SUMMON NIGHT5

登録日:2014/01/21(火) 23:45:00
更新日:2020/09/02 Wed 22:58:29
所要時間:約 7 分で読めます




SUMMON NIGHTシリーズの第5弾で、6年ぶりの新作。
制作会社のフライトプランが倒産したため新作はもう出ないと諦めていたファンを喜ばせた。

4から数百年後のリィンバウムが舞台で、旧作から設定を大幅に変更している。
4の少し後に4つの異世界を巻き込んだ「狂界戦争」が勃発し、これにより荒廃した世界の救済のために「響界化(アストレイズ)」が為され、世界を隔てる結界が無くなり4異世界とリィンバウムの一部がつながった状態になった。
またこの過程で旧来の召喚術は失われており、現在では「響友(クロス)」と呼ばれる誓約を交わした召喚獣と召喚師が協力し力を高める術が召喚術と呼ばれている。

主人公は異世界絡みの問題を解決する調停召喚師であり、界境都市・セイヴァールで起こる様々な事件に挑んでいく。



●登場人物

主人公(名前変更不可)
幼少時に謎の空間で出会ったパートナーと誓約し召喚師となった。困っている人を放っておけないお人好しな性格。
お茶や珈琲を淹れるスキルと釣りスキルがやたら高い。両者とも新社会人がモチーフになっている。

フォルス
CV:神谷浩史
男主人公。ツンツンヘアーのイケメン。

アルカ
CV:遠藤綾
女主人公。ほにゃっとした笑顔が可愛い。
下着は



パートナー
謎の空間で主人公と誓約を交わした響友。ストーリー中の選択肢で選べる。

ダイス
CV:代永翼
機界ロレイラルの住人。主人公をサポートするしっかり者。
実は本体は頭の部分で幼少期から変わっておらず、首から下は後付の追加パーツ。
響命覚醒での武器はナックル。股間に腕を突っ込まれる形になる。アッーーーーー!

カゲロウ
CV:柿原徹也
鬼妖界シルターンの住人。直情的な性格で、主人公のことを兄貴(姉貴)と呼ぶ。
響命覚醒での武器は刀。てゆーか太刀。

スピネル
CV:阿澄佳奈
霊界サプレスの住人。主人公大好きな妹キャラでヤキモチやき。重い。浮いているが、重い。
響命覚醒での武器は大弓。すごく……大きいです……。
本作で弓を扱えるのは彼女だけであり、隊列を無視した削り等が可能なほか、
覚醒時の攻撃も遠距離攻撃になるので選ぶと楽になる局面が多い。

ペリエ
CV:本多真梨子
幻獣界メイトルパの住人。服装問題児その1。甘えん坊な妹キャラ。
その特徴的なひらがなボイスに洗脳されたおにいちゃんおねえちゃん多数。んむ!
響命覚醒での武器はハンマー。てゆーかモーニングスター?
担当声優の本多氏は1から続くマジモンのシリーズファンで、中でも獣属性を気に入っている。
1ではモナティを最大レベルまで育てて無双させるほどだったらしい。



アベルト
CV:小野大輔
眼鏡が似合うイケメン。
警察騎士団の一員で主人公の親友。OPの戦闘シーンとか超カッコいい。
先祖が海の男だったようで海を見ていると心が落ち着くらしい。
鬼妖界からシノビの戦闘術を習得しており、これまでのNINJA同様ユニットとしてはかなり強い。

イェンファ
CV:折笠富美子
密命を帯びて主人公と行動を共にすることになる警察騎士団特務部隊のメンバー。甘党。
基本顔馴染みで固まっている本作の仲間の中では数少ない、外部から加わるキャラの一人なのだが、チョロい。
他のキャラを攻略しているとなんだか申し訳なくなってくるレベルでチョロい。
ちなみになかなかサイズ(と好み)に合う下着が見つからず少し小さめのものを着用しているためちょっとはみ出している
なん……だと…………。


カリス
CV:小野友樹
ちょっぴりワイルドなイケメンな先輩召喚師。気さくな性格。
ノイラーム一族の末裔で、意外にも「いいとこのボンボン」である。
すね毛からにじみ出る三枚目臭がすごい。
一応召喚キャラだが、クラスを変えると物理系の壁役もこなせるようになる。

メテオラ
CV:大川透
カリスの世話役にして響友。なんと斧に変形する。
ダイスとはメカ同士気が合うようで、パートナーに選ぶとオイルがどうとか和気藹々と話し合う光景が見られる。
わかるか。

ソウケン
CV:川原慶久
女性と見紛う程のイケメン。
厳格な性格で、特に主人公には何かと厳しいが、大抵の場合おっしゃるとおりなので仕方ない。
ケモミミ枠その1。
妖の血を継いだ響界種。響界種という存在が4の後、時間を経てどういう扱いとなっているかを示す一人。

カズラエル
CV:手塚秀彰
ソウケンの祖先であり、響友。親バカ。
モロではない。

シーダ
CV:植田佳奈
チームのまとめ役でアネゴ。合法ロリ。
基本召喚タイプだが、物理系アタッカーにすることも可能。
アフラーン一族の末裔。背中が全開。なのでノーブラ。下はローライズ。
ちなみに彼女の一族は露出しないと落ち着かないらしい。どんな一族だ。
条件を満たすとサブシナリオで真の姿を拝むことができるが、最早痴女の領域に片足を突っ込んでいる。

フローテ
CV:能登麻美子
シーダの響友で悪魔。露出も高くそれらしい言動を心がけているが実際は気弱でヘタレ。シーダにある呪いをかけている。
天使であるスピネルとはソリが合わないらしく、パートナーに彼女を選んだ場合専用のやりとりが見られる。
服装問題児その2。

ルエリィ
CV:福圓美里
主人公の学生時代の後輩で元気娘。
主人公に尋常ではない憧れを抱いており、えらく懐いている。
戦闘時の固有スキルに反映(主人公が出撃していると性能大幅上昇)されるほどの重症。
フルネームはルエリィ・カミシロ。「名もなき世界」の人間の血を継いでいるが、それが活かされるようなことは無かったぜ!
ケモミミ枠その2。しまぱん。

プリモ
CV:小岩井ことり
ルエリィの響友。ウサギ。

トルク
CV:真田アサミ
ワイスタァン鍛冶師の血を継いだ少年。ちょっと生意気なショタ。
武器の強化は彼がしてくれるが、自分自身の武器を強化する際にもキッチリお金を要求してくる。
戦闘面では大剣で縦斬りの2マス攻撃と横斬りの範囲攻撃が使い分けられる上に銃まで使え、ステータスも優秀で物理面はかなり万能に強い。
自分で作った武器を自分で使って自分で無双する鍛冶師の血は世界が様変わりしても健在であった。

アンヴィル
CV:小林ゆう
トルクの相棒。トカゲ。
鞴がモチーフになっており、尻尾を踏まれると口から火を吹くギミックを持っている。

アトシュ
CV:浜田賢二
ちょーワル系(誤字にあらず)のイケメン。
犯罪組織「真紅の鎖」の若頭で幾度も主人公と戦う。
話が長ェ!

ヴェローチェ&エクセラ
CV:石橋夏織&小倉唯
ゆいかおり。
真紅の鎖の構成員でこだまのように会話する双子の少女。服装問題児その3&4。
水着だから恥ずかしくないもん。下着じゃないから恥ずかしくないもん。
それなりに厳しい条件を満たすと仲間に加えることができる。

管理官さん
CV:堀江由衣
調停機構で情報管理を行う機械人形の一人で、主人公たちの担当管理官を務める。
具体的にはミッションの斡旋(要はフリーバトル)や施設の使用申請、ブリーフィングなどでサポートしてくれる。
彼女達を統括する「マザー」から特別な思い入れの下、ある人物に似た容姿と名前を与えられている。
ロボ娘キャラとは思えないほど最初から感情豊かで、ミッションの進行で親睦を深めることができ、
最終的には(召喚対象として)仲間にもなってくれる。
…のだが、残念なことに攻略対象にはならない。Fuck!

大家さん
CV:たかはし智秋
主人公と響友が暮らす部屋の持ち主で悪魔商人。カフェを経営している。
ショップも兼ねており、回復アイテムやアクセサリの買い物はここですることになる。
その他に各キャラの好感度の確認までできてしまう。
また、今回のレベルドレインは彼女が行ってくれるのだが……なにか別なモノも吸われてるような気がする!

クレシア
CV:茅野愛衣
不在の校長に代わって学園の代表の代理を務めている。ルエリィの姉。
本編中はいまいちパッとしないが本当はバリキャリのエリート。
服装でわかるようにダメなOLがモチーフらしく、設定画には「色気のない下着」という注釈が入っている。

ノイちゃん
ルエリィの親友。おでこ。よくも悪くも一般人な感じでルエリィに振り回されている。
そこそこ良いモノをお持ちで、ルエリィと並ぶことが多いために殊更大きさが強調される形になっている。
無慈悲。

先生
CV:男性:櫻井孝宏、女性:川澄綾子
なんか釣りしてた謎の人(笑)
いったい何者なんだ…………?

●作品について

はっきり言って(ファンにとって)がっかりゲーである。
というのも、従来のシリーズの改悪としか言えない部分がかなりあるためである。

よく挙がる批判点
  • 武器が強化制に変わり付け替えの手間は省けたが、
    お金だけでなく素材も必要で結局素材とお金のためにフリーバトルをする手間がかかる。
  • 戦闘が2Dから3Dになったが、攻撃が迫力に欠ける上にいちいち画面を切り替えて攻撃とテンポが悪い。
  • 出撃数が8人から5人に減少。ユニット召喚も無し。そのくせストーリーは敵が無限湧きしてくるフィールドが多い。マップが狭く起伏も少ないこともあり、戦術より力押しが重要になっている。
  • 召喚獣の数も約20体とやたら少ない。ちなみに4は約70体。
  • そして何よりも私情丸出しで申し訳ないが、アティ先生が攻略出来ない。まあこれ以上過去作のキャラが出しゃばるのも問題だが。
  • ミニゲームの少なさ。

じゃあ良い点が無いのかといえばそういう訳でもない。

評価点
  • シリーズネタが豊富である。「恋する乙女シリーズ」とかなんか聞いたことのある台詞を喋る海賊の幽霊達とか。
  • Live2Dという会話パートでキャラがぬるぬる動くシステムは必見。
  • 6年の時を経て更に進化した飯塚先生が描く魅力的なキャラクター達は素晴らしいの一言である。
    おっぱいも増量中(一部のキャラに限定されます)!
  • 戦闘中にBPを使ってパーティ能力を発動したり、メンバーの交代が可能になった。
  • 与ダメージの目視化、サモンアシストの簡略化などの変更。
  • 憑依召喚の強化。5では基本1ターン5手だが、その内の1手を使うに値するだけの強さを持つようになった。
  • クラス毎に発動するスキルやスキルレベルの上限が定められ、
    リメイク版3&4のようにスキルてんこ盛りでクラス毎の個性が薄くなることがない。
  • 登場キャラクターが絞られた分全員に必ず個性と強みが存在し、それぞれ平均以上の強さを誇る。
    過去作のような下位互換、弱ユニットは存在しない。
  • ミニゲーム「釣り」の面白さ。これだけで時間が潰れるという声もある。

賛否両論の点
  • 状態異常、憑依の仕様変更。
 有利なステータス変化が上書きされたり状態異常が蓄積式になったので、従来のプレイヤーでも戸惑うことがある。
  • 主人公の名前が固定。戦闘時限定だがボイスも追加。
 これについては「デフォルトネームしか使わない派」と「自分で名前を決めたい派」が存在するため、評価が割れている。


新作が絶望視されていた状況での発売だったので必然的に期待値が大きくなってしまい、
よけいにがっかりゲーという印象を与えてしまったが、そもそも出てくれたことに感謝すべきである。
本作では従来の作品から変更した部分が多いために問題点が出てきた部分があるだけで、新しいシステムには評価できる部分も多い。
過去作のイメージを強く持った古参プレイヤーが嘆く一方で、
頭の切り替えが出来たプレイヤーや5がシリーズ初となるプレイヤーはそこまで駄目な印象を受けないだろう。
(出るかどうかは知らないが)次回作ではもっと進化したサモンナイトに出会えると信じよう!

魂の響き合う友が出来てから追記、修正をお願いします。

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最終更新:2020年09月02日 22:58