒼炎』時代ほど使い勝手は良くない。

北米版では第3部の拠点会話で彼専用の剣「カラドボルグ」を入手できる。
性能は威力15 命中85 必殺5 重さ8 射程1 耐久40 幸運+8。威力が高く、元々高い命中・回避もより強化される。
終章で加護を与えるほどの性能ではないものの、道中で消費するための武器としては破格の性能である。

  • ホマサ
『蒼炎』19章のボス。イケメン剣士一歩手前くらいの、敵将としては珍しいタイプのキャラデザ。またはソーンバルケのパチモン
剣を持つ者との戦いを喜びとするが、デインの武人らしくラグズを嫌悪する面も。
銀の剣と魔法剣ソニックソードを使い分けるが、不意の『連続』に気を付ければ対処は楽な方。

  • タシヨリア
『暁』2部3章のボス。エリンシアに対し反乱を起こした民兵のリーダー。
主君であるルドベックの救援を信じて最後まで戦おうとしたが……。

暁で復活した必殺補正と装備している倭刀の効果で必殺率が高く、不意の大ダメージに注意が必要だが
所詮は民兵だからなのかそれほど強くない。
制圧地点を陣取っているが、近づくと普通に動いて攻撃してくる。
うまく誘導すれば倒さずにクリアすることもできるが、そんなことをしても意味はないし貴重品の倭刀も手に入らないので、素直に経験値になってもらおう。


覚醒

『聖魔』と同じく剣士はソードマスターとアサシンにクラスチェンジ可能。
剣士のスキルは『回避+10』と『待ち伏せ』
ソードマスターは『流星』と剣での攻撃時の攻撃力が上がる『剣の達人』
アサシンは『滅殺』に『すり抜け』と比較的使いやすいものが揃っている。
ただ流星は『月光』や『天空』に比べると発動率の割に効果が微妙かも。
『待ち伏せ』はソーサラーのリザイア地雷にも利用できる。

ソードマスター自体は速さ最大値を誇るのだが、実際の所は割と不遇
というのも、ソードマスターよりもアサシンの方が力が高くて弓も使える分上位互換同然なのである。
更に、間接攻撃できる剣が貴重品の「ラグネル」「アマツ」と魔法剣の「サンダーソード」しかない(手槍や手斧に該当する武器がない)のも辛く、武器節約を持たない剣士にラグネルなんか持たせられないし、かといってソードマスター専用武器のアマツは錬成できないのにほとんどラグネルの下位互換で使い勝手が悪い。
一応最高の必殺率を持つソール・カティも持てるが、こっちはこっちで肝心の威力が低く、必殺50こそあるがやっぱり神器なので錬成できない。
そして、覚醒の敵は普通に幸運も設定されているのでただの武器だと必殺はかなり出にくく、必殺補正がないソードマスターとアサシンが普通に剣で戦っても差はほとんどないというオチ。
ジェネラルやパラディン以前にペガサスで止まるため、弓を持てるアサシンの方がまだ役立つ。

女が苦手なフェリアの剣士。テラ子安。
キルソード剣士としては珍しく短髪で説得も不要。
技・速さの成長率は良いものの、力が伸びにくく性能的に癖が強い。
剣使いとしてはクロムガイアに枠を奪われがちで、
根気強く育ててもサイリに劣ることも多く、婚活でも相手を選ぶ難儀な男。
技・速さ+3の補正を活かせそうな子供の父親にしたい。

  • サイリ
和風な女性ソードマスター。
初登場時は壁際で敵に挟まれ、まさに「助けて! ○○!」状態。おいその腰に下げた刀は一体なんだ。
上の女嫌いを差し置いてパッケージにも登場。彼と結婚させようと期待するファンを尻目に、マイユニとしか結婚できない…
そもそも支援自体が少なくマイユニット(性別問わず)と自分の娘、それ以外はチキのみ。
実兄(とも少し違うが)との支援すらない有様。ヴァルム大陸編のメインともなるべき人物なのだが「和風要素をねじ込むためにいる」ような異物感が否めず、
公式サイトでのプッシュぶりに対してあまりにも扱いが悪い。せめて支援相手を増やしてほしかった。
初期上級職としてはマシな能力だが、彼女が加入する時期には既に優秀な子世代が登場していることも多いので、サイリ親のマークとの支援を回収した後は大体フェードアウトしていく。

  • レンハ
サイリの兄者。敵将として死亡するが、DLCでは異界から別の兄者が自軍加入する。アマツは置いてきた。
他の配信キャラが過去作以上に「実は生きてた」の連発なので、唯一シビアな扱いの彼は逆に浮いている。
配信組の中でも能力が高く、同職のロンクーを殆どの面で上回る。
しかし、配信キャラの仕様上、加入が終章直前で支援もマイユニとしかできないのが残念。
妹のサイリとはDLC「絆の秘湯」で会話イベントがあるものの、やはり支援はない。
強いて言えば速さの上限が高いので他に良い結婚相手が残っていなければマイユニの婿にすると良いかも。

未来からやってきたリズの息子。邪気眼タイプの中二病
母親のリズがペガサスナイト素質を持つため、『疾風迅雷』を継承させると剣士勢随一の強さを得ることができる。
母親が魔法系の能力なのでサンダーソードとの相性も良い。
加入する外伝で、彼で賢者に話しかけると専用武器「ミステルトィン」を入手できる。 ミストルティンじゃない。

『聖戦の系譜』の主人公だが、本作ではロード系ではなくソードマスターとして参戦。
有料DLC『異伝 王対王 決戦編』のクリア報酬の方は『疾風迅雷』持ちなので使える。
速さの上限が低いのが難点。

覚醒はクラスチェンジの自由度が高いのである程度自由に量産できる。
基本的には勇者やアサシンに兵種変更した方がステータス・装備共に優秀なことが多い。
ソードマスター自体はスキルを習得した後はお役御免になりがち。


if

白夜王国の兵種『侍』となり、上級職は『剣聖』か『兵法者』の二択。
暗夜王国のマーシナリー系とは対の関係。

剣士の『回避+10』は自分から攻撃した時に回避+30になる『清流の一撃』になりタイミングが限定された分効果が強力になった。
剣聖は回避補正・必殺補正が復活し、強力なクラスとなった。
兵法者は力と守備がやや高めで剣(刀)に加えて槍(薙刀)斧(金棒)を使用できる、言うなれば歩兵版グレートナイト。
スキルは戦闘後に相手の力を-6とする『力封じ』と互いに被ダメージが10増えるスキル『死線』
守備が低く回避や追撃がしやすい剣士系にとって『死線』は有用なのでこちらを経由してから剣聖にするのも手。

暗夜編以外では武器の相性を逆転する逆刀があるので槍(薙刀)や暗器(手裏剣)使いとも戦いやすい。
また全てのルートで手槍や手斧に相当する小太刀が入手できるため、間接攻撃の格差も解消されている。
武器の耐久が廃止されているのでどちらも気兼ねなく使える。

白夜王国第二王女サクラ臣下のお転婆侍。
力・技・速さがぐんぐん伸びる半面、HPと防御面はからっきしと言う極端な成長率。
戦う相手さえ間違えなければ活躍出来るし、巫女にもクラスチェンジ可能。
最大の問題点はリョウマが強すぎること。

白夜王国第二王子タクミ臣下の侍。
成長率が上級職加入組よりも悪く剣士系ではなくアーマー系の成長傾向となっている。
剣士はスキルを覚えさせるための職業と割り切り、鍛冶や修羅と言ったクラスの方が活躍できる。

白夜王族の長兄で、きょうだい達をまとめる重要な役割を担う。愛称リョウマニキ。またはエビニキ。
専用武器の「雷神刀」の性能に加えて、自身の成長率も高い。ラグズ王のように敵軍が溶けていくほどの強さ。
完璧超人の頼れるアニキ。戦闘だけでなく、支援会話やDLCでも公式チートと言える活躍を見せる。

暗夜王国ではカムイが、彼と一騎打ちで戦わなくてはいけない場面が存在する。
しかも、速さの伸びが鈍ると追撃を食らうことが多く、
難易度を上げると奥義スキルまで覚えているため、死神アイラや白狼ロイドを彷彿とさせる恐ろしさ。
闘技場等で剣の道を極めた剣聖と一対一で戦うことが如何に無謀なのかを改めて思い知らされる。

  • ヒサメ
ヒナタの息子。破天荒な性格のヒナタを反面教師として育ち、対照的に若年寄りで落ち着いた性格となった。
性格がおじいちゃんなせいかヒサメ自身の成長率は白夜軍全体でも低く、リョウマの完全劣化。
しかしヒナタと違って力・技・速さを中心に割り振りが良いので、扱いやすい。
個人スキルは「待機」コマンドを選択すると1ターンの間、魔防が+4となる『冷静沈着』
上手く使えば魔法系に対する有効な壁となる。

  • フウガ
風の部族の族長。坊主頭と屈強な肉体が特徴。クラスは兵法者。
全ルートでカムイ達の実力を試すために戦いを挑んでくるが、仲間になるのは透魔編のみ。
年齢のせいか成長率はギュンターに次いで低いが、終盤での加入だけあって初期値は高い。
武器レベルも高く3すくみにも柔軟に対応できるため即戦力として使える。
『覚醒』のバジーリオと同様、マイユニットと結婚した場合は子供は黒髪になる。
個人スキルはHPが満タンでない時に命中・回避が10上がる『風の血』
パラレル素質は鬼人系と修験者系で、転職するとより多彩なスキルを習得でき、武器レベルも高いため戦いやすい。
ちなみにTCGによれば若かりし頃は侍であり、当時から坊主頭だったようだ。

  • 白夜兵
暗夜編23章で初期配置近くにいる兵法者が『力の叫び」『守備の叫び』持ち。
ルナティックではさらに『速さの叫び』『魔防の叫び』も追加されるので捕獲すれば最高の叫び役になれる。
ルナでは自身のステータスもある程度高く武器レベルもカンストしているので自力での戦闘もこなせる。

  • ???
共通ルートの最後である5章で白夜王国に現れる透明な姿をした軍勢の敵将。
カムイを狙って不思議な力で魔剣ガングレリを爆発させ、これを庇った白夜女王ミコトは命を落とした。
ステータス画面でもフードで顔は見えないが、名前欄には王族であることを示す王冠のアイコンがある。
その正体はかつて暗夜王ガロンの騙し討ちで殺された前白夜王スメラギであり、死後ハイドラの眷属となっていた。
5章では能力が高くとも装備が小太刀なので竜化したカムイなら楽勝だが、透魔編の終盤ではSレベルの刀『葉隠』を携えた最強の眷属として立ちはだかる。
なお透魔編では魔剣ガングレリも持っているが、こちらは序盤でカムイが使ったものと違い戦闘後に自分のHPが削れるデメリットがあるためあまり使わない。


♯FE

♯FE」に登場する剣士のミラージュと、そのミラージュマスター。
弥代は孤高にして至高の一流芸能人で、ナバールとは信頼し合っている。
剣技を披露すると絨毯爆撃マンになる残念なイケメン達。


FEH

赤属性。原作での使い手の多さ故か配信初期は剣歩兵の比率が高かった。
詳細は各キャラの項目で。
「傭兵」「ロード」等の剣歩兵キャラとは行動していない時の待機モーションが違うのが当初の特徴だったが、それも年月が経つにつれて各キャラ個別のモーションが当てられるようになってからは形骸化している。

風花雪月

初期兵種→初級職→中級職→上級職→最上級職へとCCできるシステム。

剣士は試験技能が剣術Dの初級職で、マスター習得できるのは『速さ+2』と隣接する味方と入れ替わる戦技『入れ替え』。
ちなみに傭兵は中級職に存在し、今作では力の傭兵/速さの剣士という差別化ではなく異なる階級の兵種となっている。
剣士からソードマスターを目指す場合、中級職は基本的に傭兵か盗賊を選ぶことになる。

ソードマスターは試験技能が剣術Aの上級職で、スキルは剣装備時にそれぞれ攻撃力+5の『剣の達人』と必殺+10の『剣必殺+10』、マスター習得でダメージ3割の5連撃『流星』。
『流星』は任意で出せることはよいのだがダメージ期待値1.5倍に対し武器耐久9消費が重く使い勝手はイマイチ。
一方で前衛としては理想的な成長率補正がかかるため、ステータス目当てに育成段階で経由するのもアリ。
専用職解禁まで選択肢の乏しいディミトリや、中級のペガサスナイトと最上級のファルコンナイトの中継ぎに迷うイングリットなどがこの目的で経由することがある。

剣士系の最上級職としては試験技能が剣術A・理学Bで『剣の達人』『黒魔法の達人』、マスターで『明鏡の一撃』(攻撃時に自分の魔防+6)を習得できる魔法剣士的なエピタフが存在している。
剣士系の最終到達点が魔法剣士という前例のない扱いに困惑したプレイヤーも多かったが、魔法剣のサンダーソードの使い手としてはトップクラスの能力。
しかし突然高レベルの理学を要求することに加え『剣必殺+10』が失われ、速さ成長率にもマイナス補正がかかる癖の強い性能であるため考えなしにエピタフにするのが正解とは限らない。
速さが下がるが魔法をサブウェポンに使えるエピタフ、剣での戦闘は強いが移動力に難があるソードマスター、ややパワーは落ちるが悪路に強いアサシンあたりから生徒の適正と先生の方針で最終クラスを選ぼう。

今作ではどんなキャラクターでもプレイヤー次第で様々な兵種になれるため、そのキャラクターの所属する学級や勢力を選ばなかった(=敵として登場する)場合のみ、そのキャラクターのデフォルト兵種を確認できる。今作でデフォルトが剣士系の兵種であるキャラクターは以下の2名である。

フラルダリウス公爵家の嫡子であり、青獅子の学級に属する生徒の一人。クラスメイトであるディミトリシルヴァンイングリットとは幼馴染である。
皮肉屋で一匹狼を気取っているが、剣術の腕を磨くことには余念がなく、強い者を見つけると手合わせをしたがる。
騎士の国であるファーガスで生まれ育ったにもかかわらず、騎士道のような考えを嫌う一面がある。
しかしなんだかんだいって育ちはいいため、目上の人に対してはしっかり敬語を使える等、行儀のよさを隠しきれていない。
キルソ剣士としては珍しく力・速さともに高い成長率を誇り、防御面も並み程度には伸びる。数少ない大紋章の持ち主であり、その効果は武器攻撃時、たまに与えるダメージ上昇となかなか有用。
想定どうりに剣士として運用してもいいが、弓や格闘も得意なため盗賊系やスナイパー、グラップラーを目指すのもアリ。
本人の成長率もあって、物理職ならどの兵種でも十分な活躍が見込める。
一応理学の才能開花が可能でエピタフにも無理なくなれるが、魔力の低さからそこまで適性は高くない。

セイロス騎士団に属する女剣士。士官学生時代に大司教レアに命を助けられたことにより、彼女に対して絶対の忠誠を誓っている。二つ名は「雷霆のカトリーヌ」。
王国の貴族、カロン家の出身であるため、カロンの紋章を宿し、それに対応する英雄の遺産の一つである雷霆を得物とする。
ゲーム本編では序盤の章、「霧中の反乱」にて一足先に友軍として登場。前述した雷霆を振るい圧倒的な活躍を見せる。経験値泥棒と言ってはいけない。
彼女もまた力・速さともに高い成長率を誇り、所詮お助けユニット枠ながら高水準な成長率を誇る。クラスは加入時のレベルに関わらず上級職のソードマスターであり、彼女の得意技能も相まって終章までソドマス一本でいいだろう。
格闘も得意であり、DLCでバトルシスターが追加されたことで女性でも格闘を活かしやすくなったのでそちらを目指してみるのも良い。

ちなみに、本編とは異なり覚えているクラスが固定された状態でプレイすることになるDLCの「煤闇の章」においては主人公のクラスがソードマスターとなっている。


エンゲージ

下級職に「ソードファイター」があり、CC先の上級職は剣専門の「ソードマスター」と剣+槍or斧の傭兵・勇者系職「ブレイブヒーロー」の二種。
前作では強力だったソードマスターだが、今作では「下級職は一律クラススキル無し」「上級職はクラススキル1個」という仕様であり、前作にあった必殺補正や剣の達人スキルが没収されて比較的不遇職。槍や斧と違い剣には射程2の物理武器がほとんどないお馴染みの仕様も向かい風。*5
クラススキルは攻撃後に相手の反対側に移動する「切り抜け」で、戦闘に有利になるスキルでは無いのも考慮点。本作では騎馬・飛行職と歩兵職の移動力の差は1しかなく1歩の価値が大きいため、移動系スキルは戦略的に使い手はある方ではあるが、剣を扱う職であればブレイブヒーロー等の方が優秀と判断されることが多い。クラススタイルが連携である為、チェインアタックによる削り役はできるが、同じ剣上級職のブレイブヒーローが2連続チェインアタック可能な「助太刀」スキル持ちのため、チェインアタック要員としても見劣りする仕打ち。
なお、性能とは関係ない話だが、ソードマスターの汎用衣装のデザインについてはかなり好評の模様。その点、性能は優秀だが衣装がクソダサと言われるブレイブヒーローと好対照である。

  • ラピス
ブロディア王国出身の女性剣士。クラスは「ソードファイター」
田舎出身で仕える主君であるスタルークに想いを寄せているのであるが、本作では仲間同士のペアエンドが無いため決して結ばれない。
細身で可愛らしい容姿に反して怪力持ちという設定。初期装備は大剣で、スマッシュシステムのチュートリアル担当。
だが、怪力設定に反して力の成長率は前衛職の中で低めであり、速さが伸びるスピード型の典型的女性剣士成長。
全キャラTOPタイの速さ成長率に加えて、初期職であるソードファイターが全職TOPの速さ成長率なので、速さに関してはまず間違いなく伸びる。
加えて個人スキルは「周囲1マスに味方がいる場合命中・回避+10、必殺-10」という回避力をさらに高めるもので、回避盾の適性が高い。
剣枠には必須出撃の主人公、専用職持ちでトマホークも投げれる剣ロードディアマンド、本作屈指の高ステータス持ちのカゲツ等ライバルが多いが、個人スキルや加入する紋章士のタイミングの都合上、剣で回避盾をやるのは彼女が適任。
一方高い回避力によってブレイブヒーローの「助太刀」を最大限生かせるため、クラスチェンジ先はソードマスターよりもそちらの方が向いているとされている。

  • カゲツ
イルシオン王国のアイビー王女に仕える侍。本作の子安枠。
初期職は「ソードマスター」で、高必殺値の倭刀が初期装備のキルソ剣士枠でもあるが、陽気でコミカルな性格のためナバール系とはかなり異なった雰囲気を持つ。
中盤加入の初期上級職キャラだが、初期値・個人成長率が極めて高く、特に初期値はカゲツよりあとに加わるキャラより高かったりする。
技・速さ・幸運の伸びが良く、初期装備の和刀の必殺補正も相まって追撃・必殺をがんがん叩き込める。
個人スキルも「自分から攻撃した時敵の回避-10」とアタッカーとして汎用性に優れたものであり、強力。
しかしながら、ソードマスター自体が前述の通り不遇職なので、複数武器が使えるブレイブヒーローやドラゴンナイトの方が力をより発揮しやすい。







追記・修正は剣の名手になってからお願いします。

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最終更新:2024年02月19日 12:03

*1 この育成方法自体は剣が使えるならマリータでもケインでもヒックスでも誰にでもできるので、そちらに経験値を回した方が断然得。

*2 汎用のソードマスターのモーションは通常攻撃では腰を落としてから姿を消して斬る、必殺攻撃時がその場で体を一回転させてから分身を出して斬る、というものだが、ロイドのモーションは通常攻撃時にもその場で回転するモーションをするため勘違いしやすい。

*3 今作の剣士は砂漠の国ジャハナの剣技を使う戦士という扱い。アサシンという言葉の語源はアラビアの暗殺集団であり、そういったイメージや「うたれ弱く、必殺が出ないと火力が不足する」というユニット特性の共通などからこのような設定になったと思われる。

*4 一応流星中に必殺が重複すればかなりの火力になるし、5回も判定されればかなり必殺発動率も高いのだが…それを当てにするのもどうかというスキルである。

*5 カムイのエンゲージ武器に「飛刀」が存在するが、エンゲージ中しか使えない上に地味に射程2の遠距離専用武器で、近付かれると反撃できない。