ナマズン

登録日:2014/02/12 Wed 23:39:14
更新日:2023/10/21 Sat 12:19:07
所要時間:約 5 分で読めます





大暴れすると沼の周囲5キロの範囲で地震のような揺れが起こる。本当の地震を予知する力も持つ。


■もくじ


■データ


全国図鑑No.340/ホウエン図鑑No.128/シンオウ図鑑No.081/マウンテンカロス図鑑No.041/アローラ図鑑No.094
分類:ひげうおポケモン
英名:Whiscash
高さ:0.9m
重さ:23.6kg
タマゴグループ:水中2
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/じめん
特性:どんかん(メロメロ、ゆうわく、ちょうはついかく無効化)
   きけんよち(相手が効果抜群の技、一撃必殺の技を持っているかどうかが分かる)
隠れ特性:うるおいボディ(天候が雨の時、ターン終了時に状態異常が回復する)

種族値
HP:110
攻撃:78
防御:73
特攻:76
特防:71
素早さ:60
合計:468

努力値:HP+2

ドジョッチ→ナマズン(Lv.30)


■概要


ドジョッチの進化形。
ドジョウが進化したらなんとナマズになった。
おっとりした表情をしているが、意外と気性は荒い。

大きな沼一帯を縄張りとしており、敵が近づくと大暴れして地震を起こす。
いわゆる「ヌシ」というやつをモデルにしている。体長は90cmでそれほど大きくないようにも思えるが、アニメ版では通常よりデカいナマズンが登場した。
また、ナマズの伝承に倣って「地震を予知する」能力を持つが、一説によれば地震を起こしまくっていた結果会得した能力だという。ナマズンの大群が水面を飛び跳ねる光景は巨大な地震の前触れと言われているのだとか。なにそれ怖い。

こう見えて肉食で、生き物であればなんでも食べまくる大食い。
しかしそんな設定に反して体重は20㎏余りと非常に軽い。
地震を起こすエネルギーでほとんど消費しているのだろうか。


■ゲームでのナマズン


第三世代ではドジョッチを進化させることによってのみ入手できた。
第四世代ではノモセ大湿原などで釣ることが出来る。
HGSSではなんと「ボロのつりざお」でも釣れる。

使い手として名が上がるのは、ルネシティジムリーダーミクリとその師アダン、シンオウリーグ四天王キクノが挙げられる。
また、ポケモンバトルレボリューションでは同作のラスボス、ミステリオの手持ちでもある。顔もそっくりである。
特にミクリとアダンの場合、電気タイプで勝負を挑もうとするプレイヤーに対するストッパー的な役割を持っているので注意したい。
SVでは四天王の1人・チリが1番手として使用してくる。

なお、第三世代ではルネシティでドジョッチとキノココの大きさを競い合っている兄弟がいる(ドジョッチ、キノココ共に図鑑での体長は40cm)。
この兄弟に、通常よりも大きな個体のポケモンを見せると、記録を更新するごとに「ピーピーエイダー」をもらえる。


■対戦でのナマズン


HPがかなり高く、それ以外の能力は平均的。
何気にあのキモクナーイと同じ素早さだったりする。
両刀型も狙える種族値の持ち主で、覚えられる技もイメージに合う「じしん」を始め強力なものが揃っている。

水/地面の複合タイプで、弱点が草4倍のみと優秀な耐性を持つ。この複合タイプは先駆者がいる。
同複合の中では比較的安定したステータスだが、ぽわぐちょキモーイなどに比べると火力がいまいち貧相。
というか後者にはHP以外全て負けている。
唯一の弱点である草タイプの対抗できる技が乏しい点も痛い。

しかしHGSSではタマゴ技で「りゅうのまい」を習得し、以降もその設定が引き継がれている。
これにより低めの火力を補う事が可能。タイプ相性も手伝って、メジャーなアタッカー相手にもそれなりに立ち回れる。
メインウェポンとしては物理技では「じしん」「アクアテール」「たきのぼり」、特殊技では「だいちのちから」「ハイドロポンプ」「なみのり」「ねっとう」。
サブウェポンには物理技では「しねんのずつき」「ストーンエッジ」「いわなだれ」、特殊技では「れいとうビーム」「めざめるパワー」等がある。
ちなみにデンキナマズから来ているのか「スパーク」も覚えられ、水タイプ、特に地面技が無効のギャラドスペリッパーに有効。
しかし攻撃特化にしないと4倍勢すら確1にできない。「ワイルドボルト」くらい覚えても良さそうな気はするのだが……。

基本的に物理型の方が火力・攻撃範囲共に優秀だが、特殊型は相性補完に優れドラゴン対策にもなる「れいとうビーム」があるのが大きい。
めざパのタイプは電気あたりから選択したい。
一撃必殺技の「じわれ」も覚えるが、一致「じしん」共々飛行タイプや特性「ふゆう」持ちには通じないのが難点。

特性もそれなりに優秀で、「きけんよち」はそれだけで相手が草タイプの技か一撃必殺技を持っていることがわかる点が強い。ということは、くさタイプの技を覚えていない場合は一撃必殺技であることが確定する。
相手が草技を使ってくることを読んで炎タイプ交代するなど対策が立てられ、特にリザードンの場合はほぼメガY型であることが確定する。
ただし、ノーマル技扱いの「めざめるパワー(草)」や特殊な効果により抜群となる「フリーズドライ」には反応しないので注意。
なお、多くのポケモンが覚えられる「くさむすび」は、ナマズンに対しての威力は40しかない。不一致はもちろん、一致でも耐えることが出来る。

隠れ特性の「うるおいボディ」は、「ねむる」と非常に相性が良い。
特に耐久型として運用する場合はこのコンボは必要不可欠となって来る。
第六世代に入り天候の永続性が消滅したため、活用には注意したいところ。


■アニメでのナマズン


初登場はAG編第75話「対決!巨大ナマズンと釣り名人!!」で、通常よりも巨大な個体のナマズンが登場。
どう見てもヌシである。

また、ルネシティジム戦でアダンの手持ちとしても登場。
サトシヘイガニを下し、オオスバメも「くすぐる」と「はかいこうせん」で苦しめたが、
水中から「でんこうせっか」を仕掛けるというまさに奇襲としかいえないオオスバメの戦術に翻弄され、最後は「つばめがえし」を食らって敗れた。

そして、AG編ではナマズンが登場する話が実はもう1回ある。
それは第101話「ゆれる島の戦い!ドジョッチvsナマズン!!」であり、予告編ではドジョッチとナマズンが戦う際に「じしん」を使っているシーンが流された。
しかしこの予告がされた話(第100話)の週の一週間前、新潟県中越地震が起こっていた。
被災者への配慮のためにこの話は放送されずお蔵入りとなり(ただし「ポケモン☆サンデー」等で再放送はされている)、幻の回となった。
またこの話以降、ポケモンのアニメでは「じしん」「マグニチュード」「じわれ」といったいわゆる地面を揺らしたり破壊するような技は使われなくなった。サトシのゴマゾウも手持ちに復帰した際は「じしん」を忘れている。

社会全体を巻き込んだ「ポケモンショック」と違って、こちらは放送されておらずその目的も被災者への配慮という道徳的側面があるためあまり話題になっていない。


■やまもとのナマズン


2004年から2010年まで放送された「ポケモン☆サンデー」の中で、山本隊員ことロバートの山本博が愛用したポケモン。
番組の企画で、2007年3月24日~4月1日にかけて全国のポケモンセンターで受け取れるようになっていた。
ステータスは以下の通り。


ニックネーム:ナマズン
Lv.51
性別:♀
持ち物:リンドのみ
性格:おとなしい(特防上昇、防御低下)
特性:どんかん
技:じしん/アクアテール/しねんのずつき/ギガインパクト
備考:プレシャルボールに入っている。





追記・修正は周りに配慮しつつ、じしんを起こしながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケモン
  • ポケモン解説項目
  • ポケモン最終進化形
  • 第三世代
  • RSE
  • みず
  • じめん
  • ドジョッチ
  • ナマズン
  • ひげ
  • 髭魚
  • ナマズ
  • デンキナマズ
  • 長老
  • 凶暴
  • 地震
  • 予知
  • 縄張り
  • 大食い
  • 欠番
  • 大人の事情
  • キモクナーイ
  • 草4倍
  • フリーズドライ4倍
  • りゅうのまい
  • どんかん
  • きけんよち
  • うるおいボディ
  • 山本博
  • ポケモンサンデー
  • ミクリ
  • アダン
  • キクノ
  • ヌシ
  • ミステリオ
  • 水/地面複合
  • チリ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月21日 12:19