コブラ男(ショッカー怪人)

登録日:2011/10/19 Wed 19:11:42
更新日:2023/03/24 Fri 17:12:42
所要時間:約 3 分で読めます





しかし、私にはあの牙がないと……

出典:仮面ライダー/東映/第9話「 恐怖コブラ男」/1971年5月29日放送

概要

所属組織:ショッカー
モチーフ:コブラ
登場作品:『仮面ライダー
話数題名:第9話「恐怖コブラ男」、第10話「よみがえるコブラ男」
身長:220㎝
体重:125㎏
出身地:南アメリカ(コブラ生息してねーよ)
:水島晋


能力解説

コブラ型改造人間。
ショッカー科学陣が開発した溶解液の牙を使って任務を遂行しようとする。
蛇状の右腕から吐く赤い腐食ガスは人間を一瞬で溶かす威力があるが、本体が牙を着けなければ使用できない。また、右腕を5mまで伸ばして攻撃することも出来、仮面ライダーを30m先まで投げ飛ばせるパワーがある。
その他に身体を高速回転して穴の中へ潜むことも可能。
怪人の中ではかなり口数が少ない。


改造コブラ男


出典:仮面ライダー/東映/第10話「 よみがえるコブラ男」/1971年6月5日放送

第10話で強化再生され、頭に二枚のひれがつき口からの火炎放射の能力を身につけた。その体には拳銃も通用しない。
更に口数が少なくなり、喋ったのは後半になってから。 

活躍

仮面ライダー

第9話にてショッカーはコブラ男を誕生させて溶解液の牙を装着させた。
大蔵省(現財務省)金保管所の金を奪う為に侵入するが、ガードマン近藤の飼い犬ダミーに吠えられ気づかれる前に撤退する。
しかし、焦っていた為か牙を落としてしまい近藤家に現れて牙の在処を近藤に問い詰める。
牙はダミーが取っていったのだがダミーはで死んでしまい、近藤の息子タケヒコが持っていると思い誘拐する。
そこへ本郷猛が現れ変身したライダーを相手にするが、すぐにアジトへ逃げ帰る。
アジトまでライダーが追ってくるがタケヒコを人質にして逆にライダーを捕らえることに成功し、本郷に脳改造を行おうとする。
しかし、発信機で駆けつけた立花藤兵衛の活躍で本郷は救出されタケヒコを連れて脱出されてしまう。
ライダーと藤兵衛を始末しようと襲いかかるが文字通り牙を抜かれたためかボコボコにされ、最期はライダーキックを受けて爆散した。
その後、ライダーはダミーの墓でコブラ男の牙を発見しダミーに花を手向けた。

続く第10話にてショッカーは女幹部・綾小路博士の研究所に訪れた人々を拉致していき、
の血液からコブラ男を復活させ、同時に戦闘員にする素体の補給を行っていた。
本郷等と知り合いの古賀刑事も捕らえ、強化再生したコブラ男の実験材料にするが、そこへ仮面ライダーが救出に現れる。
新たに身につけた火炎放射で攻撃するが、ライダーに回避されて綾小路に誤射してしまいその場から撤退する。
アジトへ戻ると用済みとなった綾小路を灼熱火炎で殺害し、再び大蔵省金保管所の金塊を積んだプレジデント号を狙って出撃する。
金塊の奪取に成功するが、ライダーが先回りしていた為戦闘となる。
戦闘員は全滅し、最期はライダー返しでに放り投げられ爆散した。

その後、第13話「トカゲロンと怪人大軍団」で復活
トカゲロンを筆頭に軍団で戦うがライダーに無双されて全滅した。
合掌。


漫画版

蛇姫メドゥサという相棒と共に登場。元々ショッカーの信奉者であり、メドゥサとは人間だった頃から恋人同士だった。
口や左腕のコブラ型の蛇状の手は牙から人間を溶かす毒を注入する。外見は上半身が大きく、TV版よりコブラっぽい。武器としてを使い、ブーツには改造人間探知器のOシグナルが装着されている。
ショッカーの下請け会社が経営する悪辣な経営方針の化学工場の引き起こした公害に対するデモを鎮圧すべく、指導者三名を毒殺していた描写が追加されている。
本郷宛に「コブラハキンノノベボウガダイコウブツ」と書いた手紙を添えたヘビ型のビックリ箱を送り付けて誘き出そうとしていたが、
住所知ってるなら直接暗殺に行けばいいのに(事実蝙蝠男はそれをやった)。
ライダーの戦いで左腕を失い新たに手術でコブラ型の光線銃を取り付けた。最後はメドゥサの誤射により死亡。

なお部下の戦闘員は蛇皮のような形状のマスクで武装しており、コブラを思わせる鞭を使っていた。
(漫画版においてはTVに登場するショッカー戦闘員のような統一されたザコ兵士は登場せず、各怪人の個性に合わせたコンバットマン部隊が結成されている)

仮面ライダーSPIRITS

本編ではバダンの再生怪人として復活したが、トカゲロンの無差別爆撃に巻き込まれてしまう。

番外編では一文字隼人を捕らえようとした。

ロストヒーローズ

雑魚敵として登場。

仮面ライダー THE FIRST

身長:179cm
体重:65kg
(漫画版の)コブラ男をリファインした怪人「コブラ」が登場している。演者はウエンツ瑛士。
メドゥサをモチーフにした相棒の女性怪人「スネーク」も登場した。
改造素体は不治の病に侵された青年・三田村晴彦で、親友の原田美代子(後のスネーク)と共に病を治療するというショッカーの誘いに嵌り改造手術を受ける。
外見は皮ジャンのような戦闘スーツに身を包んでおり、ヘルメットから伸びた辮髪のような鞭は引き抜くことで(主にスネークの)武器になる。
スネークが脚力重視なのに対し彼は腕力を特に強化されており、ホッパー(仮面ライダー)を凌ぐ怪力による絞め技を得意とする。
ショッカー本部要塞に殴り込んできた二大ライダーをスネーク、バットと共に襲うが、最後はライダーキックを受けて吹き飛ばされる。
息も絶え絶えとなった晴彦の眼に映ったのは、ショッカーに来たばかりの頃に美代子と共に植えた種が、一輪だけ咲かせた白い花だった。

「咲いたんだ、一輪だけ…」

伝えられなかった思いを込め、事切れた美代子の隣にその花を添えると、やがて晴彦も糸の切れた人形のように倒れ伏した…。


なお、作中ではやたら2号=一文字隼人をボコボコにしているが、一文字の演者は『仮面ライダー龍騎』で手塚海之/仮面ライダーライアを演じた高野八誠氏である。


余談

島本和彦のスカルマン(漫画)にもオマージュキャラの蛇塚が登場している。
一度はスカルマンを追い詰め、炎の反撃を受けながらも生き残った強敵だが、組織の意向を外れ独自にスカルマンを付け狙ったため組織から刺客として送られた バッタの女怪人 に蹴り殺される。

仮面ライダー龍騎』に登場する「仮面ライダー王蛇」はコブラ男がデザインモチーフになっている。


―――追記・修正を怠る者には死、あるのみ。


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最終更新:2023年03月24日 17:12