ラクチェ(FE)

登録日:2012/04/08(日) 20:10:29
更新日:2024/03/21 Thu 07:29:18
所要時間:約 2 分で読めます







……あの子達の悲しみを、

わたし……忘れるもんか!





出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』の登場人物。参戦は子世代。
クラスはソードファイター→ソードマスター



■概要

イザークの王女であり、バーハラの悲劇で生死不明となったアイラの娘。双子の兄にスカサハ、いとこに剣の師匠でもあるシャナンがいる。
アイラが独身または死亡している場合、代替ユニットとして彼女の代わりにラドネイが加入する。

シグルドの息子セリスと共にティルナノグに雌伏しており、シャナンの不在を突いてドズルの軍勢が侵攻してきたのを皮切りに解放軍の一員として決起。
イザーク、トラキア、グランベルの戦乱を戦い抜く。

性格は「勝気な女の子」といった感じで、シャナンやセリスの前ではちょっとしおらしくなるが、他のキャラには慎重になれと諭されるのを「私なら大丈夫」と跳ねのけるという、当時の価値観での「男勝り」といったところ。
割と口も悪く、ヨハンに口説かれたときは

「なにか悪い物でもたべたのか?」
「やめろ!、きもちが悪い! ここは戦場なのだぞ とても正気とは思えない」

「私のまわりをうろちょろするな!うっとうしい!」

挙句恋人になった時のセリフが

「でも、愛してしまったんだもの、しかたないわね…」

と、当時のヒロインとは思えないような辛辣な言葉をグサグサとぶつけていく。相手がネタキャラのヨハンだからいいものの……。

■ユニット性能

参戦は子世代に切り替わる第6章の最初から。
6章で戦うドズルは斧を使うユニットが大半を占めるため、ガンガン前線で戦っていける。

さらにアイラからバランス崩壊スキル「流星剣」を必ず継承出来るため、兄のスカサハ共々、自軍の火力を爆発的に高めてくれる。
弱点としては母と同じく防御周りの弱さと歩兵ゆえの足の遅さがあるが、攻撃面がバカ(バカみたい、じゃなくてバカ)なのでそれを補って余りある強さを誇る。
蒼炎以降はスキルシステムが復活したことや能力上限がさらに上がったこともあり珍しくはなくなったが、この時代はまだまだ2~4回攻撃の頃。そんな時代にちょっと工夫するだけで40回攻撃を叩き出すラクチェはやっているゲームがそもそも異なるレベル。
頑張れば10章後半に出てくるユリウスを相手に50回連続で攻撃を当ててゆうしゃの剣を壊すことも可能。なおこの場合の「頑張る」は力をできる限り下げて育てることを頑張るという意味。

このように圧倒的すぎる性能を持つため、一時期はカップリング論争でも「できる限りスカラクを強くするべき」という方向でジャムカノイッシュホリン父を熱く推すのが主流だったが、
現在では「アイラの子なんて誰が親でも強いんだから他のキャラから埋めていくべき」という意見も多くなっている。
事実誰が親でもスカサハがちょっと使いづらくなる程度で、ラクチェの場合はいいところだけ盗んでいくような成長をするのだから本当に強い。地雷と呼べるカップリングはほぼ存在しない。
もちろん強さを追い求めて彼女ら兄妹やセティアーサーの両親から選択していくのもごく普通に行われている。
平民プレイや代替プレイのような縛りプレイの時に最初にぶち当たる壁が「この兄妹の不在」というくらいには圧倒的。

先の弱点である防御の低さもネールの血を持つレックスを親にしてある程度のフォローは可能。
イベントで入手でき、そのまま継承可能な勇者の剣とエリートのスキルのおかげであっという間に育っていく。
このような凶悪な性能から、エムブレマーからは「死神兄妹」の愛称で呼ばれ頼りにされている。
ソドマスの技・速さの上限値がトップかつ「連続」が付与されることもあり、剣の中では重さと命中率の低さがややネックである大剣シリーズも十分使いこなせる。
そのため勇者の剣はスカサハに譲ってやった方が戦力バランスが良くなるが、元々アイラが親世代で貰った物だからかラクチェに持たせておくプレイヤーも多い。
そして顔立ちも母親のアイラに似て美人で、子世代キャラクターでも人気は1、2を争う。当時は黒髪美女がオタク間でブームだったのもあって本当に人気が高かった。
というかアイラの髪型をショートカットにしただけだが
ドズルのヨハン・ヨハルヴァの馬鹿兄弟が揃って惚れている事からもそれがうかがえよう。

ちなみに父親がホリンの場合ではオードの血が濃くなり、バルムンクが使えるようになる。
が、聖戦の系譜ではシステムの仕様上、神器の受け渡しは出来ないため、あくまで設定上の話。
バグや裏技を使えば可能だけど…やるなよ、絶対やるなよ!?
というかバルムンクを奪われたらシャナンの存在意義が無くなっちゃうので本当に勘弁してあげてください。マジで。
一応バルムンクを持った場合の強さはロプトウスを装備したユリウスを普通に斬り殺せる強さを誇り、何でもありなら冗談抜きで最強のキャラとなる。
なおサイファの『一騎当神の流星 ラクチェ』というカードでは、実際にラクチェがバルムンクを装備してしまっている

シャナン「(´・ω・`)」


公式イラストでは母親のアイラは鎧を身に纏ったいかにも王族然とした気品のある出で立ちだが、
ラクチェは彼女の代替ユニットであり平民のラドネイのような軽装で、パッと見あまり王族のような感じがしない。
が、そのかわりに脚線美を惜し気もなく晒してくれているのが超重要。
母の慎ましい絶対領域か、それとも娘の健康的な生足に萌えるか、あなたはどっち?


■恋愛

本編で会話が存在するのは主君であるセリス、剣の師匠であるシャナン、ドズルの馬鹿兄弟ヨハン・ヨハルヴァの4通り。
この内ヨハン・ヨハルヴァは二者択一でどちらかは仲間にならないため実質3通り。
戦略を重視するなら神器持ちで同じく前線を張れるシャナンや、歩調を合わせやすいファバルなどがオススメ。

ファイアーエムブレム ヒーローズ


わたし、ラクチェ! こう見えても、一人前の剣士よ。

役に立ってみせるんだから!


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

母に遅れる事2年半の2020年1月、兄に先んじて従兄のシャナンと共に参加。イラストは麻谷知世氏が担当。
赤属性の剣・歩行ユニット。
イラストを担当した麻谷知世氏はアイラも担当しており、実は立ち絵含めイラストのポージングは全てアイラと同じ。
これは原作のラクチェの顔グラがアイラと同じというネタである。
アスク王国にはアイラも来ているはずだが、顔が分からないからか会えていないらしい。
『想いを集めて』でもアルテナは両親と再会しているのに、ラクチェはシャナンと訓練するばかりでアイラとは会えなかった。ソレイユハーレムとは遭遇したが。
しかしその後、マリータ・スカサハの『想いを集めて』でラクチェが登場した時に、あの後アイラと再会した事が判明。
特にスカサハのシナリオではアイラ・ラクチェ・スカサハの親子が一堂に会する感動のシーンが見られる

武器スキルは奥義が発動しやすい『ラクチェの流剣』
戦闘開始時、速さが敵より1以上高い時、または敵のHPが100%で戦闘開始時、
戦闘中の自分の攻撃、速さ、守備、魔防+4、かつ戦闘中、敵の強化の+を無効にする。
奥義スキルは速さの40%を奥義ダメージに加算する『剣姫の流星』

Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、速さ+6になる『攻撃速さの孤軍3』
Bスキルに速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを速さの差×4%軽減し、
自分から攻撃した時、戦闘後、敵を自分と反対方向に1マス移動させる『回避・叩き込み3』
Cスキルには戦闘後、敵とその周囲2マスの敵に【パニック】を付与する『恐慌の幻煙3』

速さの遅い相手かHPが満タンのどれかで真価を発揮する攻め性能。
加えてダメージを抑えるBスキルも備えられている。条件が整えば速さは51に上昇して武器スキルを盛大に発揮する。
また『恐慌の幻煙3』でデバフに変換するスキルも持っているので敵のステータス下げにより耐えやすい。

その代わり追撃を封じられるか敵のHPが減っているとと強みが減る。
『剣殺し』もしくは『見切り・追撃効果』のどれかを持っていると一回の攻撃だけで終わってしまい、隙を晒される。
また敵のバフを無効に出来ても自分のデバフは対応出来ない。とくに速さを下げられるとダメージ軽減が発動しなくなってしまう。
守備、魔防自体も中途半端で追撃を喰らえば致命傷は確実となる。
キャンセル効果で奥義が出せない問題もあってかデバフとキャンセル効果のある大共謀系も弱い。
とくに武器スキルを発動させなくするクリスマスベルナデッタは天敵となる。

2023年10月のアップデートで『ラクチェの流剣』の錬成が追加。
錬成すると奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘開始時、速さが敵より1以上高い時、または敵のHPが75%以上で戦闘開始時、戦闘中の自分の攻撃、速さ、守備、魔防+4、かつ戦闘中、敵の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の効果)
自身の奥義発動カウント変動量-を無効
HP条件の緩和とキャンセル無効の追加だけ目立った効果は見られない。
特殊錬成はターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、ダメージ+速さの15%(範囲奥義を除く)
戦闘後、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1
さらなるステータスアップとダメージ倍増に『始まりの鼓動4』で奥義を出しやすくなっているが追撃封じとデバフ対策はないままで現環境だと微妙な扱いを受けている。

十二聖戦士のひとり、剣聖オードからイザークの民が受け継いできた流星……。

この衣装なら、ますます冴えわたるはず。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

更に2021年9月には超英雄として登場。イラストはこちらも麻谷知世氏。
こちらは斧を装備している。この武器、斧ではあるが神剣バルムンクを模しているものとのこと。

武器は奥義が発動しやすく、戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中全ステータス+5、かつ見切り・追撃効果、
加えて同条件かつ戦闘中速さが敵より1以上高い時、自身へのキャンセル効果を無効にする『流麗なる戦舞の聖器』。
奥義スキルの『剣姫の流星』も健在。

Aスキルは周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中速さ、守備を+7する『速さ守備の孤軍4』。
Bスキルは速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを速さの差×4%(最大40%)軽減し、
自分のHPが50%以下で自分から攻撃した時、追撃可能なら自分の攻撃の直後に追撃を行う『回避・攻め立て3』。
Cスキルは周囲2マス以内に味方がいる時、自身とその味方の戦闘中攻撃を+4する『攻撃の相互大紋章』。

通常版と比べてHP以外は全て上回っている。

コンセプト自体は少し似ているが追撃しやすいスキルに変化。
通常版で弱点だった追撃封じは武器スキルで改善、また体力を減らされても攻め立てで連続攻撃を仕掛ける。
またCスキルがサポートへ変わった事で「追撃封じ+攻め立て+ダメージ軽減+サポート」と盛り込んだ。

守備、魔防が中途半端な事は変わらずで遠距離武器は一方的に喰らう羽目になる。
キャンセル効果を無効にしても相手側の迎撃隊形などは奥義カウントが加速して封じられないので攻める際は気をつけたい。

■余談

英雄総選挙総合部門における順位は147位。
全体で800近く存在するユニット数&本作が海外で発売されていないという点を鑑みるとかなりの好成績といえよう。

また、ネット界隈では彼女の一族を主人公に据えたハックロムも配信されているらしい。


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最終更新:2024年03月21日 07:29