ジナコ=カリギリ

登録日:2014/02/17 Mon 13:00:56
更新日:2024/04/01 Mon 21:47:30
所要時間:約 6 分で読めます




Fate/EXTRA CCC』の登場人物。
CV:悠木碧

身長:153cm
体重:82kg
スリーサイズ:B109/W87/H112
生まれ:日本(父はドイツ人)
誕生日:11月3日
弱点:髪を撫でられること?
フェチシズム:イケてるボイス最高
特技:ルーチンワーク
好きな物:ゲーム、ジャンクフード
嫌いな物:リア充、炎上
天敵:カルナ、凛、アンデルセン



最初に出会うのは、冒頭の予選にて。倉庫にいて、学園の補欠教員と名乗った。

月の裏側の旧校舎では、また用務員室を占拠し、PCを並べて引きこもっている。脱出するつもりはまったくない。
廃人ゲーマーで、アジアチャンプである間桐慎二のさらに上のトータルチャンプ。
FAプレイ時間6000時間越え、1日平均プレイ時間16時間という化け物。寝てる間も、とか言ってるのでbotの可能性もあるが。
シンジ曰く「ゲームセンスで幾ら対抗しても、馬鹿みたいなプレイ時間という物量の壁を超えられない」だそうな。

本人は根っからのオタであり、会話にもちょくちょくネットスラングを使う。一人称はボク、もしくはジナコさん。語尾には「~ッス」とつける。

基本的にやる気はないが荒らしで鍛えた扇動スキルはかなりのもので、あの冷静沈着なラニ=Ⅷを「つべこべ言わずにかかってきなさい」と言わせるまでに怒らせたほど。

アバターは童顔巨乳で、多少腹の贅肉が見えるぽっちゃり程度だが、体重を見て分かる通り実際にはかなりの肥満。肩にかけたポーチの紐でπスラッシャーになっている。
ムーンセルの画像はあくまでイメージです。

実はマスターであり、従えるサーヴァントは、ガウェインやギルガメッシュにも並ぶとされる、超級の実力を誇るカルナ
本人からすれば、買い出しも掃除もできない大外れサーヴァントとのことだが、そんなことサーヴァントにさせることではないし、家事のできそうなサーヴァントなんて……
ハロー、ワーーーーック! と叫んで押し入り、矯正させようとしたので無駄か。まあ家事をしてはくれるだろうが、ニート生活は続けられないだろう。
ともかく凄まじい宝の持ち腐れである。

カルナにはよく悪気のない正論を言われ、痛いところを突かれたジナコが怒り、それをカルナがさらっと流したり、嫌味を真面目にとらえて天然っぽく返される、といった漫才をよく繰り広げる。
これについては、主人公の所見では、少なくともジナコはカルナを本気で嫌っているのだが、カルナがそんなジナコの態度に反発せず、その姿勢や態度を肯定しているために喧嘩の構図が成立せず、
結果的にジナコの一人相撲になっているためらしい。




以下ネタバレ含む










幼少期はごく普通の家庭で過ごしていたが、ジナコが15歳頃の時、両親を突然の交通事故で亡くす。
両親が働かずとも生きていけるほどの莫大な遺産を残してくれていたことが災いし、ジナコは進学も就職もせず、引きこもり生活を始めてしまう。
そのまま、三十路間際になるまでそんな生活を15年近く続けていた。

インターネットでは慎二がライバル視するほどのゲームチャンプとして知られているが、反面リアルではひとりぼっちであり、
ネットで知り合った同じような境遇の友人たちが引きこもりやニートを卒業していく姿を幾度となく目の当たりにしながら、
「自分は働かなくても生きていける勝ち組」等の言い訳で頑なに現実逃避を続けつつ、ひとりぼっちの寂しさなどに苛まれていた。
普段のお調子もののキャラ作りは自分を誤魔化すための仮面で、本音を話す時には一人称は「アタシ」となる。


月の聖杯戦争には、興味半分で参加。
一線級のエリートしか居ない本戦の基準でも並以下という程度の能力はあったため、無事予選を通過するまでは出来た。
しかし、自分以外の参加者のエリート達と渡り合えるような魔術師としてのスキルは持ち合わせておらず、
そんな彼らと戦い、負ければ電脳死してしまうという聖杯戦争の厳しい現実に、戦う前から戦意喪失。
一流のサーヴァントを召喚したにもかかわらず、聖杯戦争本選のアリーナに出場せず、1回戦の時点で不戦敗となっている。

しかし、基本的にムーンセル内では運営の上級AIに発見されない限りは条件を満たさなくても死にはしないので、偶然見つけた用務員室に隠れ即電脳死を免れた。
が、いずれ聖杯戦争終了時の初期化に飲まれて、校舎のある空間ごと消去される方法で強制消滅する運命にあった。


作中の4章では、上記の運命を思い出してしまったことで自棄になり、迷宮内を勝手に彷徨っていたところをBBに捕らえられて迷宮の衛士にされる。
そして、ジナコのその鬱屈した内面に影響されたことで、彼女の迷宮はかなりひねくれたものになった。
ちなみに、その迷宮で上記のジナコの過去や心情をプレイヤーは初めて知ることとなるが、担当声優のリアルな演技も相まって、プレイヤーによってはかなり心を抉られる。

しかし、ジナコは内面的に言えば迷宮の核になる素養は高いものの、その適性に比して魔術師としては素質は貧弱なため極めて簡素な迷宮しか造れない。
そのため、ゲームでのジナコの迷宮は時折妙な扉などは存在するものの、ギミックのようなものはほとんどなく、通路とか更地といった風な簡素なものになっている。
そんなジナコをBBがわざわざ手駒にしたのは、カルナと主人公をぶつけて、カルナの持つ神殺しの槍を浪費させたかったからではないか等とプレイヤーからは言われたりもしている。

迷宮(通路)攻略後半のSG3では、自身のトラウマに由来する生の無意味さを訴えたが、臥藤門司の命を賭けた説法によって、人生観を変えられる。
しかし、ガトーはあまりにも「救いすぎた」故に、ガトーを死なせてしまった罪悪感に耐え切れなかったジナコは心を閉ざし、レリーフの中に閉じこもってしまった。
そして、自分を追って来た主人公に「ガトーにお礼を言って欲しい」と言われたジナコは涙を流しながら拒否。半ば絶叫に近い金切り声でカルナを召喚する。

カルナァァァッ!!
こいつらを追い出して!
二度とここに来られないように、世界から消し去ってぇぇッ!

やはりというかこの時の金切り声も担当声優の迫真の演技によって非常に印象深いものになっており、
CCCのボス戦闘曲の一つ『over the top』を聞くとこの時のジナコの叫びがフラッシュバックする、というプレイヤーも多い。

ちなみにこのカルナ戦は、ジナコが未熟なマスターであり、また後述の事情から鎧の宝具も使えず、カルナの力を十全に発揮できていない状況だが、
主人公のサーヴァントもレベルを取り戻してきているとはいえ弱体化しているので、ゲーム前半の山場と言える難易度。

それまでのボスである凛やラニと違い、ジナコは魔術師としての才能がほぼないということが反映されてか、強力なコードキャストは使ってこない。
使ってくるのは「ささやかな嫌がらせ」と自分で言う程度のコードキャストであり、毎ターン使ってくるが効果はMPをちょっと削ってくる程度のもの。
しかし、これを食らうと通常攻撃のチェインカウントが途切れ、エクストラターン発動を著しく妨害されるという地味に嫌な効果がある。
そして稀にスキル封印をかけてくることがあり、これをされると特にこちらのサーヴァントがキャスターの場合、致命傷になることもあるほど厄介。

また、宝具使用前の戦闘指示は、
奇数ターンにはBREAKを使わない、偶数ターンに「梵天よ、地を覆え」を使用し、その3・6手目に必ずBREAKなどほとんどパターン化されており、
見抜けば緑茶の初手ガード確定以上に楽となる。
だが宝具使用後は明確なパターンもなくなり、隠された最後の宝具もあってとんでもない粘り強さをみせる。
テストプレイ時にシナリオ担当の奈須きのこもやられたらしく、「マジ殺しに来ている」と評している。

ちなみに、カルナは本来ランサーのクラスで現界しているのだが、迷宮内の1ターン戦闘でカルナの「梵天よ、地を覆え」の威力を目の当たりにして調子に乗ったジナコは、
カルナのクラス名をビームの英霊「ランチャー」と命名する。
マトリクスのサーヴァント名すら変更され、カルナもその名を(半ば諦めの境地で)受け入れているが、それでいいのかムーンセル。

さらに余談だが、この戦闘の時に限ってジナコは魔力強化のコードキャストを使うが、「wwwww」を背景に珍妙なポーズを二人でとる。
これはあのそげぶのAAの逆回しらしく、最後に荒ぶる鷹のポーズとなるシュールなもの。
本編では仲が悪い筈の二人だが、この辺りのやり取りを見ると「お前ら本当は仲良しだろ」と突っ込まざるを得ない。



ジナコを倒した後は物語が怒涛の展開となるためにすっかり忘れ去られるが、実はその後旧校舎の用務員室に根性で消滅を免れたカルナと一緒にひそかに戻っている。
しかし脱出したところで死の運命が待っているからか、生徒会のブリーフィングに参加することはない。
それでもたまに慎二が作業環境を借りに来るといった付き合いはある模様。

ちなみに、ジナコのこの表側に戻ってもムーンセルに消されてしまうという「しののろい」、非常に重要な部分だったのだが、
実は表側の時にカルナの黄金の鎧を譲渡され、消滅の運命を免れていることが終盤に発覚する。
鎧がなくなってるのに気づかなかったジナコもジナコだが、もっと早く言ってくださいカルナさん。

結果、ジナコはガトー、主人公、カルナに生かされて、地上へと無事に生還することとなる。

「やっぱりものすごいハズレを引いた。アンタは、ボクには過ぎたサーヴァントだったッスよ。」
「―――うん。さよなら、カルナさん。」

Fate/Grand Order

概念礼装「レコードホルダー」でちらりと登場、「ルームガーダー」でピンの出番を手に入れた。
赤セイバーらがザビーズを覚えているのと同様に、カルナもジナコのことを覚えており、幕間の物語などで時折、優しい表情で彼女との思い出を語っている。

そして...、


ちっす。ご飯食べて寝て起きたら神様になっていた。
何を言っているんだか分からないと思うけどボクも全然分からないぜ!
はーい、そんなわけで改めて自己紹介ッス! ボクは通りすがりの神様系サーヴァント、ガネーシャ!
気軽にガネーシャさんと呼んでほしいッス。どーせ冴えないレアキャラ……嘘! SSR!? ──マジで?

CV:悠木碧
Illust:ワダアルコ

Lostbelt No.4(インド異聞帯)にて神霊ガネーシャの疑似サーヴァントとして参戦。しかもクラスはまさかのムーンキャンサー
召喚時はガネーシャを模した石像に引きこもった「大いなる石像神」だが、霊基再臨すると象の被り物と三段腹が特徴の本人が出てきて「ジナコ=カリギリ」名義になる(戦闘時は「ガネーシャ」表記)。

セリフから見て分かる通り、諸葛孔明同様に依代が英霊側から能力を譲渡されているのだが、ジナコの場合は外見に大きく影響しており、霊基再臨すると手が2本増える。

召喚の都合上、マスターが視認可能なステータスではジナコの名は表示されず、かつての相棒であるカルナも「ガネーシャ=ジナコ」と認識できなくなっている。ただし、無意識ではジナコと呼ばれることがある。

ちなみに本作品で初めFate作品に関わった悠木碧女史はこの作品をきっかけにFate沼に引きずり込まれ、ガチのカルナ推しとして知られるようになった。特に2020年冬のカルナ(サンタ)実装時は周囲の予想通りTwitter大暴走している。
また、生配信番組では私物のカルナ&アルジュナ人形を持ち込むほど。

ジナコ「可憐で愛くるしいお姉さん、ジナコさんの項目を追記・修正していってくださいッスー」
カルナ「……その特徴を主張するには、少しばかり体の輪郭と体重が過ぎているように感じるが?」
ジナコ「そ、そういうことは言わなくていいのカルナさん!」

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最終更新:2024年04月01日 21:47