ユニコーンガンダム3号機"フェネクス"

登録日:2014/02/16 Sun 03:30:42
更新日:2023/12/08 Fri 00:52:55
所要時間:約 11 分で読めます






《RX-0》
UNICORN GUNDAM 03 "PHENEX"


画像出典:機動戦士ガンダムNT 冒頭23分 2018年11月30日公開より
©サンライズ


ユニコーンガンダム3号機"フェネクス"とは、『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するモビルスーツ(MS)。
『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』、『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』、『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』、
機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III収録に同梱の小説『不死鳥狩り』(後に原作11巻に再録)、
そしてこれを原案とする『機動戦士ガンダムNT』等々、『機動戦士ガンダムUC』に関わる外伝系作品を中心に複数の媒体・作品で登場する。
作品毎に諸設定が異なるため、本項ではメディア初出となる『One of Seventy Two』を基本に解説する。


目次




諸元


型式番号:RX-0
全高:19.7m(デストロイモード時:21.7m)
本体重量:23.8t
出力:3,890kW(ユニコーンモード)
推力:206,770kg(ユニコーンモード)
センサー有効半径:23,700m(ユニコーンモード)
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:60mmバルカン砲×2
ビームサーベル×4
ビームマグナム
アームド・アーマーDE×2

搭乗者:不明(『One of Seventy Two』)
リタ・ベルナル(『不死鳥狩り』『NT』)
ヨナ・バシュタ(同上)
ジョリオン・デイ(『ラスト・サン』)


機体解説


ユニコーンガンダムの3号機。
本機体の通称である“フェネクス”とは、邪悪な不死鳥の名称。

鳳凰をイメージした頭部アンテナの形状や装甲全面の黄金のカラーリングは、
1号機やバンシィと同様に「貴婦人と一角獣」のタペストリに描かれた動物からコンセプトを得ており、その絵に描かれた鳥をモチーフとしている。


「UC計画」にビスト財団が関わる事を良しとしない、ある地球連邦軍高官の指示で、納入前の未完成状態であった試験用のフル・サイコフレームの素体を用いて、
1号機と2号機の建造データを反映させて連邦軍が独自に組み上げた機体。
いわばビスト財団の思惑を排除した純粋な連邦軍版のユニコーンガンダムであり、残りのユニコーンガンダムを排除するための機体。

しかし、使用されたサイコフレームは1号機、2号機と比べて純度が低く、完成度と言う点では劣っている。
だが、こちらは条件付きとはいえNT-Dのリミッターを解除でき、暴走した時には同じデストロイモード状態のバンシィの胸部装甲を破壊するなど、高い攻撃性能を示した。

特徴的な金色の装甲は耐ビームコーティング用のエマルジョン塗装によるものだが効果のほどは気休め程度らしい
ただし光の反射率のためか意外と宇宙でのステルス性は高いんだとか。


主な武装は1号機の基本装備に追加して、背部にアームド・アーマーDEを二枚一対の大きな翼のように装備している。
それらをそれぞれ左右の腕部に装着も可能。


○ユニコーンモード

  • 金色の装甲
  • 角が鶏冠や黒馬の鬣のように複数が一列に並んでいる

○デストロイモード

  • サイコフレームが青色に発光
  • 眼は黄色→暴走時は赤色
  • 展開したアンテナは鳥をイメージ



武装


  • 60mmバルカン砲×2
  • ビームサーベル×4
  • ビームマグナム
これらは1号機、バンシィと同一。

  • アームド・アーマーDE(ディフェンス・エクステンション)
推進装置とメガ・キャノンから成る増加ユニットを装着したシールド。
『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』で1号機、OVA版でバンシィ・ノルンにそれぞれ装備されたものと同型。
先端部にメガ・キャノンを内蔵し、主に腕部装着状態での射撃武器としての使用を想定している。
なお、このビーム・キャノンは威力調節の自由度や継戦能力に欠けるビーム・マグナムの補助火器としての側面も有する。
他の兄弟機と違い二基一対での装備が基本とされているため、バックパックには左右にシールド接続用のアームが追加されている。
デストロイモード時には機体と共に変形し、名前の示すように翼を広げた猛禽類を思わせる姿に変化する。

『NT』では下端部に鳥の飾り尾羽を思わせる多節型テールスタビライザーが追加されており、その関係で装着位置が上にズレている。



暴走事故、そして……


上記の通り他2機ともやや毛色の異なる出自を持つこのフェネクスであるが、機体完成時点においてはそれらとの間に大きな違いは存在しなかった。
しかし完成直後のある事件がこの機体に大きな転機を齎した。


『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』

UC計画のため完成したフェネクスは、U.C.0095年12月3日にマーサ・ビスト・カーバインの立会いの下、アナハイム社が組み上げたバンシィとの合同評価試験を実施。
試験宙域に乱入したリバウとの交戦中に、NT-Dを発動させたバンシィの優位に焦る連邦軍高官の指示により、NT-Dのリミッターを解除。
デストロイモードに移行したフェネクスだったが、バンシィ、リバウのサイコフレームと共鳴し、暴走する。

リバウ撃破後、標的をバンシィに変更。バンシィに損傷を与えて撤退させるも暴走は止まらず、最後には連邦軍高官の乗る母艦のブリッジを破壊。
フェネクスはその宙域を離脱し、パイロット共々行方を晦ましてしまった。

なお、諸設定は異なるが小説版とアニメシリーズ、双方でも暴走事件を起こして行方不明となっている模様。

そしてこれ以降、フェネクスは不定期に地球圏の各所に出現し様々な事件(作品)に介在するようになる(媒体の違いからパラレル的な扱いだが)。
その行動目的は判然としないが、補給も受けず、時には無人状態で動き回っているらしいことなど、通常の運用がとられているとは考えにくく、
連邦上層部も上記の事件を単なる試験中の事故としてひた隠しにしたままその動向に注意を払うようになっている。



各作品での活躍


小説『不死鳥狩り』

世界観は小説版『UC』で、そのクライマックスと同時期。
暴走事故後、行方不明となっていたが半年後にその姿を現し、連邦のシェザール隊による捕獲作戦「不死鳥狩り」の目標として追われている。
本作では事故当時搭乗していたのはリタ・ベルナルという強化人間の女性だったという設定になり、彼女を探すシェザール隊の青年ヨナ・バシュタと邂逅する。
また、宇宙空間を移動する際もスラスターの類を使わずサイコフレームから生じる正体不明の青い光(恐らくサイコフィールドの力場)を纏い、バズーカの弾すら全く追いつかないほどの速度で移動するなど、他のユニコーンタイプを含むMSとは異質な存在になっていることが窺える。

作中ではリタの声と共に暗礁宙域へとヨナを導き、そこにいた「この世界にはあってはならないもの」=ネオ・ジオングを破壊してもらおうとする。
そして戦闘でナラティブガンダムを失ったヨナをコクピット(無人)へと乗せデストロイモードへと変身。
サイコ・シャードによってビームマグナムやアームド・アーマー等の武装を全て破壊されてしまうものの、サイコフィールドによって生まれた「100mを超える無機物で作りだされた有機的な翼」によって敵を包み灰燼へと還した。

そして全てが終わってヨナを降ろした後は、フェネクスは星雲の中心へと向かうかのように飛び去っていった


映画『機動戦士ガンダムNT

世界観はOVA・アニメ版『UC』。
映像化に伴い先述の通りアームド・アーマーDEのデザインが変更されている。
基本設定は『不死鳥狩り』を基にしており、パイロットはリタ。パイロットスーツは1号機などと同タイプだが、白地に青のラインが入ったデザインとなっている。
ビームマグナムは装備していないが、『不死鳥狩り』同様飛行時には青い光を纏っており、ユニコーンモード時も装甲の隙間から青い燐光が漏れ出ている。
更にアームド・アーマーDEは機体から分離・飛行させることで1号機と同じくシールドファンネルとして機能している。
そして、腕の振りなどから「緑色の光を纏った波動のような物」を発生させ、これに触れた機械類はまるで時間が巻き戻ったかのようにバラバラに解体されてしまうというとんでもない攻撃まで行う。

暴走事故後行方不明となっていたが、その半年後にあたる『UC』ラストに行われたラプラス宣言の直後にその姿を現し、それから約1年間断続的に目撃情報があがっていた。
1号機とバンシィが解体・封印された中、人智を超えた力を垣間見せるこの機体を捕獲のため、連邦のシェザール隊や袖付き残党による「不死鳥狩り」が展開される。


漫画『機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ』

暴走事故後行方不明となった中で登場(時期はU.C,0096年、劇中ではインダストリアル7においてユニコーンが起動し袖付きと交戦したとの発言があり、ユニコーン本編と同時間軸と思われる)。
この時は上記のアームド・アーマーDEに加え、バンシィ・ノルンが装備していたアームド・アーマーXCが装備されていた。 この装備はサイコミュシステム『n_i_t_r_o』の最新型であるらしい。
しかし、そのフェネクスがバンシィを損傷させ母艦のブリッジを破壊して消息不明になった機体を回収したものなのか……、それとも新しく建造した機体なのかは不明である。


漫画『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』

前作『アクロス・ザ・スカイ』に続き、アームド・アーマーXCが搭載される前の姿で登場。
輸送船アンヴァルとジオン残党のメイルメルの交戦宙域に突然現れ、突然メガキャノンを発砲した。
その先で撃墜されたのは式典に招待された少年たちを乗せた脱出用ランチ

その後も少年を保護したメイルメル所属のズオムを狙うように襲いかかるが、
連邦軍とジオン残党の連携攻撃に押されてしまい、デストロイド・アンチェイドに移行しかけたところで機能を停止した。
機能停止した本機はロック・ホーカーの配下の部隊が回収、アームド・アーマーXCが搭載される事になる。

その後、アンヴァルを襲撃したプロトサイコガンダム「ザナドゥ」のパイロットの間違いで拉致したG-ファーストのパイロットであるジョリオン・デイを乗せ、自身の母艦を襲撃させる形で送り込まれた。

迎撃に現れたメイルメル所属のガンズが駆るG-ファーストと交戦。
圧倒的な性能差で優位に立っていたが、ブレイア達による介入と時を同じくしてG-ファーストがGFタンクに秘匿されていたサイコフレームを起動。
隠された機能を開放させたその姿にジョリオンが激しい動揺(ガンズ曰く「嫉妬」の模様)を起こしてしまい、
隙を付いたG-ファーストとルガー・ルウの駆るリバウの攻撃の前に敗北した。
リバウの攻撃で機能の要であるアームド・アーマーXCが破壊されてしまい、機能を維持できずに停止している。
その後、ジョリオンが救出された際には無人の状態で再起動し、その場を立ち去っている。


漫画『EXA vs』

アル・アダの搭乗機の1つとして登場し、レオスがダイブした先のトリントン基地周辺の上空から襲来している。
この時、レオスの他にノーノのリフェイザーイグニスとアハトのリフェイザータキオンが相手になったが、
リフェイザーイグニスのサイコミュ兵装を破壊し、更にはアームド・アーマーDEをブーメランのように自在にコントロールして投げつけて圧倒的な力を見せていた。
だが、プリモのお気に入りのGダイバーからの攻撃に対して何かを感じ取って撤退した。



関連機体


G-フェネクス


G-フェネクス(G-PHENEX)とは、『ガンダム Gのレコンギスタ PAST TO THE FUTURE』に登場するMSである。

<G-フェネクス>
型式番号:CAMS-RX0

搭乗者:マスク大尉

機体解説

宇宙世紀の次の世紀「リギルド・センチュリー」において、キャピタル・アーミィが「ヘルメスの薔薇の設計図」に記録されていた「ユニコーンガンダム3号機"フェネクス"」を基に、リギルド・センチュリーの技術をもって復元させた機体。

外観はオリジナルと変わらないが、サイコフレーム素材は製造できなかったようで、キャピタルタワー周辺に漂着した大昔の素材を用いてようやく製造が可能になった。
機体のカラーは黒いメタリックで、サイコフレームの発光色も赤になっている。

劇中で描写された武装はビーム・マグナム、ビーム・サーベルのみだが、Iフィールドも搭載していると思われる発言もある(整備不良なのか再現しきれていなかったのか、起動しなかったが)。

パイロットであるマスクがろくに機体や武装の特性を把握しないまま乗ったために、ビームマグナムを乱射して早々に撃ち切ってしまいアイーダG-アルケインに翻弄されて追い詰められるという屈辱を味わう。
だが、マスクの怒りに呼応するようにデストロイモードへと変身、アルケインを一蹴した。

駆けつけたG-セルフとも戦いバックパックを破壊して追い詰めるが、謎の力を発動したG-セルフのビームサーベル二刀流に斬り伏せられて機能停止した。



立体化


ガンプラ

オリジナルデザイン版とナラティブ版がそれぞれ発売。
当然と言えば当然だが本体部分は基本他のユニコーンタイプからの流用
しかし装甲部分は金メッキ仕様で金ピカであり、値段も高めである。

オリジナル版MGは一般発売だが12,000円ほど、ナラティブ版HGは一般だがナラティブA装備に迫る4,000円、MGはプレバン限定で14,000円、ナラティブ版RGはプレバン限定で11,600円、PGはプレバン限定で40,000円と結構いい値段である。


ROBOT魂

2014年にオリジナルデザイン版デストロイモードが魂ウェブで受注生産で発売され、その後2016年に若干の仕様変更の上一般発売された。
そしてナラティブ版は劇場公開に合わせ2018年に一般発売。
こちらもやはり基本は他のユニコーンタイプからの流用。
どれもメッキ仕様ではないものの、色味は悪くない。



ゲーム作品での扱い


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

「ジェネシス」にてGジェネ初登場。「NT」公開前の作品なのでUC-MSV版。
貫通付きだが悪燃費のビームマグナムと低威力低燃費のアームドアーマーDEを使い分けていく。デストロイモードでは底力付きのビームトンファーも使用可能。
Iフィールドの代わりに耐ビームコーティングを持っているため、接近戦でビームサーベルを軽減できること、ならびに宇宙適性がAである点がユニコーン(赤)やバンシィ(ノルン含む)より優れている。実弾武器がない点のがネック。


機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST

リリースと同時に参戦が決定。コストは2500で、パイロットは不在。*1
純粋な格闘が無い射撃特化機で、ほぼ全ての射撃動作で足を止めるうえにアシスト機体にかなり武装欄を取っているのが特徴。
またブーストダッシュに際には劇中同様蒼い光を纏う。コレはトランザムの残像やG-セルフ(パーフェクトパック)のフォトンリングのようにあくまで視覚的な効果のみで機体性能には影響しない。

メイン射撃はサイコフレームの光。劇中でも行っている緑色の衝撃波を飛ばす攻撃。単発の射撃としては珍しい属性を有しており、まず味方への攻撃判定が存在しない(=誤射が絶対に起きない)。
また射撃バリアに接触しても攻撃判定が消失しない。つまりG-セルフ(パーフェクトパック)の前サブ射撃やHi-νガンダムの通常格闘といった射撃バリア付きの武装に対しても命中させることが可能。これはかなり珍しい属性であり、特に制限もなしの武装にこの属性がついているのは初めて。
射撃CSはチャージ段階によって幅の広くなる衝撃波を放つ。通常の衝撃波が縦向きなのに対し、こちらは横向きに放つ(最大チャージのみ斜め)。また最大チャージだと連続で2発放つ。

特殊射撃にはシルヴァ・バレト・サプレッサー、特殊格闘にはC装備のナラティブガンダムを配置。
特殊射撃ではシルヴァ・バレトがビームマグナムを発射してくれる。単発射撃のみのアシストとかなり珍しく、設定通り弾数は5発。全て撃ち切ると後述のジェガンA型呼び出しに変更される。コレ単体ではさほど脅威ではないが、誘導・弾速が優秀でダメージも高い。さらにはアシストが放つ攻撃なのでキャンセル補正を受けないとかなり優秀。メインの追撃や着地取りと幅広く活躍する。
しかし5発撃ち切りというあまりにも少ない弾数がネック。フェネクスにとって貴重な能動的に当てれる武装であると同時にダメージUPも出来る武装であるため使い所が難しい。使用後のジェガンA型がそこまで強くないのも悩ましい。

特殊格闘ではC装備のナラティブガンダムが射撃または格闘を行なってくれる。射撃の方は微妙な性能だが、格闘の方はそこそこ優秀。しっかりと誘導しナラティブ単体でバウンドダウンをとってくれる為追撃も放置も容易。手数に欠けるフェネクスにとって嬉しい弾幕要因である。
巡航形態中、またはシルヴァ・バレトを使い切ることでジェガンA2型が使用可能となる。こちらは上の2つと違いかなり控えめな性能。単体で機能することはまずないので一度に複数体呼べると言う利点をいかして量で圧をかけていきたい。
格闘はアームド・アーマーDEを敵機に飛ばして体当たりさせるというもの。仕様はほぼファンネルと同じで、通常ファンネルが射撃するとこで代わりに体当たりを行うといった感じ。飛ばしている間は巡航形態への移行やサブ射撃が使用不可能になる上、性能も低くデメリットにしかならないため使用するタイミングは慎重を期する必要がある。

サブ射撃ではアームド・アーマーDEを展開しバリアを形成する。僚機に展開することも可能。
格闘と同じくアームド・アーマーを使うため同じデメリットが存在するが、耐久が200と高めかつ格闘も射撃も防ぐと高性能。自身の足りない自衛力を補うもよし、相方に渡し試合を動かしてもらうもよしの優秀な武装。

覚醒技は全機体中最多の3つで、プレッシャー/乱舞技/単発高威力格闘のどれかを選べる。どれも悪くない性能なので、状況を選んで使用するのがいいだろう。

リリース当初は足回りの悪さと似たような立ち回りの機体がいたため、それほど評価は高くなかった。しかし中間アップデートで強化。機動力の上昇や射撃CS Lv3の誘導UP、変形特格と変形格闘に誘導切りがつくなどかなり性能を上げた。
産廃と言われていた格闘もテコ入れされファンネル系武装として胸を張れる性能に。
離脱能力に加え射撃CSの強化により主張力も強まったため一変して評価を上げた。
エクセリアと比べると自衛手段と緑ロックでの手数に欠ける反面、こちらは回避力と赤ロック内での主張力で勝る。
根本的な弱点こそ代わりないものの補えるだけのパワーを獲得した、のちのアップデートでエクセリアも強化されたため自身のプレイスタイルや2機の性能等好きな方を選ぼう。


スーパーロボット大戦30

最初は味方NPCとして登場。パイロットはグラフィック無しの「???」名義。
極めて速い移動速度の上に、味方で囲ってもすり抜けて移動するという特殊な仕様を持っている。
原作通りミシェルはこれを追ってるのだが、他にも地球の危機が多数あるためか原作ほど固執はしていない。
その性能で今回の飛影枠…と予測されていたが、なんか割と当たるし基本的に敗北条件だし敵には攻撃力おばけのゾルタンがいるしでどちらかというと介護しなければならない存在である。一応HPは高めだが焼け石に水といえる。*2
ナラティブ関連のシナリオ終了後にどっか行った…りするのはエキスパンションシナリオのEDまで先送りになり、ヨナ専用機として自軍入り。
流石に性能が高くエース級の機体として使える。ヨナのNTレベルが7で止まるのが少しもったいないがそれでも大活躍できるだろう。
ちなみにヨナ搭乗時に原作最終局面を再現した武装「サイコ・アタック」が追加されるのだが、リタはともかく今作では普通に生きているミシェルも守護霊としてアニメーションに登場する生霊?
過去にもウェイブライダー突撃で仲間になっているフォウの生霊が演出で登場していた*3事もあったが、ここまではっきり演出に登場してしまうのは異例。

本作品における唯一の敵として戦う事のできるガンダムであるため、対ガンダムの特殊台詞はフェネクスと戦わせないと聞く事ができない。


機動戦士ガンダムバトルオペレーション2

22~23年の年末年始に実装された700コスト汎用機。名前の末尾に【NT】と記載がある通りNT出展。
兄弟機ユニコーンガンダムと同コスト同カテゴリの互換機でHP80%以下で発動可能となるNT-D/覚醒の仕様も概ね同等。
大きな違いはユニコーンは覚醒時に自身のみ4000回復でNT-Dの自傷ダメのケア+α程度だったのに対し、こちらは周囲の味方ごと3000回復する事。
ビームマグナムやビームトンファー等、NT劇中では余り出番がなかった武装も設定通り持ち込んでいる上、当然劇中で見せたアームドアーマーDEによるサイコミュ武装も完備した射撃よりの機体。
特にアームド・アーマーDE[防御]は一定量の射撃/格闘ダメージとよろけを無効化する。ビームマグナムのチャージ時間を稼いだりNT-D発動~覚醒の時間を稼いだりとシナジー効果も高い。
また変身中にブースト移動を一定時間継続すると、よろけ軽減しながら体当たりできるスキル「サイコフレームアタック」により変形機に近い立ち回りも可能。
欠点はNT-D発動前は武装が少なく600~650コスト相当の足回りであることと、NT-D発動が手動操作なため強よろけや転倒でハメ殺されると抱え落ちになりがちなこと。
実装直後こそ豊富な射撃武装とNT-Dの性能上昇により、初心者にもおすすめできる700コスト汎用の頂点に君臨していたが、23年の700コストは既存機体の強化調整でインフレ傾向。
8月以降はNT-D発動前の性能ではついていけず、NT-D発動後は狙われやすいこともあり慎重な立ち回りをしないと覚醒までの時間が稼げない。かと言って逃げ回ってばかりいると味方が壊滅してしまう。
以前はマイルドだった他機体の自動発動系ブースト(バイオセンサーやサイコフレーム等)が調整で強化された結果、NT-Dが自傷ダメージや抱え落ちのリスクがある割に相対的な強力さを失ったことも大きい。
十分なHPを残して覚醒まで持って行けた時の耐久力と汎用性は他機体の追随を許さないもののため、HP管理しつつ味方に負担をかけない程度に戦闘に参加することが求められる、上級者向けの機体となってきている。



画像出典:機動戦士ガンダムNT ロングPV 2018年11月27日公開より
©サンライズ


追記・修正は、NT-Dの暴走を制御してからお願いします。

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最終更新:2023年12月08日 00:52

*1 パイロット不在機体は他にEx-Sガンダムがいるが、あちらは著作権上の都合で不在になっているのに対して、こちらは本当にパイロットがいないという点で大きく違っている。

*2 なお当初はそのHPも低かったがアップデートで解消された

*3 実際には複数の人型のナニカが登場しており顔はわからないのだが、そのうちの一つがあの特徴的なフォウの服らしきものを纏っているため、これはフォウだろうと見られている。