100円ショップ

登録日:2014/01/25 Sat 05:14:19
更新日:2024/02/11 Sun 12:06:12
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概要

100円ショップとは、 名称の通り大半の商品を100円(税抜)で販売している小売店の事。100円均一ショップ、略して100均(ひゃっきん)とも呼ばれる。
取り扱う商品は食料品から日用雑貨まで多岐に渡る。
100円と侮る事なかれ、種類がやたら豊富であるため、ここに行くだけでも必要なものを粗方賄える。
ただし、100円なだけあって品質は良くも悪くも値段相応の出来のものが多い。
安物買いの銭失いにならないよう、良いものが欲しい場合はお金を貯めてちゃんとしたものを買いましょう。

が、商品の中には既に十分なレベルのクオリティがあったり、一袋あたりの量を少なくする、もしくは小型化することによって低価格化を実現していたりするというタイプの物もあるので、それらを見極めて賢く買い物をしていくもの100円ショップならではの楽しみといえるだろう。

最近はダイソーを筆頭に、150円、200円などの商品を扱う店が増えており、中には1000円などの(相対的に)高額商品も出て来ている。「100円ではポンコツだが、200円、300円なら実用レベル」という商品も増えて来たので、以前より選ぶ難易度は上がったといえそうだ。

逆に、100円ショップでしか見かけない珍品やアイデアグッズというのもかなり多い。品質は勿論ピンキリだが、その辺を見極められれば普通のショップよりも見ていて飽きないかもしれない。

また仕入れの都合もあってか商品の入れ替わりが激しいことも特徴。「試しに一つ」と買って気に入った品を、次に買おうと思ったら置いていない……といったことはよく起きる。


店舗別解説(広域展開するチェーン店を中心に)

  • ダイソー
正式名称は『THE ダイソー』。
おそらく業界の第一人者にして代名詞と呼べる最も有名なチェーン。
そのぶん、海外で露骨にここを真似た店が作られてしまって問題になったこともあるが。
約76,000商品(公式サイトの記載)という驚異的な品数のおかげで品ぞろえは業界トップクラス。なお100円の範疇から逸脱した少し高い品(150円だったり300円だったり)も売っている。
とはいえ、在庫が無いときがあるので注意。
商品の新陳代謝も激しく、以前売っていた商品が次来た時にはもう販売終了となっていることもザラ。そこに無ければ無いですねー
業界1位なだけあって地域に関係なく店舗があるのが強み。
なお創業者曰く、100円均一を始めた理由は「値付け作業が大変だったので、手間を省くため」らしい。

  • セリア
セ~リ~ア~♪
生活良品とも。品揃えはダイソーほどではないが、電気関係などダイソーにない品を見かける。
インテリア用品などお洒落な品物が豊富なのも特徴で、意外な質の良さに定評がある商品を多数輩出した。ハンクラグッズも多数。
「100円ショップらしくない100円ショップ」をウリにしているためだろう。
地方では店舗が少ないものの、地域によっては一つもないこともザラにあるキャン☆ドゥやローソンストア100よりはマシである。

  • meets.(ミーツ)
行こう、行こう~いいものいっぱい~見つかる~
品揃えはセリアとだいたい一緒。
薬局にあることが多いので都会ではぱっとしない。
しかし地方ではキャンドゥやセリアよりも多い。

  • Can★Do(キャンドゥ)
品ぞろえはダイソーの次に豊富で、サプリメントなどダイソーより良い品もある。
大半はセリアやmeets.と被っているが、電気用品等は時々それらにもない様な掘り出し物が置かれることも。
かつては200円の品もあったが廃止された。
しかし、大都市圏では積極的な一方、地方進出には消極的であるため地方民泣かせ
特に四国は愛媛県松山市と高知県幡多地域(高知市近郊には一切ない)しかなく悲惨。他の地方でも市街地ではなく交通の不便なところにしかない事が多い。
近年一部店舗にてQRコード決済に対応した。しかも客側のQRコードをスキャンするため価格入力も自動。
2021年にイオングループ傘下に編入したことで、系列店のテナントという形で地方に展開することも増えている。

  • ローソンストア100
ひゃくひゃく100円、ごめんね税込108円~(→増税でなくなった店内ソング)
大手コンビニチェーンであるローソンのグループ店。通称100円ローソン、さらに縮めて100ロー。
他では売ってない生鮮食品・弁当などの食料品から日用雑貨まで幅広く取り揃えている。
しかしキャンドゥが可愛く見えるくらい地方民泣かせ。四国はおろか北海道、中国地方ですらない。
ちなみに以前はShop99の名前で展開し売価も99円均一だったが、ローソンが買収したためローソンストア100となった。
なお最近は100円超えの商品も増えているので、レジに行く前に値札を確認しよう。

2014年に店舗調理弁当や生鮮食品・高価格商品を拡充したミニスーパーローソンマートを展開したものの、わずか1年で撤退。同時に既存店を大量閉鎖した黒歴史がある。
なお、このローソンマート展開に合わせ、同年5月から通常のコンビニと同じく公共料金等が支払えるようになった。
決済方法もほぼローソンに準じ、現金のほかクレジットカードや各種電子マネー、コード決済も利用できる。ただしクオカードやギフト券の類は使えない。
(公共料金・切手はがき等はもともと現金支払い以外不可なので注意。)

  • シルク100
主に南関東に展開する100円ショップ。生鮮食料品も扱っているところもある。何気に缶詰が豊富。
先述の通り、南関東だけなので他地域には無縁である。
ちなみに親会社は上記の「meets.」と同じ。

  • Watts(ワッツ)
上記の「meets.」「シルク」と同系列。というか親会社はここなので母体というべきか。
両店舗ともこのWattsに統合する方針のようで、いつの間にか名前が変わっている事も。
割とカラフルなおしゃれ系アイテムが多め。ちょっとした小物を買うのもいいかも。

  • ダイタイソー
芸能人御用達のほぼ100円ショップ。正式名称は『The ダイタイソー』。
一店舗しかない割に知名度はかなりあった(特に地方ではキャンドゥやローソン100よりもはるかに上)。
値段の幅は非常に広く0円から100万円のものまであるため、潰れてしまったのが惜しまれる。
レジに持ち込んだ商品はいくらだろうと必ず買う事になったり、国宝が並んでいた等、様々な噂が飛び交っている。
ちなみに元は「クリスタル(現・キャンドゥ)」だったのは内緒。
かつてフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『はねるのトびら』内の1コーナー「ほぼ100円ショップ」のこと。
100円の商品と高額商品(稀に100円以下の商品も)が混ざった中から出演者が順番に選んで購入し、高額商品を選んでしまったらハズレ&高額自腹、というルール。
もちろん大創産業の許可&協力を得ており、ダイソーの商品も提供されている。



ハズレが多い代物

  • ボールペン
100円ショップで買ってはいけない物の筆頭。特に〇本セット物。精度が悪くて品質にばらつきが大きい。
書き味が悪い、持ち辛い、そもそもインクが出ないことすら多々ある。
元々大して金がかかる物ではないからなおさらコスパが悪い。書き直しが利かない書類になんて使おうものなら大惨事である。
1本バラやその替え芯なら一般の文房具店と同じ商品もあるが、買うかどうかは一般店の値段次第。

  • 色鉛筆
とにかく色がつかない。しかも芯がよく折れる。
100円ショップの色鉛筆を買うくらいなら三菱鉛筆やトンボ鉛筆などの大手メーカーの色鉛筆を買いましょう。それらが高くて無理ならせめて無印良品かレイメイの物を。
色鉛筆はピンキリの差が激しいが、高級品が高級品たる所以を思い知らされるだろう。

  • 洗剤
泡が立たない、汚れも落ちない、それでいて皮膚はいっちょまえに荒れると散々な出来。
ローソンストア100のは一見マトモかと思いきや、ただ薄めてあるだけで結局高くつく。
中堅メーカー品で品質に問題は無くても、同じ商品か大手メーカー品がディスカウントストアやドラッグストア等で安く買える場合がほとんど。

  • マスク
数分に1回外さないと酸欠起こすほど通気性最悪、質も悪いのでストレスしかたまらない
新型コロナウイルス流行初期はこれでさえも入手困難になったが、今ではそんなことはないのでコンビニやドラッグストアで買うべし。

  • 入浴剤
色も香りも薄くて微妙な出来。
洗剤やマスクにも言えることだが、特に肌に直に触れる性質のものは100均以外で買うのが良さそう。

  • 雨具
数回使うだけで壊れる。雨合羽は注意しないと着る時点で破け速攻でゴミと化す。
壊れなくてもフード部分が厄介。チープな材質で軽量なので、簡単に風に煽られてフードがめくれ、頭部を雨から守れない場合も多い。
他の雨具を持っておらず急に大雨に襲われた等、やむを得ない場合の一時しのぎ目的なら使い道はある。値段相応の使い捨て感覚なら、まぁ……。

  • 工具
一般の純正品に比べると造りがヤワで、ドライバーもペンチもニッパーもすぐに壊れてしまう。
精度が甘いのは勿論、単純に強度が足りない。ネジを回したら一本目で潰れるなんてのも日常茶飯事。
刃物も切れ味が悪く、特にニッパーは「プラモデルの制作に最適!!」などといった謳い文句がされている事があるものの、実際に使ってみると切断面が非常に汚いことがあり、精密な作業が要求されるプラモ作りに使えるような代物ではない。
プラモにクオリティを求めるなら、値段は張っても必ず専用ニッパーを使うようにしよう。

なまくら。やはり切れ味が悪く、肝心な食材はまともに切れないのに下手をすれば自分の指はしっかり切りかねない。
刃物である以上念入りに研げば使い物になるだろうが、某圧倒的不審者氏を除きそこまでする人がどれくらいいるのか?と思うと……。
上記の工具もそうだが、長期間の利用を想定するもの、特に金属製品は100円ショップで買うべきではない。いくら金属製でほぼワンコインといっても何をどうケチってこうなるのか。

  • 食料品
薬局やスーパーなどで同じ品が安売りしていることが多いのでそこで買ったほうが安い。
ただし店舗によっては下手なスーパーより品数が豊富だったり、運が良ければスナック菓子など賞味期限間近の品が捨て値で売られていたりすることもある。無名ブランド品を宝くじ感覚で買うのもあり。
調味料などは値段相応に小さめだが、一人暮らしなどで量は少なくていいならここで買ってしまうのも手。
近年では、放送が終了してしまったキャラクターもののお菓子などをゲットする目的で駆け込み的な需要がある。

  • 衣類
下着のシャツは薄っぺらくて数度の洗濯でクタクタになるし、トランクスは同じ綿100パーでも固くて肌触りが悪い。まともなのはタオル・靴下・ストッキング・ハンカチくらいか。
泊まりなのに準備を忘れたなど使い捨て感覚ではともかく、常用目的で買うものではない。

  • エポキシ接着剤
いわゆる主剤と硬化液を混ぜて使う二液混合型の接着剤。
最近100円ショップにも出現し始めた。
……が、硬化後は硬くて脆い。とにかく硬くて脆い。(大事なことなので二回言いました)
硬化後に剥がしてみればわかるが、固まった接着剤がガッチガチに硬くなっており「弾力性?何それ美味しいの?」。
このため衝撃に恐ろしく弱い。何か衝撃を加えた瞬間にすぐに「ポロッ」と逝く。

  • リールタイプのケーブル
実際に使ってみればわかるがケーブルが平べったい上に細く、伸び縮みさせるとすぐに内部の導線が断線する。
地雷中の地雷の1つ。てか、このタイプはケーブルの種類に関わらず「買ってはいけない」レベル。

  • 乾電池式USB電源ボックス
「単三乾電池を2本入れるとUSBの5V電源になる」というアレ。
出力電流が論外レベルでショボく、ガラケーすらまともに充電できない*1
スマホ?タブレット?Switch?ハハッワロス。下手すりゃ弱すぎて充電すらしてくれない事もあるレベル。
これでまともに使えるのはUSB接続のLEDライトか3DSレベルの携帯ゲーム機の急ごしらえくらい。
さらに昇圧回路部分からの発熱もかなりある。まあ電池式ホッカイロくらいにはつかえるんじゃないのか?
尚、似たようなものが○○ば○ーや○○a○○nにもあるが、パッケージの写真からして100円ショップで扱っているものと同型のものとみて間違いないので、これらもあまりおすすめはできない。

電池4本タイプの充電器が売られている場合もあり、そちらは実用レベルだが、当然100円では買えない(ダイソーの場合は500円)。また、スマホやタブレットではこれでも満充電には到底足りない(アルカリ電池4本で1350~1890mAh程度)。あくまで急場しのぎと割り切ろう。
災害時などの非常用の電源として乾電池式充電器も見直されているが、多少高くても品質のいいものを選ぼう。

  • USB TypeC-イヤホンジャックアダプタ
置いている大半がアナログ端子変換用なので、最近のスマホやタブレットに繋いでもまず使えない。
必ずDAC(デジタル-アナログ信号変換)対応のものを買うこと。

  • 芳香剤
はっきり言って気休め程度の効果しか無い。
数百円余分に払ってでもファブリーズや消臭元などを購入した方がマシ。

  • 虫除けグッズ
効果があると思うな。
虫除け成分が含まれているらしいが、その割に設置してもガンガンが飛んでくる。

  • カラビナ
絶対に買わない方がいい。すぐに壊れて使い物にならなくなってしまう。
数百円余分に払ってでも、ホームセンターでちゃんとした物を購入しよう。

また、製品にも警告があるように売られているのは本来の登山等で使うカラビナではなく、あくまで軽いアクセサリー用。人の体重を支える設計は全くされていないので絶対に間違えて使わないこと。即転落事故を起こして命に関わる。

割と普段使いには問題ないが、知恵のドラゴンと対峙中といった超重要な場面で折れかねない。
こうなってしまっては素手で戦うしかないが、剣が通じない相手に拳が通じるはずもなく、仲間に短剣を片方借りるしかなくなってしまう。
……という漫画版『聖剣LOM』のネタ。折れた剣はドラゴン討伐のお礼として代わりを貰いました。
ファンタジーの世界でも「100均ショップ」は重宝されているのだ。



お勧めな代物

  • 白熱電球
性能はさておき、大手メーカーが生産終了したため、いまや入手が困難となった白熱電球が手に入るだけでもありがたい。

  • 調理用小道具
計量スプーン・カップ・小麦粉入れ・パン粉入れなど、あれば便利な調理用小道具が揃い、品質も悪くない。
それもそのはず。この手のプラ製品はけっこう日本製が多い。
ただし耐熱仕様でないものが多いのには気を付けること。
熱いお茶などを入れる目的で計量カップが欲しい場合は、素直にホームセンター等で買った方がいいかも。

  • 電池
乾電池はGIGAMAXかGPかセリアの6本セットがオススメ。たぶん秋月電子によく行く人ならGPの電池なら安心して買えるよね?
パワーや持続性はそれなりなため、ミニ四駆で使う場合は慣らし運転程度が丁度いい。
充電池も100円とは思えないほど性能は良い。でも急速充電できる物や大容量を求めるならパナソニックなどの有名メーカー品を買いましょう。
充電池の意外な利点として、外装の寸法が乾電池とほとんど同じであり(エネループなどの有名ブランドは通常の乾電池より若干太い)、有名メーカー品が物理的に入らない機器にも使えるというメリットもある。
充電器の方も中身が単純過ぎてセンサーやタイマーの類が全く付いていない為、電池の状態によっては逆にこれでしか充電できないというマニアックな利点もある。勿論、安全第一なら非推奨。
セリアで売っている電池スペーサーも災害時に役に立つので単3電池6本セットと一緒に買っておくといい。

  • モバイルバッテリー(リチウムイオン電池)
500~1000円+税の比較的高額商品だが、モバイルバッテリーとしては割安。
リチウムイオン電池の寿命はどの製品でも大差ないため、使い潰すには最適。ただし筐体の耐久性は値段相応なので、あまり手荒に扱わないように。発火事故にも注意。
また、間違っても単3乾電池2本の充電器を間違えて買わないように。

デジタルのは正直オモチャ感が強めで大人向きではないが、アナログならかなりシックで使いやすいデザインの物が多い。
仕事などで愛用品を傷つけたくない時のサブ魔改造の実験台としても役立つ。

  • ストップウォッチ、キッチンタイマー
単純にボタンさえ押せればいいので、安物でも無いよりはマシ。
自炊する時なんかにも必携。
たいてい動作確認用としてすでに電池が入ってるので即使える。

  • LEDライト
100円でも充分明るく照らしてくれる。災害時に役に立つ。

音質にこだわらずとりあえず耳を賑やかせたい人にオススメ。
ダイソーの300円のとかだと音質も意外と捨てたものではない*2。見た目もちょっぴりオシャレ。
流石に強度面では本格的な物と比べると少々不安があるが、別に10倍高い商品なら10倍長持ちするというわけでもないので、それなら同じ金額で複数買って使い潰した方が案外長く使えるもの。
予備やサブ機として持っておいても良いだろう。
なお、同じくダイソーの300円のオーディオ用品であるUSBミニスピーカーはその圧倒的なコストパフォーマンスから大好評を博し、YouTubeに幾つも紹介動画や改造動画が投稿されるほどの人気商品となった。

  • miniUSBケーブル
デジカメとかPSPとかをPCに接続する時に使うUSBケーブル。
大抵長さは短いが贅沢は言っていられない。今時miniUSBのケーブルを安定して入手可能な数少ない店舗が100円ショップなのだ。
不満ならUSB延長ケーブルも同時に買えばいい。
meetsで扱っているものがおすすめ。
但しリールタイプは地雷(すぐ断線する)。

  • MicroUSB通信・充電ケーブル
スマホをPCに接続する時に使うおなじみのあのケーブル。
長さは50㎝程度とこれも短いが、PCの脇において通信するなら問題はない。これも不満なら(ry
また『ポケモンGO』を長時間プレイするときにモバイルバッテリーと重ね持ちするときも、これくらいの長さのほうが却って好都合。
さらに最近一部のスマホに搭載されている「QuickCharge」機能(対応機種の場合、供給電圧を上げて高速で充電できるようにする機能)を発動させるためには通信ケーブルが必須だが、この点もクリアできる。
最近だと300~400円シリーズになるが、なんと60Wまでの急速充電に対応したType-CtoCケーブルなんかも発売されている。技術の進歩パネぇ。
但しやっぱりリールタイプは地雷。

  • USB OTGケーブル
OTGケーブルってなんぞや?と言う人も多いかも知れない。
要するにスマホとかタブレット端末にマウスやらメモリーカードリーダーやらの「普通のUSB機器」を接続するために使うケーブルである。
家電量販店で買えば普及しているMicroUSB用でも300円前後、TYPE-C用に至っては場合によっては2000円前後するが、百均であれば100円+消費税で同等の性能のものが入手できる。接続安定度などの性能も大して変わらない。
USB3.0以降の高速タイプが欲しい場合は、ちゃんと相応のお金を家電量販店などで出そう。

  • ガラケー用充電ケーブル
今となっては100円ショップで探すほうが確実なアイテムの一つ。
2022年時点ではさすがに絶滅寸前なのか、別途USBケーブルが必要な変換アダプタのみの扱いとなっているようだ。

  • 変換アダプタ
microSDカードをフルサイズのSDカードに変換するものとか、MicroUSBをType-Cに変換するとかの各種アダプタ類。
この程度なら100円ショップにあるものでも十分使える。家電量販店で500円以上出して買うのがバカらしくなるレベル。
なお、この手に疎い年配者だとSDカードアダプタをSDカードそのものと勘違いする人も極たまにいる。

  • 液晶保護フィルム
近年では主にiPhone用のラインナップが充実してきており、なんとガラスフィルムまでも各種普通に100~200円で販売されている。
ガラスフィルムはAmazonなどでも2枚セットとはいえ7~800円、電気屋で買うと1枚で2000円以上が相場…と考えると価格破壊もいいところである。
肝心の質も、流石に後者の高級ガラスフィルム程の硬度や機能には及ばないにせよ充分快適に使える。結局はガラスなので根本の質そのものはあまり変わらないのである。
1~2か月スパンで頻繁にキレイなフィルムに貼り換えたいという人や、あるいはフィルムを貼るのが苦手という人でもこれらをまとめて購入して数打ちゃ当たる的な感覚で使い潰せるのは精神衛生上非常に大きい。
最近はiPhoeのみならず有名メーカーのAndroid用や、画面サイズごとの汎用のガラスフィルムも出回ってきている。

  • 文房具
ボールペン、色鉛筆は前述したように低品質なものが多いが、他はそれなりの性能であるので一通り揃えたいときに便利。
特にカッターマットは小さいながらも結構良い。
学校でよく使う三角定規2枚・分度器・直定規のセットはケース付きで100円。安すぎだろ……。
他にも消しゴムの正規品の製造過程でどうしても出てしまう、規格が合わない切れ端などが袋売りされている事も。
切れ端と言っても規格が合わないだけであって、消しゴムとしては問題無く使用可能。コスパ最高すぎて正規品を定価で買うのがアホらしくなるレベル。

  • 掃除用品
洗剤は前述したように劣悪な品物が多いが、他はハンディモップなどニッチな物まであるなど品揃えが非常に良い。使い捨てるようなものなら惜しまず使える。
当然ながら掃除機は一般的な物は無く、電池式の卓上掃除機がせいぜいだが。

  • 整理、収納用品
ラベルが付いたケースや多くの種類のファイルなど様々な形で収納できるものがある。
数個買っておけば、綺麗な部屋が出来上がるかもしれない。
ふた付きの物等、種類が豊富なプラスチック製のケースも物を入れるのに便利である。
SDカードを収納するケースもお勧め。100円でも充分実用レベルで使える。

  • DIY製品
100均で売られている有孔ボードやワイヤーメッシュボードと金具やフックなどを組み合わせたお手軽縦収納増設は、キッチンやトイレ、机周りの空間を有効活用する「100均DIY」の代名詞でもある。
また各種塗料やニス、各種金具、取っ手、リメイクシートなどのDIY用具はホムセンにも負けないオシャレ製品や実用的製品が多々並ぶ。
スノコやイーゼル、木製ボックスなどの100均木製製品を買ってリペイント・ステンシルして自分好みにアレンジする・リメイクシートを使ったお手軽模様替えなどもでき、100均商品だけでもある程度部屋のインテリア改修が出来るのも100均DIYの醍醐味。(電動ドライバー等が必要な場合もあるが)
中にはアイデアを凝らしたDIYを行ったり、サンダー等の本格的な工具まで買い出すなど沼に嵌って抜け出せない人などがいたりも……。

  • サプリメント
100円とは思えないほど種類が多いのでいろいろなサプリメントを試すことができる。
しかし取り扱っている店が少ないのが欠点。基本的にダイソーとキャンドゥくらいで、地方ではダイソー一択になってしまう。
ローソンストア100でも売っていることがあるが量が少ない。

  • 小麦粘土
材質の性質上どうしても時間が経つとダメになるので、こればかりは質と量は関係ない。複数色のセットなのも良い。

  • 半田
オーディオ関連など、よほど品質にこだわる必要があるものでない限り、100円ショップに置いてあるものでも十分すぎるほど使える。

  • 園芸用品
大型の植木鉢やプランターが安価で手に入ったり、有機肥料などで意欲的な独自商品が展開されていたり、むしろ普通のホームセンターでは手に入らないものが手に入ることさえある意外な穴場。
さすがに腐葉土などは作り込みが甘いが、ある程度慣れた者であれば発酵を促進させたりして自力で解決できる上に、『ミミズの卵が混入している』という、人によっては嬉しい追加要素もアリ。
こんな追加要素がある商業用品なんて100円ショップの物くらいである。
しかしプランターの素材はほぼプラスチック系統なので、素焼きタイプのものが欲しい人はホームセンターに行こう。

  • 釣具
竿やリールと言ったメインの釣具は勿論、ルアーや仕掛け等のロストしがちな物、消耗品等を低価格で揃えられコスパが非常に良い。収納ケースなんかも安いのでオススメ。
デザインが安っぽい、造形がやや荒い、大物が掛かると壊れてしまうといった欠点も商品次第では無くはないが、それを踏まえても釣り初心者から上級者まで使える役立つ商品が多い。

  • ナンプレブックシリーズ、パズルブックシリーズ(ダイソー)
どちらも100+税円でこの問題数が楽しめるのはなかなかうれしい。
ハガキに近い大きさで携帯しやすいので、旅先での合間のお供にも。

 ・ナンプレブックシリーズ
 いわゆる数独・ナンバープレイス。
 気軽な初級者向け(☆1~☆3)~超難関を極めたい達人向け(☆5~☆7)まで全12種(いくつかすでにリニューアルされている様子)、各100問。おまけでバラエティ問題も数問プラスされていたりもする。

 ・パズルブックシリーズ
 クロスワードパズルやイラストロジック(いわゆるピクロス)などが各種60~100問。
 こちらにもナンプレがあるが、変わったルールつきの「バラエティナンプレ」が多めになっているのが特徴。

  • プラスチック製花札(ダイソー)
ダイソーで売っている玩具。
プラスチック製なので水にぬれても平気な上に耐久性が良い。
なお、セリアなどでは紙製の花札が売られているが、紙製の花札が欲しいのなら任天堂製の花札を買ったほうが良い。

  • 花札トランプ(ダイソー)
ダイソーで売っている玩具。
紙製だが、角にはトランプの数字とマークが、真ん中は花札になっていて、1セットでどちらとしても使えるコストパフォーマンスのすぐれ物。

  • 革命 大富豪(ダイソー)
こちらもトランプセット。上記花札トランプと違い、特に変わった機能はない(一応大富豪用トランプなので大富豪のルールカードが付いているがそれ以外は普通のトランプである)。
こちらの最大の長所は無駄に絵柄がカッコイイこと。
なんとジョーカー合わせて54枚全てに絵柄が用意されており、それぞれに異なったキャラクターが描かれている。
キャラクターは数字で統一(Aなら剣士、2なら商人、3なら旅人など)されており、スートごとに細かい持ち物や装飾が異なる。
トランプだけでなく、TRPGのキャラクターカードとしても使えそうである。
なお、同じイラストレーターで人狼用カードも販売されている。用意されてるのは最低限の役職だけだが、雰囲気を味わうには十分なので合わせてどうぞ。
後に役職の拡張版が出た。基本版とセットでしか遊べないが様々な役職が増えたのでかなりお勧め。

これもダイソーで売っている玩具。他店にもあるが、ダイソーは種類が豊富。
普通なら安いプラスチック製でも500円はするが、こちらは100円なのに木製な上に紙製の将棋盤まであるので高級感は少しある。また、100円で木製の将棋盤が売られているのでセットで買うとより本格的。
ただし800円の高級将棋セットは地雷。100~200円高いだけのハナヤマの本格将棋を買った方が良い。また、100円で将棋盤と駒のセット(木製タイプとマグネットタイプがある)もあるが、これを買うくらいなら200円出して駒と盤を買うことを強く勧める。
マグネットタイプは100円、300円、500円とあるがいずれも値段相応。500円は一般のおもちゃ屋のマグネットタイプとそれ程変わらないが、100円は小さすぎて実用的ではない。詰将棋や棋譜並べなら何とか使える。

  • TRPG用多面ダイス(セリア)
通販で買えば安くても700円はするものを110円でセットで買える。品質も申し分ないし、色も赤青緑など6種あるし、相当こだわりがない人以外はお勧め。袋やケースは別売りなので、他で買うといい。

  • メラミンスポンジ
湯垢などしつこくない汚れなら水をかけてこするだけで簡単に落ちる。安いので気軽に交換できるのも長所。

  • ラック(セリア)
何で100円ショップでラックなんか売ってるの?そもそも100円で採算が取れる訳が無いじゃん…などと疑問に思う方も多いだろうが。
これにはカラクリがあって、

「板1枚で100円」
「パイプ2本で100円」
「連結部品2個で100円」

という風に、ホームセンターのメタルラックや棚のように必要な部品をまとめて売るのではなく「部品毎にバラバラで売る」事で採算を取る事が出来ているのだ。
材質はプラスチックやアルミ、中には厚紙製の代物まであるなどピンキリだが、耐久性も安定度も意外と馬鹿に出来ないレベル。
さすがにメタルラックや棚に比べたら耐重量は劣り、例えばセリアのアルミラックだと板1枚につき8kgまでと注意書きされているが、それでもちょっとした小物やプラモデルなんかを飾る分には充分実用レベルだと言えるだろう。

作ろうとするラックのサイズによっては、コスト面から考えるとホームセンターで売っているメタルラックや棚を買った方が安上がりになってしまうケースもある。
だが、それでも

「必要な分だけ部品を買い、好きなサイズのラックに自由に組み立てられる」
「部品がバラで売られているので、持ち運びに苦労させられる事は無く、材質上非常に軽い」
「後でサイズを変えたければ組んだ部品をバラしたり、部品を追加して拡張出来る」

という汎用性、拡張性の高さは見逃せないポイントだろう。

上で食料品は割高と書いたが、店舗次第では逆に安くなる珍しいパターン。
2つで100円+消費税なので、実質1つ50円+消費税。
因みにイ〇ンなどでは1つ70円弱+消費税である。
…実は安い代わりにスーパーのものより麺の量が3g少なくなってたりするが。それでも手軽にまとめ買いできたり、安価で色々な味を楽しめるのは嬉しい。ダイソー限定味もあるよ!

  • 除菌ウェットティッシュ
手だけでなく、机など汚れた所を拭くのに役に立つ。小分けで販売されているので携帯にも便利。

  • 花火
100~500円で気軽に花火を楽しみたい時には便利。手持ちが中心だが、ちょっとした打上花火が売られていることも。
中国製花火で価格を抑えているが、花火として必要十分な出来である。

  • キャラクターグッズ
百均のキャラクターグッズなんて……と思うだろうが、これが意外と馬鹿にできない。
キャラクターそのものを「商品」として扱う企業の場合、特にディズニーやサンリオのような有名企業の場合は粗悪品による自社のイメージダウンを可能な限り避けるため、他愛もないキャラクターグッズであっても厳しい品質管理を求めてくるので一定以上のクオリティが保たれていることが多い。
ライセンス証のある商品であればほぼ問題はないだろう。
また、日本国内から事業撤退した多国籍企業の在庫品を引き受けているという場合も(恐らくは)あり、この場合もある程度以上のクオリティは保証されていると思っていい。

  • フィギュア用小物
1/12スケール程度サイズのフィギュアや美少女プラモデルと組み合わせられる椅子やテーブルなど。塗装されておらず組み立てが必要だが、専門メーカーのこの手のアクセサリが1000円〜2000円することを考えると、かなりリーズナブルかつ複数買いのハードルが低いのはデカい。
中にはコトブキヤ公認の商品もあるが、特に新商品は転売ヤーに狙われることが多いので要注意。



人によっては評価が分かれる代物

  • 化粧品などの肌につけるものやコスメ全般
肌が荒れた、かぶれたという声があるが、使ってみて問題なければ非常にコスパがいい。
実際に大手のメーカーが少量サイズ版を販売している場合もあるが、そうでない場合は肌に合うかをじっくり吟味した方が良いだろう。尤もこれは100均以外の化粧品でも同じことが言えるが。


追記修正は100円ショップを調べながらお願いします。

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最終更新:2024年02月11日 12:06

*1 そもそも乾電池の電圧は1.5Vなので、2本で5V電源として使うには電流を下げるしかない。

*2 あくまで値段に対して、だが。