惑星テラツー

登録日:2011/01/10(月) 22:34:00
更新日:2022/12/25 Sun 10:39:47
所要時間:約 4 分で読めます








地球のみなさんようこそ、惑星テラツーへ。ここではJシリーズまでのテラツーがどういった星かについて説明します。


惑星テラツーとは、セイバーマリオネットシリーズの舞台となる架空の惑星のことです。


太陽系から遠く離れた外宇宙にありますが、は青く透き通り、緑に溢れ、生命の息吹を感じることの出来る地球のような素晴らしい星なのです。人々はこの惑星で平和な毎日を送っています。



























と言うとでも思っていたのか?
(以下、ネタバレを含みます)



テラツー。
それは全宇宙のどんな星よりもムサく、他の惑星へ逃げ出すことも出来ないという監獄惑星なのだ。


…まあこれもちょっと言い過ぎだが。


説明。まずこの惑星は最初に書いた通り、海があり、森があり、生命が存在している。この辺は地球と同じ。実際、8万年前までは文明が栄えていたらしいが、とある理由により滅亡している(後述)。


この惑星の特徴的なところは大きく分けて3つ。


1.人間は男性しかいないこと
2.階層惑星であること
3.プラズマの存在


一つ目に関しては「セイバーマリオネットJ(アニメ)」の項で説明しているので簡単に。
人口増加に苦しむ地球から新天地を探して外宇宙へ飛びたったらテラツーへ不時着、男6人しか生き残らなかったのでクローン技術で子孫増やしたけど女性クローンは出来ず300年経ってしまった…という次第である。
そのため国家は日本っぽい「ジャポネス」、中国っぽい「西安」、ドイツっぽい「ゲルマニア(アニメではガルトラント)」、ロシアっぽい「ペテルブルグ」、イタリアっぽい「ロマーナ」、アメリカっぽい「ニューテキサス」の6つしかない。
それぞれを納める君主は最初に不時着した6人の男たちの正統なクローンであり、他の人民はその劣化クローンの劣化クローンの劣化…を繰り返した人々である。
そのため、当たり前ではあるが国民の顔はみな違う。


つまりこの惑星は童貞の巣窟なのだ。なんとむさ苦しく虚しきことか…いやしかし、それ以上に危惧すべきは我が身の処女の安否である。
刑務所が舞台の海外ドラマ・映画(プリズンブレイク等)を見ればどういうことか分かると思うが、それが星レベルとなるともはや地上に安息の場はない。あなおそろしや…。

一応、ソッチの人達の価値観が普通になっていて野郎同士自由恋愛?はある状況下だが、彼らも文明人なのでムショ暮らしよりは大分治安も良く、ノンケだって構わず食っちまう人間だけでは無く、道端歩いてたら突然囲まれてカマ掘られるような星ではない………筈……なんじゃねぇかなぁ。

ここで少し「マリオネット」についても触れておこう。
ヒロインのセイバーマリオネットも含め、この星では様々な女性型ロボットが生産されている。
その造形が美しい女性の姿を模しているのは、今は亡き「女性」の概念を風化させないためであり、労働や軍事目的に開発が進められている。
先述したとおりテラツー人はほとんど性欲と言う物が無いが、モテない男どものための愛玩用として作られる「セクサドール」というマリオネットもいる。
そして、戦闘用に開発されたのが「セイバー」と呼ばれる高い戦闘力を持つマリオネットであり、後述する通りプラズマの影響で航空機の発達が遅れたため、戦争の兵器としてもセイバーは多く使用された。


ならば地下はどうか? それが二つ目の特徴・階層惑星というところになる。




テラツーの地下は文字通り階層構造の空洞だらけになっており、中を通って隣国に行くことも不可能ではない。Rでは人も住んでいるし、アニメではヘルスセンターが造られていたりと結構有意義に使われてるように思える。

しかしこのヘルスセンター、開業数年で閉館となっている。
原因は地下が迷路のようになっているので、そもそも辿り着けないというのが一つある。


そしてもう一つの理由が三つ目の特徴・プラズマの存在。
テラツーではプラズマなる電磁流が上空と地下を漂っており、実はこの星最大の驚異となっている。

空は常にプラズマ雲の危険があるので、航空機の類はほとんど発達していない。
セイバーが無人兵器として異常に発達したのも、航空兵器の使用が出来なかったから、という理由がある。
地下に至ってはプラズマエネルギーが各階層にどんどん溜まっていくため、最終的には8万年に一度の大暴走が引き起こされるほどのトンデモ威力に。先の文明を滅ぼした原因もこれである。
OVAはこのプラズマ大暴走の話となっている。

ちなみにマリオネットは機械なので、特にプラズマの影響を受けやすい。どこかの電撃姫さんは余裕かもしれんが。

まあ、要するにどこにも安全な場所はないのだ。逃げられない。

しかしながら文明は日々進歩するもので、プラズマをエネルギー変換する技術なども出来てはいるのである。


アニメ『JtoX』の最後は、地球を吹き飛ばす爆弾を積んだネオ・メソポタミア号がプラズマエネルギーを使い宇宙へ飛び出し、太陽系へ繋がるワームホールをワープしている。
地球に戻れるよやったねたえちゃん!


さあ、ワームホールを抜けるとそこは…



DOSEI




しかも土星の環の中である。
どうやらテラツーから地球へ行こうとする者には神様は容赦しないらしい。
聡明なWiki民の皆さんは土星の環の正体が一体なにか知っているだろう。というか理科で習う。

そう、無数の氷や岩などの小天体である。そんな中に宇宙船が行けばどうなるかは想像に難くない。

※なお、この設定は地球から旅立ったときと異なる(太陽系を出てからワープしている)のでミスではないかとも考えられる。ワームホールなんて曖昧だからといえばそれまでだが。


結末は…おっと、話が逸れてしまった。


まあ惑星テラツーはその後女性も復活したため(R)、少しはマシになっただろう。

そうでなくともテラツーの人々は頭上とお尻を気にしながら元気に日々を過ごしているのである。




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最終更新:2022年12月25日 10:39