星のカービィ トリプルデラックス

登録日:2014/01/24 Fri 11:35:05
更新日:2024/03/14 Thu 23:24:14
所要時間:約 10 分で読めます







すいすいカービィ~すいすい~♪





ウツ★
ウツ★







ウツボが★
奥から★









ドーーーーーーーーーン!!!!!!

\パクッ☆/






ムシャムシャムシャ・・・(ゴッゴッゴッ)



ペェッ!!



出典~TVCM第1弾より




『星のカービィ トリプルデラックス』とは、任天堂販売・HAL研究所開発のニンテンドー3DS用アクションゲームである。
2014年1月11日にパッケージ版・ダウンロード版が発売された。


概要が、デラックス

星のカービィWii』から2年越し、携帯機シリーズでは『星のカービィ 参上!ドロッチェ団』から7年ぶりの星のカービィシリーズの王道横スクロールアクション。
(毛糸は番外編)
2013年9月頃にNintendo Directドーン!と唐突に発表され、それからヒューン!と僅か4ヶ月で発売に至った経緯がある。
メインシリーズの新作としては(リメイク版、カップリング移植を除いて)10作目になる。
グラフィック・システム等からは『Wii』の流れを汲んだ続編ともみれる。


「3つのデラックス(トリプルデラックス)」の宣伝文句通り、本作は
  • ステージ
  • 新能力
  • サブゲーム&やりこみ要素
の3つを最大のウリとしているのが特徴。3つに収まってない?気にするな!
サブタイトルは別にスーパーデラックスとは関係ない。むしろニンテンドー「3D」Sとかけているのだろう。
(といっても体力ゲージにガード等、スパデラから持ってきた要素は幾つかある)
が、ゲームをクリアしてみると「こんな意味があったんじゃ…」と思う所があるかも知れない。

因みにオープニングの『目覚めるとフロラルド〜大王大ピンチ』は、
殆どがスーパーデラックス(ウルトラスーパーデラックス)の各モードのデモムービーとエンディングのオマージュシーンで構成(オマージュシーンが無いモードもあるが)されており、
それぞれの作品のムービーを見比べて、どのムービーのオマージュシーンかを探すという楽しみ方ができる。

基本的には一人用。すれちがい通信有り。
サブゲーム「カービィファイターズ!」(後述)だけはローカル通信で4人対戦が可能。


今回はカービィの防御手段にまさかの「緊急回避」がスマブラから逆輸入。
スマブラと似たような感覚で使っていけるが、どちらかと言うとこれも「カービィファイターズ!」で活用する事になるテクニックである。


あと、CMが2本ともやたらテンションが高い。ドーン!ドーン!!ドーン!!!
声は『お試しかっ!』のナレーションと同じ人、といえば分かるか。


ステージが、デラックス

ステージに奥行きの概念が強調されており、手前と奥を行き来しながら進んでいく。
もちろん敵や仕掛けも対応済み。
奥にいたワドルディがこちら側に飛び込んできたり、大きな木が突然ドーン!と倒れてきたり…
従来のシリーズでもそういった演出が無かったわけではないが、本作では奥行きを意識した要素が非常に多く盛り込まれ、楽しめるものになっている。

それと同時にトリッキーな仕掛けの多さや、ボスの強さ等から従来のカービィと比べて純粋に高難易度の傾向にある(※個人差あり)。
一方で残機を増やしやすくなっているが、ゲームオーバーにならずとも手こずった人もいるのでは?


新能力が、デラックス

旧作からドーン!と久々の復活を果たしたコピーがある一方、『星のカービィWii』から続投の夢がボォォォ…と燃えて消えたコピーもある。
続投したコピー能力も新技が追加されたり、バランス調整のためか削除された技も存在する。


新コピー能力


サブゲームが、デラックス

前作と同じくサブゲームは2つ。

シリーズ初のリズムゲー。
お馴染みの音楽に合わせながらデデデ大王でデン!と太鼓の上を跳び移り、おんぷコインを集めながらゴールを目指す。
ジャンプの頂点で裏打ち(タンバリンを叩く)をキメることも可能。
時間内に余裕をもってクリアすると「タイムボーナス」、ノーダメージなら「ノーダメージボーナス」、コイン全回収なら「コインボーナス」、
そして全ジャンプで裏打ちを決め続けると「うらうちボーナス」が発生する。フルコンボだドーン!
基本的にこれらのボーナスを多く獲得することがハイスコアへの道。

リズムゲーとは言うが、実際はアクション要素も強めなので意外とかなり難しく、
発売後は幾多ものデデデ大王を奈落の底へ落とすプレイヤーが続出した。
レベルEXは鬼畜と言えるほど難しく、感覚に慣れないとやっていけない。

こちらも星のカービィ初の対戦格ゲー。
本編から抜粋した10種類のコピー能力で他のカービィ達と戦う。
対戦ステージはキャッスルロロロ、クーの森、こうじょうけんがく(!?)…等など、歴代のカービィシリーズからチョイスした懐かしいものが揃っている。
クーの森に至ってはあの3匹の仲間達が3Dポリゴンで蘇る。ファンには嬉しいことこの上ない。

オンラインの出来ない対戦なんて…というぼっちも一人用の勝ち抜きモードでじっくり遊べます。
難易度はやさしい~めちゃむずの4段階設定できるが、最高難度はコンピュータが人外級のコンボを決めてきたりと歴代サブゲームでも極悪の難しさを誇る。

詳細は項目を参照。


やりこみ要素が、デラックス

  • サンストーン
各ステージに隠されている特別な石。
前作のエナジースフィアと違い、一定数集めていないとそのレベルのボスと戦うことができない。
更に、そのレベルの全ステージでサンストーンを集めきるとEXという特別なステージが解放される。
ちなみにEXステージのBGMはWiiで使用されたBGMが流れる。
基本的に集めるだけなら簡単だが、一部は用心深く探さないと見つからない。
それとサンストーンは一度のプレイで全部取ろうとせず、1個か2個取り逃しても構わず進めること。

  • キーホルダー
本作最大のやりこみ要素。
ほぼ全てのシリーズから抜粋されたキャラクター達がキーホルダーになった。
ステージの各所に置かれているだけでなく、ゴールゲームで1番を取った景品として、
或いはすれちがい通信をした相手からバンダナワドルディを通してもらえるが、何が手に入るかはお楽しみ。
ゲームコインを3枚カービィに吸わせることでも1個手に入る。一度に最大5回まで。
なお、アクション系ではない番外編のキャラクターは殆どいない。

ただし、レアキーホルダーと呼ばれるものは全ステージに1つずつ隠されており、ランダムで手に入れることは不可能。
レア収集は場合によってサンストーンなぞ比にならない難しさを誇る。

手に入れたキーホルダーはファイルセレクト、またはメニューの上画面に並ぶ。
ある程度個数が集まると、何らかの法則性やくくりに従って並ぶことが多くなるので見出してみるのも一興。



本編が、デラックス

ストーリーモード

本作のメインモード。


●ストーリー

ある日の朝、カービィが目を覚ますと自分の家が巨大な植物によって持ちあげられていた。
寝起きの状態でそれに気付いたカービィはデデデ城も自分の家と同じ状況になっているのを見て慌てて城に向かう。
すると、突然現れた謎の人物「タランザ」が魔法で衛兵のワドルディもろごとデデデ大王を無力化し、デデデ大王を連れ去って行った。
カービィはさらわれたデデデ大王とタランザを追って、巨大な植物「ワールドツリー」を登って新たな舞台「浮遊大陸 フロラルド」を冒険する。


●登場人物

お馴染みのピンクの悪魔。
今作でも声が入っている。
タランザにさらわれたデデデを救うため、フロラルドへ向かう。

お馴染みのプププランドの(自称)大王。
今作では彼にも声が入った。
なんと冒頭でタランザにさらわれるというまさかの展開に。
序盤から中盤にかけて無力化のままタランザに連れていかれるという情けない姿を幾度も晒すこととなるが…。
今作の彼はありとあらゆる面で優遇されており、もう一人の主人公と言える存在になっている。
本人としての登場が全く無かったメタナイトとは対照的である。

本作の悪役。
オープニングで突然デデデ城に現れ、いきなりデデデ大王に魔法をかけて連れ去る。
一切の素性が不明のキャラだが……
詳細はリンク先へ。

青いバンダナを巻いたワドルディ。
ステージの至る所で回復アイテムが入った「アシストスター」やキーホルダーを投げ渡して、カービィの冒険をサポートする。
前作に登場したワドルディと同一のキャラなのかは不明。


●ステージ
今作の舞台は島が浮遊している「浮遊大陸フロラルド」。
過去作同様各レベルの(レベル1~7)の頭文字を繋げると…

  • レベル1 Fine Field(ファイン フィールド)
  • レベル2 Lollipop Land(ロリポップ ランド)
ボス:ペインシア
  • レベル3 Old Odyssey(オールド オデッセイ)
ボス:クラッコ
  • レベル4 Wild World(ワイルド ワールド)
  • レベル5 Ever Explosion(エバー エクスプロージョン)



デデデでゴー!

ついにデデデ大王が主役を飾るタイムアタックモード。
大体のルールはUSDXの「メタナイトでゴーデラックス」と同じだが、
ストーリーモードと違ってボスキャラクターが強化版に差し替えられている+新規ボス追加、といった違いがある。
要はエクストラモードとの複合。
また、サンストーンがあった場所などにはワープホールが隠れており、ここに飛び込むことで先のステージやエリアに飛んでタイム短縮が狙える。

デデデ自身はタメ技が新たに刃状のエネルギー弾を飛ばすというものに変更されており、
切断系統の攻撃が必要な仕掛けも動かすことができる。性質はスナイパーと同じで、これを活用すればグッとタイムが縮まる。


格闘王への道

恒例のボスラッシュモード。
本作は中ボスも普通のボスも強いが、回復アイテムは充実している。
何戦かするごとに宝箱からキーホルダー(ランダム)が入手できる。ただし最後までクリアしないともらえない。
要するに、途中で負けるような「カイショウナシ」にはあげません。
やっぱり真・格闘王への道もあります



余談が、デラックス

  • 売れ行き
発売後は初週でドーン!と20万本越え、携帯機ではUSDX以来の好スタートを切った。
しばらくはパッケージ版の品切れが相次ぎ、都会から田舎のゲームショップまで入荷待ちが続出する事態に。
4月時点ではハーフミリオンも達成。
星のカービィブランドの手堅い人気ぶりがうかがえる。

  • 公式コメント
Miiverseのスタッフルームでは、開発者のコメントが8月末まで定期的に寄せられていた。
制作の色々な裏話やテクニックが読めるので必見。

  • 実は鬱ゲーなのか…?
本作は星のカービィシリーズでも裏設定がトップクラスに濃厚なゲームである。
その原因はだいたい上述のスタッフルームのせいなのだが、
特にラスボスとその周辺の設定は本シリーズのある程度完成された世界観と比較して重いと言われることが多い。
歴代ラスボスの一部にもそういった背景を匂わせる要素はちらついていたが、今回のようにはっきりと公式側で明言されたケースはかなり珍しいといえる。
よもやあの人物が全ての引き金だったとは、一体誰が予想できたというのか…
なお濃厚な裏設定は次作『星のカービィ ロボボプラネット』にも受け継がれている。

  • ファンサービス
あつめて!カービィ』程ではないが、本作にも濃厚なファンサービスは健在。
特に前述のキーホルダーはその筆頭と言えるだろう。
是非コンプリートを目指してほしい。

  • HAL部屋は…


今までの比じゃないぐらいに発見が難しくなっている。


自力で発見するのはそれこそ至難の業だろう。
どうしても分からない、という人はHAL部屋の項目で。

  • 北米版のCM
北米では4ヶ月遅れの発売なのだが、CMがヴェルディ「怒りの日」の替え歌でやたら壮大になっている。
探せば動画サイト等ですぐに見つかるので、是非ご覧頂きたい。


HY-PER NOVA


SAYO NARA


SUCK・AAAAAAAA

  • 派生作品
現在は本作のサブゲームを単独のダウンロードソフトに昇華した、
『カービィファイターズZ』『デデデ大王のデデデでデンZ』がそれぞれ発売されている。
どちらもサブゲーム版から大幅にボリュームアップしており、気に入った人なら買って損はない。
ちなみに、ご丁寧にもゲーム内からe-shopに接続して『トリプルデラックス』本体がDL購入できる。



アニヲタです!

ビッグバ-ン・・・
ビッグバ-ン・・・
ビッグバ-ン・・・


追記・修正ィィィィィ!!!!

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最終更新:2024年03月14日 23:24