赤松健

登録日:2011/10/21(金) 21:07:39
更新日:2023/03/07 Tue 17:45:35
所要時間:約 4 分で読めます




赤松健は日本の漫画家で実業家・政治家。

愛知県名古屋市出身で後に東京都東久留米市などで暮らした。
週刊少年マガジンにおいてラブひなやAIが止まらない!等のラブコメ作品を連載。
最近では、 魔法先生ネギま!を連載していた。
後にネギまの続編とも言える作品UQ HOLDER!を連載していたが、
2016/6/22に掲載された第128話を最後に、アニメ化による多忙+体力の限界という理由で、
20年以上の連載を続けた週刊少年マガジンを離れ、別冊少年マガジンへの移籍が決定した。

お顔は俺達にそっくり。しかし資産は数億。どうして差が付いた。

パソコンヲタクの一面があり、AIが止まらない!にはかなりマニアックな用語、今聞くと懐かしい用語がふんだんに使われている。
また、ブログやtwitterが無いころから公式ホームページ「AI Love Network」を持ち、作品の情報や近況を発信していた。
だが漫画家の情報発信が普通になった2013年、HTMLサイトの維持がかえって大変になったらしく同サイトは閉鎖した。


特徴として、作画の際に「貼り込み」と呼ばれる技法を使用している。
背景やキャラクターを一度に書き込まずに別々に作成して、後からそれを切り抜き、糊で貼り合わせている。

その為、背景の細部まで丁寧に書き込まれている絵となっている。
また、同時にアニメでいう「バンク」の作成にもなっており、ラブひなのひなた荘はその代表。
つまり、使えそうなところは極力使い回しているのである。

当時赤松にとって最も大事な執筆道具は、過去のバンクをトレースするためのライトボックスだったらしい。
この製作方法故、彼の原稿は分厚く重かった。

「魔法先生ネギま!」ではこの工程にパソコンを導入。
ライトボックスを使った素朴な貼り込みは、
描いたものをスキャン→ComicStudioで合成→プリントへと進化を遂げた。
バトルにシフトした10巻あたりから、モブキャラは完全にCGで描画している。
これで分厚い原稿とはおさらば。
ただしCGモデルをそのまま使うと不自然になるので、プリントした後でスミ入れなどをしている。
CGモデルをそのまま使った時の悲劇は「タカヤ-閃武学園激闘伝-」でも読めばわかるだろう。

その作業に手間取り1話の作成に8日かかる為、4週連載したら1週休んでいる。

「UQ HOLDER!」では作画含め完全デジタル化し、絵柄もシンプルなものに変えたため作業効率は上がっている。多分。

そのように、良くも悪くもアニメ的な手法で作品を作っている人なのだが、
作品の映像化には全く恵まれない。

ラブひな………作画崩壊、ストーリーが原型を留めないほど大幅改変
ネギま1期……作画崩壊&ヒロイン火葬
ネギま2期……シャフト新房のせいで別物(色々な意味で)
実写版ネギま…この手の漫画の実写化といえばお察しください
劇場版ネギま…作画崩壊&シャフトの都合で短縮、ガンドレス状態で上映
(番外)陸上防衛隊まおちゃん…ある人物に名指しで批判された上、「朝霧の巫女」の原作レイプの遠因にもなり複数の人に迷惑をかける

2017年に現在の連載作品UQ HOLDER!もアニメ化する事が決定しているが、
今までが今までなだけにファンからは「ヒロインの火葬が無ければ合格」と皮肉られていたり……

また、久米田康治はサンデーのかってに改蔵時代から赤松作品のネタを仕込んでいたせいで、いつの間にかライバル関係になっている。
時に『久米田の野郎』と穏やかでない呼び方をする事もあるが、もちろん冗談めいたニュアンスであり特別仲が険悪なワケではない。
が、冗談と受け取らなかったファンも意外と多かったのだとか。
ハヤテのごとく!の作者畑健二郎が久米田のアシスタントだった事もあり、ネギま&ハヤテが映画化した時は両者に関係のある人物としてまさかの展開になった。

近年、絶版コミックを広める会社「Jコミ」を設立。
簡単に言うと絶版となっている漫画を広告とかの力を使ってネット上にアップする会社。
試しにラブひなを全巻をアップした所、かなりのダウンロード数があった。
後に複数の企業がこれに協賛し、「マンガ図書館Z」としてリニューアルした。

近年の著作権問題(というかそれによる同人文化の破壊)に強い危機感を持っており、
問題解決のために実際に先陣を切って行動したり情報を提供している貴重な人材である。
その第一歩として、「二次創作による同人誌の作成」「同人誌即売会での無断配布」を許容するというサイン「同人マーク」を考案。
自身の「UQ HOLDER!」で採用した。
また、TPPによる二次創作への規制および児童ポルノ法改定による二次元表現への規制を危惧し、国会議員への積極的なロビー活動を展開し、児童ポルノ法の規制対象から二次元表現を外すことに貢献した。

弐瓶勉の「シドニアの騎士」でも採用されているが、講談社の外にはいまいち広まっていない。

弟の赤松智はスクウェア・エニックスに勤務する音楽プログラマー。


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最終更新:2023年03月07日 17:45