牛男

登録日:2014/01/30 Thu 13:52:35
更新日:2024/02/04 Sun 18:55:13
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牛男とは、を模した男性、もしくは、牛のように逞しい男性キャラクターを指した属性である。
いわゆる牛娘(属性)の男版と言える。

かなり古くから存在するジャンルであり、ちはやふる神代の時代より、その逞しさ、力強さ、雄々しさにより世界中の男性を虜にしてきた存在である。

日本男児は古来より、農耕などで働く牛に逞しさを見いだし、その存在に憧れてきたと言う歴史的背景も微粒子レベルで存在し、
子供達も目をキラキラさせながら「ぼく、おおきくなったらうしおとこになるー!」と、
正義のヒーローに憧れるが如く母親に話していたという可能性もまた微粒子レベルでry


日本を代表する偉大なる牛男達


バッファローマン

キン肉マンより。
日本における全ての牛男の筆頭格と呼んで差し支えないキャラクター。
七人の悪魔超人編より登場した悪魔超人の一人。
その名の如く頭上に生やした二本の角と、他超人を圧倒する程の巨大な体躯の持ち主。
戦闘スタイルはやはりその巨体を活かして責めていくパワーファイターだが、相手のスタミナの消耗まで察して試合をするなど、試合巧者としての面も持っている。
超人強度はなんと1,000万であり、これは直前までの強敵であったウォーズマンの実に10倍(後にはもちろんこれ以上の強度を持つ敵はいくらも出てきたが、登場当初のインパクトはすごかった)。
田園コロシアムにてウォーズマンと対戦。かのウォーズマン理論で立ち向かってきた彼をも打ち倒したが、「敵として会いたくなかった」と、
彼には敬意を表していたのがうかがえる。
後に正義の心に目覚めた彼は正義超人としてキン肉マン達の仲間に加わり、頼もしい仲間となっていく。


■矢野鉄矢/ブラックバイソン

超獣戦隊ライブマン』より。
中盤から相川純一/グリーンサイと共に加わった追加戦士。
序盤に勇介達を庇って死んだ矢野卓二の
国連のドロテ博士の下でトレーニングを積んだ後、兄の仇を打つべくライブマンに加わり、ボルトとの戦いに身を投じる。
ボクシングを得意とし、自らを「鉄のバイソン」と称する程のパワーファイター。
が、粗野で無鉄砲な一面も持ち、兄の仇であるボルトに逆上してピンチになるなどの場面もあった。
一方でメカの発明や分析をしたりなど知的な面も見せている。
個人武器は双頭刃の「バイソンロッド」。
マシンはバイソン型のトレーラー「バイソンライナー」で、グリーンのサイファイヤーと合体してライブボクサーとなる。


黒騎士ブルブラック

星獣戦隊ギンガマンより。
中盤に登場した番外戦士兼追加戦士。
三千年前、宇宙海賊バルバンに滅ぼされたタウラス星唯一の生き残りで、故郷と弟を殺したバルバンに対する憎しみだけで戦い、バルバン復活の際地割れに呑み込まれたリョウマの兄・ヒュウガの肉体とアースを利用し復活した。
大いなる力たる『ギンガの光』を持ち込んだ張本人でもあり、最終的にギンガの光は星を守るギンガマンの意志に応え獣装光に変化。
最終的に地球を守るために命を落とすが、その魂はヒュウガへと受け継がれる。
個人武器は長剣モードとショットガンモードに変形するブルライアット。必殺技は『黒の一撃』。
使役する星獣は猛牛型の重星獣ゴウタウラスで、騎重合身することで合身獣士ブルタウラスとなる。


ガオブラック/牛込草太郎

百獣戦隊ガオレンジャー』より。
元・力士だがネオシャーマンの素質を巫女テトムに見込まれガオレンジャーに入る。
気は優しくて力持ちを行くパワーファイターだが、意外と世間話に詳しい。
戦闘時は持ち前の相撲戦法でオルグに立ち向かう。
個人武器は両刃の「バイソンアックス」。必殺技は『アイアンブロークン』。
パートナーたるパワーアニマルは「ガオバイソン」で、ガオキングなどの精霊王の下半身を構成する。


■セイザータウロン/松坂直人

超星神グランセイザーより。
強い奴を求める生粋の格闘家で、土のトライブの一人。
当初は風のトライブの指揮官である佐伯カリンの言葉に従いセイザータリアス/弓藤天馬に襲い掛かったが
ケンカの中で意気投合。よき協力者となる。
個人武器は両肩に装備される聖撃砲ブルキャノン。必殺技のマタドールバーストは直人自身の格闘技に負けず劣らずの高威力を誇る。
土の超星神ガンシーサーにも搭乗。その際には頭部にブルキャノンを施されたタウロンモードに変化する。

■ロア

鋼の錬金術師より。
強欲のホムンクルス「グリード」に仕える牛のキメラ
元はアメストリス軍の屈強な兵士で、イシュヴァール殲滅戦にも参加している。
怪力と巨大なハンマーで闘う。
後に出てくるハイブリッドキメラ兵士とは異なり、変身しても部分的に牛のような角が生え髪が伸びるのみ。


石島土門


烈火の炎より。
烈火や風子とはケンカ仲間だった巨漢。その逞しき巨躯と鼻輪を思わせる鼻ピアスは十分に牛男としてカウントさるに足るだろう。
魔導具は力を強化する「土星の輪」と巨大な嘴型の「嘴王」、身体を鉄の硬度とする「鉄丸」と、意外にも火影メンバーでも屈指の数の魔導具を扱っている。
単純一途で下品な性格ながらも意外に強靭な精神の持ち主であり、苦手と評されていた精神系の攻撃なども打ち破っている。

???「こじつけ臭いって?今はそんな事どうでもry」

ウソップ


ONE PIECEより。
読者投稿のおたよりコーナーにて「ウシップ」と称した牛のコスプレが披露された。

???「こじつけ臭いって?今ry」

荒川弘


鋼の錬金術師銀の匙 Silver Spoonなどを産み出した漫画家。
農業高校出身故に自らを描く時は牛の姿である。
オマケ漫画は下手すりゃ本編より面白い。

???「こじつけな上に荒川弘は女性ですって?いr」


また、ゲイポルノの世界でも牛男は大人気な属性。

イケメン」「牧場」「搾乳」辺りで検索したら、ガチムチ兄貴やイケメンが大量に尻を並べて搾乳される桃源郷を拝めるだろう。
もちろん検索、閲覧は任意で。

「何を絞っているかって?iry」

追記、修正は、逞しい牛男達に抱かれながらお願いいたします。

















































   #   #
 # # 嘘を言うなっ!
   ∧_∧
# E)(#`゚Д゚)(ヨ
  UY   YU #


牛男とは、世界各地の伝承にたまに登場する怪物である。
やはり半人半獣の牛の姿をしている。

牛というのは昔から豊穣と結び付けられて神々の化身として扱われもする反面、力強さや経済力が無いと飼えないとかいった事情からか、権力の象徴ともされた。
どっかのヤリ●ン大王も牛になって女を追い回したりしたそうな。
そんな訳で、崇められる対象でもあれば、時代や階級が違えば、化け物と結びつけることも間々ある。
モーセが唯一神(Y・H・V・H)から十戒を授けられて戻ってきたら鋳造の金の子牛を信仰していたので切れたなんて故事も。
聖書においてユニコーン(伝承)に言及される個所も本来は牛(の原種オーロックス)のことだという説もあるとか。

■主な牛男


ミノタウロス


ギリシャ神話に登場。本来の発音は「ミーノータウロス」となんとなくターミネーターっぽい感じである。

その発祥は「ミーノース」もしくは「ミノス」と言うクレタ島のクノッソス宮殿に住む王が、海神ポセイドンに借りを作った上で顰蹙を買ったことから始まる。
曰く、王にする代わりに見事な牡牛を捧げるというという契約をブッチしたとか、王位継承の証である牛をくれとポセイドンに頼み、その牛の美しさに欲をこいて更なる牛を要求したとか、その牡牛が借り受けたもので、約束の期限が来ても返さなかったためだとか。

伝承によって経緯に幾らか違いがあるが、何はともあれ牡牛の一件でポセイドンの怒りを買い、

「ミノス王の王妃が牡牛に欲情するように呪いをかけた」

当人じゃなく親族を狙い撃ちにするあたり、流石ギリシャの神々といったところか。

そうして、木彫りの雌牛の着ぐるみやらを作ってまで牡牛とヤッっちまって出来た化け物が、このミノタウロスである。
言うまでも無いが、見た目としては牛の被り物をした成人男性。被り物じゃなくマジモンだが。

一応は王族ということで下手な手も打てないが、見た目も牛だし気性も荒く暴れ回って手におえない。そんなミノタウロスをどうにかするため、ダイダロスという男に命じて迷宮を作らせ、そこにミノタウロスを閉じ込める臭い物に蓋作戦を断行した。

しばらく後、ミノス王は戦争で打ち破った都市国家アテネに対して、「合計14人の若い男と処女をラビリンスのミノタウロスの生贄として捧げる」という賠償を強要した。
そんな嫌がらせ臭い人材の浪費が3回かそこら続いた時、アテネの王子テセウスは自ら生贄になると宣言。ミノタウロス退治に乗り出した。

こうして、ラビリンスから脱出出来るように用意した糸玉を垂らしながらラビリンスの奥へと進み、隠し持っていた短剣を使って、テセウスは見事ミノタウロスを打ち倒したのだ。


ここまでは誰でも知ってるギリシャ神話の一説を一応書いたが、上記のクノッソスは実在していることが1900年に判明し、神話上だけと思われたが実在したミノス王にちなんでミノア文明と名付けられた。
これは紀元前2000年頃に栄えたギリシャ神話の舞台と言える文明である。
その際、この神話に出たラビリンスと思われる迷宮も発見されている。

このクノッソス遺跡の宮殿の壁画には、権力の象徴である牛の絵等も大量にあり、更に古代ギリシャ神話の中にもよく登場する、左右に刃がついた諸刃の斧「ラブリュス」で雌牛を殺して生贄として捧げる文化が存在した。
この文化故にこの斧や牛はクノッソスの象徴ともされており、ミノス王家の乱行の証として迷宮を「ラビリンス」と呼ぶようになった、と言われている。

更に言えば、この生贄の可愛い(と信じたいような信じたくないような)処女達を殺しまくったイカれた牛男というのは、当時ミノア文明の頂点に居て、周辺地域に圧政を強いていたミノス王のメタファーだという説もある。


余り関係無いが、
銀のスプーンにてこれが登場し人を食い殺す描写のある映画を見ていたエゾノーの面々は「牛の歯で人は喰えん(草食な牛は食いちぎる切歯を持たない)だろ」と突っ込んでいた。
まぁ、アレだよ。牛人間だから牛じゃないんだよ。

詳細は項目参照。


牛魔王(ぎゅうまおう)

西洋の牛男代表がミノタウロスなら、東洋の牛男代表は間違いなくこちら
平天大聖・大力王・牛魔王」である。
牛の大妖怪で、西遊記では金角・銀角兄弟と並んでトップクラスの知名度を誇る。
その正体は全長千丈、体高八百丈という、山よりも巨大な白い牛

最強無敵のチート石猿、「斉天大聖」孫悟空の義兄にして、彼ら含む七人の義兄弟の長兄
妻に翠雲山の羅刹女(鉄扇公主)がおり、その間に紅孩児という息子を持つ。
さらに積雪山の玉面公主という妾も持っている。さすが大王。
おまけに如意真仙という弟もいるという、名実備わった大妖怪一族の長である。

その素晴らしい格にたがわず、戦闘能力も桁違い。
息子が悟空らに倒されていたことや、彼が保有する宝具「芭蕉扇」をめぐって妻が悟空といさかいを起こしたために大激怒、
かつての兄弟とはいえ猛烈な激闘を展開したが、最終的に天界の仙人や菩薩たちを総動員した猛烈な包囲網に惜しくも敗れ、調伏されて仏教に帰依することになる。

とはいえ、ことの流れで喧嘩しただけであって、悟空は牛魔王のことを悪く思ったわけではない。
芭蕉扇を借りた後は妻の羅刹女にきっちり返却しているほか、当初はかなり下手に出ていた。
本編終了後もきっと悟空と和解したに違いない。


なお、「封神演義」には牛魔王とよく似た「金大升」という水牛の妖怪が登場、大暴れしている。
こっちも「七人の妖怪の義兄弟」である「梅山の七怪」の一角。そのリーダーである袁洪はこれまた悟空そっくりであった。

しかし、「梅山の七怪」は牛魔王たちほど強くはなく、金大升も女媧と楊戩により捕縛され、袁洪とともに殺されてしまった。


(くだん)


日本各地の伝承に存在する怪物。にんべんにうしと書くが如くの半人半牛の姿。
古くは枕草子に記述があるが、もっとも騒がれたの意外にも近代の幕末である。
人間の前に現れた時にはなにかしら不吉な予言をし、それは間違いなく当たるとされる。

ちなみに男だけでなく女もいる。

牛頭(ごず)


サンスクリット語ではgośīrṣa。
仏教においては馬頭(めず)とともに地獄の獄卒として手に鉄叉を持って罪人を突いたり焼いたりする。
特に生きていたとき牛を殺した罪人に対して厳格であるという。
いわゆる鬼の角の元ネタという説がある

また、牛男と看板を掲げた焼き肉屋さんも全国に多く存在する。



追記、修正は、借りたものをちゃんと返してからお願いいたします。

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最終更新:2024年02月04日 18:55