ブニャット

登録日:2014/02/18(日) 18:38:53
更新日:2024/04/07 Sun 21:33:09
所要時間:約 6 分で読めます




体を 大きく 見せて 相手を 威圧するため ふたまたの 尻尾で ウエストを ぎゅっと 絞っている。




■もくじ


■データ


全国図鑑No.432/シンオウ図鑑No.077
分類:とらねこポケモン
英語名:Purugly
高さ:1.0m
重さ:43.8kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂25♀75

タイプ:ノーマル

特性:あついしぼう(ほのおこおりタイプの技の威力を半減する)
  /マイペース(こんらん状態にならない)
隠れ特性:まけんき(相手にステータスを下げられると、攻撃が2段階上がる)

HP:71
攻撃:82
防御:64
特攻:64
特防:59
素早さ:112
合計:452

努力値:素早さ+2

ニャルマー→ブニャット(Lv.38)


■概要


ニャルマーの進化形。
第三世代ゴニョニョに続き、進化して多くのトレーナーを落胆させたであろうポケモン。

ドSながら色っぽいニャルマーに対して、かなりずうずうしいオバサンのような習性を持つ。
気に入った住み処であれば、他のポケモンのものでも構わず居座り、そのまま住み着いてしまう。
人間に置き換えて考えてみると相当迷惑なことをやらかしてくれている、ジャイアニズムの塊。

事あるごとに「デブ猫」と揶揄されることが多い。
実際はそれほど重いわけではなく(といっても猫型ポケモンの中ではダントツの重さ)、太って見えるのは尻尾で胴体を締め付けて大きく見せているため。
要するにボンッキュッボンッなわけであり、熟女好きな方にはたまらないポケモンといえるかもしれない。
特性は「あついしぼう」だが。

ちなみに顔だけぽっちゃりなタイプならリージョンフォームペルシアンも存在する。

何気に♀の比率が高かったりする。


■ゲームでのブニャット


不遇。いや、まじで。

進化前のニャルマー共々パール版限定で、ダイヤモンド版ではスカンプー系統が登場する。と書いたのまではいいが…
何と第4世代初出でありながら、第9世代に至るまで無条件で捕まえられるのはパール版とそのリメイク、及びLAのみ
しかも捕獲できるようになるのは割と後半の方で、その頃には手持ちのレギュラーも固まっていることが多いためスルーされがち。
一方でLEGENDSアルセウスでは中盤で行く群青の海岸に出る為、割とパーティに入れやすい。

一応第5世代(BW2)ではフェスミッション、第6世代(ORAS)ではマボロシじまで入手できる。
ただどちらも運が絡む(フェスミッションは1回につき不特定の隠し穴に1匹、マボロシ島は出る島を引く必要がある)為か素直に捕まえるのはかなり苦労する。
そのせいで割と全国図鑑完成のストッパーになってしまう事もしばしば。第8世代ではリストラされたので猶更

しかし、ニャルマーは第四世代の悪の組織ギンガ団の手持ちとして登場することが多いため、認知度は高め。
またブニャットも、ギンガ団幹部の一人・マーズの切り札として登場する。
ちなみに谷間の発電所で戦う時のマーズはなかなかの改造厨として有名。
というのも、この時に彼女が手持ちに入れているブニャットのレベルはなんと16(プラチナ版では17)。
順調に進んでいればこの地点でのパーティーの平均レベルはおよそ15から17程度。最終進化しているポケモンなんてよほどの早熟型を除いていない。
即ち、ブニャットのスピードに勝てるポケモンはほぼいないため、先手必勝で「ねこだまし」や「さいみんじゅつ」で止められることになる。A82もこの時点としてはかなり高いので「ひっかく」や「だましうち」も等倍だろうと結構なダメージを受ける。さらに「オレンのみ」まで持っているため、頑張って催眠されずに削っても回復してくるという鬼仕様。
初代からやり込んでいる人は、お月見山で戦うロケット団員ラッタを彷彿とさせられたことだろう。
また、プラチナでは、手持ちのズバットが「どくどく」を覚えている為、積み技対策もしてあるという徹底ぶり。
種族値と強技の暴力である。
リメイクのBDSPでは「だましうち」が無くなったが、代わりに「どろぼう」と「なきごえ」が追加されて更に厄介度が増すことに。

第六世代では、バトルシャトレーヌの末女、ラニュイの先鋒として登場。
その素早さに警戒した人は少なくないはずである。

それでも、相方のスカタンクは剣盾やSVなど後発の作品に出ているにもかかわらず、コイツはシンオウ以外の図鑑に登録された事が無いと言う、歴代のバージョン違いで登場するポケモンの中でもぶっちぎりで扱いの差が酷いと言っても過言ではない。
今後、このポケモンが他の地方に進出し、そして登録される日は来るのだろうか…

■対戦でのブニャット


火力や耐久が低いが、110族をごぼう抜きできる素早さを持つという見た目とミスマッチな能力。
総合的に見ればお世辞にも強いとはいえない。
同世代ではエテボース、第五世代ではチラチーノという上位互換が登場したため、やや立場が危うい。

ねこだまし」が必要不可欠となってくる他、「さいみんじゅつ」で動きを止めたり、「あまえる」「ゆうわく」でアタッカーを止めることも出来る。
第五世代では教え技で「いかりのまえば」や「イカサマ」が覚えられたため、低火力を補うことが出来た。
一方でメインウェポンは自力習得技が「のしかかり」に留まり、わざマシンで「おんがえし」を覚えさせる必要があった。

第六世代ではブニャットの戦いを支えていた「いかりのまえば」が覚えられなくなり、代わりにフェアリータイプの技「じゃれつく」を習得。
ちなみに「じゃれつく」と第四世代からサブウェポン候補に挙げられる先制技「ふいうち」は、ニャルマーのみが覚えられるので注意。
攻撃技としてはいずれも有用なものになるため、根気強く育てよう。
ORASでは教え技により「いかりのまえば」を取り戻した。

第7世代では大きな変化はないが、強いて言うなら「ふいうち」が弱体化したくらいか。

特性はいずれも有用なものが揃っているが、ブニャットの能力自体が低水準なため一長一短である。
「いかく」を逆手にとれる「まけんき」の人気が高い。


■アニメでのブニャット系統


原作同様マーズの手持ちとして登場するが、悪役のポケモンであるため基本的にはやられ役だった。

ブニャットが登場する話で一番有名なのは、DP編第178話「さよならロケット団!ニャースの恋!?」だろう。
元々は新人トレーナー・マミイのポケモンで、サトシたちに吹っ飛ばされ彼女に保護されたニャースに一目惚れされる。
その後紆余曲折あってニャルマーを奪うことに成功するが、彼女がサトシたちとの戦いで吹っ飛ばされたりサカキに献上されることを嫌ったニャースは、ムサシたちにも内緒でニャルマーと駆け落ちしてしまう。

ロケット団を追っていたサトシたちの協力もあり、2匹は間もなく発見される。
当然ニャースは彼らの説得に耳を貸さずバトルに突入することになるのだが、この時のニャースは信じられない実力を発揮した。


→「みだれひっかき」で瞬殺

→「みだれひっかき」で瞬殺


ニャルマーへの愛の力で、主役のポケモンたちをばっさばっさとなぎ倒していくニャース。
サトシたちはもちろん、相方のムサシたちでさえ驚愕するありさまだった。

本人曰く「今のニャーならディアルガだろうがパルキアだろうが怖くない!」らしい。

しかしコジロウマスキッパによる「タネマシンガン」を食らった際にニャルマーに流れ弾が命中。
その瞬間、ニャルマーがブニャットに進化してしまう。
愛しのニャルマーが進化した姿を見たニャースは愕然→パワーダウン。
その後はサトシとムサシたちによってボコボコにされた挙句、最後はブニャットの「はかいこうせん」でロケット団もろとも吹っ飛ばされてしまった。

途中まではものすごくカッコよかったのに、ニャース…





とまぁ、ここまで散々に書いてきたが、もちろん愛好家も存在する。そのタップタプでもっこもこな豊満なボディに魅了されるトレーナーは、決して少ない訳ではない。





ブニャットを愛するトレーナーの皆様は、追記修正お願いします。

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最終更新:2024年04月07日 21:33