嘘バレ

登録日:2014/02/10 Mon 01:59:19
更新日:2023/12/09 Sat 19:24:58
所要時間:約 8 分で読めます




戦士たちのが、閉ざされた未来を切り開く―――。


スーパーロボット大戦(ソウル)は、20XX年4月1日発売予定のスーパーロボット大戦シリーズ最新作。

【概要】
タイトルにアルファベットを採用することがお約束となっていたスパロボ異例の漢字タイトルであり、
現段階で得られる情報を見る限り、内容もタイトル同様かなり異色のものとなっている。

システムは基本的に『L』『BX』などの携帯機スパロボを踏襲しつつ新システムを搭載したものになる模様。
現在判明している新システムについては後述する。


【参戦作品】
★は新規参戦、●は機体のみ参戦、■は機体&パイロットのみ参戦、▼はキャラクターのみ参戦。

機動戦士ガンダム(冒険王版)
機動戦士Vガンダム(コミックボンボン版)
☆●機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
SDガンダムフルカラー劇場
★Gの影忍
★「新約SDガンダム外伝」シリーズ 騎士ユニコーンガンダム
革命機ヴァルヴレイヴ
フレームアームズ
30 MINUTES MISSIONS
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー
トランスフォーマー ザ・ムービー
★キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎
アーマードコア フォーアンサー
アルジェントソーマ
劇場版 マジンガーZ / INFINITY
ゲッターロボアーク
ロボットガールズZ
★ロボットガールズZプラス
超電磁マシーン ボルテスV
THEビッグオー(マガジンZ版)
★THEビッグオー LOST MEMORY
★▼日常
★●メカトロウィーゴ
マーズ
★砲神エグザクソン
☆バンプレストオリジナル
☆■スーパーロボット大戦OG(ソウルゲインアンジュルグ

UX』以来の強烈なラインナップであり、独特の設定から根強いファンが多い『Gの影忍』と「テレビを拳で叩き割るアムロ」で有名な『機動戦士ガンダム(冒険王版)』に加え、PVで多くのファンの度肝を抜いた『日常』と『マーズ』が参戦。
また前々から参戦が熱望されていた『アーマード・コアシリーズ』からはfaが参戦しており、パッケージにも堂々とホワイト・グリントがその勇姿を見せている。
今回のサプライズ枠は、壮大な世界観でコアなファンを魅了した『砲神エグザクソン』及び地味ながらファンの多い『アルジェントソーマ』。
この二作はストーリーの根幹に関わっており、エグザクソンは原作者・園田健一の全面監修のもとオリジナルの戦闘BGMが作曲され、キャラクターにも声がついた。



【ストーリー】
遠い未来。強大な力を誇る軍事企業による企業連合体は瓦解し、“経済による平和”…パックス・エコノミカは「アナトリアの傭兵」の手により終焉を迎えた。
企業連合の崩壊と弱体化に伴い形骸化していた国連は再起動。国家というシステムが再び企業による統治に取って代わり始める。
国連の再建を支えたのは、宇宙からやってきた友好的宇宙人・リオファルド人(以降、ファルディアン)だった。
彼らは地球人類と手を取り、同じ知的生命体として友好を深めていく過程で度重なる戦争で疲弊した大地の浄化及び破壊された環境の修復に協力。
親愛なる隣人として、地球人との親睦を深めていった。

ファルディアンとのコンタクトから10年。世界は、ファーストコンタクト10周年合同記念式典のメインイベントである、軌道エレベータ開通に沸いていた。
しかし式典の最中ファルディアンは地球をリオファルドの植民星とすることを宣言。
先んじて国連及び企業連合の有する兵器を破壊すると、圧倒的な兵力を使い地球の制圧に乗り出す。
彼らの戦力の中には、ディセプティコンやアンドロメダ流国の姿もあった。
ファルディアンから技術提供を受けた地球人の電子機器は即座に彼らの手により停止させられ、矛も盾も奪われた人類はなすすべなく蹂躙されてしまう。
国連及び企業は残存勢力で抵抗し、早乙女研究所や地球連合軍、フューネラルなどの組織もこれに加わるが、リオファルドの圧倒的な物量を前に苦戦を強いられる。
その上宇宙からは謎の第三勢力「エイリアン」が飛来し、地球人・ファルディアン共通の敵となっていた。

一方で地球と距離を置いていた忍の里コロニーやざふとはファルディアンの第一波からは逃れたものの、ファルディアンの侵略の魔の手はすぐそこに迫ってきていた。
ざふとはこれに対抗すべくドルシア軍事盟約連邦との同盟を組み、忍の里コロニーもまた私設武装組織それすたる・びーいんぐと協力、独自にファルディアン一派に抵抗。
そして人類から希望が失われる中パックス・エコノミカの成立に前後して、
地球圏を離れていたフェイ国は、ウッドキューブを用いて古代兵器を蘇らせるべくパラダイムシティ軍と合流。リガ・ミリティアと共同戦線を張り、ファルディアンへの対抗戦力として活動し始める。

ファルディアンに未来を閉ざされた人類。だが希望は失われてはいなかった。
地上では、何者をも貫く巨砲を携えた「砲神」エグザクソンが立ち上がり、
それと同時に秋の島新島では謎の少年マーズが目覚め、
反撃の嚆矢としてオプティマス・プライム指揮のもと「オートボット同盟」が結成されようとしていた―――。



【新システム】
  • アーツシフト
一定の条件下で攻撃を行うことで、その攻撃が隠された別の攻撃に変化する新システム。
「特定の精神コマンドと併用」「特定の射程に敵を捉えて攻撃」「気力が100以上の時に攻撃」など、様々な条件で攻撃内容が変化する武器が多くの機体に用意されている。

  • プレイヤー部隊の変化
今作はゲーム中で様々なフラグを立てたか折ったかによって、主人公の所属部隊が4つに分岐。
所属する部隊によって仲間になる人物・勢力が変化したり、あるルートでは味方だった人物が敵に回ってしまうこともある。

  • ラージユニット
NEO』『OE』から輸入された要素。
本作ではユニットのサイズによってはユニットが数マスを専有するビッグサイズになる。
巨大ユニットはデカい分多くの敵の集中攻撃を浴びやすく移動も不便だが、それを持って余りある攻撃力・防御力を発揮する。




追記・修正をお願いします。































   *   *
 *   + 嘘を言うなっ!
  E) ∧_∧ (ヨ
+ u (#・Д・) u
  Y     Y  *



嘘バレとは、釣りの一種。
「嘘」「ネタバレ」、略して嘘バレである。

対義語は「本当」の「ネタバレ」、略して「本バレ」


本概要

インターネット環境が発達すると同時に、アニメやゲームの業界ではある出来事がお約束になり始めた。
公式サイドからの情報の流出や、ROM解析による隠し要素の発見である。

これらの出来事により、我々アニヲタは公式サイドの発表を待たずしてアニメの先の展開や商品展開の情報、
ゲームの隠し要素・実装予定のデータを容易に知ることができるようになった。
アニヲタ諸氏も、流出した情報を見たことがあるだろう。


仮面ライダー・スーパー戦隊の新メンバーや新たなパワーアップアイテム。
今後発売予定のフィギュア・プラモデルのラインナップ。
ROM解析によって発覚した隠し要素やキャラクター。


そして時には情報だけでなく、テスト中のベータ版ゲームデータやアニメの脚本、
放映前のアニメのキャラクターデザインや未完成版の映画が流出したケースも確認されている(無論、情報流出に比べればかなりのレアケースだが)。
それが理由で首になった人間がいたり、公式サイドがフルパワーでその存在のネタバレを回避するなどの動きも出てきた。

公式サイドからの情報流出と我々アニヲタの業界は既に切り離せないものになりつつあるのだ。

そんな中で広まり始めたのが、これら流出情報を装った「嘘のネタバレ」、つまり嘘バレである。

その多くは愉快犯の手になるものであり、
巧妙にそれっぽい嘘を織り交ぜて作られたそれは時に我々アニヲタを惑わせ、時に「あるあ…ねーよw」とアニヲタを楽しませる。

近年では人気作品のファンが集うコミュニティでは恒例行事になりつつあり、
新番組の放送・新作ゲームの発売が近づいた時や、クールの区切りには流出情報を装った嘘バレがコミュニティをにぎわす。

それに伴い、嘘バレも「ファンを騙して遊ぶ」というよりも「バレを装ったジョーク」と言った風に傾向が変化しつつある。



嘘バレの形態

嘘バレといってもいろいろあり、ただ単に文章の形態で行われるものもあるが、ポピュラーなのは「ゲーム・アニメ情報誌や内部資料を装った嘘バレ」である。

これは文字通りゲームやアニメ情報誌、デザイン画や企画書、アニメの1シーンなど製作会社の内部資料を真似た嘘バレ画像を製作してupするというもので、
その質にもよるが多くのアニヲタを騙してきたポピュラーな嘘バレである。
当然作り手側には本物と信じこませる技量が求められるものの、
鍛え抜かれた職人の手にかかると一見嘘に見える内容でも「本物かもしれない」という信憑性が生まれてしまうのが不思議である。

また後述する漫画系の嘘バレでは「嘘のシーンを偽造する」バレ職人もいる。
この場合にも作り手には本人の絵と似せるだけの画力が求められるが、中には既存の作品を切り貼りし、コラージュと併用してハイレベルな嘘バレコラ画像を作り出す職人もいる。

そしてこれに真実味を加えるために「画像を荒く加工し、『流出した』感を出す」「あえて一度印刷し、それをカメラ撮影することで『雑誌から直撮りした』という設定でupする」などの加工をされることも多い。
これら職人のたゆまぬ努力により、嘘バレは生まれるのだ。



嘘バレが生まれる場所

  • 5ch
恐らく最も多くの嘘バレが飛び交う場所。
特にVIPでは「架空の○○作って××ファンを釣る」という趣旨のスレッドが立つことが多く、後述する「重音テト」「神名あすみ」もVIPの出身である。
VIPでは慣例として「各種設定はVIPPERから募り、アンカーで決定する」という形で釣りの内容が決められるためランダム性が強く、
多くの場合釣る気のないしっちゃかめっちゃかなキャラが生まれることも多いが、
時に奇跡的に設定が噛み合い、作品に精通するファンすら釣り上げる名作嘘バレが生まれることもある。

また、少年漫画板、特に週刊のコミック誌を取り扱うスレにおいても嘘バレが飛び交うのは日常茶飯事。
特に新刊や単行本の発売前は真偽もわからぬバレが飛び交い、住民たちの期待や不安を煽っていくこともザラ。

  • twitter
最近では情報の拡散が速いtwitterが嘘バレ拡散に使われることもある。
VIP発の嘘バレの拡散手段として用いられることも多く、「神名あすみ」「エヴァンゲリオン7号機」もtwitterを使って拡散された。

  • Pixiv
Pixivでは絵師の手により、釣り目的ではなく「ぼくのかんがえた○○」という形で既存作品のオリジナルキャラクターやオリジナル続編がupされることも多い。
その完成度の高さに「公式な○○の続編・新キャラ」と信じてしまったファンが画像を拡散し、拡散される過程で意図せず嘘バレとなってしまうケースもある。

  • コピペブログ
ニュース速報系のまとめブログがこれらの嘘バレを拡散する事例も増えてきている。
その結果見た人が嘘バレを本バレと信じ、更に拡散されていくことも多い。




有名な嘘バレ

VIPスレ出身の釣りキャラ

恐らく、嘘バレ発祥のネタキャラの中では最もポピュラー、且つ愛されているであろうキャラクター。

2008年4月1日に初音ミク、鏡音リン・レンに次ぐ「新VOCALOID」として発表されたキャラクター…ではなく、
VIPPERがエイプリルフールに乗じてボカロPやニコニコユーザーを釣るためにでっち上げた釣りキャラ。
しかし他のVIP発のネタキャラ同様一発ネタで終わるはずが、
フリーで使うことの出来る音声合成ソフト「UTAU」を利用して「本当に歌える重音テト」として復活。
その後人気を呼び今では「UTAUの代表格」と言えるまでの有名キャラにまで成長した。
さらに、テト生誕から二周年となる2010年のエイプリルフールには、
クリプトン・フューチャー・メディア社が重音テトを社公認オリジナルキャラとして正式に許諾
なんと嘘バレ発のキャラクターが公式への仲間入りを果たしたのである
2013年には北海道放送の「春夏PRアシスタント」として起用。好評のため「秋冬」もそのまま務めることとなった。
よもや釣りのための一発ネタがここまでくるとは、テトを産んだVIPPERたちも想像すらしなかっただろう…。

VIP発の嘘バレの例に漏れず各種設定はアンカーで決まったため、プロフィールはカオス。
「性別:キメラ」「年齢は31歳」「持ち物はフランスパン」「特技はレンタルDVDの延長」などかなりフリーダム。
決め台詞は「君はじつに馬鹿だな」。

その後もVIPは「欲音ルコ」「波音リツ」等ボカロクラスタを釣るための偽VOCALOIDを作り上げ、
それらもまたテト同様UTAU音源となり、ファンからはテトと共に愛されている。

けいおん2期の放送前後に広まった嘘バレ。
設定のメチャクチャさからジョークとして広まったものの、2ちゃんねるなどを見ないライト層が釣られる事例が多く発生した。
また、これに前後して「茜が登場する劇場版けいおん」なる釣りネタも登場している。

「けいおんの作風にそぐわないピンク色の髪」「B100・W50・H80という超絶ナイスバディ」「ホームレス」「父親は傭兵」など、
VIP発の釣りキャラらしいメチャクチャな設定であり、
その滑稽さからある程度ファンは獲得したものの、テトやキュアシンフォニーのように定着することはなく、一時の盛り上がりで終わった。

…しかし、劇場版けいおんは茜の登場から8ヶ月を経て釣りではなく現実のものとなった

「地霊殿の没データに登場するキャラ」…という設定の嘘バレ。
河城 にとりの姉」「発売前に没になった幻の難易度Phantasmに登場するボスキャラ」という設定のキャラクター。
ニコニコ動画に投稿された「【没データ?】地霊殿PHらしきものを発見したから動かしてみた」という動画を発祥とし、
その設定の噛み合いっぷりから騙される者が続出。釣りと判明した後も一定の人気を保ち続けた。
しばらくたってからマジで実際のゲーム風のプレイ動画まで作られてしまった。

釣りと判明後も公式キャラと遜色ないストーリーや多くの設定が付加され、ニコニコ動画の二次創作動画などに出演することもある。
全盛期の人気は失ったものの、今なお「東方の二次創作オリジナルキャラ」のはしりとして、多くのファンの記憶に残り続けている。

その後も東方界隈では釣りキャラが数名制作され、非想天則の発売に際して「非想天則の新キャラ」という設定で広まった左城宮則紗や、
妖精大戦争の発売直後に広まったシュガーサテラなどが人気を博した。

「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」に登場する新たな魔法少女…という設定の嘘バレ。
「劇場版に登場する新キャラクター」「ほむらの存在を否定する魔法少女」という設定で制作され、設定をVIPで募集した…のだが、
アンカーで決められた設定が奇跡的に噛み合ってかなり説得力のあるキャラクターとなり、
絵師たちの頑張りやバレ拡散に使われた画像の完成度もあってVIP発の釣りキャラ史上類を見ない広がりを見せた。
その完成度に釣られる者が続出し、釣り宣言が出て騒動が収束した後も各種Webニュースなどに取り上げられ、
さらに虚淵玄本人の耳にまで入り、虚淵氏がtwitterで彼女について言及するという拡散したVIPPERでさえ予想外の事態に発展することになる。


@Butch_Gen: まったく……銀髪ボブの小学生が棘鉄球で精神攻撃とか。なまじ俺好みなキャラなだけに尚更悔しいじゃないの。


そして圧倒的な規模にまで広がった祭りは、釣り宣言が出たこともあり収束した----










あすみの登場から数年後、情報が公開された新劇場版『叛逆の物語』。
そこには新キャラクターとして銀髪・小学生・中の人が阿澄佳奈というあすみと同じ特徴を持つ魔法少女「百江なぎさ」の姿があった。

…テトもそうだが、VIPPERもまさか釣り用に作ったキャラクターがここまで広がるとは全く思っていなかっただろう。

ゲーム関連

文字通り「新作に登場する新ポケモン」を装った釣りであり、そのクオリティの高さから毎度のごとく釣られるトレーナーが後を絶たない。
有名なのは「マサムネギ&トリビード」「カエンチュ」「アパルカ&ナオイエ」「ダイカンヤマシティのカワゴエ」「ガネシオン」等。
特に、カモネギ・デリバードの進化形とされるマサムネギ&トリビードは有名で、
進化前ポケモンの悲惨さから「釣りでなく、本当にマサムネギ(トリビード)に進化して欲しかった」というトレーナーも多い。
特にカモネギは金銀の没データより「マダーム」という進化系が想定されていたことが判明しており、尚更である。
そんなユーザーの積年の願いが実現するのは金銀から実に20年後の話なのだった。

日本人がほとんど騙されなくなった現在ではどちらかというと海外向けに作られたものが増え、そのたびに「だれが選んだか?」「かえ亥い」「ヌロズ地方」だの異様な日本語が話題になる。

同作のラスボスの嘘バレで、2ch初期の嘘バレとして有名な部類。
凝った画像ではなく単なるコピペ文章だが、発売直後に2chのFFDQ板に大量にコピペされて一気に広まった。
登場時から微妙に胡散臭さを出していた若き老師「シーモア」がラスボスで、
名前も元の名前にそれっぽい接頭語を付けるというありがちと言えばありがちなものであったことや、
誰々は途中で死ぬから育てなくていい、などのアドバイスが信憑性を増し、発売に盛り上がる板の着火剤となった。
実際シーモアは確かに悪役であり(だからこそプレイ途中のプレイヤーも騙された)何度も戦うが、結局のところラスボスではない。
それ以後もしばらくの間、「○○のラスボスはエスト△△」というネタはしばしば見られた。

マイレージ(プレイ終了時にたまる11独自のポイントで、プレー中のCOOL・GREAT・GOOD判定の数を足したもの)が50万たまると出現する隠し曲…
という話がまことしやかに広まったが、実はとあるサイトのエイプリルフールネタであった。
おそらく11のテーマが「旅」ということと、ポップンにはほかに「日本印度化計画」「釈迦」と筋肉少女帯(バンド)の曲が2つも入っていることから出たネタと思われる。
…触れない以外のサイバー○○シリーズがQ&Aコーナーの冗談から誕生したように、いつか実現しないだろうか…。

  • サイバーナポリタン、サイバー和太鼓2000(pop'n music)
エイプリルフールネタとして投下された公式嘘バレ。
前者はネット対戦の称号がトマトになると出現するという設定(実際には称号はすべてフルーツの名前なのでそのようなことはない)。
後者の元ネタは文字色を見ての通り、ライバルのあのゲームだと思われる。
のちに同じbemaniシリーズのjubeatとコラボするとだれが予想しただろうか

発売前に「新キャラクターはジェラルド・コークス(主人公チーム)、エレン(怒チーム)、神崎宗摩(紅丸チーム)、パース(エージェントチーム)の4人」という嘘バレが広まった。
旧SNK倒産直後ということもあってKOFの続編が出るかどうかも疑問視されていた状況であっただけにそれなりに拡散された嘘バレ。
ちなみに実際の新規キャラはフォクシー、アンヘルK9999メイ・リーであった。
余談だがKOF14のラスボスは「ース」。

海外の掲示板にて、スマブラ新作の新規参戦キャラクターのリークを謳った情報が流出。
流出直後に流れたE3の内容と大きな精度で一致していた事から*1、信憑性の高い情報ではないかと疑われていた。
そして、その中にはリズム天国に登場するコーラスメン(元がリズムゲーなのでもちろん非戦闘キャラ)が含まれており、話題を呼ぶ。
こうした人選に前例がある事も加わり、「本当にやるんじゃないか!?」「ありそう」と期待を寄せる声も見られていた。
…しかし、一ヶ月後に公表されたルフレの参戦PVにより、リークにあったクロムの参戦と矛盾。(精度が高かったのは、リーカーがゲーム関係者ではなく参戦PVの関係者だった為と見られている)
嘘バレが確定し、特に4chanでは同時に不参戦が確定したキャラともども散々ネタにされた。
なお、不参戦が確定したにも関わらず、新規参戦キャラの要望を募集している現在でも海外ではそこそこ得票が集まるくらいにファンができてしまった。

ちなみにその後、本バレが来てしまった。このリークが嘘だった事によりユーザーの警戒心が弱まっていた事がガチリークの拡散を手助けした点は否めない。

上記のような嘘バレは海外からのリーク(流出情報)として、とりわけ「for」以降毎回話題の種となっている。
情報は目玉となる参戦キャラクターのものばかりが主でシステム周りのネタはほとんど入ってこないのも特徴。
最もその大半は実質予想や願望のような内容が大半を占めているのだが。
最新作「SPECIAL」でも氾濫していたのだが、発売間際になってDLCでまさかの「パックンフラワー」が衝撃参戦。
あまりに意外すぎるチョイスに的中させられたリーク情報は皆無であり、リーカー殺しとして一躍有名となった。
後に一部のリーカーは「信じてもらえないと思ったので言わなかった」と苦しい言い訳をしている。
……が、発売日に今度は「ペルソナ5」から「ジョーカー」がまたまた衝撃の参戦。
DLCリークにおいてもこっちを予想出来た情報はやっぱり皆無だったので、これにて完全に自称リーカーの信用は失墜した。

古くから(自称)リーク者によるタレコミやVジャンプの雑誌画像のコラージュ、オリカをパックのフラゲと偽るなど嘘バレが盛んであった。
特に制限改訂(現:リミットレギュレーション)の時期になると、それらの嘘バレが広く出回るようになる。
何せ、制限改訂発表や新規カードを期に決闘者達が持つデッキ構築の見直しが必要となり、結果として持ち株および無名株カードの相場が激変する……という現象が起きるのである。
ガチ・ファン層問わず相場変動の情報を極力早期に知りたくなるのも当然だろう。
禁止カードのエラッタが解禁以降は、禁止カードから釈放されるカードの噂までSNS間で流れるようになり、直近のカードショップの売買に影響を及ばしている。

コラ画像やSNSの制限改訂リークに関しては、書式やレイアウト更に投稿者の願望などで割とバレバレであり、あまり騙される人はいないのだが、
かつての掲示板時代にはガチのタレコミが紛れ込んでいたため実にややこしい。

近年のコナミは、公式自ら制限改訂を含めた雑誌情報を先出しするするサイト「YU-GI-OH.jp」を開設したり、
twieerの公式アカウントで新規カードの情報を小出しするようになったのだがこういった事情も関係していると思われる。多分。

アニメ・漫画

スイプリ放送直前に出回り、プリキュアクラスタを大いに引っ掻き回した嘘バレ。
関係者向けのカタログをスキャンしたかのように加工された一枚の嘘バレ画像から広まった嘘バレであり、
同じ画像にキュアビートの画像もあったこと、そして前年度には嘘でないガチの情報流出があったことから多くのファンから「本バレ」と認識され、
スイプリ放映前のプリキュアクラスタを大いに賑わせた。

が、物語が進むにつれ、キュアミューズの登場、そしてバレとは異なるデザインの公式のキュアビートが誕生したことなどから、
次第にキュアシンフォニーの真偽は疑われていく。
このことからこれも嘘バレと疑われたものの、その完成度の高さから「公式サイドが流したフェイクではないか」という噂まで流れた。

結局、その後プリキュアスレに嘘バレ職人が降臨。
シンフォニーは嘘バレであること、そして本来もっと早期にネタばらしを行うはずが、
キュアビートの名前が偶然一致してしまったため面白くなってしばらく様子を見たことなどを明かし、シンフォニーに関する一連の騒動は収束した。

だがその公式デザインに似たビジュアルから、大友からは嘘バレと判明した以降も一定の支持を受けた。
また、その後もプリキュアクラスタでは嘘バレが何度か行われ、
偽の次回作として「プリキュア・スターエイジ」なるガンダムAGEのコラ画像を使った嘘バレも登場した。

  • エヴァンゲリオン7号機(ヱヴァンゲリヲン新劇場版)
エヴァQ』放映後に広まった嘘バレ。
ある雑誌の1ページを撮影した画像とともに広まり、
「次回作である『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にはエヴァ7号機が登場し、そのパイロットは相田ケンスケ」
という情報がエヴァ7号機のイラストやプラグスーツを着たケンスケの一枚絵とともに拡散された。
情報に飢えるエヴァクラスタの間に広まったものの、騒動は短時間で終わった。

後に公開された『シン・エヴァ』にはエヴァ7号機そのものは登場したものの、
この嘘バレで描かれたような「ケンスケがエヴァに乗る」という予想はカスリもしなかった。

  • どうせなら、こんなセーラームーンがみたい
  • ニジイロプリキュア
Pixivの絵師が「ぼくのかんがえた続編」としてupしたオリジナルが、「公式の続編」として広まってしまったパターン。
両者とも釣りのつもりではなかったものの、拡散される過程で嘘バレ、という形で広まってしまった。
前者はセーラームーンリメイクの報を聞いた絵師が「個人的にはこんな続編が見たい」という考えを企画書の形でまとめたもので、
後者はプリキュアの続編の皮をかぶったブラックジョークになっている。
両者ともに完成度は高く、必見。

同作が終盤に突入した頃にアニメ雑誌のあらすじ紹介の予告を装って拡散された最終回の嘘バレ。
内容としては『オルガを失った鉄華団がマクギリスを新団長に迎えて地球に最後の特攻をかける』というもの。
最初に流出した段階ではあからさまにぶっ飛びすぎていた内容だったためにあまり注目されていなかったが、48話放送直後に状況は一変。
鉄華団団長であるオルガが本当に死亡してしまい、マクギリスも存命している状況だったのでありえない展開ではなくなってしまった。
こうした状況のため、この嘘バレが一気に拡散、2chやふたばを中心にした大きな祭りとなった。
特に同時期に投稿されたあまりにも違和感がなさすぎる鉄華団ジャケットを羽織ったマクギリスのコラ画像が拡散されたのもこのネタを後押しした。
また、こうした嘘バレに対しては珍しく公式スタッフからも言及されていたりする。
同作のプロデューサーである小川氏が直々に画像がデマであることを公表し、同時にかなり腹が立ったと不快感を露わにしている。

OCGだけでなくアニメ遊戯王の方も嘘バレと何かと縁がある。
中でもアポリアの嘘バレは内容のインパクトもあって
ジョークとして遊戯王嘘バレを語るときの改変用テンプレートと化している。

第140話 封じられた未来! 魂縛の門プラトン
ブラック・フェザー・ドラゴンを奪われライフを0にされてしまったクロウは、
アキと同じくシグナーの痣を奪われ、霧となって消えてしまった。一方、
龍亞を探す遊星と龍可の前に新生アポリアが現れ5体に分裂し、遊星に襲いかかってきた。


恒常的に嘘バレが投下される作品群。しかし当作品の場合は公式の展開があまりに突飛すぎて、公式が嘘を乗り越えかねないという危うさも孕んでいる。
「1巻以上かけて散々持ち上げられた新キャラが主人公に瞬殺される」「人間サイズまで拡大した蟷螂とエアバトルする」「壮絶な親子喧嘩中に急にエア夜食と題して味噌汁を振る舞う」等々をどうやって上回れというのだ。唐突にエア夜食なんて出されたら編集も「板垣先生、打ち合わせの時と全然違うですけど!?」って混乱するのも無理はない
そのため嘘バレは事実の有無に関わらずネタとして楽しむのが慣例化している。
また、烈海王復活など有名なコラ画像含む嘘バレもあるが、稀に公式の画像も混入している。


嘘から出た真の例

PSPで破界篇・再世篇が発表される前にあった嘘バレ。
WiiとPS2のマルチで発売されるスパロボZの続編という触れ込みで、某有名ゲーム誌のレイアウトを真似た精巧な出来から多くのファンを釣り上げた。
内容は「ガンダム00、スラッシュゼロ、ガリアン、そしてまさかのトップをねらえ2&サクラ大戦参戦!」というもので、
up後職人によるネタばらしが行われて騒動はすぐに収束した。

しかし、その後数年の時を経てガンダム00は本当の第2次Zに、スラッシュゼロは(肝心のビットが不在ではあったが)Operation Extendに参戦、
トップ2も第3次Zに参戦、そして2015年にスパロボBXにガリアンが参戦した。
さらにX-Ωにサクラ大戦が参戦したことで、この嘘バレはまさかの「嘘から出た真」となった。
……まあ実際の所、ロボット作品ならいずれ参戦する可能性は高いので、「数年の時」を経る事が許されるなら、適当に言っても当たる確率は低くないのだが。

ちなみに本物の第2次Zの方も上記の一件で疑心暗鬼になっていたのに加えてボトムズやらダイ・ガードやらグレンラガンやらと嘘バレ版に輪を掛けて嘘臭いメンツが並んでいたため疑りの目を向けるファンも少なくなかったとか。

  • スターダストン(遊戯王OCG)
上記の遊戯王OCGの嘘フラゲで起きた珍事。
とあるパックに、『ダストンの新規カードとしてスタダ(スターダスト・ドラゴン)のパロディである《スターダストン》が収録されていた
という名目の非常にクオリティの高いコラ画像が流通したのだが、
あろうことか数日後、実際の該当パックのフラゲで《スターダストン》という名前のカードが本当に収録されていた事が判明、偶然の一致に決闘者たちは大いに混乱することになった。

まあ「当時のパックでは毎弾ダストンが収録されており、このパックでも収録される事は確定的だった」「『ダスト』と言う言葉からスターダストを連想するのは普通(予想自体はダストン登場初期から有った)」と言う事で、有り得ないといえる程の偶然ではないのだが。
そもそもこのカード、別にスターダスト・ドラゴンのパロディではない。


番外:嘘じゃないのに、信じてもらえなかったバレ

デモンベインSDガンダム三国伝BBWフェイ・イェンHDなど癖の強い参戦作品で話題になった『UX』だが、
PVの公開以前は、これまで数多くの釣り・嘘バレに晒されてきたスパロボクラスタからは案の定「釣り乙」「コラだろ」と信じてもらえなかった。
公式からPVが公開されたことで釣り疑惑はほとんど払しょくされたもののあまりに衝撃的な参戦ラインナップに、中には発売まで本当に『UX』が実在することを信じられなかった疑り深いユーザーもいたという…。

バーザムとは『機動戦士Ζガンダム』終盤に登場する敵方の量産機。その地味ーなカルト的人気とは裏腹に立体化の機会になかなか恵まれず、多くのファンが立体商品を待ちわびていた。
しかし、いざ商品化される段になるとコラを疑われ信じてもらえなかった。

一定条件を満たすと出現する隠し曲だが、その条件があまりにも厳しすぎたため、せっかく解禁してネットにネタバレ投下しても「コラデシタニート」などと言われる始末。

終盤のボスを特定の条件下で倒した時のみ低確率でドロップするレアアイテム。
長らく攻略本にも入手方法はおろか存在そのものが記載されていなかった事もあって「バグ改造を使わないと手に入らない没データ」だと思われていた。
公式すらその存在を把握していなかったらしく、PS版の公式改造データ集にあった「全アイテム99個所持状態のデータ」内にも、これだけは影も形も無かった。

上の項の嘘から出た真の例でもある。
かつてアイレムから出ていたシューティングゲーム『R-TYPE』シリーズ。
『FINAL 2』の初報PVは、そのゲーム開発スタッフが新たに独立して立ち上げたグランゼーラから発表された…2019年4月1日に。
公式エイプリルフール企画の熱に定評があるアイレムの後継者がこの日にやってくれたために疑いを持つ声が多く、各ニュースサイトどころか公式の発売日リリースにまでそのことを書かれてしまう。
ちなみにアイレム時代のエイプリルフール企画でも同名タイトルが嘘発表されていたりする(プラットフォームは次世代ゲーム機エキドナ)。

平成」でお馴染みの仮面ライダー劇場版。
そのあまりにぶっ飛んだ展開や衝撃のサプライズゲストから、「嘘バレにしか見えない本バレ画像」が5chtwitterなどで出回った。
興味があるなら「Over Quartzer ネタバレ」で検索してみよう。何がなんだか分からない。




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最終更新:2023年12月09日 19:24

*1 Miiの参戦を、当時未発表だった公式名称である「Miiファイター」として記していた。