六英雄(BLAZBLUE)

登録日:2014/1/15(日) 18:16:20
更新日:2023/11/18 Sat 15:55:34
所要時間:約 6 分で読めます





六英雄とは、2D対戦型格闘ゲーム「BLAZBLUE」の世界における、伝説の人物たちである。


【概要】
本編開始のおよそ100年前に勃発した、人類と「黒き獣」の闘い「暗黒大戦」において、最前線で戦い、最終的に獣を討った。
その後、全員が消息不明となった。
当時の彼らの戦いは、小説の「フェイズシフト」シリーズで描かれている。



100年前の人物たちであるが、全員何らかの形で本編に登場しており、現在は6名中4名がプレイアブルキャラクターとなっている。
シリーズ最新作「クロノファンタズマ」では、専用曲が出来た。




「六英雄」の名は当然後世の人々が付けた呼び名で、実際は極悪人が一名混じっているため
主にその人物のせいで険悪なムードになることが多く、その他の人物も癖のある者たちが揃っており、
間違っても一般的な英雄譚にあるような、高潔さや信念などとは、あまり縁がない。




【人物】

ハクメン(CV:柿原徹也
六英雄の中心的な存在。
暗黒大戦当時は、現代よりも5倍の力を持つ10割ハクメン。
勝手に歩き回る、指示を無視するなど、相変わらずの聞かん坊だが、
セリカに対しては、幾分か心を許し、本編に比べて、大分会話が成立していた。

「フェイズシフト2」では、ジンがどのようにして「ハクメン」となったかが、初めて描写された。
いつもの口上(我は以下略)は、ジンが考えたわけではない様子。

「コンティニュアムシフト」でもあったように、最終的にテルミを道連れにして、境界へ落下。
100年後、ココノエによってサルベージされることになる。

「もう悪いことをしてはダメだぞ」とは言わなかった。




獣兵衛(CV:てらそままさき)
後に「地上最強の生物」と称されるに至る、猫の獣人。
本編ではラグナの師匠で、ココノエの父親、そしてタオカカらカカ族の元。
暗黒大戦初期のころは、「ミツヨシ」と名乗っていた。

実直な人柄で、尚且つ落ち着きのある武人で、しょっちゅうトリニティと、場の空気を治める役割に回っていた。
ナインとは大戦の最中、絆を深めていき、最終的には結婚する。
そして、ココノエが生まれることとなった。



テルミとは、かなり因縁があり、弟と妻であるナインを殺害された。
(何の因果か、弟子のラグナも、育ての親を殺害され、弟と妹を連れ去られ、テルミと因縁が生まれた)。
「フェイズシフト4」の最後の戦いで、ハクメンとタッグを組み、
弟から受け継いだ眼の力で、ハクメンを犠牲にしつつも、テルミを境界へ落とした。



ナイン(CV:藤村歩
本編では「大魔導士」と呼ばれる、天才魔法使い。
上述の獣兵衛の妻で、ココノエの母。「術式」「アークエネミー」などの開発者であり、シリーズにおける重要人物。
「ナイン」は称号であり、本名はコノエ=A=マーキュリー。
父親との確執から、本名を嫌っている。

グラマラスな美人で、天才と言われるに相応しい才覚を持つが、傍若無人な一面を持ち、
親しい相手以外には無関心・または辛辣な態度であたる(時に暴力も振るう)など、決して人でなしではないが、人格面に問題がある。
そして、責任感が強く、一人で抱え込む癖があり、親友にも、自分のやっていることを隠していた。
その反面、身内に対する愛情は強く(この点は娘のココノエに受け継がれている)、特に妹のセリカは溺愛している。
その分、妹の強情さには手を焼いている。

かなりのケモナーであり、獣兵衛とくっついたのも、彼女の獣好きが大分関わっている。
(初対面で「イケメン」呼ばわり)。


危険人物であるテルミを牢獄から解放し、魔法で使役して利用していたが、
大戦後に、術を解除したテルミに敗北し、境界へ精神を引き摺り込まれ、死亡する。
皮肉にも、自分が開発したアークエネミーによって、命を奪われることとなった。

その後は、「ファントム」として復活し、よりにもよって、テルミに使役される形で、暗躍している。
「クロノファンタズマ」では終盤正体を現し、夫をフルボッコした。




ヴァルケンハイン=R=ヘルシング(CV:清川元夢)
アルカード家に仕える、オオカミ執事。
大戦当時は髪の毛が逆立った筋骨隆々の渋メン(このころの姿は、アマネのアストラルヒートで見ることが出来る)。
武器を使わず、素手で黒き獣と渡り合う凄腕の執事。
自身の戦闘力のみならず、用兵の心得もあり、作中では陣形を組んで黒き獣と戦うシーンがある。

本編では、一部を除き、穏やかな礼儀正しきジェントルマンだが、「フェイズシフト」シリーズでは、
気難しく、テルミがいること、主に失礼な態度をとるナインやハクメンのこともあるのか、大抵の場面で眉間にしわを寄せている。
ただし、執事らしく、お茶を淹れたり、無理をしがちなセリカを窘めるなど、大人な一面を見せることもあった。






トリニティ=グラスフィール(CV:悠木碧
ナインの親友で、自身も優秀な魔法使い。錬金術はナインをも上回る腕前を持つ。
大きい眼鏡と、金髪が特徴的。胸もなかなかのサイズ。
「~ですぅ」などといった、ゆったりした話し方をする、穏やかな性格で、ギクシャクしがちな周囲の緩衝材となった。

眼鏡には並々ならぬ拘りがあるようで、作中では2度、眼鏡が汚れた際に、周囲の人物たちに長々と説教を始めた。


大戦時は、テルミに学友の面影を見たり、ナインが自分に隠し事をしていることなどから、
不安を抱き続けており、終盤にテルミによって騙され、彼に掛けられた魔法を解いてしまった。
その結果、ナインは殺され、利用された自分も始末されそうになったが、咄嗟に自分のアークエネミーに魂を移すことで、何とか生き残る。
そして、その後の人生を償いに使うことを決意した。
本編では、アークエネミーを使う、ルナ・セナの他の、第三の人格として、登場する。

テルミ(というより、器の方)には今でも憎しみ以外で思うところがあるようで、
度々「カズマさん」と、当時の器の名前を呼ぶことがある。





ユウキ=テルミ(CV:中村悠一
作中№1の外道であり、様々な人物にとっての仇敵。
その外道っぷりと煽りスキルは、小説版でも全開であり、場の空気を積極的に悪くしていた。
その危険性と不死性から、アルカード家の牢獄に閉じ込められていたが、
その能力を利用したいナインによって、逆らえないよう魔法を掛けられ、外に出される。

作中では、黒き獣討伐に協力しつつ、暗躍。「世界虚空情報統制機構」の前身や、「第七機関」の設立に関わった。
そして、獣を倒した後、トリニティを利用して自由になり、行動開始。
手始めにナインとトリニティを始末(トリニティは未遂に終わったが)し、ハクメンと獣兵衛を襲撃。
圧倒的な力で二人を相手取るが、二人の策によってハクメンもろとも境界へ落下する。
その際の取り乱しっぷりは必見。


暗黒大戦時は、「カズマ=クヴァル」という名の、ハザマとは別の依代(顔はほとんど同じのため、同タイプの器であると思われる)に憑依していた。
その際は、顔が見えないように目深にフードを被っていた。


悪役だが、何気にコメディシーンも出番がある。




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最終更新:2023年11月18日 15:55