円亜久里/キュアエース

登録日:2014/01/29 Wed 18:24:33
更新日:2024/02/24 Sat 21:45:14
所要時間:約 12 分で読めますわ!


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※推奨BGM:Happy Go Lucky! ドキドキ! プリキュア


私は、愛の切り札・キュアエース。

キュアエース?

新しいプリキュアなの?

レジーナさんの攻撃を打ち消すなんて…。

何て強さ…!

この程度で驚いてもらっては困ります。
あなた達には、プリキュアとして更に上のステージを目指してもらいます。


ドキドキ!プリキュア

愛を取り戻せ!
プリキュア5つの誓い!

胸のキュンキュン、止まらないよ!









泣けば、あの子が戻ってくるとでもいうのですか?

さあ立ちなさい!あなたには立ち止まっている余裕などないはずです!




ドキドキ!プリキュア』の追加戦士。
CV.釘宮理恵


22話から登場。
キングジコチューによりジャネジーを注ぎ込まれ洗脳・強化されたレジーナの前に、為す術のないキュアハート達。
その前に突如出現し、圧倒的な戦闘力でレジーナを撃退した謎の戦士。
「ラブキッスルージュ」から放たれる「エースショット」で ジコチューを浄化する。

まだ「少女」というべき年齢のキュアハート達4人に対し、彼女の外見と言動は「大人」そのもの。
身長は4人よりも1回り大きく、落ち着いた物腰と声色、圧倒的な戦闘力、そして何よりアイシャドーとルージュによる大人なメイクが年長者としての威厳を発している。
パステルカラーを基調とする他のプリキュア達とは一線を画し、メインカラーは鮮烈な口紅を思わせる赤。
真琴は彼女にトランプ王国の王女、マリー・アンジュの面影を重ねているようである。
果たしてその正体は…?








ジコチューによって危機に晒されている世界を心から守りたい。
私はその思いで自らを成長させたのです。



円 亜久里(まどか あぐり)




マナたちの近所に住む小学4年生の女の子。
「おばあさま」である茉莉と2人暮らしをしている。
釘宮ボイスがよく似合うロリキャラ。
明らかにマナ達より頭1つ分以上小さいが、キュアエースの正体は彼女である。

23話から登場。つまりキュアエースの方が登場が早い。
プリキュアシリーズでは例年「既に登場していたキャラがプリキュアに覚醒、追加戦士になる」というパターンを取ってきたため、
全くの新キャラが登場して追加戦士として加入という展開は大いに驚かれた。
また、変身前と変身後がミューズと黒ミューズ並に別人という点も類を見ない。

子供離れした自他ともに厳しいしっかり者。
というか、ちんまいのに言動がエースそのまんまであり、妙に大人びたお子ちゃまというアンバランス感がある。
プリキュアとして強い使命感を持っており、「プリキュア5つの誓い」によってマナたちを「新たなステージ」へと導き成長させた。
しかしながら、言ってること自体は正論ではあるもののあまりにも「上から目線」過ぎる事やエースとしての行動があまりにうさん臭かった事から、当初は六花たちからの反発を買ったこともあった。
そのことは本人も重々承知していたらしく、後にマナたちの修行が一段落ついたときにこのときの態度は素直に謝罪している。
しかし初対面のはずの大貝中学校の生徒達にもひたすら正論パンチして意気消沈させたりとあまりこの悪癖は変わっていないようだ。

正真正銘の日本人のはずだが、別れ際には何故かアデューとフランス語で挨拶する癖がある。主にキュアエースとして使う場面が多かったが、亜久里もしても使う場面がある。


当初は孤高の完璧超人として描かれていた亜久里であったが、話が進むにつれ、「大人っぽすぎて学校で浮いている」「ニンジンが苦手」など、
亜久里自身の弱点が露呈し、それをマナ達の助けで乗り越えるという展開も増えていった。
1人ではなく、みんなで支えあい、成長する。それがプリキュアの、人の愛なのだ。

同級生の森本エルとは夏祭りが縁で親友になり、以降も何かと気に掛けられている。
最終回のエピローグでは多くの友達ができたらしく、彼女達に自家製スイーツを振舞おうとしていた。


シャルル「スイーツが好きで」ラケル「ニンジンが嫌い」ランス「まるっきりお子様でランス~
「うぅ…小学四年生ですから」

…普段大人ぶっている娘ほど、こういう時に見せる子供らしさが、イイ。
また隠れまこぴーファン疑惑があり、CDをちゃんと聞いている(好きな曲も答えられる)・ライブに来ている・ランドセルが紫色など色々と状況証拠が上がっている。

甘いものが大好きで、スイーツを口にしてはグルメ漫画のような感想を述べている。


程よく焼きあがったフワフワのスポンジ。
濃厚ながら甘すぎない生クリーム。惜しげもなくふんだんに散りばめられた旬の桃。
(唐突に背景が初夏の草原に)
全てが優しく抱き合って爽やかな初夏を感じます! これは・・・愛のハーモニー!
パティシエ顔負けの見事な腕前、何より食べる相手を喜ばせる愛を感じます。
ブラボーですわ!

出会った当初は神出鬼没で正論づくしの亜久里の扱い方に手間取っていたマナ達であったが、
エサで釣れることに気づいてからは結構いいように亜久里をコントロールしている模様。

普段は前髪を後ろ側でまとめているデコキャラだが、寝る時は普通におろす。
その姿は髪と瞳の色以外はレジーナと瓜二つ
身長もレジーナと同程度であり、マナはレジーナとその姿を重ねあわせている。
そういえばレジーナもスイーツが大好きだったが…?


小学4年生かつ大人びた性格の一方、歯医者に行ったことがないなど奇妙な所で常識が欠如している。
実は茉莉とは血が繋がっておらず本人も一年前からの過去の記憶がない
そのためか誕生日が本作のプリキュア内で唯一設定されていない。

プリキュアとして覚醒する以前謎の導きによりマジカルラブリーパッドを持つメランと会ったとしていたが、
一方で「ジコチューとの戦いに敗れたのが最古の記憶」としており、更に自身を「地球生まれのプリキュア」と名乗っている。
彼女の奇妙な矛盾と記憶の齟齬は、本作最大の謎として長らく議論される事になる。


…さて、マナより小さい彼女が変身するとマナより大きくなるという事は、言わば変身すると巨大化するという事である。
変身…巨大化…エース…さあ、みなさんご一緒に、ご唱和ください!










キュアエース


愛の切り札。キュアエース!
美しさは正義の証。ウインク1つであなたのハートを射抜いて差し上げますわ。


身長:1.6メートル
体重:0.05トン
出身地:地球
必殺技:エースショット、メタリウム光線、バーチカルギロチン
弱点:地球上では5分間しか活動できない。


番組開始以来『仮面ライダー剣』ネタでさんざんいじられてきた本作であるが、番組中盤でまさかのウルトラマンネタの宝庫を投入。
「変身すると大きくなる」「名前がエース」「メイン色が赤」辺りまではまあ偶然で済ませられるだろうが、
登場すると同時にプリキュア5つの誓いなるものを持ちだした上に、
なんと歴代プリキュアで唯一5分間しか変身できないという時間制限つきである。
あと苗字が「円」だし、同じ苗字を持つマドカ・ダイゴ役の長野博は『ウルトラマンA』のファンである

しかも時間制限が近づくと胸のハートマークがカラータイマーよろしくピコピコ点滅する上、
他のプリキュア4人はハートが左胸についているのに、彼女はご丁寧にも胸のど真ん中についているという親切設計。
全国の大友とお父さんに画面の前で総ツッコミを入れさせた。

モチーフはトランプのエースなので、仮面ライダー剣的にはニーサンら新世代ライダーに該当する。


パートナーは番組初期から登場していた謎の赤ん坊アイちゃん。
アイちゃんが召喚した「ラブアイズパレット」を開き、アイシャドーとルージュを引く事で変身。
スマイルパクトなどで採用された「お化粧」という女の子の憧れ要素に、「子供が一瞬で大人になる」という「ひみつのアッコちゃん」要素をプラス。
メインターゲットである未就学児へのアピールをこれでもかと盛り込んだキャラクターである。

そのアイシャドーとルージュのおかげで大友からはケバいとか幼女でいいのになぜBBA化するんだとか色々言われたが、
バンダイはラブアイズパレットを買ってくれる小さなお友達相手に商売をしているのであって、我々はメインターゲットではないという事をよく心に刻むべきであろう。

ラブアイズパレットを操作した際に「キーンキーン」という音が鳴るが、これは序盤の「ラブリーコミューン」の音と同じ。
コミューンの方は「キュップキュップ」という音に差し替えられたが、結果として以前の音はパレットに引き継がれたことになる。


変身前がレジーナ似なのに対し、こちらはアン王女に近い外見。
巨大なポニーテールが4本下がっている髪型もアン王女に近い。
声優は変身前と同じ釘宮ボイスだが、こちらはオクターブ低く演技しており俺たちの知ってるくぎゅと違う「大人の女性」の風格が出ている。

急成長の反動か、先述の通り5分しか変身状態を保てない。
それがバレないよう登場当初はほとんどトドメをさしてすぐ去ってしまっていた。
終盤でエターナルゴールデンクラウンの知恵を授かったことにより克服している。


チームでの役割はハートと同じく前衛。
大火力に加え格闘能力も非常に高く、通常のジコチューであれば指先一本で吹き飛ばしたり発勁のような技も使いこなす。
抜群の戦闘力を生かし、ハートと合わせたツートップの主砲となっている。

が、前述のとおり5分しか変身できず、必殺技が効かないなど早期決着ができない場合は一転してピンチに追いつめられてしまう。
27話で弱点を知られてからは苦戦することも多くなり、頻繁に変身解除寸前(カラータイマー点滅)になった。実際に戦闘中に変身解除にまで陥ったことが2回ある。
またアイちゃんがイヤイヤ期に入った際は変身そのものが出来なくなるなど、戦力としては不安定さが残るのが唯一の欠点になっていた。

が、弱点克服以降は正真正銘のムーンライト枠に。NS3ではそのムーンライトと共に悪魔獣から奇襲を受けたが当然のごとく瞬殺した。喧嘩を売る相手は選びましょう。

私達の寝首を掻こうなど、100年早いですわ。アデュー


必殺技


非常に残念なことに、切断技はない。
エメラルドソーサーを投げる彼女を見てみたかった。

■エースショット
ときめきなさい、エースショット! ばきゅーん!


化粧道具というよりは棍棒に近いと思われる巨大な口紅、ラブキッスルージュを使った技。
口紅よろしく先端部分を唇に塗ってラブキッスルージュを構え直し光線を発射する。

ルージュの色は通常は赤色だが、ハート・ダイヤモンド・ソード・ロゼッタの各イメージカラーで放つ事もでき、それぞれ異なる効果を発揮する。
ハートたち4人の合体技ラブリーフォースアローと同等というトンデモ火力。
「大人」なイメージなのに、「ばきゅーん!」は子供っぽいんじゃないか?とか突っこんではいけない。


漫画版ではラブキッスルージュを使わず、投げキッスを飛ばす技になっている。


■エースミラーフラッシュ


マジカルラブリーパッドを使った技。
パッドから3つの鏡を召喚し強い光を浴びせる。
レジーナが仲間になった際は、ミラクルドラゴングレイブの光線を反射衛星砲のように乱反射させてジコチューの大群に浴びせていた。





以下、作品の重要なネタバレ注意!










◆正体


その正体は、トランプ王国のアン王女のプシュケーの半分が生まれ変わった姿
単刀直入に言えば、レジーナとは同一人物。より厳密に言えば同位体。水素と重水素みたいなもの。


そもそもジコチューは1万年前のプリキュアによって倒され、
この世のあらゆる知識を授けるという神器「エターナルゴールデンクラウン」によってトランプ王国の王城地下に封印されていた。
不治の病に侵されたアンを救うためにアンの父である国王が封印を解き、エターナルゴールデン(略)から得られた知識でアンを治療、アンは一命を取り留める。
開放されたジコチューは「娘1人を救うために全国民を犠牲にした」国王を最高に自己中な人間と評し、キングジコチューの核に選んだ。

アンとプリキュア達はジコチュー軍団に決死の戦いを挑み、なんとかキングジコチューを石化させる事に成功する。
しかしながら、アンの持つ神器「ミラクルドラゴングレイブ」は、本来なら中途半端な封印ではなくキングジコチューを完全に撃破する事も可能なハズである。
アンがトドメを刺せなかったのは、中に父が封じ込められているため、父がジコチューを解き放ったのと同じく肉親の情ゆえであった。

ジコチューの眷属の1人ベールはこの点を突き、
「国よりも肉親を優先するのは父と同じ自己中である」としてアンをジコチュー化しようとする。
だが、アンは自らのプシュケーを取り出し、真っ二つに割った。
「国を守る」という使命感を持つピンクのプシュケー「父を助けたい」という情を持つ黒いプシュケー、そして心を失った王女の肉体が残った。


「国を守る」という使命感を持つプシュケーは、マナ達の世界へ飛び亜久里となった。
「父を助けたい」という情を持つプシュケーは、トランプ王国に残りレジーナとなった。
そして抜け殻となってしまったアン王女の身体は妖精アイちゃんとして転生し、物語序盤に至る。

当初赤ん坊の姿で地球へ現れた亜久里は、茉莉の面前で急成長し小学四年生の我々が知る亜久里となる。
上から目線の言い方も一万年前のプリキュアの情報も、アン王女の記憶の断片が受け継がれたからである。

茉莉はこのメチャクチャ怪しい少女を養子として育てる。
亜久里が特殊な出自である事は最初から理解しており、終盤でプリキュアたちを見ても全く動じず、最終決戦ではエルと共に応援した。
プリキュアのお婆ちゃんキャラの大物ぶりには感服しかない。




◆余談

  • キュアエースのビジュアルはネット上のネタバレでいち早く判明したが、その正体は全く判明していなかった。
    そのため、その正体に関しては改心したレジーナ説や復活した王女説、成長したアイちゃん説など色々と憶測が立っていた。
    が、登場直前にネットニュース(それも天下の毎日新聞発『まんたんWeb』)で声優は釘宮理恵と、それまでどの役でも出演していない声優が流れたため、一時期関連スレは大混乱に陥った。
  • 亜久里たちのキャラクターデザインはすぐバレないレベルで少しずつアン王女のものを取り入れているとのこと。
  • 円亜久里の「円」を音読みしてローマ字にすると、「EN AGRI」。これを並べ替えると「REGINA」、つまりレジーナになる。実は登場当初から大友の間で噂されていた。
  • 漫画版では祖母の茉莉が武家の出身らしく、泳ぎ方が古式泳法だったりダンスが武士の舞だったり武家の娘さんになっている。
    また、エースはアニメ以上に大人の魅力を感じさせる外見で描かれている。
  • 『アイカツ!』に登場する音城セイラの妹・音城ノエルは、中学生に成長した容姿がどことなく亜久里に似ていると一部で話題になった。
    ある回の作画監督はドキドキのキャラデザ担当の高橋晃氏だったため、より一層そのように言われた(ちなみに脚本は高橋ナツコ氏)。
  • ちなみに彼女の登場は初期のプロットになく、設定に関して構成の山口氏は、王女の影武者・ドラゴンボールのトランクスのように未来から突然現れるプリキュア・ずっと昔から地球を守っていた古代プリキュア・トランプ王国で倒されたはずのソードの先輩たちが思念体となって誰かの体に乗り移るetc…と、ものすごく苦闘したらしい。
    亜久里に関してもお姫様風(「~なのじゃ」)、男の子風(セーラーウラヌスに近かったらしい)、名前も決まらず「虎姫・アルジーヌ・ユーディット」と物凄く悩んだとのこと。
  • 2022年現在、名前が漢字表記になっている最後のプリキュア変身者でもある。(主人公としては『スイートプリキュア♪』の北条響/キュアメロディが最後)
  • 巌のランディックパワー!




美しさはアニヲタ民の証。ウインク1つであなたの項目を追記・修正して差し上げますわ。

各画像出典:ドキドキ!プリキュア
2013年2月~2014年1月放映/全49話
©ABC・東映アニメーション

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最終更新:2024年02月24日 21:45