ゴーオンブラック/石原軍平

登録日:2011/12/07(水) 06:45:02
更新日:2024/03/24 Sun 14:54:49
所要時間:約 6 分で読めます





俺もゴーオンジャーになってやると言っている!


石原軍平とは、『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場し、ゴーオンブラックに変身する、カッコよすぎる男である。

演:海老澤健次


【人物】

元警察官で、正義感溢れる真面目な性格。
ノリが軽いゴーオンジャーの中では一歩引いていることの多い、クールな一匹狼タイプ。
ビジュアルが公開された直後は523の再来と言われていたが、実際はその更に上を行くカッコよさを視聴者に見せつけた。

…のだが、その実態は、一言で言うならネタキャラである。

初登場時は、元刑事というプライドから「自分の方がゴーオンジャーにふさわしい」と一般人である走輔達を見下していたが、アッという間にメッキが剥がれ、以後は走輔と同レベルなオチ担当キャラが定着してゆく。
更に、彼の完全上位互換とでもいうべきゴーオンウイングス大翔が登場してからはクールキャラという建前上の立ち位置も奪われて完全に歯止めがきかなくなり、戦隊シリーズでも屈指のネタキャラ街道を駆け抜けていった。
後に過去エピソードが語られた際には、上記の“元刑事”という設定も無かったことになり、実はただの巡査だったということに格下げされた。

まさかの経歴詐称…

が、一応これにはそれなりのワケがある。

現職警官だった当時の彼の働きぶりは至って真面目で優秀であり、実際、刑事に昇進させようという打診も出ていた。
しかし、警察は『ゴーオンジャーとガイアークの戦いには一切関与しない』という姿勢を示していたため、警察官なのに市民を守ることすら出来ない軍平は幾度も歯痒い想いをさせられることになり、もはや我慢できず、念願だった刑事昇進の誘いすら蹴り、職を辞して『自分もゴーオンジャーになってガイアークと戦ってみせる』という決心を固めたのである(彼が警察を辞めなければ、明日には刑事になれているはずだった)。
後付け設定だったとしても納得できるバックボーンなのではないだろうか。


同時期にゴーオンジャーになった範人とは特に仲が良く、女装姿を見ては「同期として自慢できる可愛さだ!」と訳の分からない事を口走っていた。
しかも、実家の母から見合いを迫られると、範人を女装させて恋人代わりにしようとした程(何故早輝美羽に頼まなかったのかは永遠の謎)。


【劇中での活躍】

初登場はGP-01からだが、この時はまだマトリックスのコスプレをしながら走輔早輝の戦いを端から見守るだけの謎の男だった。
この時、偶然その場に居合わせた範人とも出会う。

GP-02では走輔達をアマチュアだと切り捨て、「俺もゴーオンジャーになってやる」と話を持ちかけるも、走輔達からすれば面識が無い訳の分からない男だったので華麗にスルーされた。
勿論納得のいかない軍平は走輔達の留守を狙ってギンジロー号に侵入し、ボンパーを誘拐し、ついでに炎神キャストも盗むという元警察官としてあるまじき行為をやってのける。
余談だが、ボンパーは体重66kgもあるのだが軍平は軽々と担いでいた。スゴイぞ軍平!!
その後、「分解するぞ!」とドライバーをちらつかせてボンパーを脅し、一時はゴーオンジャーのメンバーと決裂しかけたが、ピンチに陥ったゴーオンジャー達に、我が身も省みずに炎神キャストを届けようとした勇気がボンパーに認められて、範人と一緒にゴーオンジャーの仲間入りを果たす。

しかし、まだゴーオンジャーになっただけで相棒である炎神はいなかったが、そんな折に二体の炎神がヒューマンワールドに現れる。
範人と共に炎神の回収に向かうが、ガンパードの炎神キャストは子供に持ち去られたらしい(バルカについては割愛)。
子供が苦手な軍平はまたもマトリックスのコスプレをし、「50:50の取引だ」と言いながらアタッシュケースいっぱいのお菓子と、満面の笑みを差し出す。
しかし、当然の如く怪しいオジサン扱いされて警察を呼ばれたが、紆余曲折あって炎神キャストを回収、炎神ガンパードの相棒となった。
GP-11のアンテナバンキとの戦いでは洗脳された仲間たちとは異なり自身のみ連続強盗犯の汚名を着せられて指名手配されるが、孤立しながらも仲間を信頼する熱い気持ちを打ち明けたことによって仲間たちの洗脳を解き、勝利に導いている。

…しかし、目立った活躍はここまでで、ウイングスの登場後は前述の通りネタキャラ担当となった。
ある時は人気投票の結果に一喜一憂し、またある時はゴーオンウイングスに張り合って空回りし…
終いにはおまけコーナー「ゴーオンゼミナール」のオチ担当まで大翔に奪われる。
本編でも大翔がギャグキャラ化して以降の扱いは……
軍平が悪い訳ではない、シリアスを許さないゴーオンジャーの世界が悪いのだ…
ウイングスの招待を受けて参加した温泉旅行では、ガンパードに「クールぶってるが熱い男さ。生真面目で、いつだって真剣勝負なんだ。
…たまに空回りするがな」と言われている。いやぁ…たまにどころじゃないような…

また、VSシリーズでは何故か黄色と絡みやすい。
『ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』では早輝と共にラン(とケン)から、舞い散る葉を拾い集める修行を受けた。
また、『シンケンジャーVSゴーオンジャー』ではサムライワールドで連と共にお尋ね者になっていたが、その原因は連曰く「軍平が女湯に入った」から。軍平曰く「トイレと間違えた」との事だが…ホントカナァ…?
そして偶然居合わせたシンケンジャーの千明やことはまでも巻き込んで、岡っ引き軍団(にちゃっかり紛れ込んでいたダイゴヨウ)に召し捕られた後、牢獄で一人で騒いでいたが、ことはのスマイルに心奪われて、元刑事らしく連や千明をリードした。

…勿論空回りだったのは言うまでもない。


最終回では警察に復職し警視庁特犯係に配属され、憧れの先輩刑事の左京さん(勿論元ネタは特命係のあの人)の真似をしていた。
しかし、ガイアーク害統領・バッチード出現の知らせを聞き、ゴーオンジャーに復帰する。


『シンケンジャーVSゴーオンジャー』以降は長らく登場しなかったが、2018年のVシネマ『10 YEARS GRANDPRIX』にて完全復活。
範人と組んでグレイズキーを倒す活躍を見せた。
が、それ以上に衝撃だったのは容姿。
何と軍平(というか演者の海老澤氏)、10年前と全く顔が変わっていないのだ
おいそこ、老け顔とか言わない。
軍平は10年もの間、ルックスを保つために努力していたのだ。そういうことにしておこう。


【軍平のカッコよすぎる名言(もとい迷言)集】


  • 「人生においてそれがどれほどの意味がある!」
ピザ屋の配達バイクを奪われたせいで、バイトをクビになったと文句を言う範人に向けて言った時の一言。
なんて自分勝手なセリフだ…

  • 「あいつら…カッコよすぎる…!」
走輔達の変身を間近で見た時の一言。
軍平のネタキャラ化の始まりである。

  • 「潰されるなら一緒だ!俺達は…相棒だろうが…!」
キャリゲーターに潰されそうになり、ガンパードに逃げろと言われた時に放った一言。
ガンパードとの絆を深め、真の相棒になっただけでなく、キャリゲーターも軍平(及び範人)の漢気に魅せられて、見事仲間になってくれた。
ゴーオンジャーの作中でも屈指のカッコよさを誇る名ゼリフであろう。

  • 「俺は仲間を信じてる。俺が倒れても、走輔の熱いハートがお前たちを許さない!」
    「早輝の笑顔は、どんなときにも絶対にくじけない!」
    「連の知恵が、お前たちの悪巧みを暴きだす!」
    「範人の自由な心を、お前たちは絶対に縛れない!」
    「あいつらは、必ず目を覚まし、お前たちを倒す!この世界は絶対に、お前たちの思い通りになんかならねー!」
アンテナバンキの策略でバラバラになり単身苦戦しながらも放った一言。
どんな状況でも仲間を信じる姿は、文句無しでカッコよすぎるぜ!!

  • 「俺達は戦士だ!喜びも悲しみも楽しみも気持ちよさも、全部昨日に捨ててきたんだ!」
…色々と捨て切れていない気がするのは、気にしたら負けなのだろう…。

  • 「気持ちよすぎる…」
カマバンキの罠で温泉に入っている時に漏れた一言。
変身しながらの入浴でのこのセリフ、視聴者からして見れば情けなさすぎる…。

  • 「ヒラメキデスメ!」
ヒラメキメデスに向けて自信満々に言った一言。
…軍平、思いっきり間違てるぞ…

  • 「ぃやったぁ〜!ウッホホォ〜!」
ケータイの人気投票で一位になった時の嬉しさを心から喜んだ時の一言。

  • 「嘘泣きは俺には通じない。俺は、お前の本当の言葉が聞きたい」
ぶりっこで男を骨抜きにする、早輝の姉・早苗に対する一言。
あの大翔さえも落とした色仕掛けにも動じない、久々にカッコいい軍平が見るかと思ったが…

  • 「まいったなぁ〜♪」
上記の発言後、素直になった(フリをした)早苗に騙された際の発言。

  • 「さ〜なちゅ…どこ行っちゃったの?」
結局は早苗に騙され(早輝に「付き合ったら?」と後押しされたのも原因であるが)、放心状態になった時の一言。
って、おいおい……。




チェンジソウル、セット!

レッツ!ゴー・オン!!

メット・オン!


ゴーオンブラック



ダッシュ豪快! ゴーオンブラック!!


スーツアクター:今井靖彦→清家利一
軍平がシフトチェンジャーにチェンジソウルをセットすることでチェンジする姿。
元警察官の戦闘テクニックと強靱な体格を活かしてパワフルに戦う。
射撃の腕も高く、マンタンガンとカウルレーザーを両手に携えた二丁拳銃スタイルで敵を蹴散らす。

  • カウルレーザー
ゴーオンブラック専用の武器。
自動車のカウル(風防部)を模した中型レーザーガン。
標的のスピードや動きを計測する装置を備えており、高い命中精度を誇る。


【余談】

ゴーオンジャーが作中で長らく移動手段&居住地として使っていたキャンピングカーのギンジロー号は、最終回で役目を終えた後、ボディの「GO ONGER」というロゴにパッチを貼られて「GUNぺいGER」として余生を過ごすことになった。
ドサクサに紛れて備品を勝手に私物化してんじゃねーよ…と言いたいところだが、早輝の実姉が登場する回でギンジロー号が売り飛ばされてしまった責任の一端は軍平にあるため、「カーショップに事情を説明してギンジロー号を買い戻す」などの作業を軍平が率先して取り仕切っていたのだとしたら、その過程で『ギンジロー号の所有者=軍平』と見なされ、少なくとも建前上の所有権は彼が預かることになったのかもしれない。


画伯としての才能もあり、軍平の描いたペンギンの絵は本人曰く、どう見てもペンギンだと言い張るも、他のメンバーには鯉のぼりにしか見えない様だ。

ゴーオンゼミナールでは色を黒く塗り替えただけの軍平ソウルなる代物を捏造した(当然、他のメンバーからは即ツッコまれた)。

…しかし単なるネタかと思いきや、ガンバルオーブラックver.にて実際に商品化された。

海賊戦隊ゴーカイジャーでは、レジェンドが早輝と走輔だった為に出番は無かった。 

特撮俳優には演じるキャラと性格が正反対な人も中にはいるが、
演者の海老澤健次は軍平以上にひょうきんな人。
舞台挨拶では、単独でゴーオンジャーのOPを再現し、会場を腹筋崩壊させた。


本当に余談中の余談であるが、この項目自体は集い時代から存在していたが、ゴーオンブラックの記述が追加されたのはなんと2023年3月。
つまり10年以上軍平個人の説明で成り立っていたというわけである。





俺は追記・修正してくれる者たちを信じてる。俺が倒れても、走輔の熱い記事作成がお前たちの荒らしを許さない!
早輝の項目は、どんなときにも絶対にくじけない!
連の編集が、お前たちの荒らしを暴きだす!
範人の自由なアニヲタwikiを、お前たちは絶対に削除できない!
あいつらは、必ず荒らしを見つけだし、お前たちの荒らしを止める!このアニヲタwikiは絶対に、お前たちの思い通りになんか荒せねー!

追記・修正は範人の女装に萌えてからお願いします

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