スキャグデッド

登録日:2014/01/09 Thu 23:17:56
更新日:2023/11/06 Mon 11:45:38
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スキャグデッドとは、『バイオハザードリベレーションズ』に登場する敵の一種。
特殊なT-abyssウイルス感染者が変異した姿。


人間だったころの頭部に加え、その横に巨大な口のついた新しい頭部(?)が発生。
さらに身体も全体的に肥大化しており、並外れた耐久力を持つ。しかも体型の割には結構素早い。
最大の特徴は電動ノコギリのように変異した右腕だろう。
チュイィーンというまさしく電動ノコギリのような音を立てながら迫りくるのである。



通常はT-abyssに感染するとウーズに、女性の場合は一部がシークリーパーへと変異するのだが、1000人に1人の確率でT-abyssウイルスに耐性を持つ者がいる。

本来ならばT-ウイルスあるいはそれが元になったウイルスは耐性がある者には感染しないのだが、T-abyssはたとえ耐性のある者でも感染した場合ワクチンを打たなければ変異は避けられず、その変異した姿がこのスキャグデッドである。



作中で最初に戦うのはクイーン・ゼノビアのプロムナードにて。
非常用通信室の鍵を持つ通信兵長はプロムナードに避難していたことを知ったジルらは彼から鍵を入手すべくプロムナードへ向かうのだが、そこにいたのがこのスキャグデッド。


この通信兵長、幸か不幸か1000人に1人の耐性持ちであり、感染した彼はスキャグデッドへと変貌してしまっていたのである。


この元はクイーン・ゼノビア通信兵長だった個体はまだ完全には変異しておらず、もともとの頭部はまだ人間だったころの面影を残しており、人間の言葉を発する。
(「やめろ、おれはにんげんだー」「だきしめてーよー」「おいしそーう」など)


ただし、人語を発するとはいえうわ言のようなものであり、実際には彼の自我はほぼ消失しているため意思の疎通は不可能。


専用のBGMが存在し、これ以外にもウーズやウーズの変異種が無限に湧いて出る。
しかも、捕まれば右腕で真っ二つにされて即死となるため、初見殺しかつ前半の山場になると思われる。



また、彼はプロムナードの一角に避難してから自我が消失するまで日記(作中ファイルの『通信兵長の日記』)を書き残しており、最初は正常だったのがどんどんおかしくなり、肩のしこり(=新たに形成された頭部)を話し相手と思い込んだり、文章が崩れていく過程を見ることができる。
要するにリベレーションズ版『飼育員の日記』のようなもの。



ちなみにこの個体はファンなどから『メーデーさん』と呼ばれている。
その由来は、この個体は最初はプロムナードの一角にある南京鍵で封印された部屋に押し込められているのだが、その時は扉をガンガン叩きつつ「メーデー…メーデー…こちらクイーン・ゼノビア、救難信号…メエェェェデエェェェ」と叫んでいる事。



余談だが、彼が叫んでいる「メーデー」というのは遭難信号を音声無線で発信する際に国際的に使われる緊急用の符号。
さらに言うならフランス語の「ヴネ・メデ(venezm'aider)」に由来しており、労働者の祭典とは関係ない。
一般には人命が危険にさらされているような、重大で差し迫った危機にある場合のみ使用される。
なお、虚偽でこの信号を発信した場合は多くの国では厳罰が加えられる
もし船舶や飛行機などの通信機を扱う機会があったとしても彼のマネはしないこと。



その後クリスたちもジルたちを助け出すためにクイーン・ゼノビアと見せかけて実は同形の姉妹船のクイーン・セミラミスに潜入するのだが、このときカジノでスキャグデッド(しかも2体)と戦うことに。


この2体は完全に変異しており、前述の元通信兵長とは異なり人間だったころの面影もなくなっており、人語も発することはない。というか、公式でそう明言されている。




ジル「パーカー、まさかこの項目が通信兵長の項目!?」
パーカー「かもしれん!この様子じゃ、追記・修正は一方通行だろうがな」





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最終更新:2023年11月06日 11:45