リオック

登録日:2009/06/13(土) 20:15:01
更新日:2024/03/02 Sat 12:40:47
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リオックとはインドネシアに生息する世界最大のコロギス科の昆虫、体長約65〜80mm。でけえ!*1

よく「世界最大のコオロギ」と言われたりするが、実際はコロギス*2なので、厳密にはその言い方は誤り。

それでも、コロギス科の中では体の色が茶色で、羽根もキリギリスのようなものでないことからコオロギに限り無く近い、と言われている。
まあしかし、コオロギだとか世界最大とか、そういうことはどうでもいい。

リオックに置いて何が最も重要かというと、『肉食』であるということなのである。

強靭なアゴと腕の力を持ち、ただひたすらに自分よりも大きな昆虫を

食 べ る

 それは余りにも食欲に忠実で勇ましい。バキでいうところのピクルに値する。
それどころかもはや勇次郎
 同じく昆虫最強格のカブトムシやクワガタを鎧で身を固めた剣闘士と例えるなら、リオックはライオントラといった猛獣………あるいは持ち前の顎の力でなんでも粉砕するあたりティラノサウルスといったところか。
怪獣で言うなら圧倒的な強さ、凶暴性と愛嬌を持ち合わせるレッドキングのようなもの。

どんな相手にもかじりつき、肉を食いちぎり、咀嚼して飲み込むのだ。

「虫王」という昆虫と昆虫を殺し合いさせるハードかつコアなDVDシリーズでは「リオック五番勝負」という企画が行われ、その五連戦に全て勝利している。

世界三大奇虫と呼ばれるヒヨケムシとの戦いでは互いの噛みつきあいから始まり、噛みつき合戦を押し切って頭から食べ始めヒヨケムシを絶命させた。

続くオオゲジ戦では逃げるオオゲジに反撃されて腹を噛まれて悶絶。
これに怒ったリオックは逆襲し、オオゲジを追い回して足をもぎ取りオオゲジ解体ショー状態となる。
遂にはオオゲジをイモムシ状態にして死に至らしめた。

三回戦目の対オオカマキリ戦では鎌と首をまとめて問答無用で食いちぎりカマキリは死亡。

毒グモ相手にも果敢に挑み捕食する。
イメージはエヴァンゲリオンで覚醒初号機ゼルエルを常に食べてるような感じといった所だろうか。

虫皇帝で再登場した際に行われた待望のオオスズメバチとの戦いでは毒針を警戒してかいつもの獰猛さは無かったが、屈強な前足でのパンチでオオスズメバチの腹を凹ませ絶命させるというパワーを見せつけ完勝した。
尻からガス状の酢酸を放射するサソリモドキ相手では流石に食欲がなく、戦意喪失している。

虫に多少耐性がある人ならば是非とも見て欲しい。え? 文章で見てるだけで気が滅入る? でしょうね。

原始的な体の構造をしているが故か毒への耐性も強く、オオゲジに噛まれても悶絶するだけで済んだ他、国内のコロギスもムカデに何度噛まれても毒が効いた素振りすら見せなかったと言う報告もある。

ちなみにリオックはオスよりメスの方がでかいので強く、このリオックの勝負はメスがほとんど対戦している。リオック自体、決して無敵ではなく、意外にもハチ相手を苦手としているようで、虫皇帝でも勝利はしたものの警戒してなかなか近づかなかったり、海外のハチ相手に撃退された例もある。

長年虫王以外での戦う動画は存在せず、そもそも日本で飼育できる機会などほとんどなかったが、近年流通するようになったため、有志の方が入手し、戦わせることに成功した。

その有志の動画では、ダイオウサソリやラオスジャイアントを捕食し、長年最強の昆虫とされていたヘラクレスオオカブト、パラワンオオヒラタクワガタと互角に戦うリオックの雄姿が撮影されていた……が、最近になり「とある事件」で必要以上の介入などによる「ヤラセ」であると白状したことと、
他の闘虫家達のリオック動画によって、リオックの強さには修正を加えねばならなくなった。

また、体重もそれなりあるらしく、体長70mmで体重20gほどにもなり、体長100mmで体重10~20gのパラワンオオヒラタクワガタと比較しても、決して同体格で最強の部類とはいいがたい。

ヤラセ動画とそうでない動画を比較しても、チャグロサソリの片腕を落とす、スラウェシオオヒラタと互角の勝負を繰り広げる、いともたやすくザリガニやノコギリクワガタのハサミやアゴを咬み切るなど、
決して弱い昆虫ではなく、間違いなく強豪昆虫であろうが、リオックの(特にメス)を評価するときの
ポイントとして、「体重が思ってるよりもあり、同体格最強の部類ではない」ことや、強力な身体能力
と釣り合わない「臆病な性格」などをもっていることは認識しておかねばなるまい。

ただ、リオックに確実に勝てる虫がドルクス系の大型クワガタ、大型のムカデだけだと考えると
依然として、上位昆虫であることに間違いはなかろう。事実、中国の会員限定動画にて、90mmほどの
リオックが300mmオーバーのオオムカデに先手を取られながらも、攻撃をふりほどき、死闘となった
話も存在する。(結果はリオックの敗北)

本来は地中で生活する生態のため、そこでこそリオックの真価が発揮されるものであり、
カブトやクワガタといった攻撃的な昆虫を引きずりこんでバラバラにすることもできる。



「私の胃袋は宇宙よ。」


余談だが、書籍『テラフォーマーズ最新調査報告』で『虫皇帝』プロデューサー新堂冬樹の語るところによれば、リオックは捕獲方法が確立されておらず、一人の地元の人の経験と勘に頼っているので、死なないように気を付けて対戦させているとのことである。
また新堂氏が雑誌「紙のプロレス」誌上で語ったことによればコクワガタには負けはしなくとも勝てないし、ノコギリクワガタには絶対殺されるとのこと しかし実際はオスですらノコギリクワガタをバラバラに粉砕して捕食してしまうパワーを備えていることが判明している。 

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最終更新:2024年03月02日 12:40

*1 2021年の1月にヤフーオークションでの標本で、110mmはあろうかと思われる物が出品された。直翅目は標本にするとやや縮むため、生前は120mm近くあったと推測される。

*2 コオロギとキリギリスの特徴を持つ近縁の種類。