パンジー(ポケモン)

登録日:2014/01/13 Sun 18:28:27
更新日:2023/08/30 Wed 17:39:24
所要時間:約 4 分で読めます






ポケモンジムに 行ってごらんなさい! 妹 きっと喜ぶわ!



ポケットモンスター X・Y』に登場する人物。

(英語版:Alexa)



◆概要

顔の真ん中にある大きなくせ毛が特徴。
世界中を飛び回りポケモンの写真を撮ったり記事を書いているジャーナリスト。
カロス地方ハクダンシティジムリーダーを務めるビオラは妹にあたる。



◆アニメでのパンジー

CV:遠藤綾

原作に先駆けて、『ベストウイッシュ』第134話に初登場。
タイトルは「パンジー登場!エリキテルとゴーゴート!!」と堂々と彼女の名前がコールされ、さらに『X・Y』で登場する新ポケモンも登場することとなった。
整理整頓が苦手という設定がある。

デコロラ諸島のミノリ島で行われる「ポケモン相撲大会」の取材に来ていたところでサトシたちと出会う。
大会後、サトシたちと向かう方向が同じだったため、そのまま同行。短期間ながらサトシたちと行動を共にした。
『ベストウイッシュ』最終話では、カロス地方へ向かうサトシにそのまま同行する。


なお、サトシは年上の美人なお姉さんと数日間は2人旅をしていたことになる。


XY編第1話にて、妹のビオラに挑戦する事を薦めるものの、あいにくビオラは留守だった。
そのため、手始めにミアレジムに挑戦する事を薦め、サトシと別れる。
このことがきっかけで、サトシはシトロンたちに出会うことになった。

第5話にて、ハクダンジムに挑戦するサトシたちと再会し、ジム戦に付き合う。
続く第6話では一回目の挑戦で敗北したサトシに対し、対「かぜおこし」の特訓を行った。

第112話および第113話では、トライポカロンのマスタークラスに出場したセレナのパフォーマンスをビオラと共にテレビ中継で見ており投票にも参加した。

新無印編132話にも登場。マスターズエイト決勝でダンデとの決戦に挑むサトシを、どこかのポケモンセンターでタケシデントと共に観戦していた。同行期間こそ少ないが彼女もサトシの旅仲間として扱われたシーンとも言える。(おそらくタケシにナンパされたであろう


ジャーナリストという立場上出る場所を選ばず、不定期的に再登場している。

登場エピソードはBW編134-142話、XY編第1話、第5-6話、第23話、第66話、第112-113話、第132話、第141話。新無印編132話



◆手持ちポケモン

アニメでは初めて登場したカロス地方のポケモン。
臆病な性格で、驚くと放電し、辺りのものを吹っ飛ばす。
サトシにも当初はビクついていたが、最終的には打ち解けていた。
ピカチュウと同じように、モンスターボールには入らずパンジーの肩に乗っている。

使用技は不明(パラボラチャージ?)。

真面目で優しい性格の持ち主で、角から相手の思考を読み取る。
パンジーとは彼女が崖から落ちた所を助けた時からの縁で、彼女に代わって整理整頓を担当。
パンジーにとって必要不可欠な存在だが、当のゴーゴートは彼女の雑さに呆れている。

使用技はつるのムチ。

上記の2匹に比べると、登場は『ベストウイッシュ』第137話と遅め。
高い戦闘能力を誇りパンジーからも頼りにされるポケモンだが、頑張った後にノワキのみを食べないとダメらしい。何がダメかは知らん。
XY編第5話および第6話では、対ビオラ戦に向けたサトシたちの特訓に付き合っている。

使用技はりゅうのはどう、ばくおんぱ、かぜおこし。


なお、ゲーム版では後述の理由の為、使用ポケモンは不明である。



◆原作ゲームでのパンジー

初登場はハクダンシティを北に抜けるゲート。
ビオラを倒していない状態でここを通ろうとしても通してもらえない。
ビオラを倒した後で彼女に話しかけると、「がくしゅうそうち」が貰え、通ることができる。

その後はミアレシティのミアレ出版に行くと会うことができ、行きたい場所へ道案内してくれる。
タクシーと違って無料で連れて行ってくれるのでお得。
ちなみに、編集長は現在行方不明であり、姿は編集部の誰も見たことがないらしい。
なお、この編集長は幻のポケモンであるボルケニオンを調査しており、ボルケニオンを手持ちに入れた状態でミアレ出版を訪問すると会って話を聞くことができる。

妹と比べると女子力は高いらしく、「完全ストーリー攻略ガイド」にはヘッドセット、ウエストバッグなどの無駄に細かい設定が記載されている。
プライベートでも身なりには気を使うタイプらしい。



ポケットモンスターSPECIAL

第12章にて登場。こちらでも、本編の重大なキーキャラクターとなっている。手持ちはアニメと同じくエリキテル。
ビオラと共にスカイトレーナーのワイの取材でアサメタウンに訪れていたが、ゼルネアスイベルタルの争いに巻き込まれる。
が、その事がテレビなどで一切公表されていない事に不信を抱く。
ミアレシティでプラターヌ博士に取材した上でアサメタウンの事件の真相の特集を組もうと考えていたが…



パンジーくん。こういうことわざ知ってるかい?


出るクイは打たれる、ってね。



プリズムタワーにてミアレ出版の編集長に取材を邪魔され、更に原稿や資料を燃やされるという暴挙に出られてしまう。

編集長の正体はフレア団のメンバーであった。
知らず知らずの内に情報操作をされていたのである。

挙句の果てに



何が何でも事実を追求して報道しようとするジャーナリストはね、むしろ公益を損ねるんだよ。


記事だけでなくキミという人間も


ボツだ



悪魔のような笑みを浮かべる編集長に殺されそうになった所をエックスに救われ、
アサメの事件は「起こされたもの」でテレビや雑誌は事実を掴んでいながら報道せずに隠しているのだと気付く。



テレビだけじゃないわ! 雑誌だってそう!


なにか大きな力が、事実を隠そうとしてるのよ!!



騒動の後、自分が3年前に担当した雑誌の記事の切り抜きをワイに託し、妹のビオラの元に向かった。


以降しばらく出番がなかったが、生体エネルギーさえ用意できれば最終兵器が何度でも使用できる事実を突き止め、ビオラ、シトロン、ユリーカ、そしてスカイトレーナーたちと共にセキタイタウンへと進撃。
協力してポケモンたちが捕らえられたエネルギー吸収盤である列石を破壊し、フレア団の野望を阻止した。


◆余談

上記の通り、アニメ版では先行登場し、公式HPでもいち早く紹介された。
そしてNPCの中には「ビオラさんよりも強いの?」と会話する人もいる。
なので、初見のプレイヤーは


彼女がX・Yのチャンピオン(もしくは裏ボス)なのではないか?

ゲーム上でもストーリーに関わる重要人物なのではないか?


と思った人も多いと思われる。

しかし…



劇中での活躍は上記の二つ。



たったこれだけである。
プラターヌ博士と並ぶミスリード要員であった。
(場合によってはミアレ出版に気付かないプレイヤーも少なからずいる)

そして前評判の高さや、ジャーナリストである職業にもかかわらず、ストーリーにも全く関わらない
彼女と対戦する機会は殿堂入り後も一切ない
アニメでの優遇ぶりを見て、ゲームでも重要キャラだと思い、あまりの出番のなさに拍子抜けした人も多い事だろう。


だが実はゲームを進めていくと、この出番のなさも
カロス地方の報道はある一部の人物たちによって牛耳られていた
という伏線でもある。
(なお、上記の通りポケスペに於いてはミアレ出版の編集長自身がフレア団のメンバーだったという更に恐ろしい事態となっている。
この設定もゲーム版に当て嵌まるならば、彼女の知らない所で圧力を掛けられていたということになり、ゲームでの異常なまでの出番の無さも説明がつくだろう)*1

同作品内には同じマスコミ関係者の人物がいるが、その人物とは対極に位置する存在であるといえる。


マイナーチェンジ版の「Zバージョン」において彼女の更なる活躍を望む声は多かったが発売されることはなく終わってしまった。
(しかしジャーナリストであるため、新作での取材という形での再登場の可能性は十分にある)


胸元を大きく露出した服装の彼女だが、公式イラストやアニメでは一切胸の谷間が見えない
多分、全年齢対象のゲームなので性的な表現は控えたいという大人の事情なのだろう。
しかし、巨乳なのにそれは流石に違和感がありすぎたため、ネタにされたりすることも多かった(アニメの画像に胸の谷間を追加したコラ画像も多数作られた)。

なお、ポケスペでは胸の谷間が普通に描かれている。
実はアニメ版でもたった一度だけだが、作画ミスによって谷間が描かれたことがある。
アニメスタッフは回想シーンのカミツレやパジャマ姿のコルニでもさり気なく一瞬だけ胸の谷間を描いたりするので、実は意地で仕込んだ可能性も否定できないが。


名前の由来はスミレ科の一年草「パンジー」。妹の「ビオラ」はパンジーの小型種である。
花言葉は「物思い」「思慮深い」「心の平和」「思想」。
ジャーナリストの彼女を表している深い言葉が並んでいる。

同様に英語版の名前もスミレ科の「ビオラ・アレクサンドロウィアナ」が由来と思われる。





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最終更新:2023年08月30日 17:39

*1 ちなみにゲーム版の編集長はボルケニオンを探して旅に出ており、配布されたボルケニオンを手持ちに入れてミアレ出版に行くとイベントで出て来るという超レアキャラである。