ジアート(銀河機攻隊マジェスティックプリンス)

登録日:2014/1/27(日) 11:24:00
更新日:2021/12/05 Sun 16:09:58
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我が遺伝子の高鳴りを聴け!!



ジアートとは、ロボットアニメ「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」に登場するキャラクターであり、
同作における主人公、ヒタチ・イズルのライバルポジションに当たる。



CV:緑川光



【概要】
作中において、地球を侵略している「汎銀河統一帝国ウルガル」の第二皇子(プレ・エグゼス)。
ウェーブのかかった銀髪を持つ美男子。
一人称は「私」だが、激昂すると「俺」になる。

ウルガルの現皇帝ガルキエの腹違いの弟にあたり、彼を強く崇拝している。
そして、テオーリアの兄。



本作において、「ウルガル」という国家を体現する人物として描かれ、ウルガル側のメインキャラクターと言える。




【人物】
「自由意思(マナーヴァ)そのもの」と評されるように、本能のまま、我が道を行く人物。
その奔放さは、兄の侍女に手を出す、大事な会議をサボろうとするなど、随所で発揮された。


ちなみに、兄の侍女に手を出した際のやり取りは、その手際の良さと台詞から、色々とネタにされることになった。

兄上の匂いがするな……。

プレ・エグゼス……?

受け入れよ。



ウルガルの文化である「シカーラ(狩り)」に関しては、独自の美学を持っており、
多数で甚振るような虐殺は好まず、強者との一対一の戦いを好む。
それを邪魔する者は、たとえ味方であろうと切り捨てる。

ウルガル陣営でいち早く利他的な地球人と、利己的なウルガルとの違いに着目したり、
腹心ルメスを使った諜報活動を行うなど、聡明さと能力を持っている。

戦闘に関しては、作中で1,2を争うほどの技量を誇り、苦戦する場面はほとんどなく、本編で彼と渡り合えたのはイズルのみであった。
後述するが、そんな彼の強キャラとしての立場を盤石にしたのは14話。
この話は主人公・イズルの覚醒回であり、大抵敵がフルボッコにされるところ、彼は違った。

あろうことか自分も覚醒して、互角の勝負を展開し、
あと一歩まで追い詰めるという、ふつう逆だろうと言いたくなる強キャラぶりを発揮した。




上述したように、兄であるガルキエは強く慕う一方、ウルガルを出奔したテオーリアに対しては、
何かと気にかけているようで、ルメスを介して接触しようとしたり、
テオーリアに関する会話を盗み聞きしたラダをその日の内に謀反をでっち上げ始末するなど、大切に思っている様子。
しかし、決して相容れないとも考えている節がある(その辺りのことは、第五巻の得点ドラマCD内で語られている)。







【機体】
彼が駆る機体のカラーは白。高い機動性を持ち、剣を用いた近接戦闘に特化した機体。
作中では、レッドファイブを速度で圧倒したり、ブルーワンの至近距離からの射撃を難なく回避し、
カウンターで一太刀見舞うなど、そのスピードを如何なく発揮し、ラビッツを苦しめた。

そして、ジアートの感情が昂ぶると、「オーバーロードモード」なる強化形態(色は紫、5巻のブックレット参照)へと変化し、大幅にパワーアップする。
この形態では、素手による高速戦闘や、伸縮自在のヒレのようなもので相手を拘束したり、
更に、まるでドラ○ンボールに出てきそうなエネルギーボールを作り出し、相手にぶつけるという技も見せた。

本編では二度この形態になり、覚醒したレッドファイブと死闘を繰り広げた。
尚、この形態になると、活動時間が大幅に低下する。







【作中での活躍】
ラダを退けたチームラビッツに興味を抱き、とりわけレッドファイブ=イズルには並々ならぬ執着を示すようになり、
ケレス大戦以降は完全に獲物とみなすようになる(この際、互いの姿を晒している)。
大戦後、ウルガル陣営の会議の場において自身のラマタ(獲物)に関する情報開示を求められた際は、
それを断固辞退し、「各々が自分にとってのラマタを見出すのが良い」と、他のレガトゥス達を焚き付け、地球人との再戦を期す。

次の登場ではチームドーベルマンの救助に向かったラビッツを襲撃、
新メンバー・アンジュのブラック6を軽くあしらい、イズルとの戦いに臨む。
イズルをも圧倒し、とどめを刺さんとした時、レッドファイブが覚醒。
その姿に若干驚きつつ、まだまだ楽しませてくれることに喜びを露わにし挑みかかる。
主人公の覚醒にも関わらず互角の戦いを繰り広げるが、遂に一太刀浴びせられ、フルボッココースかと思われたが……。




お前は俺の遺伝子を燃え上がらせる!!



上記のオーバーロードモードへ進化。
かませ化を全力で拒否し、イズルと激闘を繰り広げ、
あと一歩まで追い詰めるがドーベルマンの水入りに加え自身のエネルギー切れがあり、撤退。
愉しみが大きくなったことを喜びつつの離脱であった。


その後はしばらく出撃することなく、テオーリアが地球にいることを突き止めたり、
地球人との考え方の違いを言及したり、ついでにラダを始末したりしていたが、
遂にガルキエが地球圏における最後のシカーラの開始を宣言。
「シカーラに乾杯」と名言をかましつつ、来るべき狩りに心躍らせる。



……のだが、目当てのイズルが出ていなかったため、自身は動かず、
ルメスに一任して「雑魚の相手は雑魚でよい」と言い、自らの相手が出てくるまで高みの見物を決め込んだ。
しかし、いくら待っても自分のラマタが出てこないことに業を煮やし、イズルを引きずり出すためにアサギ達を襲撃。

アサギらが消耗し、エネルギー切れ寸前であったこともあるが、彼らの連携をものともせず明らかに手を抜いた状態で圧倒。
そしてとうとう現れたイズルと最後の戦いを始める。
ハーモニックレベルが急上昇し、自分に肉薄するイズルとの闘いを満喫する最中テオーリアが戦場に現れ、
そちらへ向かおうとするもイズルに阻止され、激昂する。




その後は、最早妹そっちのけで覚醒したレッドファイブとの決闘に邁進。
ルメスの撤退要請も「邪魔だ!」と一蹴。ただひたすら自らのラマタを狩るため、戦況などお構いなしに闘う。

そして、レッドファイブを乗りこなし完全覚醒したイズルに呼応し、自らも覚醒。
ここでもかませ化を全力拒否し、完全覚醒したレッドファイブ相手に一進一退の攻防を繰り広げ、
決着がつかないままゲートにスターローズが激突。
その際の爆発にイズルもろとも巻き込まれた。








全てが終わり、爆発のダメージで半壊し宇宙を漂うレッドファイブに、猛然と突進してくる機体があった。






待っていたぞ! この時を!





ジアートである。自身も爆発の衝撃で負傷しながらも「獲物を狩る」ために、満身創痍のイズルに襲い掛かった。
イズルを圧倒し、レッドファイブを着実に破壊していく。
勝利を確信し、「今こそお前を狩る」と突進するが、アサルトイェーガーを分離し、
ぶつけるというイズルの奇策によって生じた一瞬の隙をつかれ、実質敗北を喫する。


そして最期まで不敵な表情を浮かべたまま、アサルトイェーガーの爆発に巻き込まれるのだった。



私たちは、まだまだ先に行けるぞ……!













ちなみに、イズルとの最終決戦は、23話のBパートから最終話全編に渡って行われ、
ライバルポジションの彼がそのまま作品のラスボスを務めることとなった。

そのおかげで、兄上は出撃する機会が無かった。







追記・修正を受け入れよ。



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最終更新:2021年12月05日 16:09