ロックシード

登録日:2014/2/08 Sun 01:51:09
更新日:2023/11/24 Fri 20:47:34
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「見ぬフリか、もぎ取るか、禁断の果実――」

「Lock On!」
「ソイヤッ!」「Come on!」「ハイーッ!」


ロックシードとは、『仮面ライダー鎧武』に登場するキーアイテムである。




舞台である沢芽市において、錠前ディーラーのシドによって取引されているアイテム。
見た目は木の実や果実が中央に描かれた錠前。

解錠することでヘルヘイムの森の生命体・インベスをホログラム状態で召喚し自在に使役する事が出来る。
描かれている木の実や果実によって錠前のランクが変わり、高ランクのものほど強力なインベスを召喚できる。
ただし、召喚中にロックシードを手元から離すと、インベスが実体化して暴れだす危険性を持っている。


アーマードライダーの変身にも使用され、戦極ドライバーに装着したロックシードの種類によって固有のと装備で武装できる。
また、ロックシードの「キャストパッド」を戦極ドライバーの「カッティングブレード」で開くと現れる断面の「シードインジケーター」には専用武器の紋章が描かれている。

アーマードライダーがロックシードでインベスを召喚した場合、実体化したうえに等身大で呼びだして使役できる。
一般人でも「リミッターカット」という裏技を使えば実体化した状態で召喚できるが、
Aクラスのロックシードにそれを使用すると、インベスは制御できず暴走する模様。


アーマードライダーと同様にロックシード自体と召喚される鎧にもそれぞれ系統があるようで、
アームズ名を読み上げた後の音声は主に和・洋・中・ロックに分けられている。
劇中ではモチーフが分かりにくくなるのを避けるためか、
基本的に手に入れたロックシードとそれを使用するアーマードライダーの系統を一致させている。

グリドン・黒影・ブラーボのように、変身者のライドウェアと基本形態のアームズそれぞれのカラーリングが妙にマッチしている場合もあるが、
ファンの考察では『最初の変身で使用したロックシードが戦極ドライバーに影響を与える』、
『あらかじめ戦極凌馬がドライバーに調整したことで現れた個性』といった説が挙げられている。


なお、あれらの特徴的な音声は全て開発者である凌馬趣味である。



<正体>

その正体は、「ヘルヘイムの森」に生息する植物の果実を戦極ドライバーの力で加工したものである。
ユグドラシル・コーポレーションの研究チームが果実の力を安全に使用する研究を進めたうえでの成果物である。

そのためか、ロックシードを見つけたインベスは、餌を見つけて食べる動物のようにそれらを積極的に摂取しようとしている。
ロックシードを取りこんだインベスは、より高ランクのインベスへと強化される。


ドライバーにより果実=錠前から取り出されたエネルギーは変身したライダーの各種パワーの源になるだけに留まらず、人間の生命維持機能の活力源としても還元出来る。
つまり、極論ではドライバーとロックシードを揃えれば、生きる上で『食物の摂取は不要』となる。

「危険物の果実の接触によるインベス化を防ぎつつ、その果実しか食料の存在しない森で生き延び、その森に住む外敵であるインベスとはライダーの力で戦う」
……これがユグドラシル・コーポレーション考案のヘルヘイムの森の侵蝕への対策(或いは「順応」)計画『プロジェクト・アーク』である。

なお、地球が森に覆われるまでの猶予である10年間で生産可能なドライバーは約10億基。
地球上の全人口約70億人のうち、ドライバーが行き渡るのは1/7の10億人だけであり、
いずれ果実によってインベスと化す仮想敵ともいえる残りの60億人はそれに先んじて抹殺されることになる。



種類

アームズ(仮面ライダー鎧武)の項目も参照されたし。


L.S.-00 ヒマワリ

クラスD。
最もランクが低く、多く流通している。
シードインジケーターにアームズウェポンが描かれていない。
バロンがもっぱら複数のインベスの使役にこれを利用していることから、低ランクな分操作が簡易と思われる。

ヒマワリロックシードではアーマードライダーに変身できないことが、児童向け書籍等で明言されている。
ドライバーにセットしても何も起こらないが、エネルギーを吸収して食事の代用とすることが出来る(ただし他のロックシードでも可能)。


L.S.-01 マツボックリ
「一撃・イン・ザ・シャドウ!」

クラスC。和風の音声。
黒影の基本フォーム。
アームズウェポンは長槍の「影松(カゲマツ)」。


L.S.-02 クルミ
「ミスター・ナックルマン!」

クラスC+。ロック風の音声(鎧は西洋風)。
ナックルの基本フォーム。
アームズウェポンは手甲の「クルミボンバー」。
何をもって「+」なのかは不明。


L.S.-03 ドングリ
「ネバーギブアップ!」

クラスB。西洋風の音声。
グリドンの基本フォーム、および鎧武の派生フォーム。
アームズウェポンは大槌の「ドンカチ」。


L.S.-04 メロン
「天・下・御・免!」

クラスA。和風の音声。
斬月の基本フォーム、およびバロン龍玄の派生フォーム。
アームズウェポンは楯の「メロンディフェンダー」。


L.S.-05 パイン
「粉砕デストロイ!」

クラスA。和風の音声。
鎧武と龍玄の派生フォーム。
アームズウェポンは鎖付ハンマーの「パインアイアン」。


L.S.-06 イチゴ
「シュシュっとスパーク!」

クラスA。和風の音声。
鎧武とバロン、斬月の派生フォーム。
アームズウェポンは苦無の「イチゴクナイ」。


L.S.-07 オレンジ
「花道オンステージ!」

クラスA。和風の音声。
鎧武の基本フォーム。
アームズウェポンは刀の「大橙丸(ダイダイマル)」。

劇場版『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』では、
このロックシードが黒く変色した「ブラックオレンジロックシード」も登場した。

ちなみに放送当時に発売された「仮面ライダー鎧武 ルーレットバトル」にはこれを元にした鎧武カラーの「ルーレットバージョン」が付属しているが、こちらは完全にルーレットバトル用で、戦極ドライバーにはセットこそ可能だが変身音声はなく連動は不可能。


L.S.-08 バナナ
「ナイト・オブ・スピアー!」

クラスA。西洋風の音声。
バロンとブラックバロンの基本フォーム、および鎧武と龍玄の派生フォーム。
アームズウェポンは槍の「バナスピアー」。
ブラックバロンの物はナンバーが記載されていない。


L.S.-09 ブドウ
「龍!砲!ハッ!ハッ!ハッ!」

クラスA。中華風の音声。
龍玄の基本フォーム、および斬月の派生フォーム。
アームズウェポンは銃の「ブドウ龍砲(リュウホウ)」。


L.S.-10 スイカ
「大玉ビッグバン!」

クラスA。和風の音声。
鎧武、バロン、グリドン、ナックル、斬月の派生フォーム。
アームズウェポンはダブルセイバーの「スイカ双刃刀(ソウジントウ)」。

希少種であり、一般には流通していない。
特殊なため、他のフォームと比較して巨大な形態になるのが特徴。
初期型のライダーでも次世代のライダーとも渡り合えるほどの強力なパワーを発揮できるが、
その分エネルギーの消耗が激しく、使用後は一定時間カバーの部分が黒く染まり、使用不可になる。

バロンが変身した際は、ドライバーが西洋系列であるためかアームズウェポンがスイカバーのような槍に変化している。

グリドンが変身した際は、ヨロイモードに変形できず終始大玉モードのままだった。
よって、ヨロイモード時のアームズウェポンは不明である。

ナックルが変身した際は、アームズウェポンがクルミボンバーと同じ手甲に変化している。
両腕にスイカ状のエネルギーを纏うのが特徴。


L.S.-11マンゴー
「ファイト・オブ・ハンマー!」

クラスA。西洋風の音声。
バロンと斬月の派生フォーム。
アームズウェポンは巨大メイスの「マンゴパニッシャー」。


L.S.-12 ドリアン
「ミスター・デンジャラス!」

クラスA。ロック風の音声(鎧は西洋風)。
ブラーボの基本フォーム、および鎧武の派生フォーム。
アームズウェポンは鋸の「ドリノコ」。


L.S.-13 キウイ
「撃!輪!セイ!ヤッ!ハッ!」

クラスA。中華風の音声。
龍玄とバロンの派生フォーム。
アームズウェポンは巨大チャクラムの「キウイ撃輪(ゲキリン)」。



特殊なロックシード

シドロックシード
大きく「S」の字が書かれたロックシード。
第24話ではシグルドがソニックアローに装填・使用することでアームズがドライバーを介せず実体化する。

プレミアムバンダイの特典アイテムとして商品化。


K.L.S.-01 カチドキ
「いざ出陣、エイエイオー!!」

クラスは不明。和風の音声。
鎧武および斬月の強化フォーム。
アームズウェポンは火縄銃の「火縄大橙(ヒナワダイダイ)DJ銃(ジュウ)」。


DJサガラがドルーパーズのオレンジから精製したロックシード。
前述の通り、本来ロックシードは「ヘルヘイムの森」の果実を戦極ドライバーの力で加工したものである。
そのためドライバーと「ヘルヘイムの森」の果実なしではロックシードは精製できないはずだが、
DJサガラは素手でしかもただのオレンジから作り出した。
その際に、オレンジ→無機質のオレンジ→カチドキロックシードと変化していった。

誕生の過程上特殊なロックシードであるようで、製作者である凌馬でさえも詳細を知らなかった。
そのためカチドキアームズを目撃した際にはかなり動揺していた。

『舞台 仮面ライダー斬月-鎧武外伝-』では、斬月が緑色の「シン・カチドキロックシード」を使用した。


L.S.-∞
「大・大・大・大・大将軍!!」

クラスは不明。和風の音声。
鎧武の最終形態。
ほとんどのアームズウェポンを使用できる。


DJサガラがヘルヘイムの森を統べるオーバーロード・ロシュオに
「新たな挑戦者になんのチャンスも与えないのは大人げないだろ」と提案し、知恵の実を介して精製させたもの。
その形は錠前というよりは鍵に似ているが、サガラ本人も「落とし所としては妥当かもな」と評価している。
これを手にしたサガラは瀕死の重傷を負った紘汰と彼に付き添う舞の前に現れ、
「世界を変えたいのならオーバーロードになればいい」と言いながら手渡す。

カチドキロックシードの左側に施された鍵穴にこれをセットして開けることですべてのアームズが鎧武に結集し、
カチドキアームズの装甲がはじけ飛び全身白銀の極アームズに変身させる。


L.S.-YOMI ヨモツヘグリ
「冥・界! 黄泉・黄泉・黄泉!」

クラスは不明。中華風の音声。
龍玄の強化フォーム。
アームズウェポンは「ブドウ龍砲(リュウホウ)」と「キウイ撃輪(ゲキリン)」。
他にもオーバーロードの武器(シンムグルンの斧やレデュエの戟)を用いた。


凌馬が開発していた試作型ロックシード。
外見はブドウロックシードに酷似しているが、キャストパッドのカラーはえんじ色で、
シードインジケーターにはブドウ龍砲・キウイ撃輪の双方が表示されている。

鎧武の極アームズに迫る戦闘力を発揮できる反面、使用者の生命力を命を吸い取り、
使い続ければ命に関わるまさに「諸刃の剣」と言える危険な代物である。
その危険性故、開発者である凌馬も当初はこのロックシードを封印していた。
その後、第41話にて凌馬の計略によって拠り所を失った光実に渡された。


L.S.-DARK 黒のリンゴ
「黄金の果実!」

TVシリーズ最終回、および小説版に登場。
クラス、音声は不明。
邪武の基本フォーム、およびセイヴァーの派生フォーム。
アームズウェポンは刀の「ダーク大橙丸」。



スピンオフに登場するロックシード

劇場版やVシネマなどに登場する物を指す。


L.S.-07 ブラッドオレンジ
「邪ノ道オンステージ!」

映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』、および『鎧武外伝 デューク編』に登場。
武神鎧武及びセイヴァーの基本フォーム。
アームズウェポンは大橙丸の色違い「ブラッド大橙丸」。

基本的な性能はオレンジと一緒。
しかし、音声がくぐもったようなものとなり、変身音声も和・洋・中・ロックのどれにも当てはまらない(戦極ドライバーの待機音はロック)。


フィフティーンロックシード

映画『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』に登場。
ロック風の音声。
フィフティーンの基本フォーム。
アームズウェポンは骨型の剣の「黄泉丸(よみまる)」。
『プレミアムバンダイ』の限定アイテムとして発売された。

戦極ドライバー共々、入手ルートが一切不明。


フレッシュオレンジ
「花道オンステージ!」

『てれびくん』に登場。
クラスは不明。和風の音声。
鎧武の派生フォーム。
アームズウェポンは二刀流となった「大橙丸」。


L.S.-GOLD 金のリンゴ
「黄金の果実!」

劇場版『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』、および小説版に登場。
クラスは不明。西洋風の音声。
マルスの基本フォーム、およびセイヴァーの強化フォーム。
アームズウェポンは盾「アップルリフレクター」と長剣「ソードブリンガー」。


L.S.-SILVER 銀のリンゴ
「白銀ニューステージ!」

映画『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』に登場。
クラスは不明。和風の音声。
冠(カムロ)の基本フォーム。
アームズウェポンは軍配にも似た刃を先端に持つ杖「蒼銀杖(ソウギンジョウ)」。


PROTO-10 ウォーターメロン
「乱れ玉・ババババン!」

Vシネマ『鎧武外伝 斬月編』に登場。
クラスは不明。和風の音声。
斬月の派生フォーム。
アームズウェポンはガトリング砲が付いた楯の「ウォーターメロンガトリング」。


L.S.-TABOO 禁断のリンゴ
「デザイア・フォビドゥン・フルーツ!」

Vシネマ『鎧武外伝 斬月/バロン編』に登場。
クラスは不明。洋風の音声。
イドゥンの基本フォーム、およびバロンの強化フォーム。
アームズウェポンは盾「アップルリフレクター」と長剣「ソードブリンガー」。

凌馬が呉島兄弟の父親である呉島天樹の下で、ヘルヘイムの植物を制御するために開発した最初のロックシード。

オーバーロード同様、クラックやヘルヘイムの植物を自在に操作出来るが、使い続けると装着者の身体をヘルヘイムの果実同様に浸食していくため、常人の身体ではその力の反動に耐えることすら非常に困難である。
それ故、凌馬も「ヨモツヘグリ同様失敗作だった」と零している。

『斬月編』にて朱月藤果=イドゥンに盗まれたが、後に凌馬によって奪還される。
その後『バロン編』にて耀子を通じて戒斗に手渡され、リンゴアームズへのアームズチェンジに使用したが、戦闘後、戒斗が変身を解除すると共に粉々に握り潰された。

『斬月 / バロン』の時系列よりも前に当たる『デューク編』でも破損した状態で登場したが、同作に登場したものと同じ個体かどうかは不明。


L.S.-MESSIAH ザクロ
「狂い咲き・サクリファイス!」

Vシネマ『鎧武外伝 デューク編』に登場。
クラスは不明。
セイヴァーの基本フォーム。
アームズウェポンは弓矢の「セイヴァーアロー」。
スイッチを押すと起爆するタイプも多数存在する。こちらにはナンバーは記載されていない。


L.S.-99 レモン
「インクレディブル・リョーマ!」

Vシネマ『鎧武外伝 デューク編』に登場。
クラスは不明。洋風の音声。
デュークの派生フォーム。
アームズウェポンはレイピア型の「レモンレイピア」。


魔蛇ロックシード
「邪ノ道は蛇!」

ファイナルステージ、及び講談社キャラクター文庫小説 仮面ライダー鎧武』に登場。
クラスは不明。
セイヴァーの強化フォーム。
アームズウェポンはフィフティーンと同じ「黄泉丸」。



レジェンドライダーロックシード

歴代の仮面ライダーの力を宿している。


VV
サイクロン!ジョーカー!ハッ!ハッ!ハッ!」

映画『戦国MOVIE大合戦』に登場。
武神Wの形見であるジョーカーメモリとヘルヘイムの森の果実が融合して生まれたロックシード。
中華風の音声。
龍玄の派生フォーム。
アームズウェポンはWがボディサイドでトリガーメモリ装填時に使用する「トリガーマグナム」。



・タトバー!」

映画『戦国MOVIE大合戦』に登場。
武神オーズの形見であるタカメダルとヘルヘイムの森の果実が融合して生まれたロックシード。
西洋風の音声。
バロンの派生フォーム。
アームズウェポンはオーズの基本武装「メダジャリバー」。


フォーゼ
「青春・スイッチオン!」

劇場版『戦国MOVIE大合戦』に登場。
武神フォーゼの形見であるロケットスイッチとヘルヘイムの森の果実が融合して生まれたロックシード。
和風の音声。
斬月の派生フォーム。
アームズウェポンはフォーゼがベースステイツの時に主に使用する「ロケットモジュール」。


ウィザード
「シャバドゥビ・ショウタイム!」

映画『戦国MOVIE大合戦』に登場。
武神ウィザードの形見であるフレイムリングとヘルヘイムの森の果実が融合して生まれたロックシード。
和風の音声。
鎧武の派生フォーム。
アームズウェポンはウィザードの基本武装「ウィザーソードガン」で、雑誌等では手にしていたが、劇中未使用。


平成ライダーロックシード

映画『仮面ライダー大戦』に登場。
フィフティーンの派生フォームで、これ1つで平成ライダーの力を宿した15のアームズに変身できる。
劇中では以下の形態に変身した。
Webサイト『仮面ライダー図鑑』では「平成十五ライダーロックシード」名義で紹介されている。

  • ディケイドアームズ
「破壊者・オン・ザ・ロード!」

仮面ライダーディケイドの力を宿した形態。
アームズウェポンは「ライドブッカー」。
他にも響鬼の音撃棒・烈火を用いた。

  • フォーゼアームズ
「青春・スイッチオン!」

仮面ライダーフォーゼの力を宿した形態。
アームズウェポンは「バリズンソード」と「ビリーザロッド」。

  • ウィザードアームズ
「シャバドゥビ・ショウタイム!」

仮面ライダーウィザードの力を宿した形態。
アームズウェポンは「ウィザーソードガン」。

  • 鎧武アームズ
「フルーツ鎧武者、オンパレード!」

仮面ライダー鎧武の力を宿した形態。
アームズウェポンは「大橙丸」。
他にも無双セイバーを用いた。


昭和ライダーロックシード
「技の1号、レッツゴー!」

映画『仮面ライダー大戦』に登場。
和風の音声。
鎧武の派生フォームで、これ1つで昭和ライダーの力を宿したアームズに変身できるが、劇中では1号のみ使用した。
この場合アームズウェポンは用いず、1号同様徒手空拳で戦う。
他の昭和ライダーに変身する際は、アームズウェポンもそれに準じて変化するものと思われる。
こちらも平成ライダーロックシード同様、Webサイト『仮面ライダー図鑑』では「昭和十五ライダーロックシード」名義で紹介されている。


ドライブ
「ひとっ走りいざトゥギャザー!」

映画『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』に登場。
和風の音声。
鎧武の派生フォーム。
アームズウェポンはドライブの基本武装「ハンドル剣」。



エナジーロックシード

戦極凌馬が開発した次世代型ロックシード。
従来のロックシードと比較して、エネルギー効率が大幅に強化されている。
これによって、鎧武ら初期型アーマードライダーを凌駕する戦闘力を得た。
なお、クラスは全てSに相当する。

透明の錠部、キャストパッドの展開方法(エナジーロックシードごとに異なる)、無機質な音声が従来のロックシードと異なり、
固有のアームズウェポンも存在しない。代わりに共通武器である「創世弓ソニックアロー」を装備する(一部を除く)。

新型ベルトであるゲネシスドライバーで使用することを前提としており、エナジーロックシードを「ゲネシスコア」に装着し、
右側のグリップ「シーボルコンプレッサー」で絞ることで、装着者をアーマードライダーに変身させる。


一方で戦極ドライバー単体では機能しない(装着することはできる)。
しかし戦極ドライバーの「ライダーインジケータ」(フェイスプレート)を外し、そこにゲネシスコアを合体させる事で、
戦極ドライバーでもエナジーロックシードの力を引き出すことができる。

その際、変身者側の鎧とエナジー側の鎧が合わさることで「ジンバーラング」という陣羽織のような鎧が完成し、
「ジンバー◯◯アームズ」と称される形態になる。


劇中ではオレンジ鎧武がゲネシスコアを装着してジンバー形態になっている。
やろうと思えばオレンジ以外のアームズでジンバーになったり、
鎧武以外のライダーでジンバーになったりすることもできると思われる(できない理由もないため)。
…と言っていたら、本当に(Vシネマでの登場ではあるが)ナックルがジンバーマロンアームズに変身した。

使用するロックシードごとに輪切りのエフェクトが変化したり、変身するライダーごとに装甲の左にある紋章が変化したりするのでは、
と予想されている。


E.L.S.-01 レモンエナジー
「ソーダァ…レモンエナジーアームズ! ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファファファファイト!

ミックス!オレンジアームズ 花道オンステージ!ジンバーレモン!ハハァッ!

デュークの基本フォーム、および鎧武とバロンの強化フォーム。

劇場版『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』では、
鎧武の持つ個体が黒く変色した「ブラックレモンエナジーロックシード」も登場した。


E.L.S.-02 チェリーエナジー
「ソーダァ…チェリーエナジーアームズ!

ミックス!オレンジアームズ 花道オンステージ!ジンバーチェリー!ハハァッ!

シグルドの基本フォーム、および鎧武の強化フォーム。


E.L.S.-03 ピーチエナジー
「ソーダァ…ピーチエナジーアームズ!

ミックス!オレンジアームズ 花道オンステージ!ジンバーピーチ!ハハァッ!

マリカの基本フォーム、および鎧武の強化フォーム。


E.L.S.-04 メロンエナジー
「ソーダァ…メロンエナジーアームズ!
ミックス!メロンアームズ 天下御免!ジンバーメロン!ハハァッ!

斬月・真の基本フォーム、および斬月の強化フォーム。


E.L.S.-05 マツボックリエナジー
「リキッド! マツボックリエナジーアームズ!」

劇場版『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』に登場。
黒影・真の基本フォーム。
アームズウェポンは黒影が使用する「影松」に似た三叉の槍「影松・真」。
ソニックアローは使用しない。


E.L.S.-06 マロンエナジー
ミックス!クルミアームズ ミスター・ナックルマン!ジンバーマロン!ハハァッ!

Vシネ『鎧武外伝 ナックル編』に登場。
ナックルの強化フォーム。
アームズウェポンは巨大な毬栗を模した手甲。
ソニックアローは使用しない。


E.L.S.-HEX
E.L.S.-PROTO ドラゴンフルーツエナジー
「ソーダァ!! ドラゴンエナジーアームズ!!
ミックス!ブドウアームズ 龍!砲!ハッ!ハッ!ハッ!ジンバードラゴンフルーツ!ハハァッ!

Vシネマ『鎧武外伝 バロン編』、および劇場版『MOVIE大戦フルスロットル』、小説版に登場。
タイラントの基本フォーム(PROTO)、およびデュークと龍玄の強化フォーム(HEX)。
後者に登場する物は他のエナジーロックシードと比較すると、音声が甲高くなっている。
また「ドラゴンフルーツエナジーアームズ」ではアームズ名が長くなるからか、「フルーツ」の部分が省略されている。



ロックビークル

アーマードライダーたちが使用する乗用マシン。
錠前型のロックモードからビークルモードに変形・巨大化する。
モチーフは花。


L.V.-01 サクラハリケーン
スピード:245.0km/h
ジャンプ力(高さ):154m
ジャンプ力(飛距離):616m

オフロード型バイク。
桜の花びら型のカウル部には「ブルームプロセッサー」という制御装置が搭載されている。
ガソリンタンク付近の「ディメンションシフター」により空間を歪ませてワープできる。

計器はなく、立体映像方式の「ディメンションインジケーター」でスピードメーターが表示される。
メーターが999kmを越えると桜の花びらに似たエネルギーが車体を包み込み、
強制的に空間の裂け目を突破して鎧武をヘルヘイムの森に移動させる。
また、そのエネルギーを利用して突撃することも可能。

鎧武、黒影、ブラーボが所持する。
モチーフは桜。


L.V.-02 ローズアタッカー
スピード:245.0km/h
ジャンプ力(高さ):154m
ジャンプ力(飛距離):616m

オフロード型バイク。
エネルギーとカウル部が薔薇の花びらに似ていることと
カウル部の名称が「バドプロセッサー」となっていることを除けば、
概ねの性能はサクラハリケーンと同等。

バロン、龍玄、グリドンが所持する。
モチーフは薔薇。


L.V.-03 ダンデライナー
エアバイク型ビークル。
空中を自由に飛び回れる他、機首から強力なビームを発射する。

劇場版『戦国MOVIE大合戦』にて初登場。
『戦国MOVIE大合戦』では鎧武が、TV本編では黒影トルーパーが利用している。
また、後にバロンも入手・利用している。
TV本編でも鎧武がDJサガラからの提供で利用することになる。
モチーフはタンポポ。


L.V.-04 チューリップホッパー
二足歩行型ビークル。
地上をバッタのようにジャンプしながら移動、機首中央部のバルカンで攻撃する。
高いジャンプ力を活かしたキック攻撃だけでなく、クラックを生成することもチューリップの姿に擬態することも可能。

主に黒影トルーパーが利用、鎧武もDJサガラからの提供で利用することになる。
モチーフはチューリップ。



おまけ


凰蓮ロックシード
「テケテン・テンテン・テンテン・テンテンテンテーン♪テーン・テケテン・テンテン・テンテン・テテテテーン♪」
バッカモーン!恥を知りなっさぁ~い!ネバーギーブアーップ!!」

第17話にて登場。
人質である以上に洋菓子店『シャルモン』のお客でもある紘汰の姉・晶に襲いかかろうと変身しようとした城乃内が使ったドングリロックシードの偽物。
戦極ドライバーにセットすると待機音が凰蓮の声で響き、ブレードで開くと彼の怒鳴り声と共にタライが頭上に落下する。
店内でお客様に危害を加えるのをよしとしない凰蓮がドングリロックシードとすり替えておいたもの。

『何時すり替えたのか?どうやって作ったのか?』と聞いてはいけない。
待機音・音声共に凰蓮役の吉田メタル氏が吹き替えている。

単なる一発屋アイテムかと思われたが、サウンドロックシード仕様で吉田メタル氏の新録ボイス入りのアイテムとして商品化され、
ブラックオレンジロックシード、ブラックレモンエナジーロックシードとセットになった『凰蓮&鎧武・闇セット』としてプレミアムバンダイ限定で受注販売が行われた。
更にこれだけに留まらず、2021年にはCOMPLETE SELECTION MODIFICATION「ロックシード シャルモンセット」のうちの一つとしても商品化を果たしている。

余談

玩具版でもインベスゲーム用の各種音声が収録されており、「バトルスタート!→YOU WIN!→ランクアップ!」もしくは「バトルスタート!→YOU LOSE…」の音声がランダムで流れる。
有志の検証により、クラス問わず勝率は90%ほど、サウンドロックシード版では50%ほどとのこと。





ヘルヘイムの森では戦極ドライバーを巻き付けて追記・修正をお願いします。

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最終更新:2023年11月24日 20:47