レベッカ・リード

登録日:2011/10/25 Tue 19:05:45
更新日:2024/04/16 Tue 16:38:49
所要時間:約 8 分で読めます




無謀上等! さーあ、
派手におっ始めようぜ、ジジイ!!




灼眼のシャナ』に登場する人物の一人。
初登場はS巻。存在自体は初期のシャナが称する「爆弾女」、称号はS巻、名前とセリフはⅩⅤで登場している。


【称号】『輝爍の撒き手(きしゃくのまきて)』
【契約した“紅世の王”】
“糜砕の裂眥(びさいのれっせい)”バラル
【炎の色】桃色
【神器】クルワッハ

『輝爍の撒き手』の称号を持つ、“糜砕の裂眥”バラルのフレイムヘイズ
ショートヘアで細身の美人だが、乱暴な男性のような口調で一人称は「俺」。
加えてがさつで大雑把で自分勝手で好戦的で、事あるごとにすぐに爆破を行い建物のドアや床を破壊したり、暴れる怪我人をぶん殴って昏倒させたりと、
他の個性的な討滅者の中でも際立って品格(ガラ)の悪い雰囲気を漂わせる。

彼女のそのあまりにも滅茶苦茶な性格から「バカ爆弾」「利かん坊」「暴れ馬」「爆弾魔」など、
討ち手と“徒”を問わず多くのあだ名(悪い意味で)で呼ばれ畏れられているが、
それも実力が備わっている彼女だからこそであり、百戦錬磨たる強力な討滅者としての証明である。
このことは“壊刃”サブラクとの交戦経験があり、
あのサブラクをして「歯応えがあった」と評されたことからも窺える(これは彼女の能力がサブラクとは相性が良いこともある)。

一見するとその言動は物騒で乱暴で無計画だが、周囲の状況を的確に判断し対応する冷静さを併せ持っているので決して単純な猪武者ではなく、
また他者への配慮や指導力にも優れているので彼女自身は性分としていないが、部隊や組織のリーダーにもたびたび抜擢されている。
立場あるフレイムヘイズとしての自覚もしっかりと持ち合わせているのでホントは出来る人。だからといって"何故ベストを尽くさないのか"とは命知らずの弁。

ヴィルヘルミナマージョリー、ヒルデガルドとは旧知の仲で、過去にはシャナとも一度だけ戦いを共にした間柄。
シャナのことは「贄殿の」というあだ名で呼んでいるがシャナからは「爆弾女」と呼ばれている。
ユーリィから尊敬されたり、キアラには優しかったりするなどお姉さんっぽい一面もあり、「黙ってれば普通に美人」とは正に彼女のことだろう。


“糜砕の裂眥”バラル
CV:砥出恵太
レベッカと契約した“紅世の王”。炎の色は桃色。
閉じた瞳の意匠が施された金色のブレスレット型神器『クルワッハ』に意思を表出しており、
のんびりとした声と性格で冷静かつ的確、前向きな発言をすることからレベッカとは対照的な印象を与えるが、本質は同じくらい適当で過激な“王”。
あの討ち手にしてこの“王”ありである。
“王”が単独で顕現できる新世界でも、バラルとしてはレベッカがお役御免というまで契約を解除するつもりはない。

「魔眼のバロール」をモチーフにしているだけに強大な“王”として活躍している。


ちなみに『輝爍の撒き手』は『輝爍(輝く光) =爆弾』を表しているので、そのまま『爆弾を撒き散らす者』の意味となる。


彼女の能力及び戦闘スタイルは前述の通り"爆破"の自在法を扱うことに長けた『爆弾使い』である。
主に使うのは衝撃で爆発する桃色の光球型爆弾と、神器『クルワッハ』から放たれた光線が当たった場所に形成される瞳を模した自在式の爆弾。
全力で戦う際には『クルワッハ』を胸の前に浮かべ、自身の爆発から身を守るための鎧として機能させる。


光球はレベッカの意思により自在に宙を舞い、これを数十以上同時に制御できる。
そのまま遠隔操作で標的に着弾させたり、お手玉のようにして標的に投げつけて起爆させる。

自在式の爆弾には通常の即爆発するものの他、すぐには爆発せず存在を隠す“閉じた”瞳の紋章を形成、
効果範囲の侵入者を探知し、任意で爆破可能な自在法『地雷』などがある。
技名がシンプルなのは彼女に洒落たネーミングセンスなど全くないから。

光球はレベッカが自分で生み出したり、相手の炎を瞳状の自在式の盾で受け止め球状に凝縮して作り出したりする。
他にも神器の瞳を閉じることで周囲の爆発を凝縮、超圧縮された爆弾として撃ち放つことも可能。
光球自体も放った後に数百に分裂させて広範囲を爆破したり、逆に幾つかの光球をより合わせて威力を高めたりと応用が効く。
こういった自身の能力を応用した技芸に富む(攻撃と破壊寄りだが)。

能力と性格上、対多数においては効果抜群であっても味方の入り混じった混戦には向いていない。


レベッカ「おう!悪ぃ悪ぃ!」ヒョイッ



が、向いていないというだけで他の討ち手に比べて優秀なことには変わらず、かつての海魔からのハワイ奪還作戦ではピエトロの頼みで部隊長を引き受けている。


◆本編での活躍(※ネタバレ注意)
500年前の『大戦』での描写は無かったが、『大戦』以前から活動している。
アニメではヴィルヘルミナと共に旅をしていた頃の回想が追加された。
20世紀初頭にはハワイ争奪戦に制圧部隊隊長として召還され、主戦力として活躍。
その後本編開始直前までにもちょくちょく騒ぎを起こしていたようだ。

仮装舞踏会(バル・マスケ)]との決戦を控える外界宿東京総本部で、軟禁されていた佐藤啓一を己の一存で解放、総本部の面々から反感を買う。
そして自分から決裂して面倒だった本部責任者の地位を降り、ヴィルヘルミナの「シャナ奪還作戦」に協力する。
カムシンと併せた3人で敵の本拠地『星黎殿』に内部から侵入、
ヴィルヘルミナがシャナを奪還するまでの陽動としてめちゃくちゃ暴れ回る役割だったが、彼女もカムシンも限度を知らなかった。
それが現在放送している『灼眼のシャナV-FINAL-』のOPサビで流れている敵も真っ青な爆破シーンである。
映像を見てもらえば解るように滅茶苦茶に爆破している。

そして強大な“王”の一人である“哮呼の俊猊”プルソンと戦闘になり、熾烈な攻防の末に胸部を撃ち抜かれて重傷を負い窮地に陥るが、
『星黎殿』落下による大衝撃で“たまたま”プルソンの放った止めの一撃が外れ、
プルソンに遅れて放った絶対に間に合わなかったはずの一撃は“たまたま”落下の衝撃から免れたことで辛勝した。
本人も自分が生きて勝ちを拾ったことが信じられず、プルソンに謝ってしまったほどである。
(ただし、アニメではレベッカが窮地を逆転したことは同じだがプルソンが見え見えな気のとられ方をしておりプルソンには改悪となった。)

その後はシャナらと合流し、重傷でありながらも「悠二を追う」と決断したシャナたちと共に『神門』に突入。

『詣道』の途中で待ち伏せしていたサブラクと遭遇する頃には傷も癒え、シャナを一人先に行かせてヴィルヘルミナ、カムシンと共に交戦を開始する。

サブラクの新たな自在法『スティグマータ』で敗北を喫するかに思えたが、
帰還した“祭礼の蛇”神体が放つ衝撃に呑まれ隙だらけになったサブラクに総攻撃を加えなんとか撃退、
さらにヘカテーと交戦するが、ここでもなんとか生き残り『神門』を脱出した。

帰還してからはゾフィー・サバリッシュら兵団幹部とこれからの方針を確認し、カムシンと共に敵南方防衛線の先遣隊部隊長“呻の連環”パイモンの撃破後、
戦場から撤退するための『引潮』作戦に従って突破口を開いた。

祭礼の蛇坂井悠二の宣布で討滅者は動揺し次々に撃破されてしまうが、
それでもかろうじて生き残っていた討ち手らを助けるために、他の仲間らと共に包囲網を混乱させる囮の一人となり、戦場から脱出する助けになった。

その後はシャナたちとは合流せずに別行動をとって独自に天道宮をかっぱらって、新世界ができるとシャナ達と共に新世界にわたっていった。
主に「両界の嗣子」ユストゥスのお守りをしているようで、「元祭礼の蛇」坂井悠二に対してはフレイムヘイズの中では好意的な部類。



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最終更新:2024年04月16日 16:38