白の世界(Z/X)

登録日:2014/01/26 (日) 16:10:51
更新日:2022/09/26 Mon 16:08:31
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めざめよー。



白の世界とは、Z/Xにおける世界の未来のひとつである。
ブラックポイントはアルゼンチンのブエノスアイレス、日本では関西の和歌山・奈良県境に出現。
支配氏族は《四大天使》




◎歴史

現在より未来、世界は資源の奪い合いによる扮装が勃発していた。
そんな中、アダム・ペンドラゴンと名乗る男性がアルゼンチンにて《ペンドラゴン使徒教会》という宗教団体を創設。

「人類が物質に固執するのは肉体に囚われているためであり、精神力を高め肉体からの脱皮を果たす必要がある」
「神から遣わされた天使が人類を救済する」
こうした教えを解くペンドラゴン使徒教会は貧困層の支持を得て、勢力を増やしていった。

そしてある日、『兄を殺して最初の天使となった弟』天王寺飛鳥ことウリエルA.T.が出現。
これにより貧困層以外の支持をも得て、その影響力は国家という枠を越え世界中に波及していった。

ウリエルは人類の中から精神力の高い3人を見出すと、自身の力によってミカエル、ラファエル、ガブリエルとして天使化を施した。
さらに4人の天使はそれぞれ3人、合わせて12人の人間を天使化した。これが《四大天使》と《十二使徒》である。

こうして天使化がすすめられ、世界人口の1/6が天使となった頃、世界は十二使徒が分割統治する階層社会として新たな秩序を形成していた。

ブラックポイントの発生後、ウリエルとミカエルは前線へ赴き、ラファエルは行方不明。
四大天使の中でも急進派のガブリエルがウリエルの摂政として全権を掌握したため、天使化できなかった人類はカーストにおいて最底辺の扱いを受けている。

これが、白の世界における世界の歴史である。


◎現代の動向

ブラックポイントの発生以降、表向きは現代人に対し友好的に接していたが、《十二使徒》の宝瓶宮ガムビエルが奈良の小村を襲撃し神祖の仮面を入手。
それがもとでプレデターを率いて天使を狩るエンジェルキラーが出没することになる。

ウリエルが《超既視感》によって見た結末を回避するため、ラファエルの記憶を書き換える。その後自身とミカエルは前線に出たためガブリエルが実質的な実権を握り、階級制度がより厳格化。

覇王竜カーディナルブレードの撃退を通して、それまでは小競り合いを続けていた赤の世界と同盟を結ぶ運びになる。
双児宮アムブリエルと獅子宮マルキダエルが軍勢を率いて青の世界に攻撃を仕掛け、対白の世界兵装を持つサイクロトロンを数で圧倒する。
しかし青の援軍の到着により深追いはせず撤退。

ミケ王主催のミスコン、大惨事乙女大戦にて白の世界代表のケィツゥーが優勝。

《七大罪》のインウィディアとの取引でエンジェルキラー上柚木綾瀬とガムビエルが対峙。綾瀬が勝利するも隠し持っていた本物の神祖の仮面を使いガムビエルはディアボロス化。
これまでのガムビエルの罪が露呈し、サー・ガルマータに恩赦が下る。また抜けた宝瓶宮の後継にニーナ・シトリーが候補として挙がる。
ニーナの提言で《ニャインライブズ》制度が創設。

堕天したガムビエルによって属性反転させられたガーディアンやエンジェルが反乱。さらに封印された終末天使までもが封印を破りガムビエルと合流。
後に一部ガーディアンを大阪城を根城にしたサタンに差し向けるも、悉く敗北しサタンの糧となる。

ブラックポイント上空に《神域》へと繋がる《神門》が出現。アドミラシオンの調査後、ウリエルやその眷属が内側に突入し、封印に成功。

黒の世界のトラップハウスからセルカークレックス率いるケット・シーが帰還。ミケ王軍と共に終末天使に捕らわれたミカエルの解放に尽力する。

ガムビエルが養父であるガブリエルを殺害。大洪水による地上の洗い流しを目論むも天王寺飛鳥たちの活躍により討伐される。
邪心と力の大半を奪われたガムビエルだったが、記憶はそのままに改心し生き残った。

ミカエルと二代目ガブリエルを襲名したハナエルを《双極天使》として中心に据え、《十輝聖》が新たに創設される。

平穏を取り戻した白の世界だったが、封印されていた《神門》が解放され神気に侵されたウリエルが暴走。白の竜の巫女ニノ主導で《五煌聖獣》が押し留める。
最古のセイクリッドビーストこと九頭竜が目覚め、白の世界と《神門》との繋がりを断ったところに、他世界からの援軍と焼失事象を起こす謎のキラーマシーンが現れ混沌と化している。

さらに封神戦の終結後、黒の世界から大量の黒剣兵が襲来。ゼクスには目もくれず人間に対して殺戮を開始しムリエル率いる軍勢が救援に当たっている。
争乱後、本人に責はないながら黒の世界の仕業なのでと謝罪に現れたウリエルに瓜二つの顔を持つ青年アトマスカヤ。彼と共にギルド“暁”は神気に犯されソルに与したウリエル確保のため幻夢郷へと派遣された。



◎用語

・四大天使

世界で最初に天使化した4人のエンジェルの総称。
白の世界の頂点に君臨している。
構成員は
  • ウリエルA.T.(=天王寺飛鳥)
  • ラファエルA.K.(=上柚木綾瀬)
  • ミカエルS.K.(=上柚木さくら)
  • ガブリエルA.P.(=アダム・ペンドラゴン)

元ネタはそのまま四大天使。

ガブリエルは反転し堕天したガムビエルによって死亡。
ウリエルは弟子とともに《神門》を内側から封印していたが、神気にあてられ暴走しソル配下に組み込まれた。。


・十二使徒

四大天使に次ぐ高位のエンジェル。
ひとりひとりが一国に匹敵するエンジェルとガーディアンを率いている。
構成員は

ウリエル配下
  • 白羊宮マルキダエル
  • 金牛宮アスモデル(=青葉千歳)
  • 双児宮アムブリエル

ミカエル配下
  • 巨蟹宮ムリエル
  • 獅子宮ウェルキエル
  • 処女宮ハマリエル(=桜街紗那)

ラファエル配下
  • 天秤宮ズリエル
  • 天蠍宮バルビエル(=各務原あづみ)
  • 人馬宮アドナキエル

ガブリエル配下
  • 磨羯宮ハナエル
  • 宝瓶宮ガムビエル(=ニーナ・シトリー)
  • 双魚宮バキエル

元ネタは黄道十二宮の天使。
四大天使、十二使徒ともに襲名性のため、十二使徒は虎視眈々と四大天使の座を狙っている……という設定だったが、ほとんどの十二使徒は上司に対して忠誠を誓っている。
ちなみにオーラカソ曰く「巨蟹宮、処女宮、天蠍宮、双魚宮は十二使徒のトラブル四天王」とのこと。

ガムビエル及び終末天使の反乱が収束した現在、十二使徒の残留組は二代目ガブリエル直属に再配置された。


・双極天使

再編成後の白の世界のトップ。
ミカエルと、ガブリエルの名を襲名したハナエルがその座に就いている。
先代の思想の流れを受け継いだガブリエルだが、ミカエルに対しては歩み寄りを見せている。


・竜の姫君

神々の戯れにコピー&トラッシュを繰り返された無数の並行未来世界において、死の運命に囚われていた各務原あづみ、上柚木八千代、黒崎春日の残留思念が星界で積み重なりあづみのものを中心に個我を形成した存在。
大本であるあづみ本人への接触が出来なかったため、同質の存在である天蠍宮バルビエルを器に竜域に顕現した。
本人は六つの世界の平和を願い行動しているが、うまれたばかりも同然のためか独善的かつ短絡的な行動が目立つ。
一例として、安倍晴明や大樹ユグドラシルといった争乱の元凶足り得る存在に融和の力を与えたり、理解を示さない墓城を星界に飛ばし『最初からなかったこと』にするなど。
なお服を着ていない方が落ち着くなど依り代の影響が多分に出ている。


・十輝聖

ガムビエル戦役の終結後、ミカエルが直属に組織した新部隊。
エンジェルとガーディアンの連合で、戦役で活躍した者を重点的に招集している。
実力を重視するため過去の咎はある程度まで無視される傾向にあり、かつて洗脳され暗黒騎士として活動したラスダーシャンは任命に憤慨しつつも使命を全うする意志を固めている。
構成員は
  • 素晴らしきリウィア
  • 朧夜のラスダーシャン
  • 夢見るアルパマーヨ
  • 蒼星双刃ラム
  • 雷戟のフランシェ
  • 虹天使ニーナ(監査役)
(以下不明)


・輝聖

ガムビエル戦役後に出現するようになった特殊な昇華形態。
エンジェルとガーディアン双方の特性を兼ね備え、光の翼とそれほど大きくない精神の鎧を具現化させることができる。
名称は上記の十輝聖にあやかって命名されたが、ガーディアンの亜種とすべきか新種族と認定すべきかは現在も検討中。


・終末天使

上級エンジェルである十二使徒をも越える力を持つエンジェルたち。
ウリエルたちの覚醒に呼応して天使化したが、恐怖を抱いた人間に迫害されたため人間を恨んでいる。
その存在を危険視したウリエルによって封印されていたが、封印を解き現在は堕天したガムビエルや配下の暗黒騎士と共に行動していた。

ガムビエルの失脚後も独自に行動している。
構成員は
  • メタトロン
  • アザゼル
  • サンダルフォン

上級エンジェルの命名ルールとして実在の天使名を冠するが、こちらは神に匹敵する存在から取られている。


・暗黒騎士

堕天したガムビエルによって精神を反転させられたガーディアンたち。
本来持っていた善性を失い、ガムビエルや終末天使に与していた。
構成員は
  • ラスダーシャン
  • アルパマーヨ
  • マシャール
  • 慕情のケィツゥー

また、ガムビエルによって反転させられたガーディアン『ダークシールド』『ダークソード』が配下として存在。
大半はミサキの歌によって洗脳が解かれ、元の姿に戻った。


・ニャインライブズ

初代ガブリエルよりガムビエル後継を命じられたニーナ・シトリーが特例的に定めた制度。
白の世界のカーストでは下位に位置するケット・シーのうち、ニーナが見初めた9匹にガーディアン並の権限を与えるというもの。
この制度によりニーナは早速ケット・シーたちから注目される存在となった。
構成員は
  • メインクーン
  • ワイヤー
  • ミケ(自称)
  • キジトラ
  • カール
  • ソマリ
  • 無双騎士ターキッシュ
  • 革命戦士トイガー
(以下不明)

なお発案者のニーナは「古代神の名を借りて女体化する不届き者がいたら地位を剥奪する」と憤慨しているが……


・五煌聖獣

《神域》との戦いで疲弊した白の世界の守りを固めるため、ニノが祝福した5体の力あるセイクリッドビースト。
それぞれが白の世界の東西南北天の五方を守護する役目を担う。
構成員は
  • ウロボロス
  • イブリース
  • サラマー
  • マカラ
(以下不明)


・祈獣

これまで存在しなかった『猫のセイクリッドビースト』の枠を埋める、ケット・シーが精神昇華を果たした姿。
元々二足歩行し人間と同等の知性を持っていただけに本質的にはエンジェルに近く、肉体から解き放たれたことで状況に応じて獣と人間の形態を使い分けるずる賢さを持つ。
また進化によって増長した結果、古代エジプトの神話に連なる神の名を名乗る。

そして祈獣構成員の大半はかつてのカール一味であるという。
リアル美少女受肉にゃんこ


・ギルド“暁”

双極天使ガブリエル(ハナエル)が発行する復興支援等のクエストを解決する「ギルドシステム」で生まれたチーム。
エンジェルの暁のオーブを勇者アンジュ・オーブとしてリーダーに据え、目覚ましい活躍を見せる有力ギルド。
構成員は
  • アンジュ・オーブ(勇者)
  • エレーナ(巫女、セイクリッドビーストを従えた人間)
  • レーニア(魔女)
  • アシェラ(傭兵)
  • アドベントサイン(騎乗竜)

ミカエルからイノセントスターの許嫁アドベントサインを移動手段として紹介され、現在はウリエル奪還のため幻夢郷へ向かっている。
さらっとリア竜だったことが判明したイノスタ野郎。


・プリンセス

竜の姫君へと変貌した天蠍宮バルビエルを捜索中の処女級ハマリエルが、緑のリーファーに対して軽率に世界を超えた精神昇華を行った結果の産物。
前提に無理があったのか天使化こそ発現しなかったものの、能天気で悪戯好きなリーファーが記憶そのまま精神的に成長し勤勉になるという大偉業を成し遂げた。
また、中にはリソースの質が白や緑と白の複合に変質するという事例も確認されている。
最初に昇華を受けた被害者セシリアは光輪に代わり王冠を授ける役割を担う。

なお発端となったハマリエルは当初の役目をすっかり忘れている。


D(デジタル)・ウィッチ

肥大化する赤のブラックポイントや虚のさざなみといった質量のない不可視の存在への対抗策として発足した青と白の世界を超えた新部隊。
セイクリッドビーストのオーラ力学を青の世界の趙科学による肉体の電子化に組み込み、光波や音波といった波を掴む特殊技法を体得している。

関連性は不明だがコスチュームのモチーフはスク水パーカーで統一されている。
また個人名はソロモン72柱の悪魔に由来する。



◎種族

▼基本種族

・エンジェル
精神力を翼や光輪、オーラとして具現化した人類。
知的ながら排他的で敵対者に対しては容赦がなく、また人間を見下す傾向にある。
人間を導かなければならないとする穏健派と人間を駆逐すべきであるとする急進派が存在する。
身体も衣装も精神力で構築され、平均身長が170~200cmと人類に比べ長身。

種族特性は軍団形成とパワーダウン。
同族がいることで強化されたり、相手の力を封じる能力を持つ。

命名ルールは冠詞のフランス語訳


・ガーディアン
エンジェルとは別の精神的進化を遂げた種族。
精神力を鎧として具現化する進化を辿った人類。
干渉されることを忌避するが干渉することに興味のない修行僧のような穏健派。
鎧を具現化した際の大きさは小さいものでも3m、最大では500mと非常に大柄。

種族特性はカウンターとチャージからの蘇生。
相手の攻撃をいなしつつ、破れてもなお戦う粘り強さを見せる。

命名ルールは山の名前
ちなみに冠詞のひとつイヴィルベインは他世界との戦闘のため新たに組織された部隊である。


・セイクリッドビースト
白の世界の理に従い精神力を高めた動物群。
動物由来の本能と人間と同等の知性を有する。

種族特性はチャージ参照と自軍強化。
チャージの枚数に応じて仲間を強化したり、仲間への攻撃を弱体化する。

命名ルールはオーラ+主に伝説の動物名
なので結構な頻度でミソスとネタ被りを起こす。


・ケット・シー
実験により知能が発達し二足歩行するようになった猫。
猫としては大柄で人間の3分の1ほどの大きさがある。
以前はエンジェルのペットであったが、猫特有の抜け目のなさで他世界でも暗躍する。

種族特性はリソース消費。
相手にリソースの支払いを強要する。

命名ルールは実在する猫の種類
ただし「匣の魔人フェレス」はディアボロス側に依存する。


・エンジェリックドラゴン
白の世界の《始まりの竜》の端末。
他世界の《始まりの竜》を倒し、世界が白の世界へと至るために活動している。

種族特性は防御強化。
ダメージを受けなかったり一度使ったイベントをもう一度使ったりできる。

命名ルールは聖性のある単語


・キュレータ
ソルが従える並行未来世界の極点に至ったゼクス。
白の[キュレータ]は堕天した原初の天使ダークウリエル。


▼ディンギル

・ディンギル
・アヌ
・マルドゥク
・ルル
・シャマシュ
・スド
・ニンカシ
・アンシャル・キシャル

次元の壁を越えて現れた神。
白の世界が階級社会制度なのは《神域》を統べる最高神アヌの影響による。

命名ルールはシュメール/バビロニア神話の神々


・ガムビエル
現在ディンギル及びコラボ以外で唯一自身の名前を種族に冠するガムビエル。
覇神の欠片を取り込み義父であるガブリエルを討ち滅ぼした彼女の野望は、高位天使らの過去の姿の奮闘によって潰えた。


▼コラボ種族

・フロン
・リリエル
・アルティナ
・プリエ
・プラム
・セラフィーヌ
・マリエル
・ジュピエル
・ヒメカミ
・キサラギ
・ウサリア
・ミオン
・リーゼロッタ
エクストラパック日本一ソフトウェアからの参戦種族。
基本的に上記種族の能力を複合させているが、キャライメージに沿ったものも多い。ピュアフロンなんてなかった。
またリリエルとジュピエルは以前にも[エンジェル]としてゲスト参戦している。


・タマ
同業他社のWIXOSSとのコラボ種族。
スペル《アーク・オーラ》を内蔵した「天火の巫女タマ」のみ所属する。


・エルシャダイ
・イーノック
・ルシフェル
公式スピンオフ4コマ『絶海学園』での前振りから突如フリーペーパーで配布されたエルシャダイとのコラボ種族。
「『一番いいのを頼む』イーノック」は「イーノック」が死ねば死ぬほど強くなるという原作再現が施されている。


・E☆2
美少女イラストマガジン『E☆2』とのコラボ種族。
白の担当はぱん。
てんちゃんなどの看板娘たちのイラストが使用されている。
後の弾で双子のイラストレーターユニットTwinBoxの看板娘たちも登場。





みらいをーささげよー。
ぼくといっしょにひかりのせかいへー。
みーんなしあわせになるのー。

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