ラルさん(ガンダムビルドファイターズ)

登録日:2014/02/11 (火) 03:46:07
更新日:2023/09/01 Fri 12:35:50
所要時間:約 7 分で読めます





君たちの真剣勝負、刮目させてもらおう!

CV:広瀬正志→宝亀克寿(「トライ」第5話より)

ガンダムビルドファイターズに出てくる変なおじさん
本作の解説役を担うキャラクターである。


☆キャラクター概要
周りからは「大尉」と呼ばれ慕われている謎のおじさん。本名は誰も知らないが、タケシからはランバと呼ばれている。

現時点で分かってるのは年齢が35才である事のみである。
ちなみに最近、年のせいか朝に弱いらしい。35才なのに……。

普段何をしているのかも不明で平日の真昼間に模型店や学校に顔を出したり、ガンプラバトルを見るためにフィンランドまで旅行に行く、セイレイジのサポートのために静岡の長期滞在などその行動は職に就いてるのか疑問にさせる。

ファーストガンダムに出てくるランバ・ラルと非常に似た容姿をしておりCVも同じ広瀬正志が担当している。
その容姿の影響かMSのグフを何よりも愛しており、模型店でチェックするガンプラもグフ、バトルで使用するのもグフ、鑑賞用に作るガンプラもグフである。
そのグフ愛の影響か彼が作ったグフのプラモはセイが感心するほどの出来を誇る。
一方でグフ以外のガンプラを手掛ける事もあり、後述するドムR35、ガンダムビルドファイターズ公式サイト連載のHHイメージングビルダーズでは二代目メイジン・カワグチ製作のカテドラルガンダムを記憶を辿りながら見事に再現して見せたり、ハイモックのプラモのインストにおいてはアドバイスも務めているなど、高いビルダー技術を発揮している。

ガンプラとガンプラバトルに関する知識が深く彼の解説はレイジやチナ、視聴者が世界観を理解するための大きな足掛かりとなっている。
またCの存在を知るなど裏の世界の事情にも詳しい模様。


イオリ模型店の常連客であり、セイやレイジに対してアドバイスを送ったり車で送迎してくれたりなど非常に協力的。
家を空けているタケシや模型店の経営で忙しいリン子に代わりセイやレイジ、チナの保護者としての役割を担う事が多い。

普段は真面目で凛とした大人の男だが、セイの母親であるリン子に惚れているらしく彼女の前だと途端に腑抜ける。
その変容ぶりからセイに気持ちがばれているため彼女へのちょっかいに関して釘を刺されている。
最も彼女と夫であるタケシの間は非常に強固で立ち入る隙間は皆無なのだが……。ハモンサンマダー?

レイジ並みに神出鬼没で学校内で起きたセイが通っている聖鳳学園にも突然現れて、ひとりで解説を始めていた事もある。ガンプラバトルがあるところに彼の姿はいつもある。
この傾向からレイジと同様に異世界の人間なのでは?と推測する視聴者も多いがレイジが時折出す異邦人としての意見に反応できていないため、可能性は低いと思われる。

何よりも謎なのはその交友関係にあり、ジオンバーの大人を始め、過去の世界大会出場者やガンプラ心形流造形術師範と知己の仲であるなど恐ろしく顔が広い。


ホントにアンタは何なんだ!?


本作のメカニックアニメーターの1人である大張正己がTwitterにて「ノリでOPに出しちゃったけど、ラルさん…いったい何者なんだ…?」と発言。
製作陣すら把握し切れてない謎の存在であることが明かされている。

第2期のオープニングではガンプラ心形流造形術師範やイオリ・タケシと並んで描かれているため、もしかしたらとんでもない大物なのかもしれない。

ビルダーとしては第4話で非常に完成度の高いHGグフを披露していたがファイターとしての実力は長らく不明であった。
第3話での対レイジ戦ではあっさり負けてしまったのだが、ベストメカコレクションという、関節の殆ど動かない旧キットを使用していた為
「旧キットで回避できるんだから強いのではないだろうか」
「それを加味しても簡単に負けているのでファイターとしての技量は低いのでは?」
という二通りの意見が主流であった。
そして最終回において自身のカスタムガンプラ「グフR35」を引っさげて参戦。
相手がCPUとは言え、無双ってレベルじゃない程の大暴れっぷりを見せ付けた他、珍庵師匠との合体技で巨大な竜巻を起こし
『青い巨星』の異名を持つと同時に、反則くさいほどバトルが強い事が判明。「大尉」と呼ばれている所以はその実力に裏打ちされたものである。

ガンダムビルドファイターズトライでは聖鳳学園ガンプラバトル部の外部コーチとして呼ばれており、彼らのガンプラバトル選手権での戦いをアシストしている。

なお、ガンダムビルドファイターズの世界には「全てのガンダムキャラが幸せに暮らしている」という裏設定がある。
ということは彼も…?

☆使用ガンプラ

★グフ

HGではなくベストメカコレクションのプラモ。
イオリ模型店で315円で購入。
所謂旧キット。今見るとデザインラインがコレジャナイ感全開。
パーツを接着剤でくっつけている為関節が動かないハンデはあるが、レイジの攻撃を何度かステップで避けている。
ただし攻勢には出られず、レイジに瞬殺された。


珍庵!久しぶりにあれを使うぞ!


★グフR35 GOUF R35

型式番号:MS-07R-35
全高:18.7m
重量:63.4t

武装
  • ヒートサーベル×2
  • ヒートロッド
  • 5連装フィンガーバルカン×2
  • シールド×2

ラルさんお手製の改造ガンプラ。ベースはもちろんグフ。
ネーミングは恐らく「ガンダム35周年」と「ラルさん35歳」を引っ掛けたもの。
「グフの宇宙用カスタムタイプ」を想定して作られており、脚部と背部にスラスターが増設され、通常のマニピュレーターの甲に大型フィンガーバルカンとシールドがくっついた形になっている。
これにより、盾を構えながらフィンガーバルカンを撃てないという弱点を克服した。
脛の部分にはヒートサーベルが収められている。
キットで見ると見るからにビームサーベルだが、ラルさんに言わせればヒート。
大気圏内ステージで戦う際はジオン兵のジェットパックを模したブースターを装着する。
近年のガンプラのような特異な秘密兵器や特殊機能はないが、確かな技術で制作された非常に完成度の高い質実剛健のガンプラである。
2014年6月にキット化。


★ドムR35

ラルさんお手製の改造ガンプラその2。ベースはドム、いやリックドムか?。
メイジン杯にて披露。メイジン・カワグチと大人気ない戦いをしてみせる。





☆台詞

存在その物がパロディであるためか、台詞もそれに則った物が多い。

「事情は聞かせてもらった。そのバトル、不肖このラルが、ジャッジを引き受けよう」

「ほう。いい目をしているな」
「自信と野心に彩られた目だ。度胸もある」
「しかし、戦場に絶対はないぞ、少年」

「初めてのガンプラバトルであのマニューバ」
「あの少年、ニュータイプとでも言うのか!」


「勝利が一瞬にして敗北に変わる」
「戦いとは非情なものだな。そして、戦場は荒野だ」

「正確な射撃だ。それゆえ対応も予想しやすい!」

「ほう……思い切りのいいパイロットだな。手ごわい」
「しかし!」

「見事だなレイジ君。だが、自分の力で勝ったのではないぞ!」
「セイ君が作ったそのガンプラの性能のおかげだと言う事を、忘れるな!」

「ん~?もう一戦、もう一戦だけ……次はゲリラ屋本来の戦い方で」

「ワシのベストメカコレクションのグフは手ごわいよ」

「ふ~む。なるほど、これが若さか」

「戦士とは苦難に立ち向かい乗り越えてこそ成長するものだ」

「ベストメカコレクションとは違うのだよ。ベストメカコレクションとは!」

「お、乙女だ……」

「いかんいかん。目覚まし時計をセットし忘れるとは」
「このラル、戦いの中で戦いを忘れた!」

「私はセカイ君たちの関係がどうなるか気になってる!」
「邪魔をしないでもらおうか!!」




☆余談
彼の誕生の発端になったのはスポンサーが発した「メインターゲットであるティーン世代にアピールする作品である事は勿論、シリーズを愛してきた親の世代にも親しみを持ってもらえるような内容にして欲しい」という要望であった。

ガンダムという長期タイトル故に避けられない要望だったが簡単に解決できる類の物でもなかった。
それをクリアすべく世代間の橋渡しを担うキャラクターという大役の必要に迫られたスタッフが辿り着いたのがランバ・ラルだったのである。

あからさまなパロディであるため、当初は受け入れがたいと思われたがスタッフ間で好評。
声優も広瀬正志氏の起用が決定し結果的に制作現場に良い影響を与えるまでになった。

「トライ」でもガンプラバトル部コーチという重要な役割を果たすことになったが、
残念なことに急病のため広瀬正志氏が降板。代わって第5話から宝亀克寿氏が演じる。

ラルさん改めアカハナさんの誕生である。

「改めて見るとよー、なんだか滑稽だな」

「何がだね?」

「たかがアニメのWiki編集に本気になってよ、どいつもこいつも気が知れねーな」

「別に、やめても構わんのだよ」

「…」

「新規ページ作成も既存ページ編集も趣味の領域。
 機動戦士ガンダムの作中のように戦争状態でもなければ、命の駆け引きをする必要もない。
 ……しょせんはアニメ、その通りだ。
 しかし、だからこそ人はアニメにもゲームにも夢中になれる。
 好きだからこそWikiを編集できる」

「…」


「私は君の中にも追記・修正を見ているよ、あの男と同じようにね」

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最終更新:2023年09月01日 12:35